ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Hole/Scraping Foetus Off The Wheel


 4連休だというのに毎日雨なのよ~というわけで,せっかくの4連休なのに自室で腐って3日目のフルカワでございます。唯一の救いは気温が上がらないので,ムシムシの上,暑いという不快指数どこまで上がるの?状態ではないことぐらいでしょうか。しかし,7月もそろそろ終わるので梅雨が明けてくれればなぁと思っていますです。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は雨は降らなかったのですが,午後にマンションの避難訓練と臨時総会があるので,パナモリ走りに行くのもねということで,プレオで少し走りに行こうかとも思いましたが,自室でウダウダし,午後3時30分からは避難訓練に参加しましたです。正直,そんな大げさな訓練ではないのですが,役員経験者としては来てくれる消防署の手前もあり,少しでも参加者が多いほうがありがたいので,参加させてもらいましたです。避難場所に集まってみると,やはり役員経験者の方が多く,みんな気持ちは同じなんだなぁと思ったり。午後5時からは臨時総会で議題の方はすんなり終わったのですが,そろそろ大規模修繕工事の検討をしないといけないこともあり,管理会社から隊規模修繕工事に関する説明があったのですが,やはり将来的にお金が絡む話なので,いろいろ質問が出て非常に盛り上がりましたが,それでも住人のうち半分も出席していないので,本当に大規模修繕工事をしないといけなくなったときに,これまで管理組合に全く興味のなかった人たちともめなければいいんだけどなと思ってしまいましたです。
 月曜日からは仕事で,バタバタしている間にあっという間に水曜日まで終わってしまいましたです。木曜日からは,本当は東京オリンピックが始まるからということで,無理やり4連休になったものの,新型コロナウイルスの関係で単なる4連休になってしまいましたが,それでもまぁお休みなのはありがたいということで。とはいえ,ずっと雨が降りまくっていて,4連休の間もずっと雨ということで,どうしたもんかねぇと思いつつ,とりあえず髪を切りに行くという目標を立て,まずは木曜日はお店が開く時間から電話をかけまくってみたのですが,呼び出し音が鳴りっぱなしか話中のどちらかでどうしたもんかなぁと思いつつ,スラックスをクリーニングに出しに行くついでに散髪屋に寄ってみたところ,予約でいっぱいの張り紙が貼られていたものの,一応顔を出してみたところ,「明日は午後4時からで良ければ,今の段階で予約を受けます。」ということでしたので,正直,明日の朝も電話をかけまくって予約するぐらいなら,午後4時で予約してしまった方が気が楽だということで,あっさり金曜日の午後4時からで予約させてもらいましたです。というわけで,木曜日は午後の予定がなくなったので,どうしたもんかと思いつつ,耳にヘッドフォンを突っ込んで夕方までブラブラと散歩させてもらいましたです。金曜日は午後4時まで予定がないので,どうしたもんかなぁと思いつつも,窓の外は雨・・・なんて悠長なもんじゃなくて土砂降りなので,用がなければ外に出ないほうが賢明だわなということで,自室でアンドロイドタブレットで漫画を読みながらウダウダさせてもらいましたです。しかし,本当,こういうときに電子書籍って便利だなぁと思ってしまいましたが,一つ残念だったのが,山本直樹の自選集が3冊あったので,これを機会に読んでおこうと思ったのですがなんとGoogle Play Booksだとそのうち1冊が電子書籍化されていないことに気づき,Amazon Kindleならあるかしら?と思って見てみると,Amazon Kindleにはあったので,残りの1冊はAmazon Kindleで買わせてもらいましたが,同じ出版社のシリーズ本,しかも紙での初版が2009年なので,なぜに1冊だけGoogle Play Booksで電子書籍化されていないのか分かりませんが,まぁ,そういうこともあるだろうということで。しかし,それならばAmazon Kindleには3冊ともあったので,3冊ともAmazon Kindleで買うという選択肢もなかったわけではないのですが,これまで山本直樹作品はGoogle Play Booksで買っていたので,やむなしということで。で,話は変わって,散々,自室でそうやってウダウダした後,午後4時からは髪を切りに行き,ボサボサだったので2回シャンプーをしないと髪の毛のベタつきが取れなかった(多分,髪の量が無駄に多いので,1回分のシャンプーだと行き渡らないんだろうと思います。)こともあり,バッサリ切ってもらってスッキリしたという感じでしょうか。土曜日はいつもどおりのルーティーンワークで,午前中に洗濯をし(ワイシャツのアイロンがけは木曜日に済ませました。),洗濯が済んでから買い物に行き,午後からブログネタを打っています。明日の天気は予報ではくもり昼前から時々雨所により昼過ぎから雷を伴うで,午後の降水確率は50%で最高気温が30度という,パナモリで絶対走りに行けるわけないねという天気(というか,現時点で土砂災害警報が出ていますしね。)ですので,土砂降りでなければプレオで走りに行こうかなぁと思っています。なんか,遠出をしたり,週末に雨が降ったりと,プレオの走行距離は地味に増えているものの,パナモリの距離が増えていないのですが,パナモリはこれからよ!ということで。まぁ,整備&掃除をしてから全く乗れていないので,次に走れるときが楽しみだなぁということで。

フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回はいきなりScraping Foetus Off The Wheelが1984年にリリースした“Hole”を紹介したいと思います。えらい名前が長いのですが,FoetusはオーストラリアのミュージシャンであるJG Thirlwellのソロ音楽プロジェクトで,いろいろな名前が付けられています。そもそもは1981年と1982年にFoetus Under Glassという名前で2枚のアルバムをリリースした後,Scraping Foetus Off The Wheelの名前でリリースされたのが,この“Hole”になります。40年近く前のアルバムですが,欲しいなぁと思いながら,これまで買っていませんでしたが,今回,思うところがあって買ってしまいました。
 1曲目の“Clothes Hoist”という曲は,語りから始まったと思ったら,スピィーディーで跳ね回るリズムボックスに金属を削る音に混じって,叩きつけるようにシャウトしまくるヴォーカルと,これは何?という感じで,曲が展開していきます。打ち込みの音とギターだったり,ヴォーカル(というよりもヴォイスか?)の混じり具合がカッコよいです。途中でリズムマシンが止まり,メタルパーカション中心の音になったり,リズムマシンがタム中心になり,その真ん中でひたすらシャウトしまくりだったりと,混沌としながら終わりを目指して突っ走っていく音はパンクだなぁと思いました。
 2曲目の“Lust for Death”という曲は,ノイジーなギターが左右のチェンネルで引き分けられながら始まり,そこにシンセサイザー(というかテクノな音)が入り,打ち込みなのにだるい感じのビートがカッコよいねぇと思っていると,ヴォーカルがシャウトしまくり,キーボードはビッグバンドっぽいメロディーを弾いていたり,一体これは何なんだ?と思っていると,ビッグバンドっぽい音の前でひたすらシャウトしまくるヴォーカルがかっこよく感じたり。なんなんでしょうかね,演っている音は暴力的なのに音楽の懐は広いじゃないですか。
 3曲目の“I'll Meet You in Poland Baby”という曲は,シャウトで始まり,ヴォイスパフォーマンス的な感じになり,それがどこまで続くのかと思っていると,リズムマシンハイハットの音が少しずつ聞こえ始め,ヴォイスパフォーマンスをバックにヴォーカルは演説を始め,徐々にリズムマシンが暴力的に投入され,さてどこまで混沌とした音になるとかと思っていると,基本的にヴォイスパフォーマンスなのに,ここまで暴力的な音になるのか・・・というくらい暴力的な音になっています。
 4曲目の“Hot Horse”という曲は,思いっきりパーカッシヴなドラムマシンの音で始まり,そこにヴォイスが乗っかり,さらにディトーションかけまくりのギターが乗っかり,果たしてこの曲はどこへ向かって走っていくんだ?と思いながら聴いていると,ギターは入るものの,基本はリズムマシンとヴォイスだけで最後まで突っ走ってしまうという,ある意味とんでもない曲に仕上がっていて素晴らしいです(音の構成や呪術的なところはP.I.LのFlowers of Romanceぽかったりもします。)。
 5曲目の“Sick Man”という曲は,雨のS.Eで始まり,しゃがれ声が唄い始め,そこにリズムマシンのキックの音が木魚のように入り,シンプルなんだけどダルそうな8ビートを刻みながら,楽器が徐々に増えていくのですが,この曲の中心はダルなリズムマシンの音かなぁと思ったり。そもそも打ち込みなので,ダルい感じというのはおかしいのですが,そうとしか聴こえないのが素晴らしいです。曲の中盤からは少しテンポアップして,ダルい感じはなくなり,最後はいかにもテクノな感じでハイスピードになるのですが,その落差がカッコよいです(というか最後のところは“Batman's Theme”のオマージュですかね?)。
 6曲目の“Street of Shame”という曲は,スネアとパーカッションで爽やかに始まるのですが,ヴォーカルが始まると爽やかな感じはどこかへ飛んでいき,リズムマシンとピアノが不穏な感じを醸し出しつつ,リズムマシンだけをバックにヴォーカルがシャウトしまくり,そこにピアノとコーラスが入るという,どう考えれば,こういうシンプルなのに不穏なアレンジになるんだ?というくらいかっこいい曲に仕上がっています。
 7曲目の“Satan Place”という曲は,ハイスピードなリズムマシンで始まったと思ったら,なんか軟弱なメロディーのポップソングになり,そこに思いっきりチープなキーボードの音が入ったり,ペナペナのギターがなっていたりと,基本的にはテクノな音なのですが,軟弱なメロディーを逆手に取って,ヴォイスも含めいろいろな楽器が自由に暴れまくっているように聴こえるのは私だけでしょうか。というか,すでにカテゴライズできない音なんですけど。
 8曲目の“White Knuckles(Explicit)”という曲は,重厚な船の出港の汽笛から始まり,思いっきりテクノなリズムマシンの音とサンプリングされたヴォイスを貼り付けまくっているのですが,そうこうしていると,ヴォーカルが入り,そこにメタルパーカッションがコール・アンド・レスポンスという,一体これはなんていう音楽なんだ?と思ってしまうような音になっているのですが,この曲が凄いのは,普通,こんな音であればハイスピードでハイテンションな音で突っ走ると思うのですが,ミディアムテンポでじっくり聴かせてくれるんですよね,この狂った音を。
 9曲目の“Water Torture”という曲は,ジャジーなピアノで始まり,そこにホーンでなくキーボードが絡むのはお約束な感じですが,唄が始まるとロカビリーな感じになるという非常に不思議な感じですが,ロカビリー時代がジャズの影響を受けているので,まぁ問題なしですか。というか,やっと,比較的,普通な楽曲が来てホッと一息という感じなのですが,音の組み合わせは非常にものすごいので,ホッと一息という感じは言い過ぎかもしれないですね。
 ラストナンバーの“Cold Day in Hell”という曲は,トライアングルの音から始まり,そこにメタルパーカッションと深いリヴァーブをかけたリズムマシンが鳴らされ,リズムマシンとピアノをバックにシャウトしまくっていると,ノイジーなキーボードとメタルパーカッションが入ってきたりするので,曲の終盤に向けて壊れていくのかと思いながら聴いていましたが,淡々としたまま終わっていくんだなぁと思っていると,いきなり脈絡もなくぶっちぎられて終わってしまうのは少し驚いてしまいました。
 正直な話,この音を今から約40年前の1984年に出していたということが驚きです。私が17歳の頃なので,何の雑誌でこのアルバムのレコード評を読んだのか定かではないですが,多分,こういうアングラ臭いのはMUSIC MAGAZINEだろうと思います。多分,レコード評ではべた褒めだったと思いますが,この音ならべた褒めでも仕方ないよなぁと思ってしまいました。私が4チャンネルマルチトラックで作っていた音とは全く比較にならないほど実験的で暴力的で・・・まぁ,フルカワは根がフォークだから仕方ないか?と言い訳をしつつ,でも根がフォークの遠藤ミチロウはどうなの?と思ってもみたり(多分,私が遠藤ミチロウのことが好きなのは,きっと根がフォークなところなんだろうと勝手に思っています。)。

 Scraping Foetus Off The Wheelの音源を「思うところがあって買ってしまいました。」と書きましたが,結局は,creativeのZen X-fi3からSHANLINGのM0になったことが一番の要因でしょうか。というのも,Scraping Foetus Off The Wheelの音源はCDすでになく,Amazon MP3で販売されているのですが,正直,Amazon MP3はビットレートが高いので,パソコンにダウンロードするのは良いのですが,容量の少ないZen X-fi3に転送して聴くのは少し厳しいので,聴いてみたいなぁと思いつつもこれまではAmazon MP3で買っていなかったのですが,容量に余裕のある(というか,今は32GBのマイクロSDカードを使っているので,容量が足りなくなれば64GBのマイクロSDカードを買って,中身を入れ替えれば問題なしですが,まだ5GB以上残っているので,当面は大丈夫ではないかと思っています。)SHANLINGのM0なら容量に遠慮することなく買えばいいじゃんということであっさりカートにインして,ダウンロードさせてもらいましたです。やはり,聴きたいときに容量に制約がないというのは非常に助かりますし,そういう意味ではCDがすでに売られていない場合には,積極的にダウンロード販売に手が出せるようになったのはありがたいなぁと思っています。
 で,SHANLINGのM0ですが,非常に小さいので操作性が悪いかなぁと思ったりもしましたが,基本的にプレイリストを選択して再生しっぱなしなので,全く問題なしですね。というか。ロック画面から復帰するときも電源ポタンを押して,消灯モードから戻して,ロック画面をスワイプして再生画面にするだけなので,全く問題なしですし,2018年に販売開始となった端末ですが,今も定期的にファームウェアのバージョンアップがされているのも非常に好感が持てるので,できればこの端末も長く使えればなぁと思っていますです。多分ですが,ストレージ(マイクロSDカード)をきっちり分けているので,ストレージが壊れて端末そのものもクラッシュという可能性は少ないのでないかと思っていますので,後は雨で濡らすことをできるだけ避けることでしょうかね。