ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

頭脳警察3/頭脳警察


 今週は自宅に帰る週ですが,あまりマッタリとしていないので,その理由は後ほど。
 で,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,これが結構酷い週だったなぁというのが正直なところでしょうかね。土曜日はプレオで早めに単身赴任先に戻り,1週間分の食材を買って,日曜日はパナモリに乗りたいので,できることはやっておこうということで,雑務をこなさせてもらいましたです。日曜日は天気も良く,午前中はワイシャツにアイロンをかけたり,アパートの掃除をしたり,買い物に行ったりしていると,あっという間に午前中が終わってしまい,さて,午後からはパナモリで走りに行くかねぇということで,昼ご飯を食べ,晩ご飯用のご飯を炊飯器に仕込み,ジャージ等に着替え,出発前の準備運動代わりの筋トレをしていると,同僚から携帯電話に電話が。嫌な予感がしつつ,電話に出てみると,なんと夜勤だったけど熱が出てしまったので,急遽変わってくれないかと。正直,なんでオレなんだよ・・・と思いましたが,そうはいっても夜勤に穴を開けるわけにも行かないので,引き受けることにしましたが,とはいえ,もうジャージ等に着替えたので,パナモリで走りに行かないという選択肢はないので,2時間程度走りに行くことにしましたです。夜勤ということになると,晩ご飯はいらないよなぁということで,炊飯器のタイマーを切って,そのままご飯を炊くことにして,とりあえずパナモリで出発しましたです。風は少し強かったものの,久しぶりの良い天気で気持ち良く往復で40キロちょっと走らせてもらいましたです。で,アパートに帰ってから,まずはジャージ等を洗濯し,炊けたご飯を冷凍し,洗濯物を干して,夜勤用の準備をして夜勤に向かいましたです。しかし,急な夜勤だったので,仮眠する前にシャワーを浴びようと思ったら,なんとタオルがないではありませんか。しかたがないので,夜勤の相方に断って,走ってアパートまで行き,タオルを取りに行かさせてもらいましたです。そんなこんなで夜勤明けの月曜日ですが,夜勤明けなので仕事をサクっと済ませて家に帰ろうと思っていたのですが,急に一番西寄りの営業所の社員の体調が良くないということで行かなければいけなくなり,そうするとデスクワークは止まるわけで。はい,営業所から戻ってからデスクワークを片付けていたら,職場を後にできたのは午後8時過ぎでしたとさ。火曜日は,今日こそは早く帰るぞと心に決め,黙々とデスクワークをこなし,午後7時までには職場を後にできましたので,晩ご飯を食べ,風呂に入り,一杯飲んで,サッサと寝させてもらいましたです。水曜日は定時退勤日ですので,今日も早く帰ろうと思ったいたのですが,今度は一番東寄りの営業所へこれまた急遽行くことになってしまいましたです。あぁ今日も早く帰りたいのに・・・と思いつつ,営業所から戻ってから,明日できることは明日やればいいさということで,開き直って午後6時には職場を後にし,アパートでまったりさせてもらいましたです。木曜日は翌日回しにした仕事も合わせて片付けようと頑張ったら,あっという間に午後8時になってしまいましたです。まぁ,明日は早めに帰って自宅に戻るのでいいかぁと思っていたらこれが甘かったですね。金曜日はちょっと大きなミスが発覚してしまい,ブロック支店から今日中に報告書を上げるよう指示があったため,頑張って報告書を作成したのですが,ブロック支店に報告書を送り終わったのは午後8時30分でしたとさ。仕方ないなぁと思いながら仕事帰りにコンビニに寄り,イートインコーナーで晩ご飯を食べ,アパートに戻ってから洗濯をし(とても掃除機を使える時間ではなかったので,掃除はしませんでした。),洗濯物を干し割ったらもう午後9時30分過ぎで,ここからプレオを走らせ,自宅へ戻ってきましたです。道路が空いているとはいえ,自宅へ着いたのは午前零時30分で,シャワーを浴び,一杯飲んでから寝させてもらいましたです。
 今日は体調を崩した社員がそのまま亡くなってしまい,午後から葬儀なので,JRに乗って葬儀に行って来ますです。早めに戻って来れれば,クリーニング屋に行って,銀行周りもしておきたいなぁと思っていますが,果たしてどうなることやらですね。まぁ,ネットで調べてみると,遅くても午後5時くらいには戻って来れそうなので,自宅に戻って,着替えてからクリーニング屋と銀行には行けるのではないかと思っていますです。明日はノンビリしたいところですが,また単身赴任先に戻らないといけませんし,できればアパートの掃除もしておきたいなぁと思っているフルカワでございます。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回も頭脳警察を紹介したいと思います。今回は1972年10月にリリースされた“頭脳警察3”を紹介させてもらいます。前作,“頭脳警察セカンド”もめでたく発売禁止となり,その5か月後にリリースされたこのアルバムは実はフルカワ的には非常に思い出のアルバムだったりします。フルカワ自身は頭脳警察リアルタイム世代ではないのですが,1980年代に“頭脳警察セカンド”から再発されることになったのですが,当時中学生のフルカワは再発になったからといっておいそれとレコードを買えるわけもなく,悶々としていましたです。というのも,当時のフルカワは唄うたいをしていましたが,その時,自分ではよく分からなかった非常に受けていたオリジナル曲が“ふざけるんじゃねえぜ”という曲だったのですが,この曲のタイトルを言ったときによく「頭脳警察のカバー?」と言われていましたが,正直,聴いたことがなかったので,そうですかぁ・・・みたいな対応しかできなかったんですよね。で,その後,2歳年上の高校生(その人はその後,高校を中退し,その後,亡シンガーのマネージャになったということですが。)の人に一緒にやろうと言われ,貸してくれたのがこのアルバムでした。しかもコンテストに出ようということで,バンド名は“指名手配された犯人は殺人許可証を持っていた”で,その高校生の人はギターではなくパーカッションを叩くという正に頭脳警察スタイルで出場したのですが,バンドの方は一次落ちで,フルカワが個人として本選出場になったという何かよく分からない話があったりしますが,何はともあれ,初めて頭脳警察をきちんと聴いたのがこのアルバムになりますし,その衝撃を忘れることはできませんし,今もその影響を受けているから,やっと揃えさせてもらいましたということでしょうか。
 1曲目の“ふざけるんじゃねえよ”という曲は,ドラムだけで始まり,PANTAの硬質なギターカッティングにドラム,そしてもう1本ギターが入ってタイトな演奏をする中,「周りを気にして生きるよりゃ一人で,勝手気ままにグラスでもキメてる方がいいのさ。だけどみんなオレに手錠をかけたがるのさ。ふざけるんじゃねよ,動物じゃねえんだぜ。」とPANTAが唄い出すと,グッとテンションが上がりますよね。「ふざけるんじゃねえよ,てめえの善人面を。ふざけるんじゃねえよ,いつかぶっ飛ばしてやらあ。」と唄いきり,またドラムだけになって終わっていくのですが,このぶった切り感がカッコヨシです。
 2曲目の“嵐が待っている”という曲は,トシのパーカションから始まり,そこに太いベースがうねりながら入って来,更にギターがカッティングをキメ出すと,バンドが大きくうねりだし,そこにPANTAが唄い出すと,もうそれだけで心を持って行かれてしまいます。歌詞は抽象的なのですが,抽象的だからこそ「嵐が待っている」という言葉が生きているなぁと思ってしまいましたです。
 3曲目の“時々吠えることがある”という曲は,打って変わってアコースティックギター1本で始まり,PANTAが「時々吠えることがある。空に向かってか,一人で吠えることがある。」と唄い出し,バンドの音が入ってくるのですが,あくまでもアコースティックギターの音とPANTAのヴォーカルを基調にしているところが良いです。そうなんですよねぇ,若い時って時々吠えることがあるんですよね。実際に声を出すかどうかは別にして心の中で吠えていることだってありますしね。正直,今でも「時々吠えることがある」フルカワ(心の中でですが・・・)としては,今,聴いても違和感がなく,大好きな唄です。
 4曲目の“滅び得た者の伝説”という曲は,これは重厚なイントロのギターソロから,ちょっとこれまでとは違う感じの曲に仕上がっています。これまではPANTAのギターとトシのパーカッション(又はドラム)を中心としたアレンジでしたが,この曲では,ギターのリフを中心にしながら,ロックのアンサンブルとは?ということを考えて練ってアレンジしているなぁと思いました。だって,頭脳警察で泣きのギターっぽいフレーズが聴けるとは思っていませんでしたものね。歌詞の方はこれまたちょっと抽象的なのですが,これがまたアレンジに合っていて素晴らしいです。
 5曲目の“少年は南へ”という曲は,アコースティックギターとパーカッションとベースで始まり,PANTAが唄い出すのですが,メロディーラインはそうでもないのですが,楽器の音が初期のT.REXをイメージしているのかなぁと思ったりもしましたが,初期T.REXも好きなので,こういう音もいいよねぇと思ってしまいました。歌詞の方は学生運動に挫折した人達のことを唄っているのかなぁと思ってしまいましたが,それだからこそ,爽やかかつポップに演っているのではないかと思ってみたり。
 6曲目の“前衛劇団{モーター・プール}”という曲は,はい,非常階段のJOJO広重も影響を受けたということで,歌詞の方はシュールというか不条理劇を歌詞にしたとしか言いようがないのですが,曲調がコロコロと変わって行き,最後には今で言うノイズの域まで到達し「前衛劇団モータープール!」で締めくくる曲なのですが,これだけ曲調もリズムも歌詞の雰囲気コロコロ変わるので,最初に聴いたときは何なんだこの曲は?って思ってしまいましたが,今,聴くと,面白い良くですし,何より凄い曲だなぁと思っています。
 7曲目の“歴史から飛びだせ”という曲は,PANTAの「石橋を渡ってから,断ち切れ過去を!」という唄から始まる,ストレートなロックンロールです。サビはもちろん「歴史から飛び出せ!」だけなのですが,頭脳警察が伝説となり,その後,歴史から飛び出すことになろうとは,PANTAも思っていなかったのではないかと。頭で考え抜いた曲も好きですが,やっぱり振り切ったようなストレートなロックンロールが頭脳警察には似合っているなぁとシミジミ思ってしまいました。
 8曲目の“無知な奴らが舞い踊る”という曲は,アコースティックギターのカッティングにエレクトリックギターのリードが色を添え,ベースが底を支えるという感じの演奏なのですが,曲としては“前衛劇団{モータープール}”に近い感じでしょうか。タイトルからするとストレートなメッセージのような気がしましたが,これまた不条理劇的な歌詞なんですよね。しかし,これだけ途中でリズムがコロコロ変わるとドラマーは大変だろうなぁと思いますが,トシがこんなんじゃやってられないということで,一時脱退したのも分かるような気もします。
 9曲目の“桃源境”という曲は,これまたアコースティックギターのカッティングがもの凄くイイ感じで鳴っているねぇと思いながら,その反対側でエレクトリックギターがリフを弾きまくっているのですが,その対比がイイ感じです。歌詞の方はタイトルからも分かるとおり観念的な歌詞なので,もちろん曲もかなり重ための曲になっていますが,こういうのもいいんじゃない?と今なら思えるのですが,最初に聴いたときは何かイマイチだなぁと思ったような気がします。多分,当時のフルカワは幼くて理解できなかったんだと思います。
 10曲目の“指名手配された犯人は殺人許可証を持っていた”という曲は,アコースティックギターをジャラーンと鳴らして,「指名手配された犯人は殺人許可証を持っていた」と言って終わる曲です。今考えればシュールだなぁと。
 11曲目の“パラシュート革命”という曲は,ワウを効かせたギターで始まり,跳ねたピアノがホンワカした雰囲気を出していたと思っていたのに,途中からメチャハードな演奏に変わり,そして今度は重ための雰囲気になりと,これまた1曲の中でコロコロと曲調が変わっていく曲なので,歌詞の方もシュールが少々ということで。しかし,ハードな演奏部分の尖った感じは素敵です。
 ラストナンバーの“光輝く少女よ“という曲は,おぉ!ストリングスが入っているじゃないですか。基本的にはPANTAの弾くアコースティックギターと唄が中心のアレンジなのですが,それを支えるようにドラムもベースも逆回転エコーをかけたエレクトリックギターも寄り添い,時にピアノが,時にはストリングが色を添え,しっとりと盛り上げてくれます(この曲ではさすがに曲調がコロコロ変わることはありません。)。抽象的な歌詞なのですが,PANTAがこの曲で唄っている少女とは「希望」のことなんだろうなぁと受け止めさせてもらったフルカワです。
 セカンドからこのアルバムまでたったの5か月ですが,こんな短期間でバンドの音が変わるっていうのはやはり凄いなぁというか,PANTAの中にはいろいろな音があって,それを具体化する術を1つ1つ身につけて音にしているから,こんなに変わってしまうのかなぁと思ってみたりしました。まぁ1枚目はギターとパーカッションだけのライヴアルバムで,2枚目が初のスタジオ録音だったので,3枚目でレコーディングというもの意識し,アイディアを具体化することを意識したということなんでしょうかね。2枚目はアルバム全体がハードな音(荒削りという言い方もできますが。)でカッコイイのですが,このアルバムはその時のPANTAの中にあった音をそのまま形にしたということになるんだろうなぁと思ってしまいましたです。

 2月になったと思ったら,来週はもう3月なんだなぁと。昔から一月往ぬる二月逃げる三月去ると言いますけど,本当に2月は逃げるように終わってしまいましたねぇ。というか,2月もパナモリにあんまり乗れていないので,3月は去って行くのかもしれませんが,そろそろちゃんと走りたいなぁと思っていますです。3月になれば,少しは暖かく,天気も良くなるでしょうし。
 しかし,2月は本当に寒くて,朝目が覚めると雪が降って白いか,凍り付いて白いかみたいな感じの日々でしたし,夜もフリースのフルジップを来ておかないと寒くて寝られないような状態でしたが,最近は白くなっていない朝もありますし,夜もフリースのフルジップを着なくても寝られるようになってきましたです。三寒四温を繰り返しながらちょっとずつ暖かくなってくれるといいなぁと思っていますです。本当,エアコンとガス温水器の関係で電気代と水道代とガス代がメチャ増えていますからね。暖かくなればボチボチ光熱費を節減できますし,パナモリで走っても楽しいので,早く春にならないかなぁと日々思っているフルカワでございます。