ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

操/岡村靖幸


 ふと気づけば4月も終わりだねぇと思いながら,窓の外はすっかり春という感じで良い天気ですが,新型コロナウイルス対策で外出自粛要請が出ていることや,休業要請で休みにしている店もあることから,人通りも少なく,静かな感じです。早く緊急事態宣言が収まればいいなぁと思っていますが,どうなるんでしょうかね。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日はサイクリングのガイドラインからすると午後からパナモリで走りに行くのもなんだかなぁという感じでしたので,プレオで走りに行きましたです。プレオで走りに行くのであれば,北方面峠コースがどの程度暖かくなったのか確認しておこうということで,別ルートで北方面峠コースを走りましたが,パーカー1枚でも寒くない感じでしたので,そろそろ北方面峠コースも復活か?という感じですが,まずは緊急事態宣言が終わらないとパナモリで走りには行けないかなと。とはいえ,今回,北方面峠コースを走ってみたところ,これまで休憩ポイントに使っていtらコンビニが潰れてしまったものの,駐車場が空いていたので,そこをUターン地点にしていたのですが,なんとコンビニの跡が中古車屋になっていたので,今後はUターン地点にはできないなぁと思いながら,もう少し走ってみると何か道路の感じが違っているのでどうしたもんかと思っていると,なんとそれまでJAの産直ふれあい市場が工事をしていたのは知っていますが,なんと装いも新たに道の駅になっているではありませんか。道の駅なら休憩ポイントとしては文句なしなので,北方面峠コースを走れるときが来たら,道の駅で休憩&補給をしようと思いましたです。
 月曜日からは仕事ということで,非常事態宣言を受けて人の往来が少し減ったような気がする(学生がいないので,それは明らかに減ってはいるんですけどね。)街を歩いて通勤し,規模が縮小した職場で淡々と仕事をし,どうなることやらと思いながら何とか週末までたどり着きましたです。今日はいつものようにゆっくり起きて,郵便物を送りたいので,ついでにそろそろ余った年賀状と古い切手を交換してもらいに郵便局に行こうと調べてみると,近くの郵便局が工事中で別の施設を間借りして営業しているのですが,新型コロナウイルス対策の関係でその施設が休業しているためやっていないということで,その次に近い郵便局となると買い物のついでに寄れるような距離ではないので,どうしたもんかと思いつつ,洗濯機を回している間にプレトレで行けば何とかなるんでないかい?ということで,洗濯機のスイッチを入れてから,プレトレのタイヤに空気をきっちり入れてから郵便局へ行き,郵便物を送り,年賀状等を84円切手に交換してもらい,自宅へ戻ると,既に洗濯が終わっていたので,洗濯物を干してから,買い物に行き,昼ごはんを食べてから,ブログネタを打っています。明日の天気は予報ではくもり昼過ぎから晴れで午後の降水確率は10%,最高気温は23度とパナモリで走りに行くには絶好の天気ですが,外出自粛要請もありますし,自宅で大人しくおこうかなぁと思っています。プレオで走ってもいいんだけど,何か少し引け目を感じますしね。それだったら,髪も伸びてきたし,予約が取れれば髪を切りに行くのもいいかもしれないなぁとも思ってもみたり。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回は岡村靖幸の4年ぶりのニューアルバムの“操”を紹介したいと思いますです。前作“幸福”から4年,春ツアーが新型コロナウイルスとの関係で公演実施がどうなるのか分からない中,アルバムの発売日も3月25日から4月1日に変更されるなど,不安要素はあったものの,無事,4月1日にリリースとなりました。素直に嬉しいです。ツアーの方が新型コロナウイルスの関係で延期になってしまったので,本当ならアルバムリリースツアーだったのになと思いつつ,いいんです,無事にリリースできたのでということで。もちろん,デラックス・エディションで買わせてもらいましたので,おまけのカバー曲集は次回に紹介したいと思いますです。
 1曲目の“成功と挫折”という曲は,打ち込み系ファンクのねっとりとした感じが最高です。そこに絡みつくねっとりとした岡村ちゃんのヴォーカルが最高!これがライヴの1曲目に来たら,思いっきり最初っからダンスしまくりだねぇという感じの曲です。ギターで小山田圭吾が参加しているということですが,間奏で粘り気のあるギターソロを聴かせてくれています。あ~ツアーが延期になっていたら,ダンスしまくりだったんだけどねぇ。
 2曲目の“インテリア”という曲は,テクノ系の音で爽やかに始まるのですが,「インテリア」と唄いながら「なんてどうだっていい」って唄ってしまう岡村ちゃんが最高にカッコよいです。跳ねるスネアが気持ちよく,そこにピコピコ系のシンセが飛び回っているという感じがすごくいい感じです。
 3曲目の“ステップアップLOVE”という曲はDAOKOとのコラボ曲ですが,イントロからしてレコーディングをし直しているのですが,これが前の曲からの入り方がめちゃカッコいいです。正直,シングルバージョンよりも,アルバムバージョンの方が気分が盛り上がりますね。基本的なアレンジはシングルバージョンと変わらないのですが,2曲目からのつなげ方がカッコよいので,文句なしです。あとは,あれですね,基本的なアレンジは変わってないと書きましたが,シンセのピコピコ感が上がっているように思いましたが,テクノも好きなので,問題なしということで。
 4曲目の“セクシースナイパー”という曲は,ここでまたねっとりとした打ち込み系ファンクナンバーですか?という感じですが,これがもう,カッコいいんですよ。唄としては最近の岡村節が炸裂という感じで,あんなにねっとりした打ち込み系ファンクナンバーがサビではポップになってしまう,これも踊るしかないでしょうという感じで。本当,このラインナップでライヴをやられたらたまらないなぁと思ってしまいました。
 5曲目の“少年サタデー”という曲は,爽やか系ポップナンバーですが,ねっとり系打ち込みファンクナンバーの後に聴くと,本当爽やかに聴こえますねぇ。自己肯定的な歌詞も素敵です。ポップなメロディーで「言わば少年さ。今も少年さ。いつもほのかに燃えてる心が弾けるスピンするモーターさ!」なんて歌詞はこの歳になると染みるねぇと思ってしまいました。50歳を過ぎて素直に自己肯定できるって素晴らしいなぁと思いました。曲の終盤で聴けるEarth, Wind & Fireへのオマージュも素敵です。
 6曲目の“遠慮無く愛してよ”という曲は,ピアノで静かに始まり,そこにキーボードが絡む感じで,“イケナイコトカイ”の2020年版か?と思って聴いていると,最初の感じよりも80年代っぽいテイストのメロディーでファルセットで唄う岡村ちゃんも素敵です。間奏で弾かれるギターソロはもちろん泣きのソロですねぇ。こういう感じの曲を聴いたことがあるような気もするのですが,多分,80年代テイストな感じがそういうふうに感じさせるのではないかと思ってもみたり。というか「レストランで話しても,最果ての孤島にいるゆおなあなた」って歌詞はとんでもなく凄いなぁと思ってしまいました。
 7曲目の“マクガフィン”という曲はライムスターとのコラボ曲ですが,ポップなラップで始まり,ここにさてどうやって岡村ちゃんが絡むのかと思っていると,これが思いっきりポップな感じでラップに対峙するという,この手で来たか!という感じです。しかし「がってんしょうちな,完全装備しな。」とかとんでもない歌詞で韻を踏んでみたりと,凄すぎます。あと,ライムスターのパートで声を楽器っぽく使っているところは流石だなぁと思ってしまいました。
 8曲目の“レーザービームガール”という曲は,ここでシャッフルのリズムで来ますか!ってなくらい,ポップで多幸感のある曲が素晴らしいです。そこに最初は淡々と唄いながら入ってくる岡村ちゃんのヴォーカルが素晴らしいです。「新しい気持ちが高まるのを感じてるのさ。ただうれしくて楽しくて,どうすれば落ちつくのでしょうか。」なんて歌詞を50歳を過ぎて書くのは反則だなぁと思いつつも,こんな直球どストレートな歌詞を肯定したい50歳を過ぎたフルカワでございます。というか,シンセベースとベースのスラップの絡みで作っているグルーヴが非常に気持ち良いです。
 ラストナンバーの“赤裸々なほどやましく”という曲は,ネットで2020年の“真夜中のサイクリング”だという意見もありましたが,個人的には,打ち込みにアコースティックギターを組み合わせた音が“真夜中のサイクリング”っぽいだけで,“真夜中のサイクリング”はもっと詰め込んだ音(ある意味粘着質な音)でしたが,この曲はもう少しサラッとした曲になっています。ラストナンバーであそこまで粘着質な音が来ると辛いので,この曲のようにサラッとした音の方がラストナンバーには相応しいかなぁと思ってもみたり。というか「赤裸々なほどやましく」ってなかなか凄いタイトルだなぁと思ったり。
 ネットでは,このアルバムを名盤と言われる“家庭教師”後,一番のアルバムではないかと言われていますが,個人的にもそう思っています。“禁じられた生きがい”は空白期が長かったが故に散漫な感じがしますし,“Me-imi”はリリース(というか契約?)のため少し無理して頑張った感がありますし,“エチケット”は良いアルバムだとは思いますがセルフカバーですし,“幸福”も嫌いではないのですがアルバムリリースまでにシングルリリースされた曲が多くて,やはり少し散漫な感じがしますが,“操”はシングルリリースされた曲とアルバムの新曲との比率も良く,なんと言っても曲順がそれぞれの曲を生かしていて,アルバム全体としてカッコいいなと思っています。

 明日は基本的には自宅で大人しくしておこうと思っていますが,MUSIC MAGAZINEの2020年5月号が岡村靖幸を特集しているので,本屋に買いに行きたいとは思っています。前回,MUSIC MAGAZINEで岡村ちゃんが特集されたのは,エチケットがリリースされた2012年3月号だったので,なんと8年ぶりの特集ということで,これは読むしかないじゃないですかということで。
 記事の方は,岡村ちゃんのロング・インタヴューだったり(これはぜひ読みたい。)。操の解説だったり(これも読んでみたい。),操のキーマンとされているゴンドウトモヒコのインタヴューだったり(これも読んでみたい。),岡村靖幸・私の1曲だったり(これはまぁ・・・ぼちぼちですか?),オリジナル・アルバム・ガイドだったり(これは前回の特集のときにもあったので,そのときとの違いが楽しみですし,前回の特集後に“幸福”も出ていますしね。),最後に岡村靖幸の言語感覚の特異性なんていう論評があったり(これも読んでみたいですね。)ということでぜひ読んでみたいなぁと。
 しかし,MUSIC MAGAZINEって今880円もするのね。なんか個人的には500円みたいなイメージがあったんだけどなぁと思いつつ,2012年3月号を見てみると,なんと700円ではありませんか。ということは8年間で180円値上がりしたということですね。まぁ,最近,本もそんなに売れていないでしょうし,雑誌を維持していくためには多少は値上げをしないとペイできないということなんでしょうかね。とはいえ,あんまり値上げをすると買う人が減って逆に悪循環ということもあるのでしょうが,MUSIC MAGAZINEのような趣味性の高い本は,結局はマニアしか買わないので,多少値上がりしても買ってしまうんでしょうね(私もその一人ですし。)。