空梅雨だ〜!って言っていたのに,今週からドカドカ雨が降っているので,まぁ夏の水不足は回避できそうですね。通勤が新幹線+徒歩なので,別に雨が降ったって関係ないしな(しかし,あまりの豪雨で新幹線が止まるとちょっと困るけど。)。
で,結構,湿度が高くて不快指数も高いので,今回はめずらしくさわやか系の音を御紹介したいと思います。
このTRACIEを初めて聞いたのはラジオだったんだけど,いいなぁと思いつつ,結局レコードは買わず,その後CDで再発されたので,買ったものです。TRACIEはポール・ウェラーがやっていたレスポンドレーベルからデビューしただけあって,当時,ポール・ウェラーがやっていたスタイル・カウンシルに通じるポップでソウフフルな音になっています。
1曲目の“(I LOVE YOU)WHEN YOU SLEEP”は柔らかなエレピの音で始まり,ちょっとささやくようなTRACIEのボーカルがものすごく気持ちよい曲です。今日みたいな雨降りの日に聞くと結構,癒されたりしますです。
2曲目の“SOULS ON FIRE”はスラップベースが立ったリズムを刻む中をTRACIEがちょっとシャウト気味のボーカルを乗っける気持ちの良い曲です。
3曲目の“NOTHING HAPPENS HERE BUT YOU”はモータウン系?のリズムのポップな曲で,ブルースハープのさわやかな音も聞き所ですかね。
4曲目の“I CAN'T HOLD ON SUMMER”はピアノとTRACIEのボーカルのみで基本的には組み立てている曲で,バラードになるのかな?でも,英語が分からない私でも何かいいなぁ・・・と思えるきれいな曲です。
5曲目の“DR.LOVE”はシンセのリフとスラップ系のベースがユニゾンっぽいフレーズを弾き,その上にTRACIEのシャウトが重なる,けど,ポップな曲です。
6曲目の“THANK YOU”はイントロのエレピの音とリズムとTRACIEのボーカルだけで,これぞポップ!てな曲に仕上がっています。
7曲目の“MOVING TOGETHER”はちょっとマイナーコード系の音で,ベースがちょっとつんのめり気味のリズムを刻み,それにTRACIEのシャウトが気持ちよい曲です。
8曲目の“SPRING,SUMMER,AUTUMN”はタイトルどおり,きれいな曲で基本的にピアノとTRACIEのボーカルだけで1曲を通していますが,すっと耳に入り込んでくる曲です。
9曲目の“WHAT DO I HERE YOU SAY”はこれもまたポップな曲でTRACIEの力強いボーカルが気持ちいいです。
で,ラストナンバーはタイトルナンバーの“FAR FROM THE HURTING KIND”ですが,この曲もいい!本当に私的にはポップを極めているという感じです。
で,このCDは復刻盤なので,ボーナストラックも入っているのですが,オリジナルアルバムでは当然入っていないので,ここまでとしたいと思います。
しかし,これを書くにあたって,Amazonで検索してみたところ,別のTRACIEさんは引っかかるんだけど,私の好きなこのTRACIEは引っかかりませんでした。ということは,もはや廃盤で入手できないということなのかな?なんか相変わらず,私が好きなものはこういう運命をたどってしまうなぁ・・・