ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

走れアルマジロ─拾得ライブ/豊田勇造


 ふと気づけば,7月も今日で終わりということで,天気もいい感じで気温も上がっていますが,天気予報の最高気温は34度(室内の温度計では32.6度)ということもあり,扇風機を回して過ごしています。そういえば,去年は35度超えの日もけっこうあったので,そのときはさすがに扇風機では辛いなぁということもありましたが,今年は暑いと言ってもまだ35度は超えていないので,去年よりはマシと言ったところでしょうか。

 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,土曜日は天気も良かったので,予定どおりパナモリで北方面峠コースを走らせてもらいましたです。往路は若干追い風気味でしたので,いい感じで走らせてもらいましたです。河川敷の道路もいい感じで焼けていましたが,反対方向からロードバイクがいれば,お互いに手を上げて挨拶しながら走らせてもらいましたです。熱中症アラートが出ているのに,相変わらず走っているような馬鹿者同士ですもの,挨拶ぐらいはしないとね。粛々と峠を上り,登りきって少し下りの道を走り,いつもどおりUターン地点についたのでUターンし,その先にあるコンビニで休憩&補給をすることにしました。前の週はクリームパンがなかったので,今回こそはクリームパンにレモンティーということで,無事にクリームパンとレモンティーをゲットして,美味しく補給させてもらってから復路をスタートさせましたです。復路を走っていると峠の下りに入る前にボトルの中のVAAMがなくなってしまったので,峠の下りに入る前に赤くない自動販売機があったので,水分をボトルにチャージすることにしましたです。さて水を買ってと思いつつ,自販機を見てみると,梅風味の水があったので,サーモスなら冷たさが維持されるので,こういうのを買っても大丈夫なので試しに買ってみました。峠の下りを楽しく下り,信号待ちではボトルの梅風味の水を飲みましたが,思ったよりも甘酸っぱい感じが強くて,少し失敗したかな?と思いましたが,まぁ,飲めなくはないので,塩分も取れるということなので,細かいことは気にしないことにしました。河川敷まで出ると,往路が少し追い風ならば,復路は少し向かい風ということで,復路の向かい風は少し辛いなぁと思いながら,まぁ,自分のペースでボチボチ走りましょうということで。河川敷の道路を走っていると,少しタイヤが真円でない感じの違和感があったのですが,タイヤ交換をして半年も経っているし,まさか今更チューブがタイヤからはみ出ることもないだろうから,なんだろうねぇと思いながら,自宅まで走らせてもらいましたです。日曜日は午後3時からマンションの管理組合の用事が入っているので,午前中はパナモリの掃除&整備をしておきましょうかねということで,チェーンをパーツクリーナーでキレイにして,乾くまでフクピカでフレームをキレイにして,ホイールもキレイにしておかないとね!ということでフロントのホイールを拭いた後,リアのホイールを拭いていたところ,バルブ付近のタイヤのサイドが妙に膨らんでいるではありませんか。これは?と思い,リアタイヤの空気を抜いて,タイヤを内側に押してみると,チューブがタイヤのビードの下辺りにあったので,これが原因でタイヤが変に膨らんでいて,走っているときの違和感も原因もこれだったんだなということで,チューブをしっかりとタイヤの内側に押し込んでタイヤをはめ直してからタイヤに空気を入れました。フクピカでフレーム等を拭き終わった後はチェーンにオイルを塗って作業完了ということで。それから部屋の掃除を済ませた後は午後3時までは自宅でのんびりしていたのですが,ボチボチ家を出ようかなと思いつつ,パナモリのリアタイヤは大丈夫かな?と見てみると,おいおい,またバルブ付近のタイヤのサイドがいびつに膨らんでいるじゃないか。ということで,パナモリをミノウラのスタンドから下ろし,リアタイヤの空気を抜いて確認してみると,やはりビードの下にチューブが来ていたので,チューブに少し空気を入れて,膨らませた上でタイヤの下に押し込んでみるかということで,タイヤに少し空気を入れて,チューブを膨らませてタイヤの中に入るようにバルブを押してチューブを押し込んでみると,いい感じにチューブが収まったので,今度は大丈夫だろうということで,タイヤにきっちり空気を入れ,ミノウラのスタンドに置いてから,マンションの管理組合の用事へ行きましたです。用事を済ませて帰ってパナモリを確認しましたが,バルブ付近のタイヤのサイドが妙に膨らんでいることもなかったので,これでミッション完了ということで。
 月曜日からは仕事ということで,毎日バタバタしているうちにあっという間に週末になってしまいましたが,今日はいつもどおり朝はゆっくり起きて,朝ごはんを食べた後はいつもどおりワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をしてから買い物に行き,昼ごはんを食べてから少し昼寝をして,ブログネタを打っています。明日は天気予報ではくもり所により昼過ぎから夕方雨で雷を伴い激しく降るという訳の分からない予報で,最高気温が31度,午後の降水確率が30%なので,少しパナモリで走りに行くには躊躇する予報ですが,今日も所により夕方から夜のはじめ頃雨で雷を伴うという予報なのですが,どうみても雨が降りそうな感じではないので,多分,山の方を走りに行くと雨に降られるかもしれないけれど,東方面海岸線コースならば大丈夫ではないかと思いながらも,明日の天気予報次第かなぁと思ってもみたり。まぁ,天気が不安定ならプレオのエンジンを回せばいいだけですしね。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回は豊田勇造が1977年に自主制作レーベルであるELTROVEレコードからリリースした“走れアルマジロ─拾得ライブ”を紹介したいと思います。豊田勇造は,1974年にエレックレコードからデビューしたフォークシンガーで,メジャーレーベルとはほぼ縁のない活動をしているため,知る人ぞ知るという感じのシンガーですが,正直,私自身,知人のシンガーが豊田勇造の許可を得てカバーを唄っているのを聴いて,元歌を聴いてみたいと思ったものの,既に普通に売っていなかったので中古レコード屋で探して手に入れたものです。
 1曲目の“ギターが友達”という曲は,観客の拍手で始まり,アコースティックギターのしっとりとしたフィンガリングから始まり,「それからはギターが友達。ずっと俺の友達。」と唄う,多分,豊田勇造のこれまでの経験をそのまま唄にしているのだと思いますが,ギターを弾いて,自分の唄を唄うということを,これまでも,これからも続けていくことをとぼけながら宣言している唄だなぁと思いました。
 2曲目の“クイーン・エリザベス”という曲は,少し重ためのコードを流し弾く感じで始まり,「あんな大きな白い船に乗って。世界の海を一巡りすれば,5年は長生きするやろ。もう帰らないかもしれない。」と唄っているので,豪華客船のことを唄っているのですが,「ぞろぞろぞろ横浜花見気分」と唄っているので,横浜でクイーンエリザベス号を見たんだなぁと思ったり。しかし,横浜へ行ってクイーンエリザベス号を見ただけで,こんな唄に出来てしまう豊田勇造の感性は凄いなぁと思ってしまいました。
 3曲目の“夜よ光れ”という曲は,重ためのコードストロークで始まり,「その白いうなじから,お前の命の流れに沿って降りていこう,夜よ光れ。」という歌詞で始まるのですが,この歌詞だけでシチュエーションが分かるというものですが,ストレートな言葉ではなく間接的な言葉を選びながら歌詞を組み立てているので,下世話な感じがしないところが一切しないところが凄いです。というか,豊田勇造の拡がりのある唄い方をしているので,密室的な感じがしないのも大きいかと思いました。
 4曲目の“ジャン・ギャバン”という曲は,少し軽やかなコードで唄い始め,ジャン・ギャバンについて知っていることを唄っているのですが,自分の言葉で語りかけられるように唄われると,そうだねぇと思ってしまうところは豊田勇造の唄のマジックなんだろうなぁと思ってしまいました。
 5曲目の“黒いパンタロン”という曲は,軽やかなギターのカッティングで始まり,「大好きな京都を離れ,埃の東京へ。大好きな京都を離れ,埃の東京へ。やっぱりおまえが好きさ,ほかの男と寝ても。」なんてシャウトされると,こんな女々しい歌詞なのにカッコいいねぇと思ってしまいました。ちなみにタイトルは「今夜,夢に出てきておくれ,いつもの黒いパンタロンで。」という歌詞からですが,パンタロンという言葉自体が既に死語になっているなぁとシミジミしてみたり。
 6曲目の“ジェフ・ベックが来なかった雨の円山音楽堂”という曲は,ハードなギターのカッティングに乗って,豊田勇造がひたすら叫ぶように語っている曲です。丸山音楽堂でのフェスで演奏予定のジェフ・ベックが雨の関係で演奏しなかったことを自分の心理描写も含めて唄っているだけなのですが,これがカッコいいんですよ。なんとなくフェスの光景も目に浮かんできますし。途中でギターの弦を切ってしまうのですが,そこは御愛嬌ということで。
 7曲目の“今年の夏もどうにか越せて”という曲は,軽やかなギターのカッティングに乗って,豊田勇造も軽やかに唄っているのですが,何気ない日常の風景を切り取っているのですが,その切り取っている風景が,「今年の夏もどうにか越せたねぇ。」という風景ばかりなので,シミジミ聴いてしまいました。
 8曲目の“もう一晩お前と”という曲は,ブルーズっぽい感じで始まり,田舎で農業をしている友達に会いに行って,もう一晩,お前と飲みたいねという唄なのですが,街(京都や大阪だと思いますが・・・)から夢破れて実家へ帰って行った友達への優しい眼差しが素敵な曲です。
 9曲目の“雨のブルーズ”という曲は,タイトルに「ブルーズ」と入っていますが,あまりブルーズっぽい曲ではなく,軽やかに唄うギターに軽やかに唄う豊田勇造の声を聴いていると,ジメッとした感じは受けず,雨は降っているけど,爽やかな感じを受けます。間奏の口笛もいい感じです。
 10曲目の“夜を重ねて”という曲は,軽やかなギターのカッティングに乗って,豊田勇造が軽やかに唄っていますが,「生まれたばかりの子犬にお座りを教えた奴が憎い。そして俺もそんな風に人を傷つけてきた。」なんて歌詞を唄っているのですが,なかなか深いねぇと思ってしまいました。
 11曲目の“憧れのジャマイカ”という曲は,少しレゲエを意識したギターのカッティングで始まり,それまで結構,フォーキーな感じの曲が多かったのですが,ここで一気にロックな感じになってカッコよいです。そして,豊田勇造はこのアルバムの次のアルバムとして,6年後にジャマイカで録音した“血を越えて愛し合えたら”というアルバムをリリースし,憧れを実現させるところが素晴らしいなぁと思いました。
 ラストナンバーの“走れアルマジロ”という曲は,軽やかなギターカッテイングに乗って「このままバスの背中に揺られ,どこまでも行けたら。親も友達も仕事も女も,みんな捨てて行けたら。昨日も今日も明日のことも,みんな捨てていけたら。バスを流れる風と一緒にどこまでも行けたら。」とか「ただの一人のよそ者になって,気ままに切らせたら。新しい名前もうひとつ持って,声も変えたら。約束なんかひとつもせずに,気ままに暮らせたら。何かしないとすまないときは,またバスに乗って。」とか唄っているのですが,自分自身がこんな風に自由に生きていくことはできないけれど,こんな風に生きることに憧れを感じないわけではないんですよねぇ。そういう意味では素敵な唄です。
 このアルバムは京都の拾得でのライヴを録音したギターと唄だけのアルバムですが,力強いギターと唄があれば,別にそれだけでいいんじゃない?と思わせてくれるアルバムになっています。しかし,このアルバムも1977年リリースということになると40年以上前のアルバムなんだなぁと少しシミジミしてしまいました。

 話は変わって,新型コロナウイルスのワクチン予約が今日からできるようになったので,早速,予約サイトに登録して,いつなら打てるかなぁと見てみると,何と既に20日以内は予約でいっぱいでした。基本的にかかりつけ医がいないので,市が準備している集団接種会場で接種することを考えているのですが,みんな考えることは同じかぁと思いつつ,まぁ,そのうちどこかで予約できるわなと楽観視しています。正直な話,これまでの生活パターンで新型コロナウイルスに感染(感染したけど無症状だっただけかもしれませんが・・・)していないということは,これから先も生活パターンを変えなければ,感染のリスクはそんなに高くないということなので,ワクチン接種が少し先になったからと言って,特に大きな問題はないのではないかと。
 みんなで飲み会ができないのが少し残念ですけど,まぁ,この1年半,飲み会なしで何か不都合があったのか?と聴かれると,別に自宅で毎日Tverを見ながら飲んでいますし,週末になればパナモリで走ったり,プレオに乗ったりしていますし,マスクを着けていることについては,既にマスクを着けていることは既に公共空間でのマナーになっていますし,そもそもパールイズミのマスクなので,着けていてもそんなに苦痛じゃないですしね(少し暑いのは暑いですが,それは仕方がないと思いますし。)。
 まぁ,ちょっと時間の空いたときに予約サイトで確認して,日程が合えば予約をして接種できればいいんじゃない?ということで。そもそもタダで,それなりのお値段のワクチンを打ってもらえるのに文句を言ってはいけないよなぁと思っているフルカワでございます。