ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

新しい友達/川本真琴


 8月は今日で終わりですが,妙に涼しくていい感じです。天気予報で確認してみると最高気温は30度になっているので,そんなに涼しいわけではないのですが,35度だの36度だの言っていた時期に比べれば遥かに涼しいので,きっとそういう酷暑に体が馴染んでしまったことから,涼しく感じるんだろうなぁと思っています。 
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,土曜日ですが,約四半世紀ぶりにTHE GROOVERSのライヴに行ってきました。ライヴハウスに着くと,結構人が並んでいるじゃないですか。いい感じだなぁと思いながら階段を登っていると,どうやらチケットの番号順に前に行けるようで,チケットを買いに行っておいて良かったなぁと思いましたです。開場になり,新しいアルバムを物販で買い,CDだけだと悪いなぁと思いつつ,Tシャツもなぁと思っていると,トゥートバックがあったので,それを買わせてもらいましたです。後は開演まで待つだけということで,最前列の右側に陣取りましたです。位置的にベースの(高橋)ボブさんの前になるのですが,最前列なので当然,ヴォーカル・ギターの(藤井)一彦も,ドラムの(藤井)ヤスチカもよく見えるということで。隣のご婦人はどうも話している内容から一彦の同級生のようで,さすが,地元だねぇと思ってしまいましたです。ライヴの方ですが,新旧取り混ぜた新曲に加え,一彦曰く「実演販売コーナー」ということで,新しいアルバムからのコーナーがあったり(ちなみに実演販売コーナーで全曲曲名紹介もしてくれました。)と,あっという間に2時間のライヴが終わってしまいましたです。しかし,一彦のボーカルとギターも,ボブさんのベースももちろん素晴らしいのですが,THE GROOVERSの要はヤスチカのドラムだなぁと思ってしまいました。THE GROOVERSはトリオということで,どうしても音数は少ないのですが,ヤスチカのドラムがベストショットなリフを叩いてくれるので音を薄く感じることはありませんし,本当,ヤスチカの叩くドラムのリズムに気持ちよく踊らせてもらいましたという感じでした。ライヴが終わった後,CDを買った人にはサインがもらえるということでしたが,ライヴが終わった余韻に浸りたいのと,遠征してきているので,あまり遅くなるのもなぁということで,少しもったいない気もしましたが,サインをもらわずに帰りましたです。もらったフライヤーを見てみると,一彦のソロが近いうちにあるということなので,チケットが取れれば,行こうかな?と思っていますです。日曜日ですが,爆音の2時間で特にスピーカーが近かった右の耳がやられてしまったことに加え,疲れが残っていたこと,また,散髪の予約をしたらなんと午後4時10分しか取れなかったことから,自宅でうだうだして,夕方髪を切りに行ったら終わってしまいましたが,まぁ,そんなときがあってもいいでしょうということで。
 月曜日から金曜日までは仕事ですので,特に書くこともないので省略しますが,毎日毎日,よく雨が降ったなぁという感じでしょうか。今日は朝から涼しいなぁという感じで目が覚め,空も久しぶりに天気通いということで,いつもどおりワイシャツにアイロンをかけたり洗濯したり,買い物に行ったりして,昼ごはんを食べた後は眠たくなったので昼寝をして,その後,ブログネタを打っています。明日も天気が良ければパナモリで走りに行きたいところですが,明日の天気予報はくもり昼前から時々雨で午後の降水確率は50%なので,プレオで走りに行こうかなぁと思っていますです。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回は8月7日にリリースされた,前作“音楽の世界へようこそ”から9年ぶり(そんなに時間が経ったっけ・・・),川本真琴の4枚目のアルバム“新しい友達”を紹介したいと思います。しかし,2週間にわたりチフスGAUZEをネタにしておいて,いきなり川本真琴ですか?という気もしないではないのですが,自分としては両立するので問題なしということで。このアルバムはCD以外にレコードやカセットテープでも出すということで,予算の方は大丈夫?と思ってしまいますが,なにはともあれ,デビュー23年、初めてのオール・セルフ・プロデュース作品ということで楽しみに聴かせてもらいました。
 1曲目の“ゆらゆら”という曲は,打ち込み系のフワフワした音にしっかりとした川本真琴の声が気持ち良いです。前作ではしっとりとした感じで始まったので,今作ではいきなり弾けた感じの1曲目で少し驚きましたが,打ち込み系の音に弾かれまくっているピアノの音がカッコよいです。途中のセリフも中2病ぽくて良い感じです。
 2曲目の“新しい友達 Ⅱ”という曲は,バンドっぽい音にこれまたピアノが弾かれまくっているのですが,ピアノの音が爽やかさを醸し出しています。割としっとりした感じで川本真琴が唄いだして少しびっくりしてしまいましたが,歌詞の内容がハートブレイク系のラブソングな歌詞なので,そんなもんかなぁと思いながら聴いていると,峯田和伸にヴォーカルが交代するのですが,少し息苦しそうな峯田和伸のヴォーカルが曲にヒリヒリした感じを与えてくれています。しかし,“Thank You Baby!”のリフレインのところでの峯田和伸のシャウトはさすがロックバンドのヴォーカリスト!と思ってしまいました。
 3曲目の“トムソンガゼルになりたかった”という曲は,これまたフワフワした打ち込み系の音で始まり,ヒュルヒュルしたキーボードの音がいいねぇと思いながら聴いていると,少し突き放した感じで川本真琴が唄い始めるのですが,少しクールな突き放した唄い方がバックの唄に合っていてなぁと思っていると,ヴォーカルを歪ませながらテンポアップしていったりと,なかなか面白いアレンジだなぁと思いました。とはいえ,なぜに“トムソンガゼル”なのかはよく分からないのですが,そのよく分からなさが川本真琴の真骨頂ではないかと。
 4曲目の“新しい友達”という曲は,“Ⅱ”とどう違うのかなぁと思いながら聴き始めると(というか普通の曲順ならⅡが後に来るとは思うのですが・・・),爽やかなピアノを中心としたバンドアレンジで,ちょっとジャジーな感じのポップで2曲目とは全くの別物になっています。メロディーラインは川本真琴節という感じで耳に馴染みやすい曲ですね。歌詞の方もハートブレイク系ではないので,素直にポップな曲として楽しめます。「新しい友達じゃいられないよ」ということで,これから恋愛が始まるということなのねぇということで,最後に弾かれまくるピアノの躍動感も素晴らしいです。
 5曲目の“大観覧車”という曲は,ちょっとしっとりした感じで始まり,シンプルなバンドの音をバックに川本真琴もしっとり唄うという感じで,比較的,王道のラヴソングに仕上がっています。まぁ,アルバムとしてはちょうど中間地点ということで,ここらでしっとり聴かせるところでしょうね。
 6曲目の“君と仲良くなるためのメロディ”という曲は,後ノリが気持ち良い打ち込みのドラムに乗って,シンプルな音に乗って川本真琴が軽やかに唄っているのですが,薄い音が逆にリズムを立たせていていい感じです。この曲では七尾旅人も唄っているのですが,七尾旅人の甘めの声が少し硬めの川本真琴の声に寄り添うような感じに聴こえて気持ちよく聴かせてもらいましたです。
 7曲目の“灯台”という曲は,ボサノバっぽいアレンジで,しっとりと川本真琴が唄っているのですが,これがまたいい感じです。アコースティックな音に合わせてような丸みのある声で唄っているのですが,そこがいいなぁと思いました。
 8曲目の“あの日に帰りたい”という曲は,松任谷由実の曲ではありませんので念の為。ロッカバラードな曲でいきなり川本真琴が唄い出すのですが,これがもう気持ち良いぐらいにド定番なロッカ・バラードで,歌詞にプリン・アラ・モードなんて言葉が出てくるのですが,なんか少し古めかしいような言葉のセレクトがタイトルに合っているなぁと。ギターソロも柔らかい音で弾いてくれていてしっとりした気持ちを更に盛り上げてくれます。
 9曲目の“へんないきもの”という曲は,アコースティックギターだけをバックに川本真琴が唄っているのですが,しまうまに始まり,動物のことを唄っているのですが,途中で「どぶねずみみたいに美しくなりたいと唄ったそんな男の神経疑うわ。」って唄うのですが,これって単にあのバンドを揶揄しているだけですよね。まぁ,私もあのバンドは好きではない(あのバンドが売れたことで日本のパンクは変質してしまったと思っていますし,そもそもパンクだと思っていませんし。)ので,川本真琴に「へんないきもの」と一刀両断されても別に構わないんですけどね。
10曲目の“ホラーすぎる彼女です”という曲は,あの狩野英孝騒動の後にリリースされた曲で,「ホラーすぎる彼女」が川本真琴自身ではないかという話もあったりしましたが,私自身はこのアルバムで初めて聴きましたが,正直,ポップで良い曲じゃないというのが第一印象です。アレンジもポップな感じでまとめていますし。なんで「ホラーすぎる彼女」なのかは曲の中からは分からないのですが,まぁ,川本真琴ですし,いいじゃないかということで。
 11曲目の“マジカル走れ走れYO!”という曲は,打ち込みでほぼ「マジカル走れ走れYO!」と川本真琴がラップをしている曲なのですが,チープな音も含めていい感じなのですが,ラストナンバーの前になぜにこの曲が入るのかはちょっと理解できないのですが,そこが天才たる所以ですか。
 ラストナンバーの“ロードムービー”という曲は,タイトルどおり静かな感じで始まり,フォーキーなメロディーで1991年に東京へ出てきてライヴハウスへ行って胸が踊ったのに,大人につまらないことを言われたという歌詞に,そういう時代もあったねぇと思ってみたり。ちょっとゆったりしたメロディーで字余りに唄っているからフォーキーになるんだなぁと思いながら,前作もフォーキーでしたが,ちょっとフォーキーの感じが違うのはどうしてかなぁと考えてみると,前作ではバンドサウンドにフォーキーなメロディーを乗せていましたが,この曲ではループする打ち込みの音にフォーキーなメロディーを乗せているので,感じが変わっているんだと気づきました。しかし,ループする打ち込みの音にフォーキーなメロディーが全く違和感がないのも凄いなぁと思ってしまいました。
 全11曲がそれぞれのカラーを持ちながら,それでもアルバムとして統一感があるのは,川本真琴のヴォーカルのおかげだなぁと実感しました。とはいえ,前作はビート感が弱いなぁという感じでした(その分しっとり感は高かったのですが。)が,このアルバムではしっとりした感じの曲でもしっかりビートを感じるので,そういう意味でも統一感を感じるのかなぁと思ってもみたり。

 そろそろ新しいアンドロイドタブレットのCHUWI Hi8 SEの使用感について書いておこうと思うのですが,買って正解という感じです。8インチということで,若干,大きいなぁと思うことはありますが,端末自体が薄いので片手で持てないというわけではないので,問題なしです。バッテリーも昼休みにも使ったりしていますが,それでも3日はバッテリーが持つので,MeMOPadと同じ用に使えていますし,やはり新しい製品ということで,MeMOPadよりは明らかに速いです。またボディも金属製なので,結構,頑丈そうですし,スイッチ類もかっちりしています。やはり何より嬉しいのはアンドロイドのバージョンが8.1ということで,当分は使えるということでしょうか。正直,MeMOPadのときはほぼアップデートのなかったアプリが定期的にきちんとアップデートしてくれるのは安心ですし,MeMOPadではアップデートすると動かないのでアップデートをあえてしなかったラジコもアップデートしてもきちんと動くので,助かっています。
 G.MAIL以外のメーラーがないので,最初はメールチェックに不便を感じていましたが,探してみるとシンプルでいい感じのメーラーを見つけたので,環境的にもほぼMeMOPadと同等になりましたので,全く問題なしです。
 あとは,いつまで使えるかということですが,まぁ,壊れたら壊れたときということで。MeMOPadもサブとして残しているので,CHUWI Hi8 SEがもし壊れたら,MeMOPadを復活させつつ,新しいのを探せば良いかと。まぁ,一番最初に買った怪しい中華パッドでも約1年は使えたので,それくらいは使えるのではないかと思っていますです。