ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

バストショット/矢野健太郎


 単身赴任先もすっかり夏の空模様で,パナモリで走るには絶好の天気ですねぇ。とはいえ,交代で夏季休暇を取っているので,職場に人が少ないので平日は大人しく仕事をさせてもらっていますです。再来週は私も夏季休暇を取らせてもらうことになっていますので,パナモリを自宅に持って帰って,自宅方面のコースをパナモリで走り回りたいと思っています。というか,夏季休暇は人間ドッグの予定が入っている以外は特に予定はありませんし,嫁さんに夏季休暇のことを話したら「好きに(休暇を)取ればいいじゃない。」と冷たくあしらわれてしまいましたので,パナモリで走り回るぐらいしかやることがないんですよねぇ。が,一つ不安要因は,昨年は下の子供が研修旅行で休暇中は不在ということで,本当,時間が自由に使えたのですが,今年は来年の受験の関係でどこかへ行くことはないので,場合によっては毎日子供の昼ご飯の準備をしないといけないかもしれないということでしょうか。まぁそうであっても,午後から半日ガッツリ走らせてもらえれば良いかなぁと思っていますです。特に北方面峠コースは自動車がほとんど通らないので,単身赴任先ではブレーキを握りながら峠を下っていましたが,気持ち良くダウンヒルができるのではないかと楽しみにしていますです。
 で,この間の日曜日ですが,朝目が覚めると(とはいえ,家を出て行くときには目が覚めましたけど。)既に嫁さんと下の子供がいませんでしたので,前の晩の途中で寝てしまって最後まで見られなかったツール・ド・フランス2015の総集編を見ながら朝ごはんを食べ,そうするともうやることがないわけで,さっさと単身赴任先へ戻らせてもらいましたです。で,途中で1週間分の買い物をして,その片付けが終われば,午後2時30分でしたので,さて走りに行こうかなぁと思いつつ玄関の郵便受けに何か入っているので,ひょっとしてアマゾンで発注したライトの不在票かなぁと思って確認してみると案の定でした。で,宅配便屋のドライバーに電話をしてみると午後6時以降なら配達に行けるということでしたので,はい,午後6時までに家に帰って,シャワーを浴びておかないといけないということで,それでもなんとか2時間30分程度は走れるだろうということで,自転車用の服に着替えて,パナモリのタイヤのエアーチェックをして走りだしましたです。えぇ,真夏の日差しですけど,走っていると風が気持ちよかったです。時間的に往復で50キロ走れば良いなぁということで,片道25キロを目標に走りだしたのですが,思いもよらぬ良い道を発見して嬉しくなってしまいましたです。というのも,単身赴任先は自動車で移動する人が多いので,バイパスが多いのですが,バイパスはもちろん自転車は走れませんから,バイパス脇の細い道を走るのですが,自動車はほとんどバイパスを走るので,ほとんど自動車はいないし,田んぼが広がる真っ直ぐな道をパナモリで走るのは本当に楽しくかつ気持ち良かったです。で,今回は20キロちょっと走った所にコンビニがあったので,コンビニで水分だけ補給し,休憩して,もう少し走ったのですが,これがちょっと恐ろしかったです。というのもバイパスが終わり一般国道に切り替わったのですが,片側一車線で細い上,センターラインのところにポールが設置されていて,なおかつ歩道にもガードレールが設置されているので,これで大型トラックが後ろから来たら死ねるな・・・と思っていたら,案の定,後ろから大型トラックが来てしまいましたです。その大型トラックも大人しく抜けるところまで待ってくれれば良いのに,無理して抜こうとしてかぶさってきて,ギリギリで抜けずに後ろに下がるというのを何度も繰り返してくれるので,正直,これで引っ掛けられたら死ぬな・・・と思っていると,歩道のガードレールの切れ目があったのでそこに飛び込んで,何とか大型トラックを何とか交わすことができましたです。で,歩道でホット一息着きながらサイコンを見てみると25キロを過ぎていたので,調度良いのでここでUターンすることにしましたです。しかし,次からはこの区間は歩道を徐行して走ることにしようと心に決めたフルカワでございました。で,Uターンした反対車線には歩道はなく側道だけなので,後ろから自動車が来ると徐行しながら側道の端へ寄って,自動車をやり過ごすことができましたので,まあまあ安心して走れましたです。で,またバイパス沿いの道を気持ち良く走って,無事単身赴任先のアパートにたどり着きましたです。2時間30分で走行距離が54キロでしたので,まあまあかなぁと思いつつ,まったりとしていては宅配便屋の配達までにシャワーを浴び終わらないので,さっさとパナモリを室内に入れ,シャワーを浴びて一息付いていると,調度良く宅配便屋が来たので,ライトを受け取り,ついでにライトの交換までさせていただきましたです。正直,パナモリのハンドル周りは黒系なので,銀色のライトが浮いている感じがあったのですが,アスクレンノのダブルアイは黒ですので,いい感じでハンドル周りに収まりましたです。もちろん,プレトレにダブルアイを付けたときに中にクッション代わりのスポンジを入れてやらないと走っている時の振動でライトが外れてしまったので,今回は自宅で余っていたスポンジを持ってきていたので,最初からスポンジをライト内に仕込んで,取り付けさせてもらいましたです。あとは光軸調整ですが,明日も降水確率が10パーセントでパナモリで走りにいきたいと思っていますので,途中でトンネルがあれば,トンネル内の安全な場所(というか,単身赴任先は歩道じゃないとトンネルは恐ろしくて走れないです。)で光軸調整しようと思っていますです。

 というわけで,今回は私の大好きな(といよりも青春の1ページであるマンガだなぁ・・・)であるネコじゃないモン!(以下,面倒なので「ネコじゃ」と省略させていただきます。)の矢野健太郎が1994年に連載していた“バストアップというマンガを紹介したいと思いますです。正直,このマンガのことはよく知らなかったのですが,ネコじゃないモン!のミレニアム版を買って読んで,30代になった横川修一がプロカメラマンになって登場しているマンガがあることを知り,読んでみたいなぁと思いつつも当然,絶版なわけで手に入れることはできないんだろうなぁと思っていると,なんとアマゾンキンドル電子書籍として販売されているではありませんか。しかも3巻という手頃な巻数なので,これは買って読むしかあるまいということで,サクッとカートにインさせていただきましたです。矢野健太郎曰く「エロコメのつもりで始めたのに,えらくまともなラブストーリーになった。人気もトップだったのだが,掲載誌休刊のため終了。」というちょっと不遇なマンガのようなのですが,ネコじゃから11年後の世界はどうなっているんだろうということでネコじゃファンのフルカワとしては読まずにはいられない作品でございます
 ストーリーはアシスタントカメラマンの葦野俊弘と大学生の真樹さやか(以下,面倒なので「俊弘」と「さやか」と書きます。)のラブストーリーなのですが,横川修一がエロ本系のカメラマンをしていることから,ネコじゃとは比べ物にならないくらいエッチ(おぉ,懐かしい響きだなぁ・・・)なシーンが満載になっていますが,基本的な恋愛観はネコじゃの宮本尚子と横川修一(以下,面倒なので「尚子」と「修一」と書きます。)と似たような感じですね。
 1巻は冒頭からエロ本の撮影現場で始まり,編集者が「白昼書房の・・・」と電話をするところなんか,白夜書房だろ!と思わずツッコミを入れたくなってしまいましたです。で,俊弘にエロモデルにまちがわれたさやかがスタジオに引っ張り込まれるところからストーリーが動き出すのですが,俊弘が雑誌のヌードコンテストのモデルとしてさやかを口説き出すところから物語が転がり始め,さやかが俊弘のほっぺたをビンタするところなんて,あれですよ,尚子が修一をビンタしていたシーンですよねぇと思わずほのぼのしてしまいましたです。そんなこんなで少しずつ俊弘のことを意識し始めるさやかなんですけど,俊弘のことを意識しだしたときの表情なんて,尚子が修一を意識したときの表情とおんなじで,これまたほのぼのしてしまいましたです。そして,俊弘はさやかの友人のジュンからさやかの住所を聞き出そうとするのですが,俊弘がさやかに全く興味がないのにさやかのヌードを取りたがっていることを知ると,サイテーと言い残して去ってしまい,その後,撮影現場で修一の元アシスタントカメラマンをしていた笠原先輩と会うのですが,笠原にも「相手は人間なんだ。会話もしないでポートレートが撮れるか!」と怒られてしまい,自分の浅はかさに気付き,さやかの帰り道を待ち伏せし,モデルになってもらうことは諦めることを告げるのですが,酔っぱらいに絡まれたさやかを助けることとなり,一気に二人の距離は縮まっていくのですが,似たような展開がネコじゃであったような気もしますが,いいんです,おんなじ作者なんだから。しかも夢で俊弘が夢精してしまうところなんて,修一と同じじゃないですか。まぁ,11年も経っているのでネタの使い回しをしてもバレないとは思いますが,ネコじゃファンには元ネタが分かってしまいますよ。でさやかを助けたときに俊弘はカメラを壊してしまうのですが,なんと修一が俊弘に貸したカメラは修一が尚子を撮っていたカメラではありませんか。うんうん,いろいろ猫じゃからの伏線があるねぇと思ってしまいましたです。で,カメラも手に入り,俊弘とさやかは日帰りの撮影旅行に行くことになるのですが,さやかの友人のジュンと美里が放っておくはずはなく,ジュンの自動車で山の中での撮影会となり,その結果,崖から二人で落ちてしまうのですが,ついでに恋にも落ちてしまい,そのときのさやかのセリフが尚子のセリフと同じなのですが,尚子の場合はその後に不安を感じるのですが,さやかの場合は気分が楽になるということで,ネコじゃの暗い展開にはならないのではないかという安心感を漂わせながら1巻は終わります。
 2巻もお約束のようにエロ本の撮影現場から始まりますが,笠原先輩がさやかのことを知っていたことから,俊弘が笠原先輩に確認すると,なんと俊弘がエロモデルとさやかを間違えた日,なんとさやかは笠原先輩のモデルとして撮影される予定だったということで,それが俊弘にバレてしまったと知ったさやかは,俊弘の家を訪れ,俊弘と別れるつもりでヌードを俊弘に撮らせるのですが,俊弘の撮った写真を見た修一に「これがお前の撮りたかった写真なのか?」と言われ,さやかの写真をコンテストに送るかどうか悩んでしまい,修一に相談したところ,「迷った時は原点を思い出すことだ。そうすればどんな状況にいようと,やるべきことは見えてくるし,道も開ける。少なくとも,俺はそう信じて今の仕事をやっとるよ。」と言われ,好きな人を悲しませた写真でプロにはなりたくないと告げて,さやかにネガも写真も返し,もう一度,二人の恋が動き出すのですが,謎の少女トモミは実はさやかのいとこの柿沢友美(以下,面倒なので「友美」と書きます。)という矢野健太郎が好きそうな伏線で,さやかが海外家族旅行(あぁ,お嬢様・・・)へ行っている間に友美からポケベル(なんて,知らない人が多いよね。)を渡されるのですが,またもやエロ本の撮影現場へ戻り,スレンダーなロリ体型のエロモデルの撮影だったのですが,このときの修一のセリフで「俺,ちょっとスレンダーなコにはトラウマあってな。あれでネコ目だったりした日にゃ。」というところで,尚子のことですねぇ,でもこのマンガを読んでいた読者のどれだけが知っているというのですか矢野健太郎と思ってしまいましたです。で,途中経過は不明なまま,俊弘と友美が裸でベッドの中にいるところで2巻は終わってしまいます。
 で,最後の3巻は,さやかが帰ってきたところから始まり,風邪をひいてしまった俊弘と,俊弘を諦めることを決めた友美の最後のキスをさやかが見てしまうのですが,友美のナイスな演技でさやかは騙され,そして友美に背中を押される形でさやかと俊弘は結ばれるのですが,熱で記憶が飛んでしまうというオチがつくのは,さすが矢野健太郎だなぁと。そして,修一の写真展のストーリーに入ると,出るわ出るわ猫じゃのキャラが。勝江美亜に始まり,スタジオマンをしていた人,五月に長谷川,長岡も。美亜はそれなりに歳を取りながらも綺麗になっていますし,五月は髪を短くしてパーマをかけていますし,長谷川は腹が出ておっさん体型になっていますし,長岡はそのまんまで歳を取った感じになっていて,年月の経過を感じてしまいましたです。しかし,俊弘は美亜に何もしていないことを怒られ,写真に対する意欲を見失ってしまい,AV女優の小川唯と同棲を初めてしまいます。完全に俊弘は自分を見失ってしまうのですが,なんとそれを救ったのは,歳を取って母親になった尚子(だと思いますです。子供がマリちゃんだったり,ネコじゃのラストシーンと同じ髪型だったり,なにより歳を取ったボテまでいるし。)でした。俊弘は尚子との一瞬の出会いで自分が写真を好きなことに気づき,小川唯の部屋を出るのですが,今度はさやかのサイドストーリーで修一の家を訪れたさやかの前には,美音ちゃん,春奈,元樹(これは猫じゃの後のキャラですね。)がいて,春奈なんて猫じゃのときには不安定な女の子のキャラだったのに,すっかりお母さんなキャラになっていて,「女は弱し。されど,母は強し」という言葉を思い出してしまいましたです。そして,さやかはいなくなった俊弘を探すのですが,俊弘は肉体労働をしながら,スナップ用のカメラを手に入れ,笑顔のある写真を撮るようになっていました。そして,自分であることの自信を取り戻した俊弘は,あるがままの自分でさやかの前に立って,自分の気持ちを伝えることを決めるのですが,なんとさやかがアパートの前で待っているではありませんか。おぉ,ご都合主義だなぁと思いながら,マンガだからいいやと思いつつ,さやかが「いっぱい話したいことあったの,聞きたいことも。でも顔を見たら,もうよくなっちゃって。」っていうセリフはネコじゃで尚子が自分を見失って大阪へ戻り,自分を取り戻して東京に帰ってきて修一と再会したときのセリフだったねぇと思いつつ,ネコじゃと違ってハッピーエンドで終われたので,まぁいいんでないかいと。というか,あとがきで新展開への布石を打ったところで,雑誌の休刊の関係であと3回で話を終わらせるように指示があったとのことで,それなら仕方ないかなぁと思ってしまいましたが,もう少しストーリーがあってハッピーエンドならもう少し良かったかなぁと思ってしまいましたです。
 というわけで,読んでみたかったけれど絶版になっていた“バストショット”のレビューは終わりますけど,本当,良い時代になったなぁと思いますです。絶版になったマンガがデータで良いのであれば手に入るだなんて。MeMOPadのキンドルで読むことが多いのですが,最後まで読み終わると,他の絶版になったと思われる矢野健太郎のマンガが「これも買いません?」っていう感じで表示されますもんねぇ。でも残念ながら,私は矢野健太郎のファンではなくてネコじゃのファンなので,猫じゃ関連でなければ,これ以上買うこともないかなぁと思っていますが,酔った勢いで・・・というのはフルカワだとありがちですので,そのときはまたレビューしたいと思っていますです。

 ところで,THE GROOVERSも新譜を出しましたし,9月には岡村ちゃんの新しいシングルも出るしで,少し音楽系のネタが出てきているので,少し機嫌の良かったりするフルカワですが,昨日,仕事を終え,家に帰ってパソコンを立ち上げ,メールチェックをしているとブログへのコメントがありますとのメールが。んん?なんだろうと思って開いてみると,なんとFree Sex Maniaなどをやっているスガワラさんからの書き込みでした。今度は新しいユニットで音源を出したというご連絡で,これは買わねばと思い,いぬん堂さんのサイトへ行き,サクッと買わせていただきましたです。なんと初回はCD-R+DVD-R作品で2000円だそうで。スガワラさんファンのフルカワとしては買わないという選択肢はありませんです。届き次第,ゴリゴリ見て,聴いて,またブログでレビューさせていただこうと思っていますです。
 ついでになんですけど,音楽ネタが若干枯渇してきたので,どうしたもんかなぁとアマゾンで検索をかけてみると,The Style Councilのフルコンプリート6枚が3000円であるではありませんか。これは買うしかない!と思ってカートにインしたところ,ボックスセットではなくてMP3販売でしたです。しかし,後で調べてみると同じようなものは中古でしかも1万円近い値段がするようなので,まぁジャケットが欲しいわけではないし,聴きたいだけだから,データ購入でも良いよねと自分を言い聞かせてしまいましたです。こっちの方もぼちぼち聴きながらレビューを6回に分けて書きたいなぁと思っています。
 窓の外ではセミがうるさく鳴いているので,明日はきっと良い天気だと思いますので,パナモリでゴリゴリと熱中症にならないように走りに行きたいなぁと思っていますです。