ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

ポップスで精神医学 大衆音楽を“診る”ための18の断章/山登敬之ほか


 あっという間に4月になってしまいましたです。先週もメチャハードでしたが,何とがブログネタを書き込むことができそうです。月曜日は送別会ということで,楽しく飲まさせていただきまして,あんまり楽しかったので,飲み過ぎてしまい次の日がちょっと辛かったんですけどね。火曜日は送別会ではない飲み会で,これも楽しかったのですが,飲み会2日目で,しかも水曜日も飲み会が入るかもしれないということで,セーブしておきましたです。水曜日なんですが,飲み会をしましょうと声を掛けてくれた同僚が,異動前に片付けておかなければいけない仕事がどうにもこうにも終わらなくて,飲み会がなくなったので,水曜日だし,洗濯ができる時間に家に帰って,洗濯しようかなぁと思っていたのですが,本社指示を支店の方でどうやって具体化するかという課題を早急にやらないといけなくなり,気がつけば退社時間ギリギリまで仕事をさせてもらいましたです。木曜日も引き続き,前日の課題を何とか片付けたところで,やはり,退社時間ギリギリになってしまいましたです。ということは洗濯が全くできていないのですが,金曜日は子供の引っ越しの関係で早く帰るからまとめて洗濯すれば良いかと思っていた金曜日,午後3時に地区ブロック支店から確認指示があり,あれよあれよというまに「これは帰れるんだろうか?」という状態になってしまいましたです。で,午後5時過ぎに地区ブロック支店の担当者から連絡があり,「とりあえず本社の指示を仰ぐから,待機しておいてください。」とのことでした。えぇ〜今日は今から帰って,近畿方面まで行かないといけないし,ホテルの予約もしているのに・・・と思いつつ,仕事の相方は異動で着任したばかりなので,自分で何とかしないといけないかなぁと思いながら,終電を調べると,午後8時までに仕事が片付けば,何とか終電に乗れることが判明したので,何とか8時までに指示を,というか,午後8時に指示を受けても何もできないんだけどなぁと思いながら,午後7時に途中経過を聴いてみようと思って地区ブロック支店に電話をしてみると,なんと待機の必要はなくなったと言うではありませんか。それならそれで早く待機解除をしろよな!を怒りつつも,それは態度に出さずに,電話を切り,速やかに机周りの片付けをして,帰らせてもらいましたです。洗濯をする時間なんてありませんから,とにかく服を着替えて,1泊分の荷物を詰めて,単身赴任先のアパートを出て,電車に乗り,新幹線に乗り換え,目的地に着いたときには既に午後11時でしたです。新幹線に乗る前に嫁さんに土曜日の集合時間をメールで確認したところ,午前7時30分ということだったので,ハードな週末になりそうだなぁと思いつつ,ホテルを探しながら歩いていたのですが,歩けど歩けど目的のホテルが見つからない。さて,どうしたものかと思いながら40分程度歩いたものの,明日の集合時間を考えると,午前零時にはチェックインしておかないと,更にハードな日になるのは確実なので,これはタクシーに乗るしかないと考え,タクシーを捕まえて,ホテルまで行ってもらったので,無事午前零時までにチェックインすることができましたです。で,酒を飲んで,その日はサッサと寝させてもらいましたです。
 土曜日は子供の引っ越しということで,嫁さんと子どもとホテルのロビーで合流し,電車を乗り継いで子供の引越し先へ行きましたです。しかし,ここで驚愕の事実が。なんと,玄関ロビーのインターフォンが故障していて,配送業者が来ても分からないということではありませんか。仕方ないので,荷物が届くまで嫁さんと交代で玄関ロビー前で配送業者が来るのを待つことにし,先に嫁さんに行ってもらい,私はその間に無線LANの設定をさせてもらいましたです。無線LANの設定をしておけば,子供のスマホのパケットも節約できますしね。で,無線LANの設定を終わらせ,自分のアンドロイドタブレットのラジコでJ-Waveを聴いていると,嫁さんが交代してくれということでしたので,荷物が届くまで特にやることもないので,了承して,玄関ロビー前で音楽を聴きながら,配送業者が来るのを待っていましたが,なんとか午前11時30分までに全て配送されたので,昼から子供が学校へ行かないといけないので,まずは子供が居るうちパソコンの設定をして説明をしておこうということで,パソコンを設定し,子供にマイクロソフトアカウントを取らせたり,なんだりしてパソコンの基本設定と説明ができたので,午後からの作業のため,子供にパスワードを送信してもらい,子供が出て行った後,洗濯機を設置し,冷蔵庫を所定の位置に設置して,電子レンジを設置したところで,冷蔵庫の電源を取ろうと思ったら,なんと冷蔵庫の電気プラグが最初からL字プラグになっているため,電源コードを通すことができないではありあませんか。これは昼ごはんを食べに出たときに電気屋に行き(どうせ,部屋の照明も買わないといけないし。),延長コードを買って,それをかませるかということにしましたです。で,その次にそんなこんなで昼過ぎになったので,嫁さんと2人で昼ごはんを食べに行き,その後,電気屋で必要なものを買って,再度,子供の家で戻り,作業を再開しましたです。組み立てが必要な家具を全て組み立て終わった段階で既に午後3時でしたが,後は冷蔵庫と電子レンジの配線をして,テレビの設定をして,プリンターの設定だけなので,何とか今日中には帰れるだろうということで,電気屋で買った延長コードを冷蔵庫の電源コードに接続し,これでOKと思ったら,微妙に長さが足りないではありませんか。これはダメだということで,再度,電気屋へ行き,延長コードを買い直し,冷蔵庫と電子レンジの設置が終わったので,さて,今度はテレビだなということで,テレビの箱を開けるときにふと,アンテナケーブルって入っているんだっけ?と不安が頭をよぎったのですが,案の定,アンテナコードは入っていませんでしたです。あ〜っと思いながら,再度,電気屋へ買いに行くしかないということで,テレビの説明書を読んで必要なケーブルを確認し,必要な長さを測ってみると,3メートル程度あれば良いことが分かったので,再度,電気屋へ行き,さて,これでアンテナケーブルを接続して・・・んんん?壁のジャックに刺さらない・・・ということで,アンテナケーブルを鞄に入れ,電気屋へ再度行き,壁のジャックに刺さるケーブルを再度購入し,テレビの設定が終わったところで,BSのNHKの手続しておかないといけないなぁと思い,チャンネルをBSのNHKにすると,案の定,メッセージが出ているので,NHKに電話をし解除してもらいましたです。さあ,あとはプリンターの設定をしたら終わりだと時計を見るとこの時点で午後5時過ぎでした。で,プリンターの設定等が終わった時点で午後6時30分だったので,まだ時間があるなぁと思ったのですが,嫁さんから「土地勘のない駅は迷うから,早めに帰った方が間違いないよ。」と言われ,それはそうだなぁと思ったので,少し早いけど,単身赴任先に戻ることにしましたです。おかげで乗り継ぎの時間待ちを利用して,晩ごはんも食べられましたし,無事に午後11時過ぎに単身赴任先に戻ることができましたです。で,単身赴任先に戻って愕然としたのは,前日の夜はネオンが明るくて,人もたくさん居たのに,単身赴任先に戻ると,真っ暗で人もいない・・・まぁ山の中の田舎だから仕方ないよねということで,アパートに戻り,シャワーを浴びてから,迷惑な隣人もいないようで,非常に静かでしたので,さっさと寝させてもらいましたです。
 あ〜,日常ネタが多すぎたので,この辺でちょっと,今回のネタにいきたいと思いますです。今回は音源ではなく本で,“ポップスで精神医学 大衆音楽を“診る”ための18の断章”という本を紹介したいと思いますです。実はこの本は溺愛のメグ子のブログで取り上げられていた本で,思わずアマゾンでカートにインしてしまったのですが,なかなか面白い本でしたです。6人の精神科医がそれぞれの視点で曲とそれに対する思いを書いているのですが,精神医学に詳しくなくても面白く読むことができます。
 1曲目は“天才バカボン”を取り上げていて,発達障害の話と絡めて書いているのですが,「これでいいのだ。」と肯定することの有用性を説きながら,最後に「これでいいのだではなく,これでもいいのだ,汚れていく自分を,情けない自分を「これでいいのだ」と許すこと。私たちにできるのは,それくらいかもしれない。」と少し悲しい現実を見ながらも「これでいいのだ」という言葉で気持ちを楽にしていこうという主張には頷けるものがありました。
 2曲目は五輪真弓の“少女”を取り上げていて,拒食症の話と絡めて書いているのですが,最後の「あてのない子供じみた「夢」よりも,「垣根の向こうに」立とうとする意志こそが,彼女には大切だったのである。」という言葉で締めくくられているのですが,うちの子供らに読ませたいなぁと思ってしまいましたです。
 3曲目は中森明菜の“DESIRE-情熱-”を取り上げて,性同一障害の話と絡めて書いているのですが,オカマバーの話が中心でフルカワ的にはあまり興味のある話題ではないので,ふ〜んという感じで読ませてもらいましたです。
 4曲目はRCサクセションの“トランジスタラジオ”を取り上げて中心気質者の話と絡めて書かれているのですが,中心気質者の話よりも同意したのは「ここからは旧世代の愚痴になるが,どうも昨今の「瞳閉じすぎ世代」の歌詞には,こうしたすれ違いがほとんど出てこない。「会いたいのに会えない」というディスコミュニケーションを歌うかのようで,その実コミュニケーションの自明性にもたれかかりすぎている。“紋切り型”の多様がなによりの証だ。」というところは非常に納得しましたね。最近の唄を聴いてもあまり感じることがないのはこういうことなのかなぁと思ってしまいましたです。
 5曲目は石野真子の“失恋記念日”を取り上げて解離の話と絡めて書かれているのですが,途中で作曲者の筒美京平の話になり,これが面白かったです。「ありていに言えば時代に後押しされた感もある小室哲哉織田哲郎らの活躍は,その個性ゆえに一時代を築いたが,個性ゆえに一時代にとどまったともいえる。これに対し筒美の凄さは,作曲において徹底して「匿名性」を狙い,それが完璧に成功している点である。彼の作った楽曲は,相当聴きこんでもその手癖のようなものが全く見えでこない。例えば吉田拓郎中島みゆきの楽曲は,誰が歌っても吉田節,中島節となる。吉田が作曲した「狼なんか怖くない」など典型的だ。もちろん,それが悪いというわけではないのだが,不思議なことに「筒美節」はほぼ存在しないのである。」というところは,精神科医の視線ではなく,音楽ファンとしてよく分析しているなぁと思ってしまいましたです。
 6曲目は神聖かまってちゃんの“友達なんていらない死ね」を取り上げて,いじめ後遺症の話と絡めて書かれているのですが,神聖かまってちゃんはほとんど聴いたことがないので,そういうい方面も聴いているのねと感心しつつ,読ませてもらいましたです。
 7曲目は岡村靖幸の“ステップアップ↑”を取り上げて,薬物依存の話と絡めて書かれているのですが,作者の岡村ちゃんへの愛が感じられる(というか,文中でファンであることを公言していますし。)文で,楽しく読ませてもらいましたです。
 8曲目はクレイジーケンバンドの“ま,いいや”を取り上げて,中年うつの話と絡めて書いているのですが,クレイジーケンバンドもほとんど聴いていないので,ふ〜んという感じで読ませてもらいましたが,「多忙も加齢も断じて嬉しい話ではないが,しかし,「しょうがない」と諦めがつくようになってきたのだった。あるいは,変化は変化として受け止めながら,」「そこから始まる新しい物語もあるさ」と,肩をポンッと叩かれるような-そんな前向きな諦めであった。」という文には激しく同意させてもらいましたです。
 9曲目はSUPER BUTTER DOGの“さよならCOLOR”を取り上げてアルコール依存症の話と絡めて書かれているのですが,SUPER BUTTER DOGは全く聴いたことはないものの,アルコール依存症の話は面白く読ませてもらいましたです。
 10曲目はなぜかあばれはっちゃくの“タンゴむりすんな!”」を取り上げて生きづらさの話と絡めて書かれているのですが,後半のADHDの話も含めて興味深く読ませてもらいましたです。
 11曲目はTM NETWORKの“Get Wild”を取り上げて,こころの安全基地の話と絡めて書かれているのですが,TM NETWAOKの再結成の話で「極論すると,小室の音楽も,TM NETWORKも,もう変わらなくていいのである。多少,自分大好きでもいいじゃないか?等身大なんかじゃなくてもいい。「安全基地」があればいいのだ,という気持ちにさせてくれる。」というのは,別に小室哲哉に限ったことではなくて,誰にでも当てはまるよなぁと思ってしまいましたです。
 12曲目は祐生カオルの“Something jobim〜光る道〜”を取り上げて子供のトラウマの話と絡めて書かれているのですが,すいません,「ふ〜ん」という感じで読ませてもらいましたです。
 13曲目はあんべ光俊の“遠野物語”を取り上げ対象喪失の話と絡めて書かれているのですが,正直,曲は聴いたことはないのですが,「誰もがこころのなかに「遠野」を持っている。帰りたくても二度と帰れない場所,それが「遠野物語」の「あの町」である。」という文章にはうんうんと頷かせていただきましたです。
 14曲目は杉田二郎の“ANAK(息子)”を取り上げて,男の子の成長の話と絡めて書かれているのですが,自分の子供が2人とも女の子だったので,正直,自分自身の胸に手を当てて読ませてもらいましたです。
 15曲目は北山修の“風”を取り上げて,精神科医としての北山修論が書かれているのですが,ジキルハイドのオールナイトニッポンの話が出たりして,ちょっと懐かしさを感じてしまいましたです。
 16曲目はゆらゆら帝国の“昆虫ロック”を取り上げて統合失調症の話と絡めて書かれているのですが,ゆらゆら帝国は聴いたことがないので,申し訳ありませんが,ふ〜んという感じで読ませてもらいましたです。
 17曲目は吉田美奈子の“ケッペキにいさん”を取り上げて強迫症状について書かれているのですが,筆者自身が吉田美奈子のファンなわけではなく,裕福だった友人の医学生への劣等感の話だったのがちょっとおもしろかったです。特に最後の「本稿執筆のためにCDで「FLAPPER」を購入したのだが,一度だけ聞き返したこのアルバムは近日中にディスクユニオンへ下取りに出すつもりだ。もうたくさんである。」には笑わせてもらいましたです。
 ラストはあざらしの“逃ガサナイ”を取り上げてストーカーについて書かれているのですが,ラストでメグ子が登場かと胸熱になりながら読ませてもらいましたです。しかし,「こういった曲を人たちがいるわけである。共感と反感の入り混じった微妙な屈託を楽しむのだろうか。腐れメグ子は絶対に実体験をそのまま歌にしているのだろうと勝手な想像を膨らませて楽しむのか。いやそれだけではなく,このような曲を愛でる「悪趣味な」自分に対して,同一対抗性にも似た「自虐的な自己愛」を覚えているのだろう。」という分析はあんまりでないかいとメグ子ファンとしては思ってしまいましたです。個人的にはメグ子がこの本を読んだ感想をブログに書いてくれるといいなぁと思ったりもしていますです。
 久しぶりに本を買ってみましたが,メグ子だけでなく忌野清志郎岡村ちゃんも取り上げられていて,フルカワ的には結構楽しめましたです。というか,最後の筆者はどこで“あざらし”を見つけてきたのかなぁとちょっと思ってしまいましたけどね。あんな書き方をしていますが,同じ穴のムジナではないかとも思ったり。

 というわけで,今日は本当に久しぶりに単身赴任先のアパートでまったりとしていますです。朝,いつもとおり午前8時30分に起きて,朝ごはんを食べ,ダラダラしながら午前10時になるのを待って,洗濯をしながら,ちょっと掃除をして,洗濯物を干してから,子供に頼まれていたスプレー缶の廃棄に行くついでに午前中の買い物をして,昼ごはんを食べて,少し一休みしてから,大型スーパーへ買い物に行き,帰ってからブログネタを書いていますが,本当,日曜日の午後,こうやってまったりしているのも久しぶりだなぁという感じですね。ここのところ,この時間帯はプレオで自宅から単身赴任先までひた走っていましたもんねぇ。昨日,嫁さんに「来週は帰らないので,再来週に帰る。」と言ったところ,「子供もいないし,子供の受験も終わったので,自分のペースで帰ってくれば良いよ。」と言ってくれたので,今週末も単身赴任先でまったりとした週末を送ることにしましたです。
 しかし,次に自宅に帰ったら,嫁さんと二人だけの生活になるんだなぁと思うと,少しどうしたもんかなぁと思ったりもして。でも,まぁ,子供のことでイライラすることがなくなれば,何とかうまくやっていけるのではないかと甘い考えを持ったりもしていますが。まぁ,いずれにしても,夜遅く自宅に戻って,風呂掃除をして,子供が先に風呂に入って,出るのを延々待つということはこれからはなくなるので,例え自宅に帰って,風呂の準備ができていなくても,自分で風呂掃除をして,そのまま風呂に入ればいいんだから,全く問題なしなのかなぁと思っていますです。
 しかし,ふと考えると,私の単身赴任生活もあっという間に1年過ぎてしまいましたが,早かったなぁと思ってしまいますね。引き続き単身赴任生活は続きますが,まぁ自宅と単身赴任先を行きつ戻りつしながらやっていければいいかなぁと思っていますです。今週末は久しぶりに単身赴任先で週末を迎えられるので,パナモリで走りに行きたいなぁと思っていますが,果たして天気はどうなるんでしょうかね。まぁ,雨が降ったら図書館で本でも読もうかなぁと思っていますです。