ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

寄生獣フルカラー版全10巻/岩明均


 山の中の町も夏真っ盛りでございます。今週は帰らない週ですので,単身赴任先でマッタリしているフルカワでございます。とはいえ,単身赴任先のアパートはベランダが西向きなので午前中は日が入るのですが,昼前からは部屋の中に日が入らなくなくなるので,そういう意味では自宅より過ごしやすいですね。自宅は私の居住部分の窓が東向きなので,夕方前から西日が入りまくって正直暑いんですよね。ただし,単身赴任先は午前7時を過ぎると部屋の中に日が入りまくって,正直,暑い・・・という感じですが,まぁ,部屋に自分しかいないので暑いのならパンツ一丁でも問題なしじゃんということで,そんな感じで乗り切っていますです。
 で,前回のブログで髪を切ったら,晩ごはん代わりにビアガーデンでも行こうかなぁと書きましたが,甘かったですね。予約の時間に散髪屋へ行ったところ,まだ前の客が終わっていなくて,ちょっと待ってから,髪を切り始めたものの,結局,髪を切り終わったのは午後8時前でした。う〜ん,この時間からビアガーデンに行っても1時間で出ないといけないかなぁということで,結局は散髪屋の帰りに近所のスーパーへ寄り,惣菜とサラダを買って帰って晩ごはんにさせてもらいましたです。とはいえ,惣菜が軒並み半額で,しかも500円の値引き券があったので,200円でお釣りがきてしまったので,これはこれで安上がりで良かったのではないかと思ったりもして。で,スーパーから家へ戻ると,何と嫁さんがもう帰って来ているではありませんか。正直,こんなに早く帰ってくるとは思っていなかったので,ビアガーデンへ行かなくて本当に良かったなぁと思いながら,晩ごはんを食べさせてもらいましたです。日曜日はいつものとおり単身赴任先へ戻ったのですが,さすがに単身赴任先のアパートが煮えまくっていたですね。水道から水を出しても出てくるのはお湯ばかりで,正直,なんてこったいと思いましたが,シャワーを浴びるのにガスを使わなくていいじゃないということで,前向きに考えさせていただくことにしましたです。
 月曜日からは部内で異動でしたので,辞令をもらって,隣の隣の部屋へ異動したのですが,さすがに転居を伴う異動ではないので,初日から当たり前のように仕事をさせてもらいましたです。火曜日もよく分からないうちにバタバタと仕事をし,水曜日は飲み会の幹事を命ぜられていたので,午後5時には仕事を片付けて店の方へ準備に行ったのですが,なんとメールでは参加で連絡をもらっていたのに1人が休暇を取得しているということで,欠席になることが判明してしまいましたです。お店の人に頼み込んで,料理代だけにしてもらったのですが,異動前のパソコンで出欠確認のメールを送信したので,今更,どちらが悪かったのか確認しようがないので,仕方なく不足分は被ることにさせてもらいましたです。とはいえ,代金の精算をしていると,残った一人分の美味しい釜飯をおみやげにもらえたので,これでチャラにするしかないかなぁと思いましたです。で,代金の精算を済ませて店を出ると,既に誰も居なかったので,これはさっさと帰って洗濯をしろということだなということだと前向きに考え,アパートに戻り,イソイソと洗濯をさせてもらいましたです。残り2日はひたすらバタバタして過ぎてしまいましたが,まぁ何とか乗り切ったという感じでしょうか。
 今日は単身赴任先での休日ということで,まったりしながらも掃除と洗濯をし,食材を買いに行き,一息ついたところでブログネタを書いていますです。明日も天気が良いみたいなので,明日はパナモリで山の方へ走りに行こうかなぁと思っていますです。

 前回で音楽ネタが尽きてしまった(Ten Years Afterがアマゾンから届かない・・・)ので,ぼちぼち漫画ネタでも書こうかということで,今回は岩明均の“寄生獣フルカラー版”を紹介したいと思いますです。寄生獣自体は1988年から1989年までモーニングオープン増刊に掲載された後,1990年1月から1995年2月まで5年間に渡って月刊アフタヌーンで連載されたので,もう20年前のマンガなのですが,映画化されたのをテレビで見て,なんとなく全巻読みたくなり,アンドロイドタブで調べてみると電子書籍にはフルカラー版があるということで,どうせ読むならということでフルカラー版を買ったのですが,やはり面白かったというか,深かったですね。今,この歳で読んでも十分楽しめます。いろいろな人がいろいろなレビューを書いているので,どうしようかと思ったのですが,まぁフルカワなりに書いていきたいと思いますです。
 第1巻は,最初の「誰かがふと思った。『生物の未来を守らねば・・・』」という感じで環境問題っぽい感じなのかなと思わせる始まり方をするのですが,いきなりパラサイトに寄生された男性が朝から妻の頭を捕食するシーンが挿入され,その後ミギーが登場するのですが,登場時のミギーは割りとグロテスクに描かれていて,ちょっと後のミギーとの落差に驚いたりもします。しかし,初期段階で里美が「きみ・・・泉新一くん・・・だよね?」と問いかける所は里美と新一の関係を描いているなぁと思ってしまいましたです。そして,新一の学校へ田宮良子が現れ,そして「繁殖能力もなくて,ただ共食いみたいなことを繰り返す・・・こんな生物ってある?」という問いかけがなされるものの,結局,そのときに同席していたパラサイトが学校へ襲撃に来て,新一が初めてパラサイトの胴体(要は人間部分ですね。)を鉄パイプで突き刺したところで1巻は終わってしまいます。
 第2巻は,田宮良子が妊娠していることが学校にバレ,退職を余儀なくされるところから始まるのですが,学校を去る時,新一に対し「おまえ・・・わずかだが混じってるな・・・」と意味深な発言をし,自宅へ来ていた元の人間の実母に正体を見破られたことに疑問を感じながら消えていってしまうのですが,これが後で伏線になったりします。で,2巻のハイライトは旅行に出た新一の両親のうち,母親がパラサイトに殺され,乗っ取られてしまい,自宅へ戻ってきた母親の形をしたパラサイトに胸を一突きされてしまうのですが,ミギーが体内に入り治療することで一命をとりとめ,母親への復讐のため,パラサイトのいる地へ向かうのですが,仲間のパラサイトの宇田に出会うと所で終わってしまいます。
 第3巻は,新一の体内で細分化されたミギーの30パーセントがいるということが判明し,その間に母親と宇田が戦うのですが,宇田は母親にやられてしまい,ミギーが眠ったままの状態で右手を硬質化させた状態で戦うのですが,ミギーが体内に30パーセント混じっている新一は母親の攻撃をかわし,母親を追い詰めていくのですが,最後は宇田がとどめをさし,「こいつは・・・もちろんきみのおかあさんなんかじゃない・・・でも,やっぱりきみがやっちゃ・・・いけない気がする。」と言うのですが,そこに宇田の人間らしさを感じました。そして,この巻から,また田宮良子(この段階では名前を変えていますが。)が現れ,新一とミギーのことを調べるために島田秀雄を学校へ潜りこませるところで終わってしまいます。
 第4巻は,女子生徒が身を守るために投げた硫酸によって統制が取れなくなった島田秀夫が校内で殺戮しまくる展開で,結果的には新一とミギーに倒された島田秀雄の遺体は捜査機関が持ち帰り,パラサイトの実態が初めて判明することとなったところで終わります。
 第5巻は,パラサイトがヤクザの事務所で演習と称して殺戮するシーンから始まり,打って変わってほのぼのとした新一と里美のデートシーンになるのですが,ここで新一は「たまに・・・身体を引き裂かれるような思いにかられる時がある。でもそれは,しばらくするとケロっと治ってしまう。ミギーの一部がおれの心にも混じっていると感じるのはそんな時だ。それが良いことなのかどうか・・・」と思い,里美は「もっと早くに・・・もっともっと仲良くなってれば・・・たったいまも・・・君が間違いなく泉くんだってこと・・・」と不安に駆られているというアンビバレントな思いが秀逸だなぁと思ってしまいましたです。そしてパラサイト達が市長選挙に立候補し,田宮良子は田村玲子として再登場し,探偵を雇って新一とミギーを調べ始める所で終わってしまいます。
 第6巻は,探偵が新一とミギーを見てしまうところ話から始まるのですが,ここで気分が悪くなったのは,探偵が新一に対して「もし本当に人間のためを思うなら,きみは名乗り出るべきなんだ。たとえ,実験材料にされたとしても・・・たとえ自分を犠牲にしても人間のことを考える・・・それが人間じゃないか?」というところなのですが,私も気分が悪くなりましたが,ミギー達はもっと気分が悪くなったようで,攻撃のフリをした上で「自己犠牲が聞いてあきれるぜ。」と言い切ってくれるところはカッコいいねぇと思ってしまいましたです。
 第7巻は,広川グループの刺客である三木と戦い,倒したと思ったら後藤になり,なんとか逃げることができたのですが,今度は広川グループは探偵を始末することにしたのですが,探偵を始末できず,家族を殺害してしまったため,探偵がパラサイトの敵になってしまいました。しかし,そんなシーンの後,田村玲子が子供に母乳を与えながら「不思議だ・・・おまえは不思議だ・・・この世界は不思議が多い・・・なぜわたしは・・・寄生生物は生まれてきた・・・」と考えているのですが,この辺も深みがあって上手いなぁと思ってしまいましたです。そんな田村玲子に危険を感じたパラサイト3名がを田村玲子処分することにしたのですが,田村玲子の圧倒的な勝利により終わったと思えば,今度は探偵が田村玲子の子供を誘拐したところで終わります。
 第8巻は,田村玲子が新一にパラサイトについて考えた結論を伝えるのですが,これがまた深いんですよね。「ずうっと・・・考えていた。・・・私は何のためにこの世にうまれてきたのかと・・・1つの疑問が解けると,また次の・・・疑問がわいてくる・・・始まりを求め・・・終わりを求め・・・考えながらただずっと・・・歩いていた。どこまで行っても同じかもしれない・・・歩くのをやめてみるならそれもいい・・・全ての終わりが告げられても・・・ああそうかと思うだけだ。」と言い残して田村玲子は死んでしまうのですが,そこで新一はまた涙を流すことができたというちょっと感動的なシーンになっています。そして,最後のキーパーソンになる快楽殺人鬼の浦上が出てくるのですが,いきなり「人間で・・・いろいろ遊んだおかげかな。つまりよ・・・この生き物の品質について誰よりも詳しいってことだよ。けっこうぶっ壊れやすいぜ,この玩具・・・」というセリフはさすがだなぁと思ってしまいましたです。そして自衛隊と警察が広川グループと対決することになったのですが,その前に新一に助言を求めに来たのですが,そこで里美が言った「もともと普通の道のはずだよ・・・ただの通学路のはずでしょ?ただの・・・なのにちょっと歩くとそこが・・・血でべっとりしてる。」というセリフで終わるのですが,よく考えるとこれもとんでもないセリフだなぁと思ってしまいましたです。
 第9巻は,市役所での人間体パラサイトの市街戦から始まるのですが,広川は人間だったのですが,後藤1人に自衛隊は全滅にされ,浦上は逃亡し,後藤に殺されるかもしれないと考えた新一は死にたくないという気持ち落ち着かせるため里美と寝ることによって生きることへの欲望を高め,後藤と対峙するのですが,勝てることはなく,ミギーを失ってしまうところで終わります。
 最終巻は,逃げる新一が一人暮らしの老婆と出会うところから始まり,老婆のところを出て,再度,後藤と戦うのですが,後藤に産業廃棄物の鉄の棒を打ち込んだ結果,後藤の統制が壊れ,ミギーは新一の元へ戻り,後藤を倒し,ミギーは眠りにつくのですが,これで終わりかと思うとそうではなく,大学生になった里美と浪人生となった新一のデートから始まり,そこに浦上が現れ,里美を拉致し,新一にパラサイトが混じっていることを言い放つのですが,それを聞いた里美が「新一くん・・・あたし・・・いつだってきみのいる場所へ行こうとしてたんだよ。でもきみは脚が速いから,どんどん知らない世界へ・・・追いてきぼりは・・・あたしの方だった・・・でも,いまやっと追いついて・・・なんだかちょっと追い抜いちゃったみたい・・・」というセリフにもグッときましたねぇ。最後の「何かに寄りそい・・・やがて生命が終わるまで・・・」というラストのモノローグも深いなぁと思ってしまいましたです。
 こうやって文字化すると陳腐だなぁと思ってしまいましたが,ぜひ読んでいただきたいですねぇ。特に過去に読んだことがある方もフルカラー版で読みなおしてもらえると,感動もひとしおではないかと思いますです。私自身,ダウンロード販売で買ってから何度読みなおしてことかという感じですが,何度読んでも面白く,かつ感動させてもらっていますです。

 さて,そろそろ夏の休暇をいつ取るか考えないといけないのですが,8月1日に異動したことから7月中はとても休暇を取得することなんてできませんでしたし,9月になったら通常営業なので,とても休めそうにはありませんので,ここはやっぱりお盆の時期に休みを取ろうかということで,お盆を中心に休暇を取ることにしているのですが(もちろん,人間ドックの予約も済ませましたし。),あとは12日の金曜日をどうするかなんですよねぇ。12日の金曜日を休めば,11日の木曜日が海の日なので,朝からパナモリをプレオに積んで自宅に帰れますしね。12日まで仕事をしたら,パナモリをプレオに積むことを考えると,13日の土曜日の朝から帰ることになるので,なんとなく時間が無駄になるような気もしますしね。1日仕事に出たところで仕事が何とかなるもんではないし,ここは開き直って,やっぱり休んだほうがいいのかなぁと思ったりもしますが,そこは来週の仕事の片付け具合を見てから考えることにしますが,火曜日までにはいろんな意味で目処を付けないといけないかなぁと思っていますです。早く帰るなら,嫁さんにもちゃんと連絡しておかないといけませんしね。