ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

16 Original Albums & Bonus Tracks Disc7/John Lee Hooker


 あけまして,おめでとうでございます。年末年始の休暇も終わってしまい,単身赴任先のアパートでブログネタを打っているフルカワでございます。2018年になってしまいましたが,だからどうした?という感じで淡々と仕事をさせてもらっていますですが,ブログに目を通してくださっている皆様には,今年もよろしくお願いしますということで。
 さて,前回のブログ(というかLooking Back 2017の後ですが。)をアップした後のフルカワの日常ですが,1日の月曜日は,まぁ正月ということで昼前から自分の実家へ顔を出しに行くので,それまでは自宅で正月気分だねぇと思っていたら,これが甘かった。この日は午前11時くらいに家を出ると嫁さんに言っていたので,朝起きて,少し何か食べてから出るんだろうなぁと思っていたのに,いつまで経っても朝ごはんを食べる準備はなく,寒いなぁ,腹減ったなぁと思いながら,最後は自分でコーヒーを入れて,お菓子を少し食べてから自宅を後にしましたです。後で聴くと,嫁さんとしては,下の子供が昼過ぎに帰ってくるので,それまで特に何もする気はなかったとのこと。それなら,そうと言ってくれれば・・・と思いましたが,まぁ,そういう人なので仕方ないなぁと思ってしまいましたです。実家に行ってからは兄弟で楽しく飲んで食べて,夕方まで過ごさせてもらいましたです。自宅に帰ると下の子供も帰ってきていたので,改めてお正月という感じになったのですが,晩御飯を食べている途中でなぜか電話が鳴り,電話に出てみると,大昔の上司からで,なんか私から届いた年賀状を見たら一緒に飲みたくなったということでした。嫁さんに許可をもらって,翌日の夕方飲みに行くことになりましたです。元上司に「○○さんもいるといいですねぇ。」と言うと,元上司が声を掛けておくということでしたので,もう一人ほしいなぁということで,△△さんには悪いと思いつつ,私の方から声を掛けさせてもらいましたです。2日の火曜日は午前中は自宅でウダウダした後,下の子供がドライヤーが壊れたので新しいのがほしいということでしたし,自分もプリンターのインクを買い足しておかないといけないので,午後から一緒に近所のビッグカメラへ行き,ドライヤーを買ってやり,ついでにi Phoneのケースと長めのケーブルが欲しいということなので,それも買ってやったところで,下の子供は用事が済んだということで分かれ,私はパソコン売場へ行き,プリンターのインクを買ってから自宅へ戻りましたです。で,夕方,元上司との待ち合わせ場所に言った所,そこには元上司,○○さん,△△さんがいて,非常に懐かしい顔ぶれで,楽しく昔話に花を咲かせながら(少しボケも入っていますたが・・・)飲ませてもらいましたです。正直,私から見ると,皆さん元上司(元上司80代,○○さん70代,△△さん60代,フルカワ50代)ですが,現役世代は私だけなので,この日の飲み代は私が出そうと思っていたのですが,さすが元上司の皆さん,1円も出させてもらえませんでしたです。3日の水曜日は単身赴任先へ戻らないといけないので,午後からプレオに乗って山の中の町へ戻りましたです。とはいえ,単身赴任先のアパートで一人で晩御飯を作っていると,これもまた日常だねぇと思ってしまいましたです。4日の木曜日からは仕事で,最初なのでノンビリ始めましょうかねと思っていたら,これが甘かった。午前8時30分になったとたんに営業所から緊急案件で午前中のうちに来て欲しいという連絡があり,上司の許可を得て,年始の挨拶もそこそこに営業所まで往復し,緊急案件を終わらせて午前中のうちになんとか支店まで戻ってきましたです。その日は午前中仕事にならなかったので,初日から残業ですか?と思ったのですが,さすがに山の中の町は寒い・・・暖房が切れると背中の方が寒いというか痛いので,午後7時30分で,これはもう無理ということで,仕事を上がらせてもらいましたです。昨日はそこそこ仕事をして帰ろうと思ったのですが,今日中に!という仕事が入ってしまい,午後8時過ぎまで頑張らせてもらいましたです。
 今日は,おかげで朝,ゆっくり起き,朝ごはんを食べ,掃除と洗濯を済ませて,歩いて買い物に行き,昼ご飯を食べてから,プレオに乗って買い物に行き,ブログネタを打っていますです。今日から三連休ですが,なんと今晩は夜勤で,明日は子供の用事で自宅へ戻らないといけないので,ちょっとバタバタだなぁと思っていますが,明日から天気が悪く,どうせ単身赴任先に居てもパナモリには乗れそうにないので,それはそれでいいかぁと思っています。しかし,いつになったらパナモリで走れるんだろうか?と思っていたりしています。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回からはまたJhon Lee Hookerの“16 Original Albums & Bonus Tracks”に戻り,今回はDisc7ということで,1曲目から12曲目までは1961年リリースの“JOHN LEE HOOKER PLAYS & SINGS THE BLUES”からで,13曲目から23曲目までは1962年リリースのTHE BIG SOUL OF JOHN LEE HOOKER”となっています。
 1曲目の“The Journey”という曲は,アコースティックギターをジャカジャカ弾き,靴音をバンバン入れながら,Jhon Lee Hookerが唄っているだけなのですが,これがいい。当然,アコースティックギターをジャカジャカ弾く合間にリフをこれでもかと入れているのですが,これがまたカッコイイです。コードカッティングもリフもヴォリュームが全く変わらないところが凄いなぁと改めて思ってしまいました。こういう音を聴くと,アコースティック・ブルーズもいいねぇと本当,思ってしまいます。
 2曲目の“I Don't Want Your Money”という曲は,少し静かにリフを弾きながら始め,ちょっとフィードバックノイズが入ったりもしていますが,靴音でリズムを刻みながら,ギターはほぼリフを弾くという,お得意のスタイルなのですが,Jhon Lee Hookerのヴォーカルが非常に良い感じで録音されていて,非常に聴きやすくなっています。
 3曲目の“Hey Baby”という曲は,ヴォーカルが入っている部分はミュートしたカッティングでヴォーカルを引き立てる弾き方をし,ヴォーカルが入っていないところはヴォーカルの代わりにギターが唄いまくるようにリフが弾かれているのですが,これがギター1本で,しかも唄いながら演っているだから凄いよなぁと思ってしまいました。ギターの音は少しモコモコしていますが,Jhon Lee Hookerのヴォーカルは迫力満点で録音されていて,というか,ギターもヴォーカルも一発録りで,マイクの前でこれでもか!っていう感じで唄って,弾いているんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 4曲目の“Mad Man Blues”という曲は,ディストーションのかかったエレクトリックギター(もちろん,アンプで歪ませているのだと思いますが。)で速いテンポでカッティングをしながら,もちろん靴音も早いテンポでビートを刻み,そこにJhon Lee Hookerがたたみ込むように唄うのですから,格好悪いわけがありません。ビート感っていうのは天性のものなんでしょうけど,嫉妬するくらいにカッコイイなぁと思ってしまいました。
 5曲目の“Bluebird”という曲は,ノンディトーションのエレクトリックギターでしっとりとしたカッティングをしながら,リフをグイグイ押し込んでくる演奏なのですが,少ししっとりとした唄い方のJhon Lee Hookerのヴォーカルのおかげで,全体的にしっとりした感じで,こういうブルーズもいいねぇと思ってしまいました。途中でJhon Lee Hookerが咳き込んでいますが,それもまた味と思えば問題なしでございます。
 6曲目の“Worried Life Blues”という曲は,イントロのギターからしてカッコイイ。多分,ノンエフェクトのフルアコのエレクトリックギターの音だと思うのですが,ちょっと甘めのトーンでリフを弾いているのですが,これがもの凄くイイ感じの音になっています。Jhon Lee Hookerの唄の方は相変わらずシブイのですが,この曲はギターの音がモコモコでなくスッキリした音で録音されているので,どちらかといえばギターの音やフレーズに耳がいってしまう曲になっています。
 7曲目の“Apologize”という曲は,イントロのチョーキングとトリルを使いまくった,いかにもJhon Lee Hookerなギターリフの後,少しリバーブを深めにかけた唄声が入るのですが,1枚のアルバムなのに,どうしてこんなに音色が違うのかなぁと思いながらも,1961年リリースなので,その時その時で録音したものをまとめているんだろうなぁと思いましたです。この曲のリフではチョーキングを多用していて,ブルーズというよりもロックンロールだなぁと思ってしまいました。
 8曲目の“Lonely Boy Boogie”という曲は,タイトルどおりブギでございます。イントロの靴音のビートと弾きまくりのギターがカッコ良いです。しかし,靴音とノンエフェクトのエレクトリックギターとシャウトするヴォーカルだけなのに,どうしてこんなにゴキゲンなブギになるんでしょうかね。本当,メチャカッコ良いです。
 9曲目の“Please Don't Go”という曲は,アコースティック・ブルーズで,アコースティックギターをリフを交えて弾きながら,靴音でリズムをキープして,靴音のリズムに乗っかってJhon Lee Hookerがゴキゲンに唄っているのですが,聴きながらこっちも靴音のビートに乗せられてしまいます。
 10曲目の“Dreamin' Blues”という曲は,少し歪んだエレクトリックギターのリフで始まり,ヴォーカル以外は音が回っているような感じがしますので,決して良い音ではないのですが,それが逆に雰囲気タップリという感じでたまりません。地下の店で酒を飲みながら好きに演っているみたいな感じがブルーズだねぇという感じです。
 11曲目の“Hey Boogie”という曲は,イントロのループするギターのリフからしてブギなのですが,全体的に音が悪すぎるのが少し残念なのですが,雰囲気だけはイイ感じです。多分,1マイクで全てを録音しているのではないかという感じなのですが,逆にそれがライヴをやっている場所でそのまま録音しているような感じになっています。
 12曲目の“Just Me and My Telephone”という曲は,“JOHN LEE HOOKER PLAYS & SINGS THE BLUES”としてはラストナンバーになりますが,これまた録音が良くないねぇという感じなのですが,ここまで音が悪いと,これはこういう音なんだろうと思うしかないですね。Jhon Lee Hookerのヴォーカルはしっかり録音されているのが救いですかね。とはいえ,ブルージーな雰囲気は十二分に出ています。
 “THE BIG SOUL OF JOHN LEE HOOKER”からの13曲目は“San Francisco”という曲で,バンドと共にJhon Lee Hookerがギターを弾きまくっているのですが,さすが,1962年リリースだけあって,楽器の音が多い分,Jhon Lee Hookerのヴォーカルが右チャンネルに,女性コーラスとギターが左チャンネルに思いっきり振られているのですが,これだけ思いっきり振られたミックスをされていると潔いなぁと思ってもみたり。
 14曲目の“Take a Look at Yourself”という曲は,ベースとドラムと女性コーラスが左チャンネルに,Jhon Lee Hookerのヴォーカルは右チャンネルに思い切り振られたミックスをしていて,多分,バンドの音も含めて一発録りなんでしょうけど,これが非常にイイ感じの音で録れているのが凄いなぁと。特にベースの音なんて,同じチャンネルに録音されているドラム(特にハイハットとスネア)と女声コーラスとオルガンに埋もれることなく,しっかりベースラインが聴き取れるのは素晴らしいと思いますです。
 15曲目の“Send Me Your Pillow”という曲は,リズム体は左チャンネルに,ホーンセクションとヴォーカルは右チャンネルに録音されていますが,Jhon Lee Hookerのヴォーカルがホーンの音に少し埋もれているのが残念なのですが,その分,左チャンネルに入っているピアノが生き生きと好き放題にピアノを弾いていてカッコイイです。リズム自体は1つのパターンをループしているのですが,そこにピアノが自由に弾かれまくっていて気持ち良いです。途中でフェイドアウトするのかな?というくらい音が小さくなって,また復活したりするのですが,なんなんでしょうね。
 16曲目の“She Shot Me down”という曲は,ブギなのですが,女声コーラスがギターのリフと被っているのがちょっと残念な感じがするものの,Jhon Lee Hookerといえば「ハウ,ハウ,ハウ!」のかけ声ですが,この曲ではそれが気持ち良く決まっています。途中からギターがセンターに来て,ヴォーカル同様唄いまくっているのですが,これもまたカッコ良いです。このまま延々続けばゴキゲンなのにな・・・と思っているとフェイドアウトしてしまうのがかなり残念です。
 17曲目の“I Love Her”という曲は,Jhon Lee Hookerのヴォーカルから始まる,ポップなナンバーです。女声コーラスの感じがかなりR&Bっぽい感じを出していて,ギターもいつもより控えめにポップに弾いていますという感じなのですが,それがまたイイ感じになっています。
 18曲目の“Old Time Shimmy”という曲は,イントロのスライドギターからしてブルーズなのですが,ベースラインが思いっきりウォーキングベース,そのリズムに絡みつくピアノが非常に気持ち良いです。Jhon Lee Hookerも少し控えめに唄っているのか,唄には余裕さえ感じられます。ギターもあまり前面に出てこず,どちらかというとベースとピアノという感じなのですが,このゴキゲンなグルーヴ感がいいねぇという感じでございます。
 19曲目の“You Know I Love You”という曲は,ホーンセクションが裏打ちのリズムでバリバリ吹いている中,これまたJhon Lee Hookerが余裕のヴォーカルを聴かせてくれています。1グルーヴで突っ走って(というよりも悠々と歩いて)いるという感じですが,そのユッタリとしたグルーヴに身を任せれば幸せになれること間違いなしですね。
 20曲目の“Big Soul”という曲は,オルガンとそれに絡みつくように弾かれるギターがカッコイイです。R&B寄りのブルーズといった感じでしょうか。女性コーラスと同時に入ってくるトランペットのロングトーンがまたイイ感じです。そういえば,ここまでJhon Lee Hookerのヴォーカルがないや・・・と思いつつ,唄の代わりにギターが弾かれまくっているので,問題なしということで。
 21曲目の“Good Rockin' Mama”という曲は,速いテンポでベースとギターがユニゾンで弾かれ,まさにロックンロール!という感じに仕上がっています。シンプルなリズムをホーンセクションが盛り上げてくれるのですが,その合間にもちろんギターが弾かれまくっているのですが,ホーンセクションのパワーに負けないギターがカッコヨシです。
 22曲目の“Onions”という曲は,ポップなブルーズという感じで,ちょっとルーズな乗ってJhon Lee Hookerが唄っているのですが,リズム隊とホーンセクションが比較的ベーシックなリズムを作る中,存在感のあるピアノがちょっとリズムを変えて弾いているのですが,これがまたカッコイイです。この曲ももっと聴いていたいなぁというところでフェイドアウトしてしまうのが非常に残念です。
 ラストナンバーの“No One Told Me”という曲は,静かにエレピのバッキングで始まり,それに乗ってJhon Lee Hookerがちょっと抑えめに唄うのですが,これがエレピの切ない音と合っていて,非常にイイ感じです。これまでラストナンバーとか書きながら,あまりラストナンバーらしくない曲(というか,録音したものはとりあえず入れてしまえ感)が多かったような気がしますが,このアルバムはきちんとラストナンバーには,それに相応しい曲が入っていて,当たり前のこのなのに少し感動してしまいましたです。
 しかし,1961年リリースの“JOHN LEE HOOKER PLAYS & SINGS THE BLUES”はJhonLee Hookerがギターを弾いて唄った奴をそのまんま録音して,そのまんまパッケージしましたという感じなのですが,1962年リリースのTHE BIG SOUL OF JOHN LEE HOOKER”ではアルバムとしての曲の構成(途中でインストを挟んでみたり。)も考えてあって,1年でこんなに変わるんだなぁ・・・と思ってしまいましたです。この時代ですから,1年違えば録音機材や環境もかなり変わっているんだろうなぁと思ってしまいましたです。

 しかし,1月3日に単身赴任先のアパートへ戻ってきたとき,一番不安だったのはアパートの隣の部屋に人が入っていたらどうしようということだったのですが,今のところ,隣の部屋には管理用の鍵がかかっているので,ちょっと安心しています。このまま4月まで(さすがに4月には人が入るでしょうし。)はこのまま隣が空室だったらいいのになぁと思っていますです。いや,本当,久しぶりですよ。夜寝る時に音楽を流しっぱなしにせず,静かな環境で寝られるのは。やっぱりよく眠れるもんね,静かだと。隣が静かですので,必要以上にスピーカーのボリュームを上げる必要はないので,こっちも静かに暮らしていますです。
 やはり,住環境は大事だなぁと思いますが,そうはいっても賃貸物件なんて誰が入るのか(または入っているのか)分からないので,ギャンブルとしか言いようがないんですけどね。まぁ,当分は辛かった2年間のことは忘れて,静かに単身赴任生活を送っていこうと思っているフルカワでございます。まぁ,一番良いのは,このまま静かに単身赴任生活も終わりにできれば一番良いのですが,これもまた自分の意志ではどうにもならないですしね。