ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

NATIONAL/VIBRASTONE


 ふと気がつくと7月になっているじゃあありませんか。とはいえ,窓の外は曇っていて,雨は降っていないものの,湿度は結構高い感じで,いかにも梅雨な感じですが。そろそろ梅雨が明けてくれればと思いつつも,毎年7月になってから雨が降るという感じなので,まだまだなんでしょうね。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は天気もあまり良くないので髪でも切りに行こうかと思っていたのですが,予約を入れようと電話をかけてみたものの,相変わらず電話が繋がらないので,仕方がないので店まで行ってみると,今日はもう予約でいっぱいで,週末なら一番早くて土曜日の午後5時30分ということでしたので,仕方がないので,それで予約を入れてもらいましたです。そうすると,午後は予定がなくなってしまったということで,曇り空でしたが,降水確率は30%だし,気象庁のサイトで降水短時間予報を確認してみても,そんなに雨が降る感じではなかったので,「くもり所により雨」の予報ではあったものの,まあ大丈夫だろうということで,パナモリで北方面峠コースを走りに行くことにしましたです。自宅を出発した時点で若干パラパラと小雨が気持ち降ったりしましたが,まぁこれくらいならなんてことはないだろうということでそのまま走ったのですが,自宅を出発してから約30分程度走ったところで,ポツポツという感じで雨が振り出し,このまま降り出したら嫌だなぁと思っていると,ポツポツがバラバラとなり,あっという間に気持ち良いくらいの土砂降りになってしまいました。こうなるともう諦めるしかないので,そのままパナモリで走らせてもらいましたが,「所により」なのに,「所」にぶち当たるかぁ?と思いながらも,雨男なので仕方あるまいということで,20分程度走っていると,雨が小降りになり,雨が上がったので,本当「所により」雨なんだなぁと思ってしまいましたです。そこからは曇ってはいたものの,雨が降ることはなく,峠の上りを上り,上りきったところで若干下った道を気持ち良く走り,Uターン地点のコンビニ後でUターンし,コンビニで補給&休憩しましたです。この日はクリームパンを食べることにし,パンの棚を見てみると薄皮パンシリーズのクリームパンがあったので,それと紙パック入りのカフェオレを買って,おいしく補給させてもらいましたです。復路は雨に振られることもなく,峠の下りを楽しませてもらったところで,またポツポツと雨が振り始めるではありませんか。せっかくパナモリが乾いてきたのに,また雨ですか?と思いながら走っていると雨がやんだので,ホッと一息といった感じでしょうか。しかし,本当に「所により」だなぁと思いながら走っていると,河川敷に着いたので,この日はそんなに向かい風ではなかったのですが,雨にも降られたし,ボチボチ流して帰りましょうかねということで,河川敷をのんびり流す感じで走らせてもらいましたです。運良く,他のロード乗りに後ろに付かれることもなく,自分のペースで走らせてもらいましたです。よく考えると往路も復路もそんなに向かい風ではなかったので,思ったよりも早めに自宅に到着しましたが,まぁそれはそれで問題なしということで。
 月曜日からは仕事で,相変わらずバタバタしている間にあっという間に週末になってしまいましたです。今日はいつものように朝はゆっくり起きた後,朝ごはんを食べ,ワイシャツにアイロンをかけ,洗濯をしてから買い物に行き,昼ごはんを食べてから,夕方は散髪に行かないといけないので,ブログネタをとっとと打っています。できたら,ブログネタをアップして,洗濯したワイシャツにアイロンをかけてから散髪に行きたいなぁと思っていますが,さて,どうなることやら。明日の天気予報はくもり朝晩雨で,午後の降水確率は40%,最高気温は29度ということなので,降水確率40%で走りに行くほどバカではないので,明日は久しぶりにプレオで走りに行こうかなぁと思っています。来週は週間天気予報では毎日くもり時々雨だのくもり一時雨といった予報になっているので,できれば通勤時間帯に雨が振らないといいんだけどなぁと思ったりもしています。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回もVIBRASTONEということで,今回は1994年9月にリリースされたVIBRASTONEのラストアルバム“NATIONAL”を紹介したいと思います。実はVIBRASTONEのアルバムは前回紹介した“VIBRA IS BACK”以外はすべて廃盤になっているのですが,“ENTROPY PRODUCTION”と“Smile!!It's not the end of the world”は何とかCDを入手していたのですが,“NATIONAL”だけはどうしたものか手に入れてなかったのですが,前回紹介した“VIBRA IS BACK”を入手したことから,そうなると,“NATIONAL”が手に入れば全部揃うじゃないかということで,CDはなくてもAmazon Mp3があるじゃないかということで,Amazon Mp3で無事入手させてもらいましたです。
 1曲目の“VーBlue”という曲は,歪んだベースの音から始まる短めのインスト曲であっという間に終わってしまいました。
 2曲目の“ナイトメア”という曲は,前作の“Smile!!It's not the end of the world”では思いっきりポップな曲(“TVドラマはすべて現実?”)でしたが,このアルバムではダークな感じで始まります。「膨らむだけ,膨らむだけ,膨らむだけ,膨らむだ,膨らんだNIGHT MARE」なんて歌詞を思い入れたっぷりに唄って(?)います。
 3曲目の“パルスビート”という曲は,ちょっとゆったり目のビートで,前の曲のイメージを少し引きずった感じのインストナンバーで,ホーンがド派手に前に出てくることもなく,淡々とループしている感じの曲に仕上がってます。
 4曲目の“ユアループ”という曲は,そのままダークな感じで始まり,重たいビートが繰り返されます。歌詞の方も「はやってる店教えてくれよ。かわいこちゃんワンサカいるよなさ。混んでて,ビールが冷たくってさ。低音フロアに沈むようなさ。」なんて歌詞や「いっぱいいた友達もはなればなれのままで,ためしにかけてみた電話も止められていた。」なんて歌詞でアッパーな気分になれるわけもなくて,ダウナーなビートがお似合いなんでしょうね。
 5曲目の“NINTRO”という曲は,少しアッパーな感じで,ホーンが気持ちよく吹かれている短めのインストナンバーです。
 6曲目の“NEVER COME BACK”という曲は,前の曲の乗りのまま始まり,少しアッパーな感じの曲になっています。歌詞の方も「バブル,バブルって云うけどさ,そんなに悪い時代だったのか?活気あったんだよねって今んなって云ったっておせーんだよ,記録しとけ。」なんて歌詞なので,ダウナーにやってもらってもねという感じでしょうか。さらには「うわさ,どのうわさ,ノストラダムスのうわさ。カウントダウンみっつ数えて目を開けたら,今朝の新聞の日付になってた。」とか,当時のリアルな感情を思い出してしまいました。やはり,この曲は「バブル,バブルって云うけどさ,そんなに関係なかったな俺にゃ。きっとほとんどの人,たいしておいしかったわけじゃなかったと思うんだ。」という言葉に集約されているのではないかと。はい,私も「たいしておいしかったわけじゃなかった」方の人間でした。
 7曲目の“B-Boy”という曲は,タイトルどおり打ち込み系の音を人力でやっているという素晴らしい曲なのですが,このベーストラックに気持ち良いホーンが乗っかると,これぞVIBRASTONEだよねぇという感じの音になっています。近田春夫とDr.Tommyが軽やかに言葉を乱射してくれています。
 8曲目の“V-Funk”という曲は,タイトルどおりファンキーな感じでギター弾きまくりの短めのインストナンバーになっています。曲の感じからすると,Funkadelicっぽいかな?と思ってもみたり。
 9曲目の“ディープなオヤジ”という曲は,少し静かな感じで始まり,そこに気持ち良いグルーヴを作っているドラムとベースの上にDr.Tommyが気持ちよく言葉を乱射してくれています。「Hey!You!どうやってその地位を勝ち取ったのか。Hey!You!どーしたらあんなみたいになれれう?強いのか弱いのか,馬鹿なのか?なんにも考えてねーなんてその顔で云われちゃおしまいだ。マネ出来ねーうらやましい,あやかりたいかぎりだぜ。I wanna be ディープなオヤジ・・・」なんて,リスペクトしているのかバカにしているのか分からない歌詞もカッコよいです。
 10曲目の“イージーライド”という曲は,キーボードの音色が気持ち良くて,短くループしているインストナンバーです。
 11曲目の“なんかやってんじゃねぇの”という曲は,爽やか系のギターで始まったと思ったら,そこにホーンが入ってきて,さて,どうなっていくのかと思っていると,パワフルにホーンが鳴らされ,これぞVIBRASTONEという感じの音に,まずはDr.Tommyが気持ちよく言葉を乱射して1コーラスが終わり,次は近田春夫が言葉を気持ちよく乱射して2コーラス目が終わり,間奏ではサックスが気持ちよく鳴っています。歌詞の方は「なんかやってんじゃねぇの?」と言いたくなる人のことを唄っています。
 12曲目の“ビデオじゃつまんねぇ”という曲は,スペイシーなキーボードで始まり,そこにドラムとベースが気持ち良いリズムを繰り出し,ホーンもいきなりパワフルに鳴らされています。録画ではなく生放送で言いたい放題やらせてくれよという内容で,未だに変わることのないテレビ番組のことを揶揄しています。「冗談だと思ってんだぁ。抹殺されたっていいんだよ。テレビで喰ってるわけじゃねぇ。」なんて歌詞とか「ただいま不適切な表現がありました。本当にそう思ってんのか?」なんて歌詞にその辺りが表現されているかなぁなんて思ってもみたり。
 13曲目の“オーバーロード”という曲は,映画のS.Eのような短めのホーン中心のインストナンバーです。
 14曲目の“ まぁいいんじゃないすか節”という曲は,韓国語の音声が流れた後,シンプルで重ためのビートに乗って始まるので,「節」とはちょっと違うかなぁと思っていると,近田春夫とDr.Tommyがシャウトしまくっています。暗に北朝鮮を揶揄する歌詞になっています。これは歌詞カードが入っていたら,自主規制されまくりの歌詞ではないかと思ってもみたり。「一党独裁が続くとは夢のようなソサエティ。信じるものは救われる。」なんて唄っておいて,「まぁいいんじゃないすか・・・?」なんて言われるとねぇ,まぁいいんじゃないすか。
 15曲目の“いいんじゃないの”という曲は,これまたホーン中心のアップテンポでご機嫌で短めのインストナンバーになっています。
 16曲目の“SAY IT LOUD!”という曲は,ハードロックっぽく始まって,ひょっとしてこのままハードロックになってしまうのか?と思っていると,そのまんまハードロックな感じで「オレは日本中のコンビニに云いてーおでん売んのヤメロ!」とひたすらシャウトした後,ラップになるのですが,ハードロックからラップへの転換が違和感なく行われているところが凄いなぁと思ってもみたり。噛み気味の言葉の載せ方もカッコよいです。最後に「ミニディスクとデジタルのカセット。生き残るのはどっちなんだよう?8トラック,Lカセット,絵の出るなんとかディスクの二の舞はゴメンだ。」と唄われていますが,ミニディスクもデジタルのカセット,どっちも生き残ってないんんですけどねと苦笑いさせてもらいました。
 17曲目の“すっぽかしちゃおうぜ”という曲は,歌詞の最初にSMAPが出てくることもあるのか,ちょっとジャニーズ風味のラップになっています。1コーラス目は音楽評論家のことを揶揄しているのですが「そんなにファンキーな音楽に詳しいのにね。ファンキーって楽しそうってことじゃないの?楽しんでますか?」なんて歌詞は真理だなぁと思ってしまいました。
 18曲目の“アームストロング”という曲は,プログレっぽいギターで始まり,そこにホーンが入ってくる,これまたカッコよいインストナンバーになっていて,少し重ためのリズムに乗ってギターが気持ちよくソロを弾いてくれています。
 19曲目の“NATIONAL”という曲は,アカペラで始まり,そこにパーカッションが入り,ドラムが軽快なリズムを叩き,それにホーンが乗っかって,軽やかに始まり,そうすると近田春夫とDr.Tommyもタイトルとは異なり軽やかに唄われているですが,唄われている内容としたら「地球上すべてがひとつの国家のもと,ひとつの価値観押し付けられるのが一番ヤなこと。どんな民族でもそれ一緒。」なんて歌詞なんだから,さすがVIBRASTONEと思ってしまいました。しかも,最後の「アルミサッシと蛍光灯に囲まれたたたみの部屋で横なって日曜日。サッカー,テニス,ゴルフ,野球,相撲,選挙の投票に行きそびれた日曜日。開票速報流れるテレビ。この国が好きか。天皇とは何だ。言論は自由だ。」なんて歌詞は今も有効だなぁと表しまいました。
 ラストナンバーの“Free”という曲は,スネア一発で始まり,ホーンが気持ちよく鳴り響いた後は,うねりまくるベースに乗ってホーンが吹きまくられる,めちゃカッコいいけど短いインストナンバーになっています。というか,ラストにもインストが来るとは思っていなかったんですけどね。
 思い出すと,このアルバムは,ジャケットの近田春夫が坊主頭で軍服みたいな服を来て,しかもその後ろにどこかの国旗のようなものが貼ってあるというジャケットで,そのタイトルが“NATIONAL”なので,なんか右っぽい歌詞になっているのかなぁと思って,あまり買う気にならなかったのですが,こうやって聴いてみると,少しもそんなことはなくて,そうであればCDがまだ手に入る(中古であっても例えばディスクユニオンといった安心して取引ができる店で取り扱われている間に)買ってけば良かったなぁと少し後悔しているフルカワです。やっぱり,私が買うような音源は廃盤になってしまえばそれっきりなので,買えるときに買っておかないといけないなぁと改めて思ってしまいました。

 岡村ちゃんの今年のツアーではフルカワが住んでいる地方都市はツアー先に選ばれず,しかも大阪では新型コロナウイルスの関係で急遽公演延期(最終的には中止)になってしまったものの,今年は概ね無事ツアーが終わったということで,来年は新型コロナウイルスのワクチン接種がほぼ終わっていれば,通常どおりのツアーになるのではないかと思ったりもしています(まぁ,これは岡村ちゃんだけに限らないとは思いますが。)。
 で,ツアーも無事終わったと思ったら,どういう企画なのかは分からないのですが“21世紀の家庭教師プロジェクト”と銘打った企画が始まったようで,その第一弾(1限目)として“どうなっちゃってんだよ”の7インチシングルが完全生産限定で7月21日にリリースされるということです。少なくとも4限目まではあるのではないかと思われますので,10月まではこの企画が続くのだろうとは思うのですが,企画名が“21世紀の家庭教師プロジェクト”なので,“家庭教師”に関連したアイテム(というか音源が)がリリースされることは間違いないので,果たしてどのような音源が出てくるのか,私に触手に触れるようなアイテムが出てくるのかは分からないのですが,触手に触れるようなアイテムがリリースされたときには,どれも完全生産限定になりそうなので,速攻で予約したいと思っています。