ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Everything Is Everything/Donny Hathaway


 3月も終盤となり,すっかり春めいてきた感じです。自宅のある街に戻ってきているのですが,長袖Tシャツの上にTシャツを重ね着しただけで普通に部屋で生活ができていますです。このまま暖かくなれば春だねぇと思いつつ,通勤途中で見かける河原の風景がこれまで茶色一色だったのが,ところどころ菜の花の緑色と黄色が見えるようになって少しずつ春になっているのかな?と思っていますです。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は予報どおり良い天気でしたので昼ごはんを食べた後はパナモリで走りに行くことにしました。暖かくなったのでウェアは長袖ジャージの下に長袖ドライメッシュTシャツを着て,下はタイツに冬用ソックスのみ,手はインナーなしで冬用グローブ,ボトルにはVAAMを入れて準備OKということで平地メインのコースを走ることにしました。往路はなかなか春の風が強くて進まないねぇと思いつつ,まぁ寒くないからいいかということで粛々と走っていたのですが,30キロ程度走ったところでパシュっという嫌な音が。これはなにか踏んだなということでパナモリを止めてタイヤを確認したところ,リアタイヤがパンクしていましたです。しかも,尖ったものを踏んでタイヤを貫通したという感じのパンクではなく,何を踏んだのかタイヤが横に裂けた感じのパンクで,これはチューブ交換をしても裂けたところからチューブが出てきたら,またパンクだなぁと思いましたが,ともかくパンクを修理して走れるところまで走って戻ろうということでチューブ交換をして,Uターンをしました。最初はタイヤの裂け目からケーシングの赤い色が見えていたのですが,徐々にチューブの黒い色が見えるようになってきて,これは非常にまずいということで,自転車屋に直行させてもらいました。自転車屋で「裂ける形でパンクしたので後でタイヤを買いに来るけれど,チューブも交換したほうが良いですか。」と聴いたところ,「これはすぐタイヤを交換したほうが良いですよ。」と言われたので,「手持ちの金がないですけど。」と言ったところ,「後で持ってきてもらえればいいよ。」ということでしたので,お店のご厚意に甘えさせてもらいましたです。タイヤを外し,チューブを確認してもらったところ,「チューブは大丈夫だと思うよ。」ということでしたので,タイヤだけ交換してもらい,いったんアパートに戻り,パナモリを部屋の中に片付け,着替えて,お金を財布に入れてから歩いて自転車屋まで戻りました。タイヤ以外に交換用のチューブとCo2インフレーターの残りが少なくなってきたのでCo2インフレーターも買うことにして,代金を払ってお礼を言ってから店を後にさせてもらいましたです。しかし,今回はチューブが自転車屋まで持ってくれたので事なきを得たのですが,タイヤが裂けたときのツールもあったほうがいいなということで,今回の経験を踏まえてタイヤブートを買わせてもらいましたです。今回はたまたまチューブが自転車屋まで持ちましたが,そう運が良いことはないでしょうし。
 月曜日からは仕事でしたが,火曜日は春分の日ということで,墓参りに行ったのですが,墓参りのとき以外はほぼ終日プレオで走りっぱなしでしたので,ちょっと疲れたなぁというのが正直なところでしょうか。特に往路は高速道路を走ったのですが,やはり信号待ちの休憩なしで走りっぱなしはちょっと疲れましたね。やっぱり,少し時間がかかっても一般道をのんびり走った方が楽だなぁとシミジミ思ってしまいましたです。残りも3日もジタバタと仕事をして,あっという間に週末になってしまいました。昨日は仕事を終えてからアパートに戻り,掃除と洗濯をしてからプレオに乗って,自宅のある街まで戻ってきましたです。晩ごはんはいつものように丸亀製麺で食べたのですが,そういえばカレーうどんを食べたことがなかったなぁということでカレーうどんとかしわ天とおにぎりを食べましたが,ちょっと辛めのカレーうどんがかしわ天にもあっていて美味しくいただきましたです。晩ごはんを食べた後は,途中のコンビニでトイレ休憩をした以外は自宅のある街まで走らせてもらいましたが,夜も暖かくなったなぁとシミジミ思いましたです。
 今日はゆっくり目に起きて,朝ごはんを食べた後は少しのんびりした後,スラックスをクリーニングに出しに行き,4月からは部署が変わるのであまり使わないけど念のため名刺を作っておきましょうかねということで名刺用紙をビックカメラに買いに行きましたです。自宅に戻ってから,新しい名刺を作りましたが,支店内部での異動なので,今使っている名刺を流用したので,あっという間に完成ということで。しかし,A-Oneの用紙を使うと,ラベル屋さんホームで簡単に名刺が自宅で作れるので,本当に便利になったなぁと思いますね。昔は100毎単位で名刺屋に注文していたので,そんなに使わなくても100毎単位でしか作ってくれないので,大量に名刺が余って処分に困るということがありましたが,ラベル屋さんホームで必要な枚数だけ作れるので,大量に余った処分に困ることもないので,本当,便利な時代になったなぁと思っています。
 明日の天気はくもり夕方から晴れ,所により朝まで雨というよく分からない天気ですが,午後の降水確率0%,最高気温19度ということなので,プレオで気持ちよく走らせてもらおうかと思っています。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回からはDonny Hathawayを紹介したいと思います。Donny Hathawayは1969年にデビューし,Marvin GayeCurtis Mayfieldらと共にニュー・ソウルと呼ばれ,新世代の黒人アーティストとして脚光を浴びましたが,1979年にホテルから転落して33歳で亡くなりました。Roberta Flackとの共作を除けば3枚のスタジオ盤と2枚のライヴ盤(しかも1枚は没後のリリース)しか残されていません。今回はDonny Hathawayとして1970年にリリースされた1枚目のアルバム“Everything Is Everything”を紹介したいと思います。ちなみにこのアルバムの日本盤のタイトルは“新しきソウルの光と道”となっていて,「確かにそうかもしれないけれど,オリジナルタイトルとあまりにも違わない?」といういつもどおりの日本盤タイトルになっています。
 1曲目の“Voices Inside (Everything Is Everything)”という曲はタイトルナンバーで,かなり黒っぽい感じで始まり,そこに澄んだ声でコーラスが入り,Donny Hathawayが唄い出すのですが,コーラスが多くてあまり唄っていないという感じだなぁと思っているとエレピのソロが始まり,このソロがまたカッコいいです。で,Donny Hathawayの唄は?と思っていたのですが,全体でDonny Hathawayの音なんだとすれば,これはこれでありかと思ったり。
 2曲目の“Je Vous Aime (I Love You)”という曲は,スネアで始まり,またコーラスがいきなり来たので,またかな?と思ったのですが,スローな曲でDonny Hathawayが唄いまくってくれています。シャウトしないサラッとした声で,ハイトーンまでスッと上がっていくのはさすがだなぁと思ってしまいましたし,コーラスとの絡み方とかソウルだねぇと思ってしまいました。
 3曲目の“I Believe To My Soul”という曲は,これまた黒っぽい音でホーンの入り方もソウルだねぇと思っているとDonny Hathawayが唄い始めるのですが,バンドの音がブレイクしたところに唄が入ってくるのですが,これがめちゃカッコいいです。バンドの音は黒っぽいのですが,Donny Hathawayは引き続きシャウトはあまりせずに唄っているのですが,それでいて淡々としている訳でもなく,何か不思議な感じです。間奏ではまたもやエレピがソロを弾いているのですが,これもまたカッコよいです。
 4曲目の“Misty”という曲は,ピアノから始まり,いきなりDonny Hathawayが唄い出すバラードナンバー(というかスローなブルーズ?)なのですが,バンドの音とDonny Hathawayのヴォーカルが本当にぴったりでカッコいいです。途中からはホーンも入ってきますが,これがソウルマナーだぜ!という感じで渋い音を聴かせてくれています。
 5曲目の“Sugar Lee”という曲は,歓声がS.Eが入っているねぇと思うと,タイトなリズムにバンドクラップということで,ひょっとしてこれはS.Eではなくその場のメンバーがこういう感じにやっているの?ということで,ドラムとベースとパーカッションとピアノと歓声とハンドクラップだけで気持ち良いグルーヴを作ってくれているのですが,それはそうとDonny Hathawayの唄は?と思っていると,曲が半分終わってしまい,ひょっとしてこのままなのかと思いながら聴いていると,そのまま終わってしまい,画期的だなぁと思ってしまいました。
 6曲目の“Tryin' Times”という曲は,エレピで渋く始まり,そこにハミングでDonny Hathawayが入ってくるのですが,これがまたいい感じです。そこにベースが跳ねたリズムを刻み始め,バンドの音になるのですが,ベースの跳ねたリズムがバンドの音をグイグイ引っ張り,そこにDonny Hathawayのヴォーカルが乗っかるという非常にご機嫌な曲になっています。同じようにニューソウルと呼ばれたCurtis Mayfieldは黒っぽい音から逸脱する感じがありましたが,Donny Hathawayは黒っぽい音も大事にしているなぁと思いました。
 7曲目の“Thank You Master (For My Soul)”という曲は,ピアノで静かに始まり,そこにハミングのDonny Hathawayが入ってからバンドの音になるのですが,ゆったりとしたリズムにピアノのコードの音が心地よいです。とはいえ,かなり太めの音でベースが弾かれているのですが,ベース好きのフルカワとしてはこのベースの音にも結構耳を持って行かれてしまいましたです。徐々にホーンが力強く吹かれるにしたがって,Donny Hathawayの唄にも熱がこもって来るのですが,シャウトではなく,さらっとした声で唄っているところが凄いなぁと思いました。間奏ではジャズっぽいドラムに合わせてピアノがソロを弾くのですが,このピアノがめちゃカッコいいです。
 8曲目の“The Ghetto”という曲は,タイトルからしてハードな曲かと思いきや,割とストイックな感じで始まったのでびっくりしていると,ハミングのDonny Hathawayの後ろでバンドがタイトなリズムを刻み始め,思わずカッコいいじゃん!と思ってしまいました。Donny Hathawayはあまり唄わず,コーラスに任せている感じですが,こういう音の組み立て方なんだと思えば全く問題なしで,シンプルにカッコいいです。終盤のコーラスとハンドクラップとエレピの盛り上がりは素晴らしいです。
 ラストナンバーの“To Be Young, Gifted And Black”という曲は,ピアノで静かに始まり,リムショットがリズムを刻み,Donny Hathawayが柔らかい声で唄い始めるのですが,こういうスローな曲にはDonny Hathawayの声は本当ぴったりだなぁと思ってしまいました。甘いわけではないんですよね,どちらかといえば澄んでいるのですが,とはいえその中に黒っぽさもあるというなんとも形容しがたい声なのですが,形容しがたくても良いものは良いのだから仕方ないよねぇと思ってしまいました。Donny Hathawayのヴォーカルも素晴らしいのですが,ほぼ全編にわたって弾きまくりのエレピがこれまたカッコいいです。
 これが1枚目なんだから本当凄いよなぁというのが正直な感想でしょうか。正直,見た目はCurtis Mayfieldみたいに「いかにも」な感じはなく,ジャケットを見る限り,Donny Hathawayどちらかといえば見た目なのですが,その分,音で炸裂しているといった感じでしょうか。というか,音の黒っぽさとこのヴォーカルは革新的だなぁと思ってしまいましたです。

 自宅の浴室乾燥機が壊れていて,業者に発注して,工事日を調整して,実は今日の午後が工事だったのですが,なんと工事業者がインフルエンザで急に工事ができないとの連絡が。とはいえ,今日,工事があるのでプレオのスタッドレスからノーマルへのタイヤ交換を再来週に入れたので,それより先にするのも得策ではないので,仕方ないので来週の土曜日で調整してもらったところ,来週の土曜日の午後で調整ができましたです。
 というわけで,来週は本当は自宅へ戻らない週なのですが,工事に合わせて戻ってきて,工事が終われば単身赴任先へ戻ることにしましたです。とはいえ,週間天気予報だと信頼度はCですが土曜日が曇一時雨で降水確率50%なので,多分,日曜日もそんなに天気が良いわけではないと思うので,そうするとパナモリで走れそうにないので,そんなに無理をすることもないのではないかと思ったりもするのですが,山の中の町で一人でウダウダしているのも,それはそれで楽しいので,まぁ山の中の町で過ごす予定の週はできるだけ山の中の町で過ごしたいんですよね。
 というわけで,来週はブログはお休みにするか,日曜日にアップするか,それとも土曜日にアップできるのか不透明なのですが,お休みの場合でもそういう事情ですということで。こんなブログを読んでいる人はほとんどいないと思いますが,ひょっとすると生存確認で読んでいる人がいるかもしれないので,念のための告知ということで。