ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

沢田研二A面コレクション Disc1/沢田研二


 あっという間に3月も上旬が終わってしまいましたです。今週もあっという間だったなぁ。というか,今週は体力消耗週で,土曜日に休日勤務だったことは前回書きましたが,月曜日の夕方,他のセクションの人がいきなり「申し訳ないんだけど,明日の夜勤と月末の夜勤を変わってくれないかなぁ。」と頼みに来て,どうしたもんかなぁと思いつつ,月末は送別会ラッシュになるかもしれないので,飲んで次の日が夜勤だったり,夜勤の次の日が飲み会だったりすると非常に体にこたえるお年頃ですので,交代してあげることにしましたです。で,火曜日になったのですが,急ぎの仕事が入ってしまい、どうしたもんかなぁと思ったものの,どうせ夜勤だし,夜勤の合間にやってしまえ!ということで,仮眠時間を削って仕事をしたもんだから,水曜日はさすがに体がヘロヘロで,睡眠不足になると腰が重くなるのですが,思いっきり腰が重くなってしまいましたです。ということで,さすがに水曜日は早めに仕事を切り上げて,アパートに戻ったのですが,洗濯をして,一杯飲んでとやっていると,あっという間に午後11時。早く寝なきゃあと思っていましたが,まあ7時間寝ればOKか?ということで,その日のうちに布団の中に入らさせてもらいましたです。木曜日は水曜日に早く帰ったことや,金曜日は自宅へ戻るので,体は重かったものの,ちょっと頑張らせてもらっいましたです。で,木曜日は下の子供の第一志望校の合格発表日だったので,非常に気になっていたのですが,なんと子供から合格しましたメールが届きましたです。良かった良かった。ということで,昨日はサクッと仕事を切り上げて,自宅へ戻ってきましたです。
 子供の進学先が決まったということは自宅に帰ったら帰ったでやることはあるわけで,朝ご飯を食べ終わったら,嫁さんから子供の引っ越しの関係で関西方面に宿を取らないといけないということで,宿を探しをしていましたです。私も単身赴任先から直接,関西方面へ夜のうちに行くことになったので,私の分も宿を取ったのですが,さすがに進学時期と異動時期が重なっているだけあって,宿が空いていない・・・何とかネットで探し出して,嫁さんと子供が2泊,私が1泊で宿が取れたのでホッと一息つきましたが,それが終われば家の掃除をせねばということで,いつものように家の掃除をさせてもらいましたです。で,掃除をしているとき,嫁さんから来週は今のところ帰って来てもらうような用事はないというありがたい言葉があったので,来週の三連休は土曜日は単身赴任先で掃除や食材の買い物を済ませてから,自宅に戻ろうと思っていますです。仮に子供の関係で用事がなくても春のお彼岸ですからね,墓参りに行っておかないといけませんし。また,子供の引っ越しも4月2日だけということで,嫁さんは子供の家に泊まって帰るらしいのですが,1Kアパートに3人で泊まるのもねぇという感じなので,私は2日の夜には単身赴任先へ戻ることにしましたです。土曜日のうちに単身赴任先へ戻っておけば,日曜日は単身赴任先の雑用もできますしね。正直,毎週,自宅へ戻ると単身赴任先の雑務が片付かないので,ちょっと困ったなぁと思っていましたが,何とか単身赴任先の雑務をこなしながら(ブログもアップしつつ。),子供の旅立ち準備ができそうだなぁと思っていますです。で,午後からは上の子供と同じように日常生活品を学生生協のホームページで発注したのですが,上の子供の時は後期試験で合格したため,あれも売り切れ,これも売り切れ・・・という感じで何とかあるもので済ませざるを得なかったという感じでしたが,今回はさすが前期試験合格だったので,買いたい物が売り切れてなくて,すんなり購入ができましたです。上の子供の時と違って配送も大丈夫そう(上の子供の時は消費税増税の駆け込み需要の関係で,配送がグチャグチャでした。)なので,後はこっちで買い物をするときにプレオを出すだけかなぁと思っていますです。

 日常ネタはこの程度にして,今回からは沢田研二の“沢田研二A面コレクション”を紹介したいと思いますです。このアルバムはデビューからポリドールから移籍するまでのシングルを全て網羅している3枚組で,今回はDisc1を紹介したいと思いますです。しかし,なぜ今,沢田研二なのか?ということなんですが,大した理由はないのですが,沢田研二って歌謡曲のフィールドでロックだったよなぁと酒を飲みながら思ってしまい,そうなると聴きたくなってしまい,得意のアマゾンでカートにインさせてもらいましたです。Disc1は1971年から1976年までの曲ということで,すでに40年以上前の曲ですが,さて,今聴いてみるとどうなんでしょうかね。
 1曲目の“君をのせて”という曲は,キレイなストリングスで始まり,ゆったりとしたリズムで沢田研二が唄うのですが,時代だねぇ,ムード歌謡っぽい臭いがプンプンするのですが,甘いんだけどちょっと硬質な感じの声がムード歌謡から少し距離を取らせているかなぁという感じの曲ですね。シングル1曲目ですし,70年代初頭ですので,こんな感じなのかなぁと思ってしまいましたです。 
 2曲目の“許されない愛”という曲は,タイトルからして歌謡曲!という感じなのですが,ブラスの音が歌謡曲臭さを出しているのですが,それ以外の音はロックっぽい音だなぁと思ってしまいましたです。シャープなギターのカッティングもいいんですけど,エレピの音がカッコイイです。正直,歌謡曲っぽいブラスが入っていなければ,まんまロックっぽくてカッコイイのにと思ってしまいましたです。沢田研二のヴォーカルもビブラートを掛けまくっていて,バックの音に負けずに唄い込んでいる感じしますです。
 3曲目の“あなただけでいい”という曲は,これまた歌謡曲!という感じのタイトルですが,3連リズムでグイグイ沢田研二のヴォーカルが迫ってくる曲なんですが,この曲のベースラインがメチャカッコよいです。シンコペーションかましながらフックの効いたベースラインを弾きまくっていて,歌謡曲臭いホーンがなければ,本当,ロックな音になっているなぁと思ってしまいました。しかし,なんで,こうホーンのセンスが悪いのかなぁと思ってしまいましたです。特に前回まで取り上げていたOtis Reddingのホーンなんて本当,カッチョエエ!って感じなのになぁ。
 4曲目の“死んでもいい”という曲は,これまたタイトルが歌謡曲!って感じのタイトルで,イントロのホーンがこれまたダサイ音を出しているのですが,沢田研二のヴォーカルが入るとホーンが影を潜めて,バンドの音だけになるのですが,タイトな演奏でイイ感じに沢田研二のネチっとしたヴォーカルに合った感じになっているので非常に残念だなぁと思ってしまいましたです。無理にホーンを入れなくてもいいのになぁと思ってしまいましたです。それ以外は間奏でうっすらと弾かれているギターソロもカッコイイですし,文句はないんですけどね。
 5曲目の“あなたへの愛”という曲は,ホーンが入らず,アコースティックギターのカッティングにコーラスをかけたエレクトリックギターのソロがいいねぇと思っていると,唄の途中でホーンが入ってくるのですが,この曲のホーンは歌謡曲臭さがなくて,シャープな演奏をしていて非常にイイ感じですね。沢田研二のヴォーカルですが,ちょっと高音が怪しいかなぁ?というところもありますが,それが逆に危うい感じで,色気に感じてしまいますね。しかし,やればできるじゃないの,こういうホーンアレンジが!って思わせてくれる曲ですね。
 6曲目の“危険なふたり”という曲は,初期沢田研二のヒット曲ですが,イントロのギターのソロからカッコイイです。シンプルな8ビートなんだけど,ベースが跳ねまくっていてリズムを立たせています。ホーンもうっすらと入っているのですが,R&Bのようにアクセント的にシャープな音で入っているのでカッコヨシです。ストリングス系のキーボードの音もイイ感じですねぇ。沢田研二が踊りながら唄っているんだろうなぁと思わせるような生き生きした声がいいなぁと思ってしまいましたです。
 7曲目の“胸いっぱいの悲しみ”という曲は,これは・・・演歌?と思わせるようなストリングにホーンにコーラスで,困ったなぁと思っていると,沢田研二の唄が始まるとストリングもホーンも引っ込んで,ギターのスライドを入れたカッティングが妙にカッコイイ,ロッカバラードになったので,ホッと一息でございます。本当,この演歌のようなストリングとホーンのアレンジは,前の2曲のホーンアレンジがカッコ良かったので,こういうアレンジはやめてほしいなぁと思ってしまいましたです。本当,バックのバンドの音はロックなんですよ,ホーンとストリングスのアレンジが歌謡曲なだけで。勿体ないなぁと思ってしまいましたです。
 8曲目の“魅せられた夜”という曲は,イントロの軽やかなドラムとエレピの柔らかい音がいいねぇと思ってしまいましたです。歌謡曲臭いホーンが入っていないだけでこんなにカッコ良くなるんだと思っていると,サビではホーンが入ってくるのですが,これがシャープな演奏でカッコイイ。そうそう,こういうホーンアレンジをしてほしいねぇと思ってしまいましたです。しかし,この曲はやはりエレピの音が曲のイメージを作っているなぁと思いました。柔らかいエレピの音に甘い沢田研二の声が絶妙にマッチしてイイ感じです。
 9曲目の“恋は邪魔もの”という曲は,イントロのツインリードのフレーズからカッコイイです。ちょっとテンポアップして,クールな感じで唄う沢田研二をタイトな演奏でバンドが支えるという感じですが,絶妙なバランスになっています。アクセントでシンセの音が入ったりしているのですが,これがまたイイ感じで鳴っています。というか,この曲ではここまでほとんど酷評してきたホーンが入っていなくて,シャープなバンドの音だけになっているのですが,これが本当,ロックっぽくてイイ感じなんですよね。というか,最初からこの感じにしてほしいなぁと思ってしまいましたです。
 10曲目の“追憶”という曲は,う〜ん,せっかく前の曲がタイトな演奏だったのに,タイトルからも分かるとおり,スローな曲になると無粋なホーンが入ってくるのね。でもアクセント的に弾かれるアコーステッィクギターのカッティングはカッコ良いですし,うんうんイイ感じだねぇと思っていると,サビになるとまたもや無粋なホーンが。だから,バンドの音がロックなんだから,ホーンを入れるならもっとアレンジを考えろよ!と思ってしまいましたです。沢田研二の唄も安定してイイ感じなのに歌謡曲チックなホーンのアレンジでぶちこわしてしまうのは勿体ないなぁと思ってしまうのは,ロックに毒されているからなんでしょうかね。
 11曲目の“愛の逃亡者”という曲は,いきなりタイトな演奏にビックリしていると,沢田研二も英語詩を唄っているではありませんか。しかも,これレゲエだよねぇ,リズムが。リリースは1974年なので,この年に既にレゲエを取り入れるなんて凄すぎだなぁと思いながら,沢田研二も根がロックなんでしょうね,こういうアレンジを取り入れてみるっていうのは。しかし,1974年の日本では斬新すぎて理解してもらえなかったのでは?って思ってしまいましたです。それくらい思いっきりレゲエでカッコヨシな曲です。
 12曲目の“白い部屋”という曲は,せっかく前の曲がレゲエでカッコ良かったのに,その反動なのかイントロから歌謡曲なホーンが・・・この落差はなんなんだろうと思いながら聴いていると,サビの沢田研二のシャウトは感情がこもっていてカッコいいなぁと思っていると,間奏に入るとまた,あのホーンが。もうホーンを入れるなよと思ってしまいましたが,まぁ,当時はロックではなく歌謡曲として売っていたのだから,こういうアレンジになるのも仕方ないのか?と思ってしまいましたです。しかし,エンディングでベースがブイブイ前に出てくるところでカッコ良くて溜飲が下がりましたです。
 13曲目の“巴里にひとり”という曲は,外国曲に日本語詩を乗せたものですが,外国曲に歌謡曲チックなホーンは似合わないよねぇと思っていると,ホーンが入っていなくてホッとしましたです。3連のロッカバラードな曲で,バンドの演奏も良い感じなんですが,沢田研二のヴォーカルが艶っぽくてイイ感じですねぇ。ストリングスも自然な感じで入っているので,本当,素直に聴ける曲になっていますです。やっぱこういう感じだよねぇと思ってしまいましたです。
 14曲目の“時の過ぎゆくままに”という曲は,阿久悠大野克夫による「プロの作ったフォークソング」として有名ですが,こうやって聴いてみると,言葉の選び方から,バンドの音まで本当,良く考えているなぁと感心してしまいました。神田川チックな言葉をセレクトしながら,決して貧乏くさくせず,でもフォークっぽく仕上げている阿久悠の言葉の選び方は凄いなぁと思いましたし,この曲では泣きのフレーズをギターがバンバン弾いているのですが,これまたイイ感じです。沢田研二も曲のイメージを意識して淡々と唄っているのですが,これが曲に非常にマッチしています。
 15曲目の“立ちどまるなふりむくな”という曲は,これまた阿久悠大野克夫による「プロの作ったフォークソング」第二弾といった感じの曲ですが,やはり前の曲ほどのインパクトはないねぇと思ってしまいましたです。いや,悪い曲ではないんですよ。でもねぇ,2曲目になるとどちらかというとあざとさが透けて見えるかなぁと。でもバンドの音をメインに据えて,ストリングスもうっすら程度で曲としてはイイ感じに仕上がっているのではないかと思いましたです。
 ラストナンバーの“ウィンクでさよなら”という曲は,イントロのロックっぽい感じがカッコイイねぇと思っていると,沢田研二の唄うメロディーも思いっきりポップでイイ感じです。ホーンやコーラスも入っているのですが,R&Bっぽく入っているので,歌謡曲臭さが少なくて,ロックっぽいねぇと思ってしまいましたです。この曲ではギターのツインリードの音が目立つのですが,ピアノがかなりカッコ良いフレーズを弾いていて,ところどころハッとさせられたりします。ベースもよく聴くとカッコ良いラインで弾いていて,いいねぇと素直に思ってしまうフルカワでございました。
 1枚目は時代も時代ですので,古臭さというよりも歌謡曲くささを感じてしまう曲もありましたが,それでもロックっぽさ(しかもレゲエまで。)を感じさせてくれる曲もあり,歌謡曲のフィールドでここまでロックっぽさを出せるのは,沢田研二がやっぱりロックを愛しているのかなぁと思ってしまいましたです。

 ところで,最初にも書きましたが,下の子供が第一志望の学校に合格したのはうれしいのですが,ということはあと1月も経たないうちに一家離散ですか?ということで,数少ない子供のいる生活を感じておこうかなぁと思っているフルカワでございます。正直,面倒だなぁと思うことも多々ありましたし,大変だなぁと思うことも多々ありましたが,あっという間だったなぁというのが正直な感想でしょうかね。中学生から高校生までは本当,あっという間に過ぎてしまったなぁと思っていますです。
 正直,下の子供が小学校へ入学した年から広域異動組になってしまったので,下の子供にはいろいろ迷惑をかけたんだろうなぁと思っていますが,子供の方はそんなことは微塵も感じてないだろうなぁと思いつつ,自分がやりたいことをするためには自分が努力をするしかないということしか教えてこなかった父親だったように思うのですが,今回の受験も自分がやりたいことのために自分が努力をして掴んだことなので,これからもそういう気持ちでいてくれるといいかなぁと思っていますです。
 しかし,下の子供が家を出てしまうと,嫁さんと二人きりですか・・・どうやって生活すればいいのかよく分からないなぁと思いつつ,そんな生活にもそのうち慣れてしまうのかなぁと思いつつ,とりあえず3月は子供が居る生活を良くも悪くも満喫しておこうかなぁと思っているフルカワでした。