ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

音楽と私/原田知世


 いや〜8月になって夏本番の天気が続いて,こうなると汗をダクダクにかきながらパナモリでゼエハア言いながら走りたいなぁと思いながら,単身赴任先のアパートで週末を迎えているフルカワでございます。今日も天気が良くて,非常に暑いのですが,何か台風が近づいているということで,そのせいもあるのかなぁと思いつつ,どうせ一人のアパートだから関係ないやということで,上半身裸でサーキュレーターを回しながらブログネタを書いているフルカワでございます。
 さて,前回以降のフルカワですが,日曜日は昼ご飯を食べてからプレオを淡々を走らせて,いつものように単身赴任先に戻らせてもらいましたです。月曜日からは仕事ということで,実は月曜日から今週の山場で,午前中は営業所でミスがあって本社が怒ってる関係で,営業所の担当者に支店まで来てもらって事情を聴かせてもらわないといけなかったのですが,何とか午前中で話を聴かせてもらい,そのまとめは同僚に頼んで,午後からは別の営業所の社員が急に倒れた関係で親族に説明しないといけないということで,隣の市まで行くことになっていました。病院の名前は分かっていても公共交通機関では方向音痴の私がたどり着けるわけはないので,社用車で病院まで送ってもらい,主治医から話を聴き,その後,親族と話をするために営業所へタクシーで移動し,親族に今後のことを説明し終えると,もう午後3時になってしまいました。支店までは公共交通機関で帰らないといけないので,営業所近くの駅まで暑い中,若干早足で歩いて,何とか電車に間に合ったのでホッと一息という感じでした(何しろ,1時間に1本しか電車が走っていないので,これを逃すと,冷房なんてない無人駅で1時間近く待たないといけないので。)。で,電車を乗り継ぎ,何とか支店のある駅まで戻ったのですが,さすが山の中の町。駅舎から出た途端,溶けそうなくらいの暑さで,正直,嫌になってしまいましたが,なんとか支店までたどり着き,残っていた仕事を片付けて,午後7時には帰らせてもらいましたです。火曜日からですが,フルカワの会社は夏は交代で長期休暇を取るというシステムになっている関係で,本社やブロック支店からの指示もあまりなかったので,これは早く帰れるときは,早く帰ろう(というか,勤務時間が終わると冷房が止まるので,そんな中で仕事なんてできるわけはありませんし。)ということで,午後6時過ぎには退社し,アパートでマッタリしながら,週末まで迎えましたです。
 今日は相変わらず早めに目が覚めた(というか,午前中は部屋の中に陽が射すので,眩しいのと暑いので嫌でも目が覚めてしまうんですよね。)ので,午前7時30分には起きて,朝ごはんを食べ,掃除と洗濯をし,徒歩で行く買い物を済ませ,昼ご飯を食べ,午後からはプレオに乗って1週間分の食材を買いに行ってからブログネタを書いています。明日ですが,台風が近づいていることもあり,天気予報は晴れ後くもり,夜遅く雨所により昼過ぎから雷を伴うということで,午後からの降水確率は20パーセントなので,西方面に走りに行かず,少し早めに出発して,早めに帰れば,何とか雨に振られずに済むかなぁと思っていますが,台風の進行速度次第なので,明日はレーダーナウキャストと台風情報とにらめっこしながらパナモリで走りに行くかどうか決めたいと思っていますです。

 フルカワの日常ネタはこの程度にして,今回は7月5日にリリースされた原田知世のデビュー35周年記念盤“音楽と私”を紹介したいと思います。タイトルを見て「ん?」と思った人は原田知世ファンの方だと思います。そうです,10年前にデビュー25周年のときに久しぶりにリリースされた“music&me”の和訳タイトルになっているんですね。この時からプロデユーサーに伊藤ゴローを迎え,大人のヴォーカリストとしてまったりとした活動をされていましたが,カバー作品の恋愛小説を経て,今回はセルフカバーになっているのですが,これが,もう,どうしてこんなにというくらいベストな選曲になっていますです。
 1曲目の“時をかける少女”という曲は,1983年リリースの個人的には名曲ですが,“music&me”ではギター1本でボサっぽく演っていましたが,このアルバムではストリングスを使いながら,どちらかというと原曲に誓いアレンジで演奏され,唄われています。この曲で初めて原田知世に出会ったとき,同じ歳でなんて素敵な人なんだろうと思ってしまいましたが,こうやって,年を経て,おじさんとおばさんになってもやはり良いねぇと思えるのは,単に私がミーハーだからでしょうか。でも,本当,スクリーンの向こうの原田知世は私の青春時代のマストアイテムだったなぁとシミジミ思ってしまいましたです。
 2曲目の“ロマンス”という曲は,1997年リリースなのですが,この頃は原田知世から離れていた時期で,あまり聴いていなかったのですが,ドラムから始まり,ほぼオリジナルどおりのアレンジで演奏され,今の原田知世とは違って,シャウトする感じの唄い方に若かったねぇと思ってしまいましたです。20年前の曲だから,30歳ですよね。自分は何をしていたっけなぁと思い出しながら聴いてしまいましたです。
 3曲目の“地下鉄のザジ”という曲は,1983年リリースというか,個人的には名盤の“Brithday Album”の1曲目の曲です。大貫妙子作品で当時はテクノっぽいアレンジだったのですが,生楽器であのアレンジを再現するという感じで,思わずニヤリとしてしまいました。もちろん,街角のS.Eも猫の鳴き声もきちんと挿入されていて,そこにもこだわりを感じてしまいましたです。生バンドアレンジなので,テクノアレンジよりもグルーヴ感があって気持ち良いですね。テクノアレンジでたどたどしく唄う原田知世も良いのですが,バンドのゆったりとしたグルーヴで気持ちよさそうに唄う原田知世もキュートだねぇと思ってしまいましたです。
 4曲目の“ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ”という曲は,1983年リリースというか,やはり“Brithday Album”に収録されていた曲ですが,松任谷由実作品で,本人も唄っていました。ピアノでしっとりと始まり,原田知世もしっとりと唄っているのですが,昔の不安定な感じも良かったのですが,しっかりと,しっとりと唄っているのを聴いていると,アイドルではなくシンガーになったねぇ・・・と思ってしまいましたです。基本的にはオリジナルなアレンジを踏襲しながら,こんなにしっとりした素敵なアレンジにした伊藤ゴローの手腕にはちょっと感謝してます。
 5曲目の“天国に一番近い島”という曲は,1984年リリースで,もちろん同名の映画の主題歌ですね。当時の私の夢はニューカレドニアに行き,そこの海岸で「ここが天国に一番近い島なのね・・・」とやることだった(元ネタを知らない人はDVDで見てください。)のですが,その夢は未だ実現していません。きっとこれからも実現しないでしょう,パスポートを持っていないですし。で,曲の話に戻りますが,この曲は敢えてピアノ1本で唄うことで,この曲の素晴らしさをアップさせています。私も過去に結婚式の披露宴でちょっとジャジーにしてギター1本で唄ったことがありましたが,そんなもの比較にならないくらい素晴らしい仕上がりになっています。でも,大人(おじさん)になってから思うのですが,「平凡な囁きが,あなたの唇,宝石に変える。だれよりも天国にあなた一番近い島。」という歌詞は歳を取ったからこそ染みるねぇというのはあります。若い頃みたいに情熱的になんてなれないし,そもそもそんな体力も気力もないし,そうすると,平凡な日常の中で変わらずにそばに居てくれた人が最も大切なのではないかと思ったりするのです。そうすると,私にとっては嫁さんが“天国に一番近い島”ということになるのですが,果たして嫁さんにとってはどうなんでしょうかね。恐ろしくて聴けませんけど。
 6曲目の“ときめきのアクシデント”という曲は,1982年  テレビドラマ「ねらわれた学園」の主題歌なのですが,私はリアルタイムで見ていないんですよね。「セーラー服と機関銃」は見ましたが,セーラー服を着て,髪の長い原田知世も可愛かったことを覚えていますです。というわけで,私はリアルタイムではこの曲を入手することはできなかったのですが,その後,アーリー原田知世のベストが発売され(いい時代ですよねぇ,本当に。),その中に入っていたのを聴きましたが,来生姉弟ナンバーだねぇという感じでした。今回のアルバムではギター1本で始まるのですが,ギター1本ということでちょっとボサっぽい感じもあったりしますが,あの頃のキラキラした感じもちょっと入っていて,それは原田知世の唄と伊藤ゴローのアレンジのせいではなく,きっと来生姉弟作品の持つ強さなのかなぁと思いながら,こうやってじっくり聴いてみると,少女の不安定で揺れる感情が非常に良く表現されているなぁというか,こういう時代だったよねぇってシミジミしてしまいましたです。
 7曲目の“愛のロケット”という曲は,1997年リリースなので,すいません,今回,このアルバムで初めて聴きました。スウェディッシュ・ポップ路線で結構,注目されていたらしいのですが,スウェディッシュ・ポップ自体がオシャレな音楽から遠ざかっていたフルカワにはさっぱり分かりません。というわけで,新鮮な気持ちで聴かせてもらいましたが,元気の良いホーンで始まる,ポップなナンバーで少しコケティッシュな唄い方をする原田知世が思いっきりキュートです。50歳でこのキュートさなら,リリース当時は30歳ですが,もっとキュートだったんでしょうね。ホーンがバリバリと入っていますが,ちっともR&Bっぽくならないのは,これがスウェディッシュ・ポップなのかしら?と思いながら聴かせてもらいましたです。
 8曲目の“空と糸-talking on air-”という曲は,2002年リリースですが,この頃は鈴木慶一プロデュースということで,リアルタイムでは聴いていなくて,これまたベスト盤で聴いた程度なのですが,アコースティック成分の割合が高くなっていて,いきなりのフィドルの音にも心が踊ったりもしますね。英語詩なのですが,アイドルのときみたいにカタカナ英語になっていないので,すんなり唄が耳に入ってきます。伊藤ゴローとの対談では,アイリッシュっぽくしたということですが,元々がアイリッシュっぽい感じではないので,楽器編成をアイリッシュっぽくしたということなのかなぁと思いつつ,終始鳴っているフィドルの音が柔らかく唄う原田知世の声と相まって非常にいいねぇと思ってしまいましたです。
 9曲目の“うたかたの恋”という曲は,2014年リリースで,ドラマ「紙の月」にインスパイヤされて作った曲(だったと思うの)ですが,最近の曲なので,どんな感じになっているのかなぁと思いながら聴いてみました,基本的なアレンジは変わっていないのですが,ドラムが基本的にリムショットを打つという感じになっているのですが,それが凄くいいです。割りと隙間のある音なのですが,そこにカシっとしたリムショットの音がアクセントを付ける感じになっているのですが,それが非常にイイ感じになっています。オリジナルバージョンよりも若干ゆっくりめのリズムになっていますが,それがまたしっとりとした感じになっています。
 ラストナンバーの“くちなしの丘”という曲は,2007年リリースで,フルカワ的には近年の名曲なのですが,今回はいきなり原田知世がギターとともに唄い出す弾き語りバージョンで,これがまた素晴らしいんですよねぇ。この曲の切なさは,本当,フルカワ的には物凄く理解できる切なさ(「言葉にしたらすぐに壊れて,きっともう戻らないから。花の向こうに君が見えたら何を話そう?」なんて歌詞は凄くよく分かる。)なのですが,それがギターとピアノをメインに据えたシンプルなアレンジにしていることで,切なさが120パーセント増量しています。本当,この名曲をラストナンバーで持ってきてくれてありがとうございますという感じです。
 初版特典ボーナストラックの“雨のプラネタリウム”という曲は,1986年リリースで,非難轟々だった後藤次利作品なのですが,これがまたボーナストラックらしい,非難轟々作品で,原曲はスラップベースがビシバシ鳴り響くダンス路線だったのですが,なんと今回は変拍子のジャズという感じのアレンジで,少し不思議な感じなのですが,敢えてこういうアレンジを持ってきたか?という感じですかねぇ。原曲のアレンジが強烈でしたからねぇ。ここまでしないと原曲には対抗できないかもしれないかもしれませんね。原田知世のヴォーカルも少し変拍子っぽいところがあって気持ち悪いのですが,サビのポップなメロディとの対比が凄すぎて,はぁ・・・という感じの曲になっています。
 おまけのDVDには“時をかける少女”と“ロマンス”のPVが収められています。画面の中の原田知世はちょっと歳を取ったねぇ(まぁ,50歳ですし。)という感じですが,それでも少しはにかんだような笑顔は相変わらずキュートで,素晴らしいなぁと思ってしまいましたです。もう,一生付いていきますという気持ちになってしまいましたです。
 で,私はアマゾンの初版限定でこのアルバムを購入したのですが,アマゾンはポスター付きとなっていて,最初,ポスターをどうしたもんかなぁと思っていたのですが,自宅に持って帰っても貼るところがないしねぇというわけで,結局,単身赴任先の殺風景なアパートの壁に貼らせてもらいましたです。最初は少し違和感がありましたが,今は部屋に馴染んでいい感じになっていますが,単身赴任が終わったら処分してから帰らないといけないかなぁと思っていますです。

 ところで,最初に私の勤務先の夏休暇のシステムを書きましたが,フルカワも早ければ来週木曜日の午後から,遅くとも金曜日(まぁ,この日は山の日で日本全国休みですけど。)から夏休みを取る予定にしていますです。というわけで,明日,走りに行けるかどうかは別にしてパナモリを整備しておこうと思っていますので,ブログのアップをして,洗濯物を取り込んで,ワイシャツにアイロンを掛けたら,着手しようと思っています。普段ならチェーンのオイルを塗り直して,フクピカで掃除をしておく程度ですが,パナモリも2年目を過ぎましたので,最近,バーテープが傷んでいるなぁというわけで,1週間分の食材を買いに行く前に自転車屋に行き,新しいバーテープを買いましたです。正直,ロードのバーテープは何が良いのか分からないので,店長さんに相談して,CYCLE PROのソフトスキンタイプの黒にさせてもらいましたです。店長いわく「これは巻いている途中に引っ張っても切れにくいし,ソフトスキンタイプなので,手にも優しいよ。」ということでしたので,私の乗り方だとこれしかないかなぁと思ってしまいました。で,店長に念のため,「最後に止めるテープは付いていますよね?」と確認したところ,なんと店長から「そんなもので止めたら駄目だよ。あれは飾りのテープだから。ビニールテープで2,3回クルクルっと巻いて,最後に飾りテープを貼らないと駄目だよ。ビニールテープはないからホムセンで買ってね。」ということでした。なんてこったい,そんなこと整備本に書いていないので,プレトレにバーテープを巻くときはあんなに苦労したのに,そういうことだったのかぁ・・・と思ってしまいましたです。というわけで,バーテープを買って,1週間分の食材を買って,アパートに帰って食材を冷蔵庫へ入れてから,再度,プレオでホムセンまで行き,ビニールテープを買わせてもらいましたです。
 正直,プレトレのバーテープは何度か巻いたことはあるのですが,パナモリでは初交換なので,果たして上手くできるのか若干不安はありますが,多少ミスっても,そこは自分が巻いたんだから仕方ないよねと開き直って,不細工な巻き方も含めてフルカワのパナモリということでいいんでないかいというわけで。バーテープがキレイになったパナモリで明日は走りに行きたいのですが,雨だけでなく風が心が折れそうなくらい吹いていたら,諦めざるを得ないかなぁと思っていますが,まぁ,明日が駄目でも夏休みの間にゴリゴリ走ればいいかなぁと思っていますです。