ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Stampede/The Doobie Brothers


 寒波も通り過ぎたとはいえ,まぁ普通に冬な感じなので,エアコンを入れて,フリースジップアップを着て,アパートで過ごしています。1月は行ってしまい,すでに2月になってしまいましたが,この感じだと2月もきっと逃げていってしまうんだろうなぁと思っているフルカワです。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は寒波はまだ居座っていましたが,まぁプレオに乗って山の中の町へ戻るだけだからということで,昼ごはんを食べた後,プレオに乗って山の中の町まで戻らせてもらいましたです。ヒーターが効くまでは車内がよく冷えていたので,久しぶりにCWU-45Pのありがたさを感じましたです。まぁヒーターが効いてくれば,運転中にCWU-45Pを脱げないので,ヒーターの温度を下げて,CWU-45Pを着てちょうど良い温度に調整しながらプレオを走らせましたです。とはいえ,山の中の町が近づくに連れ,どんよりとした天気になり,少し寒くなってきたので,さすが山の中の町だなぁと思ってしまいました。で,アパートに戻る前に大型スーパーで食材を買いに行ったのですが,なんてこったい,キャベツが1個売りしかないではないですか。1人暮らしですので,半分で2週間は持つので,1個はなぁと思いつつも,買わないわけにもいかないしと思いつつ,ピーマンとか他の野菜を買いながら,キャベツの棚の様子を見ていたのですが,やはり半分にカットしたキャベツが並べられる様子がないので,仕方ないということで,キャベツを1個買い,一番外側の葉っぱをむしってから買い物かごに入れ,野菜以外のものを買って,最後に冷凍食品のコーナーに行ってみると,その先にあるキャベツのところに店員さんがカートと一緒にいるではないですか。これはひょっとしてと思いながらキャベツのところへ行ってみると,半分にカットしたキャベツを並べているではありませんか。ダメ元で「半分しか要らないのですが,なかったので1個買ったのですが,葉っぱをむしったら交換は無理ですよね。」と店員に聴いてみたところ,あっさり「葉っぱをむしったのであればそのままお買い上げください。」ということで,キャベツを1個をなんとか食べきるしかないかとあきらめましたです。買い物を済ませ,アパートに戻り,大型スーパーで買った食材を冷蔵庫に片付けようとしたのですが,当たり前ですが,単身用の小さな冷蔵庫に丸のまま1個のキャベツが入るわけもなく,とりあえず半分に切って,野菜室に入れたものの,そうすると野菜室はキャベツだけでいっぱいになってしまい,ピーマンがはいるところがない・・・と思いつつ,野菜室以外のスペースにとりあえず片付けさせてもらいましたです。こうなれば1週間でキャベツ半分を消費するだけだ!というわけで,この日のキャベツの味噌汁はキャベツてんこ盛りの味噌汁(というよりも,キャベツの味噌煮に近い見た目になってしまいましたが。)を食べさせてもらいましたです。
 月曜日からは仕事ということで,相変わらずジタバタしているとあっという間に週末になりましたが,今週は山の中の町で過ごす週なので,昨日は仕事帰りに土曜日の朝のパンを買って帰ろうということで,食パンが1枚冷凍庫にあったので,お気に入りの塩バターフランスパン5枚入りを買ってから帰りましたです。晩ごはんは翌朝の朝ごはんでも食べるキャベツとシャウエッセンのスープを作りましたが,これでもか!とキャベツを入れ,残ったキャベツも炒めものに使い,無事,キャベツ半分を使い切らせてもらいましたです。
 今日はゆっくり目に起きて,朝ごはんに塩バターフランスパンと食パンとキャベツとシャウエッセンのスープを美味しくいただき,ワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をしてから大型スーパーに1週間分の食材を買いに行って,カフェオレを飲んで一息入れてから昼ごはんの準備をしましたが,さて,土曜日の昼ごはんはスパゲティーにしているのですが,さて,キャベツをどうやって使ったものかねと思いましたが,スパゲッティーのソースが結構,量があるので,キャベツを千切りにして,キャベツの上にスパゲッティーを乗せて,その上からソースをかければいいんでないかい?ということで,やってみたのですが,まあまあいい感じで食べられましたです。欲を言えば,キャベツを千切りにしただと冷たいことことからスパゲティーが冷めてしまうので,千切りにしたキャベツを電子レンジで温めてやれば,スパゲッティーが冷めにくいですし,キャベツの甘みも出るかな?と思いましたが,キャベツを1個丸ごと買うことは基本的にはないので,今回限りだろうなぁと思っていますが,また1個丸ごと買わないといけないときにでもやってみましょうかね。というわけで,昼ごはんも美味しく食べた後は,ブログネタを打っています。ブログネタを打った後は,パナモリの整備&掃除をしておかないといけないなぁと思っています。
 明日は,予報では晴れ,午後の降水確率は0%,最高気温は12度とパナモリで走りにいくしなかいでしょうという天気なので,パナモリで走らせてもらいます。前回は降水確率10%でも雨を振らせてしまいましたが,とはいえ天気が曇りで寒波が近づいているという不安定差がある天気でしたが,明日は晴れであり,寒波も来ていないので,雨に振られることはないのではないかと思っていますが,そこは明日の予報も見ながら走りにいきましょうかね。今日,パナモリの整備&掃除をして,速攻で雨に振られると辛いもんなぁ。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回もThe Doobie Brothersということで,今回は1975年にリリースされた5枚目のアルバムの“Stampede”を紹介したいと思います。ジャケットはメンバーが馬に乗って走っている画像になっていますが,そういえば“The Captain And Me”も馬が写っていましたし,ひょっとしてメンバーは馬が好きななのかなぁと思ってもみたり。
 1曲目の“Sweet Maxine”という曲は,ピアノで始まり,そこにギターとバンドの音が入ってくれば,もうご機嫌なロックンロールだねぇという感じの曲です。ヴォーカルも気持ちよくシャウトしまくってくれていますが,コーラスもバシバシキメてくれています。途中からホーンが入ってくるのですが,あくまでもバンドの音を邪魔しない感じの入り方で,その辺りがThe Doobie Brothersらしいというか。間奏で弾かれるギターソロも無駄に長くはないのですが,だからといって物足りないこともなく,いい感じの長さで聴かせてくれます。
 2曲目の“Neal's Fandango”という曲は,エフェクトをかけていないエレクトリックギターのカッティングから始まるのですが,そこに絡んでくる少し前のめりなベースがカッコいいです。ベースの少し前のめりなリズムに合わせてドラムも結構早いテンポでリズムを叩き,そうするとヴォーカルも気持ちよく前のめりに。間奏ではギターとスライドギターが気持ちよくリードを取り,気持ちよく弾きまくった後でヴォーカルにバトンを渡すのですが,その渡し方がカッコいいです。
 3曲目の“Texas Lullaby”という曲は,タイトルどおり少しカントリーっぽい感じを漂わせながら,ちょっとスローな感じで曲が進んでいきます。ドラムとベースがシンプルなリズムを組み立て,ピアノとラップスティールギターが色を添え,ヴォーカルはバックの音に合わせ,少しほんわかした感じで唄ってくれ,間奏ではアコースティックギターがいい音でソロを聴かせてくれています。最後までほんわかした感じで曲が進みますが,それがまたいい感じになっています。
 4曲目の“Music Man”という曲は,少し控えめなギターのカッティングがカッコいいじゃないのと思っていると,ヴォーカルがクールに唄い,ベースがグイグイと引っ張るような感じで弾かれていて,ベースがカッコいいねぇと思ってしまいました。彩りでホーンが入ったり,ストリングスが入ったりするのですが,メインはあくまでもバンドの音ということで,ヴォーカルもコーラス負けていません。間奏で弾きまくっているギターも,曲のタイトルが“Music Man”なのでいいんじゃない?と思ってしまいましたが,弾きまくりのままフェイドアウトしてしまったので,もう少し聴かせてほしいなと思ってしまいました。
 5曲目の“Slat Key Soquel Rag”という曲は,アコースティックギターのフィンガリングで始まり,2本のアコースティックギターのアンサンブルがいい感じだねぇと思いながら聴いていると,タイトルの“Rag”とあるとおり,気持ち良いインストの曲です。
 6曲目の“Take Me In Your Arms (Rock Me A Little While)”という曲は,エレクトリックギターのカッティングで始まり,バンドの音になると同時に心地よいヴォーカルが唄い始め,サビではコーラスも気持ちよく唄っていて,軽やかにそのまま突っ走ってくれています。間奏でもエレクトリックギターが軽やかに気持ち良いソロを聴かせてくれています。
 7曲目の“I Cheat The Hangman”という曲は,エレクトリックギターのフィンガリングで静かに始まり,さて,ここからどう展開するのかな?と思っていると,エレクトリックギターのフィンガリングだけをバックにヴォーカルが唄い始め,さらにそこにコーラスが重ねられ,しっとりとした感じで曲が進んでいきます。中盤でコーラスが大きくなったところでストリングスが入ってきて,さらに曲を美しく彩り,曲が終わったかと思うと,ドラムとベースが重たいリズムを鳴らしながら入ってきて,トランペットが吹かれまくり,これまでのしっとりした感じはなんだったんだ?みたいな感じで曲が終わってしまいますが,これでこれでドラマチックでカッコいいかと。
 8曲目の“Precis”という曲は,スパニッシュな感じのアコースティックギター(多分ガットギターですね。)が弾かれる短いインストも曲です。綺麗なまま静かに終わっていきます。
 9曲目の“Rainy Day Crossroad Blues”という曲は,アコースティックギターのカッティングから始まり,そこにベースが気持ち良いラインを弾きながら入ってきて,ヴォーカルは最初から気持ちよくシャウトして,ブルーズならスライド・ギターでしょという感じでスライド・ギターも入ってきて,軽やかなリズムで曲は走り続け,最後までこの感じで曲が進むのかと思いきや,途中からいきなり曲がスローになり,一気に曲の感じが変わってしまうのですが,そのゆったりとしたリズムの中でスライド・ギターが気持ちよく唄っているのがいいなぁと思ってしまいました。
 10曲目の“I Been Workin' On You”という曲は,エレクトリックギターのリフから始まり,そこにバンドの音が入ってくると,ロックだねぇという感じの曲になります。サビの女性コーラスもカッコよく,ギターの繰り返し弾かれるリフが曲のイメージを作っています。途中からはヴォーカルが唄っている後ろでもギターが弾きまくられ,そのままソロに入っていくのですが,弾かせてもらいまっせ!みたいな意気込みが感じられるソロになっていて,聴いているこっちも気持ちよくなってしまいました。
 ラストナンバーの“Double Dealin' Four Flusher”という曲は,スネアの連打から始まる,気持ち良い8ビートのロックンロールで,ラストナンバーでこんな曲を持ってくる?みたいな感じもありますが,ラストナンバーだからこそ軽快で気持ち良いロックンロールで次へと繋げたいのかな?と思ったり。この曲ではギターも弾きまくられていますが,それ以上にピアノが弾きまくられていてメチャ気持ちいいです。ロックンロールのピアノはかくあるべしみたいなはっちゃけたピアノが聴けるのですが,それでもギターはツインリードを弾いてみたり,ソロでチョーキングしまくりのソロを聴かせてくれたりと相変わらずですが,その途中でキーボードがいきなりジャジーなソロを聴かせてくれたりと,一筋縄ではいかない音を聴かせてくれます。一言で言ってしまえば「めちゃカッコいい曲」です。
 このアルバムを聴くと,The Doobie Brothersってギターバンド(今で言うギターバンドの定義とは異なると思いますが。)なんだなぁということでしょうか。バンドの音の中で弾きまくられるロックンロールなギターも良いのですが,アコースティックギター2本で弾きまくられる曲もいいですし,ガットギターでしっとりとスパニッシュな曲も聴かせてくれますし,ブルーズならばスライド・ギターもしっかり聴かせてくれ,曲に合ったギターの音をいろんな引き出しから取り出してくれているなぁと思いました。

 鮎川誠さん(以下,愛を込めて「鮎川さん」と呼ばせてもらいます。)が1月29日にお亡くなりになりました。享年74歳ということで,正直,もうそんな年齢だったんだと驚くとともに,この歳までロックンロールし続けてくれていたことに感謝しかありません。鮎川さんは1970年にSONHOUSEを結成し,1978年解散後,SHEENA&THE ROKKETSを結成し,奥さんでもありメインヴォーカルでもあるシーナが2015年に亡くなった後もシナロケを続け,53年もの間,ギタリスト(もちろんヴォーカリストとしてもカッコよいのですが・・・)として最前線でプレイしながら,結成したバンドは2つだけ(シーナだけを愛して,シナロケを45年間も続けて来たのは本当素敵だと思います。)というのも凄いなぁとしみじみ思ったり。
 フルカワはSONHOUSEにはギリギリ間に合わなかった世代ですが,シナロケはリアルタイムで見て(聴いて)きた世代で,1979年にヒットした“ユー・メイ・ドリーム”をテレビで初めて見たとき,鮎川さんがブラック・レスポールカスタムを弾いているのを見て,めちゃカッコいいと思い,エレクトリックギターを買うのであれば」レスポール系だなぁと思ったことを思い出してしまいました(結果として,テレキャスター系になってしまいましたが・・・)。SONHOUSDの方は既に音源は廃盤で聴くことはできなかったのですが,1983年にSONHOUSEが再結成され,ライヴ盤の“CRAZY DIAMOND”やベスト盤の“POISON”がリリースされ,やっとその音に触れることができたっけ。再結成ライヴ盤の“CRAZY DIAMOND”で聴けるバンドの音や鮎川誠さんのギターの音は本当カッコよくて,今でも愛聴しています(というか,レコード(もちろん“ステディ・ドライバー・マン”は一部逆回転仕様)で持っていましたが,CD2枚組の完全版(“ステディ・ドライバー・マン”の一部逆回転仕様なし。)が出たのでこちらも買わせてもらいましたです。)。
 というか鮎川さんのカッコいいところは,レスポールカスタムを弾いているときはもちろんのこと,ギターを弾いていないときも朴訥とした話し方の中にロックンロールへの愛を感じさせてくれるところではないかと。というか,佇まいがもうロックなんですよね。コマーシャルにも出たりとテレビに出ることにも特にこだわりがなくて,でもブラウン管の向こうの鮎川さんはきっちりロッカーだなぁと思わせてくれたり。
 多分,鮎川さんが最後までカッコよかったのは,最後まで基本はあくまでもロック・ギタリスト(兼ヴォーカリスト)だったことも大きいのではないかと。ギターを弾いて,バンドで音を出せていれば,それでご機嫌!みたいな感じがディスプレイの向こうからも伝わってきてましたもんねぇ。