ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

あの娘と遅刻と勉強と/岡村靖幸


 ここのところ週末の天気が良くてゴキゲンなフルカワでございます。この間の日曜日も天気が良かったので,単身赴任先でまず制覇したかったカルストロードを走りにいかさせてもらいましたです。とはいえ,午前中は前日の洗濯物を片付け,ワイシャツにアイロンをかけるといういつもの家事をこなしつつ,家事が終わればまだ午前11時にもならないではありませんか。ということで,冷凍していたご飯を温めなおして,レトルトのカレーを温め,炭水化物をきっちりチャージして,午後零時にはパナモリに乗って出発しましたです。カルストロードへたどり着くには,まずは峠を超えないといけないのですが,これが非常にきつかった。というか,普通,自動車の登板車線はある程度登れば終わるのですが,登板車線が走れど走れど終わらない!カルストロードまで片道30キロ弱なのですが,1時間走ってもまだ10キロ程度しか走れていない状態でした。とはいえ,やっと登板車線が終わり,そこそこの坂になれば,そこはそれ,ロードですもの,シャカシャカと走らせてもらいましたです。で,山の中を走るということはトンネルがあるということで,出発時にはテールライトのスイッチを入れていなかったので,トンネル手前で一旦パナモリから降り,テールライトのスイッチを入れてから,トンネル内の歩道を徐行しながら走らせてもらいましたです(もちろん,フロントライトのスイッチも入れていますよ。危ないですからね。)。で,いくつかトンネルを超えるとカルストロードまで残り少しの距離になったのですが,その頃になると,自動車やオートバイにゴリゴリ抜かれましたが,自転車には全く会わなかったので,こんなに天気が良いのに,みんなどこを走っているのかなぁと思ってしまいましたです。
 カルストロードの入口に辿り着いた頃には,最初の坂で疲れていた足も回復し,イイ感じになっていたのですが,相変わらず道を間違えるのは得意技で,カルストロードへ行こうとして展望台へ出てしまったのはフルカワ的にはお約束でしょうか。で,Uターンしてカルストロードまでの緩やかな上り坂を登っていたのですが,オートバイには気持ち良いワインディングロードなので,オートバイがビュンビュンコーナーに突っ込んでいくんですよね。正直,対向車線からはみ出して来られたらお手上げだなと思いながら,ええい!こちとら原動機なし自転車だぜい!というわけでカルストロードまでの坂を登り切ると,目の前には緑の中に石灰岩が点在する風景が広がっていましたです。う〜んいいねぇと思いながら,カルストロードをパナモリで走らせてもらいましたが,ここでふと思ったのが,この先,走ってもコンビニなんてないんじゃないの?しかし,坂で結構エネルギーを使ったし,天気も良く,グローブが塩を吹いているので,補給なしでは間違いなくハンガーノックになってしまうよなぁと思いつつ走っていると,観光用の鍾乳洞付近にレストハウスがあるではありませんか。ここで休憩するしかないなと思い,せっかくなので片道35キロは走っておこうということで,35キロ走ったところでレストハウスまで戻り,休憩することにしましたです。しかし,レストハウスの駐車場はバイカーばかりで,自転車は正直私しかいない状態で,やっぱこんな坂を登ってカルストロードに来るような物好きは私くらいなのかなぁと思いつつ,レストハウスに入ってみると,まぁ当たり前といえば当たり前なんですが,レストハウスにアンパンなんて売っているはずはありませんよね。仕方がないのでざるうどんを食べて,炭水化物の補給をし,トイレを借りてからレストハウスを出て,糖分も補給しておきたいよねということで,自動販売機で缶のカフェオレを飲み,タバコを吸っていると,私が来たのと反対側からロードらしき自転車に乗っている2人が通りすぎて行ったので,自転車で走りに来るのは自分だけではないんだぁ!とちょっとうれしくなってしまいました。で,補給&休憩を終わらせ,来た道を引き返していると,さっきのロード2台は歩道で記念撮影をしていたので,それを横目に見ながらカルストロードをひたすら走らせてもらいましたです。アップダウンは結構あるのですが,そんなに急なアップダウンではないので,気持ち良く走らせてもらいましたです。で,帰りに面倒だなぁと思ったのがトンネルで,道幅が狭い上,オートバイとかが結構飛ばして走っているので,トンネル内は車道を走らないほうが懸命だなという判断をしたのですが,なんと自転車が走れる歩道が往路側にしかないので,トンネルの手前で一旦停止し,反対車線の歩道に入り,トンネルを出てから,また一旦停止し,進行方向の車道に戻るということを何度か繰り返しましたが,ちょっとマズイと思ったのが,カルストロードですから石灰岩があるのは当たり前なんですが,石灰岩の破片が歩道一面にあって,石灰岩の破片は結構尖っているので,パンクしないと良いなぁと思いながら,気をつけながら走らせてもらいましたです。とはいえ,さすが石灰岩,破片がなくなってもタイヤが石を踏んでいる音がするので,念のため確認しておこうとしたところ,んん?SPDの解除をしていないよということで,慌ててSPDの解除をし,足を出したのですが間に合わなかったか?と思ったら,何とかスネを縁石に当てて,立ちごけを回避することができましたです。とはいえ,結構,自転車が傾いていたので,ペダルはちょっと路面で擦ってしまいましたが,ペダルは乗っていれば見えないのでまぁいいかと思うことにしましたです。で,タイヤの確認をし,タイヤにくっついている石灰岩の破片を除去してから再度,走りだしましたです。
 で,往路が厳しい上り坂ということは復路は楽しい下り坂になるはずだったのですが,これが甘かった。下り坂でスピードが出る。正直,時速50キロ以上出ていましたね。で路面が悪い上,自動車やオートバイに抜かれるという状況で,ブラケットポジションだったのですが,手が外れそうで思わず何度もブレーキを握って速度を落としましたです。あ〜怖かったと思いながら,急坂を抜け,残りは比較的平坦な道を気持ち良く流して家まで帰りましたです。で,家に帰ってネットで調べてみたところ,下り坂は下ハンを握って降りないといけないみたいでしたね。確かに下ハンを握っていれば,路面の振動で手が外れることはないですもんねぇ。とはいえ,パナモリに乗るのは今回で4回目ですので,ぼちぼち慣れていくしかないかなぁと思っていますです。その晩,お疲れでしたねパナモリ君と思いながらパナモリを眺めていると,なんとリアタイヤに5ミリくらいの亀裂が入っているではありませんか。これは石灰岩の破片のせいだなぁと思いつつ,亀裂から異物が入ってパンクすると困るよなぁと思いつつ,またもやネットで調べてみると,結構シリコン系接着剤を埋め込んで補修している人が多いようなので,今日は午前中にホムセンへ行き,セメダインのスーパーXブラックというのを買ってきて,亀裂を補修しておきましたです。明日も天気が良さそうなので,走りに行く予定にしていますので,さて亀裂の補修がどうなるか?という感じですが,まだ300キロしか走っていないタイヤを交換するのは正直避けたいので,何とかならないかなぁと思っていますです。

 さて,自転車ネタはこれくらいにして,今回は岡村靖幸の新しい対談集が発売されたので,それを紹介したいと思いますです。本のタイトルは“あの娘と遅刻と勉強と”で本当,岡村ちゃんらしいタイトルだなぁと思ってしまいましたです。内容はTV Brosという雑誌での連載をまとめたものですが,そもそも私はその雑誌を読んでいないので,新鮮な気持ちで読ませてもらいましたです。
 まずはいとうせいこうとの対談から始まるのですが,この中で岡村ちゃんが「『これはこういう影響で,ここにインスパイアされて,ここのテイストを入れて,こういう風にミックスされてんだな。』って区分されがちなんだけど」って発言があるのですが,ミュジシャンらしいなぁと思ってしまいましたです。
 2人目は大根仁との対談なんですが,大根仁といえば映画のモテキで岡村作品をフィーチャーしてくれたありがたい映画監督ですが,岡村ちゃんの「破綻がないということで言えば,大根さんの見聞きしているものって,すごく振り幅が広いですよね。『これに関しては病的』というのはあるんですか?」という問に対して,「いや,むしろその振り幅こそが病的なんだろうと思いますね。」という大根仁の答えに思わずう〜んと唸ってしまいましたです。
 3人目は写真家の川島小鳥という人で,私は全く知らなかったのですが,この対談で岡村ちゃんが結構いろいろな写真集を見ていることを知って,少し驚いたりしましたが,まぁアーティストだもんねぇということで。
 4人めは荒俣宏という,この振り幅は何なんだという感じですが,荒俣宏の博識ぶりとそれを引き出す岡村ちゃんの言葉が非常に面白かったです。
 5人目は水道橋博士なんですが,博士の博識ぶりに驚きつつも,「ただ,思春期の頃は,映画や小説は全部人生の予行演習で,将来起こりうることを代行してくれるから面白かったんです。今はもう来た道を振り返るものでしかない。」という言葉には非常に重みを感じつつ,共感させていただきましたです。
 6人目はモーリー・ロバートソンで,岡村ちゃんモーリー・ロバートソンのどこに接点が?と思ってしまいましたが,岡村ちゃんの口からデッド・ケネディーズなんてバンド名が出てきただけでも驚きですが,モーリー・ロバートソンが日本のパンクロックに対して,「日本だと『がんばろう』みたいなメッセージい収束しちゃうんですよ。」と非常に辛辣なんですけど,そのとおりとしか言いようのない指摘をしてくれ,ちょっとスッキリしましたです。あと私の大好きな永井豪の話も良かったですね。
 7人目は湯山玲子なのですが,私は全く知らない人でこの対談で初めて知ったのですが,恋愛論が中心で,岡村ちゃんの質問が非常にナイスだったりするのですが,その辺をあまり書くとよろしくないような気もしますので,気になった方はぜひ本屋で手に取ってみてください。
 8人目は久保ミツロウで,自他共に認める岡村ちゃんのファンなんですが,漫画家残酷物語的な話もありながら,モテキ岡村靖幸への恩返しと言ってのけるところが素晴らしいなぁと思ってしまいましたです。
 9人目は会田誠で,ビバナミダのジャケットを書いた画家なんですが,画家との対談なのですが,岡村ちゃんが「僕は,昔は全部自分でやりたかったんです。曲も書いて詞も書いて演奏もしてアレンジもして,どういうふうに売っていくかまで全部自分でやりたかった。でも,マッド・プロフェッサーの力はあっても,外から自分をプロフェッショナルビジネスとしてプロデュースする力は欠けてた。『いい作品を作る』ということだけに腐心していれば,みんながついてきてくれると思ってた時期があったんですね。」という言葉に,あの長かった沈黙の時代を思い出してしまいましたです。
 10人めは津田大介という人で,この人も初めて知った人なのですが,S.N.S系の話だったので,S.N.Sを基本的にはしないフルカワにはふ〜んという話だったので,ここでは割愛させていただきますです。
 11人目は渡辺信一郎と,スペース☆ダンディの監督ということなのですが,基本的にアニメを見ないので,これまた初めての人だなぁと思いつつ読んだのですが,マカロニほうれん荘の話が出たり,宇宙戦艦ヤマトを見るかアルプスの少女ハイジを見るかなど,同年齢だなぁと思うような話がたくさんあって懐かしく,かつ面白かったです。
 12人目はなんと矢野顕子で,これはもう内容的には全て音楽の話なので,ぜひ本屋で手に取っていただきたい内容なので,割愛させていただきます。
 13人目は大貫妙子で,これまた音楽の話なんですが,これだけは書きたいなぁと思ったのは,大貫妙子の「『寂しい』という気持ちを掘り下げていくのも,仕事の一部だとおもっているので。」という発言でしょうか。真摯に自分と向き合い,そこから出てくる言葉やメロディーを紡ぎだしているんだなぁと思ってしまいましたです。あと「音楽にとって新しいことってもうないと思うので,『より丁寧にやっていく」ということですね。」という発言には少し寂しさを感じつつも同意してしまいましたです。
 14人目はアレハンドロ・ホドロフスキーという映画監督で私は全く知らないのですが,観念的な話が多くて,頭のよろしくないフルカワではコメントが難しいので,これまた割愛させていただきます。
 15人目は高橋幸宏で,もう内容がいろいろありすぎてコメントできませんね。この部分もぜひ書店で!ということで。
 16人目は坂本慎太郎なんですが,岡村ちゃん坂本慎太郎の接点って?と思っていると,岡村ちゃんからのオファーということで,音楽論を2人で展開していますです。この辺りの話も面白いので,ぜひ書店で!ということで。
 最後は星野源というマルチクリエイターなんですが,この方も初めて知りましたです。対談内容としては,なんかこの本のまとめチックな内容なので,やはり割愛させていただきますです。
 正直,久しぶりに本を読んだ〜!っていう感じですが,対談形式で,一気に読んでも良し,一人一人読んでも良しなので,非常に読みやすかったと思いますです。内容的にも前作の“純愛カウンセリング”よりも音楽的な話というか,岡村ちゃんが元気になっているんだなぁといった感じが出ているので,読んでいても面白いですしね(“純愛カウンセリング”は少し病んでる感の重さがあったので,繰り返し読むのはちょっと辛いかも。)。

 ところで,5月はプレオの定期点検の時期なので,連休中にネット上で定期点検の申し込みをしたのですが,一向に連絡がないので,来週,自宅に帰ったついでに定期点検に行っておこうと思っているので,整備工場に電話してみたところ,連絡が入っていないということでした。おいおい,それは困るということで点検が受けられるか確認したところ,大丈夫だということでしたので,ちょっとホッとしましたです。そういえば,以前もネット上で予約していたのに,全く無視されたことがあるので,ディーラーのネット予約は信用しない方が良いかなぁと思ってしまいましたです。特に単身赴任でいつでもOKという状況ではないので,自宅に帰るときに合わせて点検しないといけないので,当分は電話できっちり予約を取らせてもらうことにしようかと思っていますです。
 で,来週は自宅の方へ戻る予定にしていますが,土曜日は下の子供の最後の体育祭を見に行ってやりたいと思っていますし,日曜日はプレオの定期点検で,その合間を縫って家の掃除もしないといけないので,ブログをアップする時間がないと思いますが,ひょっとしたら生存確認的なブログをアップするかもしれませんです。それから,次の週は自宅に帰らない予定にしていますが,土曜日は岡村ちゃんのライヴ(果たして行けるのか?),日曜日は休日出勤ですので,これまたブログをアップする時間がなさそうなので,生存確認的にブログをアップするかもしれませんですが,まぁ,そもそもこのブログを読んでいる人は少ないですし,フルカワの生存確認として読んでくれている人もいるでしょうから,それはそれで良いかなぁと思っていますです。