ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

NAGARE 2017 at GALLERY SOAP/花田裕之


 一昨日の夜に自宅へ戻り,年末年始の準備に余念がないフルカワでございます。今年もあと2日ということですが,子供らも帰ってきていないので,嫁さんと2人で何となく年末を過ごしている感じだったりします。
 さて,前回のブログをアップした後のフルカワの日常ですが,日曜日は案の定,雨でしたので,午後からはネカフェに行き,マンガに浸りきってしまいましたです。以前,亜人を人に借りて少し読んでいたので,これを機会に読んでみるかということで読んでみたのですが,面白かったのはいいのですが,まだ完結していなくて,単身赴任中に全部読むことはできそうにないので,また,どこかで読むことにしましょうかねと思いましたです。しかし,11月から結局,1回もパナモリに乗れないまま1年を終えてしまうのはなんだかなぁと思ったりもしますが,雨が降るんだからしかたないよねということで。来年は天気が良ければ寒くても走りに行きたいなぁと思っていますです。月曜日からは仕事ですが,前の週の木曜日と金曜日が出張でしたので,メールが溜まりまくっているわ,仕事も溜まりまくっているわで,この状態で年を越すわけにはいかないということで,頑張らせてもらいました。正直,暖房の切れたオフィスは寒いというよりも痛いのですが,2日いなかったんだから仕方ないよねぇと思いながら,なんとか午後8時で仕事を終えることができましたです。火曜日は最近流行のインターンシップとかいうものを我が社でも行うということで,年の瀬も押し迫っているのにそれにかり出され,1日が終わってしまいましたです。インターン・シップにかり出されていても通常業務はあるわけで,インターン・シップが終わった後,デスクの上に残された仕事を片付けていると,結局,午後8時過ぎまでかかってしまいましたです。水曜日は定時退勤日なので,前の週が出張で最後のプラスチックゴミを捨てることができなかったので,この際,午後から休暇を取って捨てに行ってやれ!(正直,プラスチックゴミは結構溜まるので,1週間以上溜めていると,いっぱいになってしまいますし,このゴミをアパートに残したまま年を越すのもなんだかなぁと思いましたし。)ということで,休暇を取って,午後3時には職場を後にし,プレオにゴミ袋を乗せてゴミ捨てに行きましたです。おかげでアパートの部屋に鎮座していた大きなゴミ袋がなくなったので,スッキリしましたです。木曜日は仕事納めということで,さすがにバタバタした仕事はなかったのですが,よく考えると,出張の報告書を1行も書いていなかったので,少しでも済ませておこう!ということで,そっちを頑張らせてもらいましたです。さすがに仕事納めということでバタバタすることはなく,報告書を打ちながら勤務時間が終わり,さすがにこの日まで残業することもないので,みんなで年末のあいさつをしてから職場を後にしましたです。仕事納め後の飲み会の誘いもあったのですが,飲んで,アパートで一晩過ごしてから自宅に帰るのも不毛ですし,自宅の大掃除もしつつ,墓参りにも行かないといけないので(ついでに言えば,ブログネタをアップする時間も欲しいですし。),自宅でも作業時間が多い方が良いしねぇということで誘いを断り,
アパートに戻り,洗濯をしながら簡単に掃除を済ませ,ファミマのイートインで弁当を食べ,プレオに乗って自宅のある街まで戻ってきましたです。いつもより早めに出発できたのと,さすがに自動車も少なかったので思ったよりも早めに自宅に戻れましたです。
 昨日はのんびり起きてから,朝から大掃除のスタートということで,まずは窓の掃除から始め,なんとか午前中でキレイにできる窓は掃除が終わったので,まずは一安心ということで。毎年怖い思いをしながら掃除をしている自分の部屋の窓(地上12階なのですが,エアコンの室外機がおけるスペースがあるので,そこに降りて外から窓掃除ができる。)もさすがに慣れたこともあり,無事に落ちることもなく作業完了させてもらいましたです。実は昨日は嫁さんの誕生日だったので,ご飯でも食べに行く?と誘っていたのですが,食べに行くのは面倒なので,昼ご飯にお好み焼きを買って来てほしいということでしたので,クリーニング屋に行き,お好み焼き屋で持ち帰りようを注文してからスーパーへ買い物に行き,お好み焼きやでお好み焼きを受け取ってから自宅へ帰り,嫁さんと2人でお好み焼きを食べ,午後から大掃除再開ということで,照明の掃除とフローリングのワックスがけ作業に入りましたが,フローリングワックスが途中でなくなってしまったため,久しぶりにプレトレに乗り,ホムセンまで行き,フローリングワックスを買ったのですが,ここでふと思ったのが,やっぱりウェットスーツ素材の靴下の上に履く奴って暖かいよね(というか,冬の掃除のときは常に履いています。),山の中の町で朝,仕事に行くとき,寒くて足がかじかむよね,ウエットスーツ素材の靴下の上に履く奴で短いやつ(ようするに靴からはみ出さずに目立たないもの)があれば,ついでに買おうかなぁと思いつつ物色しているとあるじゃないですか。というわけで,ウエットスーツ素材の靴下の上に履く奴と降るーリングワックスを買って帰り,その後,引き続き大掃除を頑張らせてもら,何とか照明の掃除とフローリングのワックスがけまで終わりましたです。水回りの掃除は明日することにして,今日はブログをアップしたりとか,ちょこちょこした買い物に行ったりしつつ,マッタリしていようかなぁと思っていますです。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今年最後の音樂ネタを。ここのところJhon Lee Hookerのボックスセットを紹介していて,前回で残り半分を切りましたが,やはり,今年リリースされたものは今年のうちに紹介しておきたいということで,12月1日にリリースされた花田裕之の“NAGARE 2017 at GALLERY SOAP”を紹介したいと思います。このアルバムはタイトルのとおり,福岡は小倉にあるGALLERY SOAPという店の20周年記念プロジェクトとしてリリースされたものですが,GALLERY SOAP自体はCDの販売もやっていたりしています(band Hanadaのアルバムもここからリリースされましたし。)。タイトルに“NAGARE”とあるとおり,花田裕之がギター1本で各地を回っているツアーというか演奏形態の名称がついているとおり,このアルバムでもギター1本で唄ってくれています。
 1曲目の“遠くまで”という曲で,本当にサラッという感じでギターを弾き始め,ブルースハープを吹き,「遠くまで離れて,逃げおおせるかい自分から。遠くまで離れて,逃げおおせるかいこの日々から。」と唄い始められると,それだけで花田裕之の世界に心を持って行かれてしまいます。こういう言葉が年代が近いと響いてくるなぁと思いながら「いいこともないけど,なぜかFeel All Right。干からびた気分がとてもRock'nRollさ。」なんて言葉に心を鷲掴みにされてしまいました。
 2曲目は“LADY COOL”という曲で,これまた自然な感じで唄い始めるのですが,今度はラブソングでぶっきらぼうに唄っているのですが,そのぶっきらぼうな感じがたまらなくカッコいいです。ザックリしたギターのカッティングもいいねぇというか,バンドで聴くのもいいけど,ギター1本だけで自分だけのリズムで唄われるのもいいなぁと思ってしまいました。片想いの唄なんですけど,今の気持ちではなく,多分,あの頃の気持ちを振り返って唄っている感じが伝わってきてイイ感じですね。
 3曲目は“花・太陽・雨”という曲でPYGのカバーですが,正直,原曲をよく知らないので,なんともコメントしようがないのですが,フォーキーな感じで花田裕之の持ち唄のように聴こえなくもないのですが,歌詞のところどころに時代を感じさせる言葉があったりして,そこはグループサウンズ後期の曲だなぁと思ってしまいました(ちなみにPYGがタイガース等が解散した後,沢田研二萩原健二のダブルヴォーカルのグループであることくらいは知っていますが,花田裕之がなぜにこの曲をカバーしているのかまでは知りません。)。
 4曲目は“ガラガラ ゴロゴロ”という曲で,ロックンロールなリフを弾きながら始まるのですが,ギターを背負って,スーツケースをガラガラ・ゴロゴロ引っ張りながら旅を続ける歌唄いの曲で,まさに花田裕之の唄だなぁと思ってしまいました。特に電車を乗り継いで店から店へ流れ歩き,唄いづつける様は,どこかの某ロックンローラーが高い自動車に何本かのギターとエフェクターを積み込んで「旅」とか言っているのとは一線を画しているなぁと。多分,花田裕之は本当にギター1本で,弦が切れたら誰かのギターを借りて,そのまま弾いて唄ってしまうんだろうなぁ。でも,花田裕之がギターを弾いて,唄えば,それが花田裕之のロックンロールになるんだろうと思いました。
 5曲目は“TRAIN TRAIN”という曲でシーナ&ロケッツのカバーですが,これは多分,今年シーナが亡くなったので,その意味でもカバーしているんだろうなぁと思いました。原曲は聴いたことはないのですが,ブルージーな感じでカッコよいです。このタイトルだと某パンクのようなバンドを思いつく人が多いと思いますが,あんな曲ではなく,もっと重たい曲なのですが,それがまたカッコいいです。多分,シーナ&ロケッツだと鮎川誠がバリバリにギターを弾いているんだろうなぁと思ってしまいました。
 6曲目は“鉄橋の下で”という曲でTHE ROOSTERZの曲ですが,サラッとギターを弾き始め,ぶっきらぼうに唄っているのですが,「俺はギターを抱えて,鉄橋の下で失くした歌をさがすよ。」という歌詞はPANTAが書いたものですが,今の花田裕之の立ち位置にピッタリだなぁと思ってしまいました。いったい「失くした歌」はどんな歌なのか,それは人に寄って違うんだろうけど,私には私の,君には君の失くした歌があるんでしょうね。
 7曲目は“あきれるぐらい”という曲で,最初ちょっとギターのコードカッティングに迷いがあったような感じなので,「次はどの曲をやろうかなぁ。」と思いながら演っているんだろうなぁと思いながら,この曲の根無し草な感じが物凄く共感できたりします。特に「寒い夜空に浮かぶお月さん,俺を見捨てないで。」とか,「あてもなく迷ってジタバタしても,まだくたばりたくないのさ。」とか,いいねぇと思ってしまいましたです。
 8曲目は“空っぽの街から”という曲で,チューニングをしてからギターを弾き始め,バンドだとグイグイくる感じの曲ですが,そこはギター1本なのでサラッと弾いて,花田裕之もサラッと唄っているのですが,バンドだとロックンロールだねぇという感じですが,弾き語りだとブルージーな感じで,これはこれでグッと来るなぁという感じになっています。ギターの代わりに吹きまくっているブルースハープもイイ感じで鳴っていますしね。
 9曲目は“魅惑の宵”という曲でSONHOUSEのカバーですが,これも原曲は知らないのですが,リズムの跳ね方がSONHOUSEらしいなぁと思ってしまったのと,言葉の選び方が柴山俊之だなぁとか,少し甘いメロディーラインが鮎川誠だねぇと思ってしまいましたです。「月下美人が咲き乱れる,この素晴らしい時のうちに。」なんて言葉を選ぶのはさすが柴山俊之だなぁと思ってしまいました。そんな大先輩の曲を自分の曲のようにサラリと唄ってしまう花田裕之も凄いなぁと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーは“あの頃さ”という曲で,飄々としたギターを弾きながら花田裕之が唄い始めるのですが,「ガキの頃にはぐれた夢。あの森に探しに行こうか,久しぶりに。冬枯れのあぜ道の上に置いてきたままの気分のかけらを。忘れることなんてできないから,どんなに俺が変わっても。」なんていきなり唄われると,本当に心を鷲掴みにされてしまうじゃないですか。自分の「ガキの頃にはぐれた夢」どこに置いてきたっけ?と思いながら聴いてしまいましたが,きっと,私も忘れることなんてできないよねぇと思ってしまいましたです。
 ギター1本で唄いきっているのですが,ギター1本でもロックンロールだなぁと感じてしまうのは,既に花田裕之という存在がロックンロールだからなんだろうなぁと思ってしまいました。ここのところレビューしているJhon Lee Hookerもバンドだろうと,アコースティックギター1本だろうと,エレクトリックギター1本だろうと,全てがJhon Lee Hookerの音楽だもんなぁ。それと同じで,バンドだろうとアコースティックギター1本だろうと花田裕之の音楽ということなんだろうなぁとこのアルバムを聴いて改めて思いましたです。

 さて,最初にも書いたとおり明日で今年も終わりでございます。今年も年末年始は基本的に自宅で過ごすので,毎年恒例のLooking Backネタは明日打とうと思っていますです。そうすると,いつもダラダラ打っているこの部分も今日はあっさり終わらせて,明日のLooking Backネタに取っておきましょうかねというわけで,今日はこの程度にして,明日もLooking Backネタをアップさせていただきますですということで。