ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

のりりん1巻〜11巻(完結)/鬼頭莫宏


 ここのところ土日といえば雨ばっかりだったのですが,今週は結構良い天気でイイ感じです。昨日はブロック支店の会議で自宅の方へ戻ってきていたので,比較的ノンビリした感じですが,プレトレに乗って,こっちでないとできない用事を随時しないといけないなぁと思っていますです。で,昨日は仕事で自宅の方へ戻ってくるということで,木曜日は洗濯をしておかないといけないよねぇと思っていたのですが,遅まきながら歓迎会があったので,それが終わってから家に帰ると,もう午後10時ではありませんか。どうしたもんかなぁと思いましたが,下の階の人ごめんなさい!ということで洗濯をさせてもらいましたです。で,洗濯が終わってから寝たので,翌朝は結構辛かったりしたのですが,出張なのでプレオに乗ってというわけにはいかないため,JRでの異動でしたので,それはそれで楽だったかもしれませんが,会議には私以外にもう一人参加者がいたので,乗る電車の選択肢のない田舎町なので,出発駅から到着駅までずっと一緒だったのは少し気疲れしましたです。まぁ,こういうことは今後はないでしょうから,これも良い経験ではないかと。で,一緒に行った方は昼ご飯を食べてから直接ブロック支店の方へ行くということでしたので,待ち合わせ時間だけ決め,私はとりあえず昼ご飯を先に食べて,自宅に荷物を置き,プレトレに乗ってブロック支店に向かったのですが,途中で電話がかかってきたので何だろうと思いながら出てみると,単身赴任先の自転車屋からで,なんと水曜日にパナモリが届いて組み上がりましたという連絡でしたです。とはいえ,出張で自宅に戻っているのでこの土日は受け取りにいけないので,その旨を伝えて,水曜日が祝日ですので,水曜日に取りに行くということで話がまとまりましたです。
 で,ちょっと残念だったのが,SPDシューズはシマノのトレッキング系のSH-MT44という奴を頼んでいたのですが,どうも入荷がないようなので,ボントレガーで似たようなのがあるので,それでどうですか?ということでしたので,どうしようかなぁと思いましたが,シューズがないのも便利が悪いので,ではそれでお願いしますということにしましたです。シューズの型番は聴かなかったのですが,ネットで調べてみたところ,シマノのSH-MT44と似たような感じということであれば,ボントレガーのSSR Multisportではないかと思っています。店の人も黒でワンポイントで赤が入っているということでしたので,多分,間違いないでしょう。というか,これいいんでないかい?と思っていますです。ひもで結んでベルクロで固定するタイプで,いかにもなデザインのシューズではなく,パッと見普通のジョギングシューズっぽいところもフルカワ的にはイイ感じでございます。値段的にもシマノが12000円でボントレガーが10800円と気持ち財布に優しかったり,ネットでの評判も結構良い評価なのもうれしかったりします。ひょっとして店に行ってみたらボントレガーのRL MTB(お値段19900円)だったらちょっとショックですけど,最初に提示したシューズからするとそんなことにはならないだろうと思っていますです。

 で,前回は原田知世の新しいアルバムを紹介したのですが,今回は私の大好きなマンガの“のりりん”が終わり,コミックスも全巻揃いましたので,その感想を書きたいと思いますです。そもそもこのマンガはイブニングで連載されていたのですが,当初から鬼頭莫宏のことだから,どこかで鬱展開になるのでは?と2ちゃんのスレでも書かれていましたが,鬱展開になることなく,最後まで自転車の楽しさを語るマンガでしたので,私としては本当に最後まで楽しめましたです。自転車マンガは数あれど,やはりレース系のマンガは自転車競技の現状からすると無理!無理!な展開が多いので,正直,オジサンのフルカワとしてはそんなに触手が動かない(弱ペも正直読んだことはありません。)のですが,このマンガは大人の自転車マンガというだけあって,日常(とはいえ,こんな恵まれた環境ってなかなかないと思いますけどね。)の中での自転車との関わりというか,大人の趣味としての自転車というテーマで一貫して描かれていますし,鬼頭莫宏自身も自転車に乗るので,自転車乗りのツボを押さえた内容になっているところが素晴らしいと思いますです。そういう意味では若い人が読んでもふ〜んとしか思えないような話なんですけど,一定の年齢を重ね,自転車に乗っている人間からすると非常によく分かるなぁと思える内容になっています。
 で,1巻は理由は不明ですが自転車嫌いの主人公丸子一典(以下「ノリ」という。)がいろいろあって免取になり,初めて乗ったロードで,ロードで走ることの快感に目覚めるところで終わるのですが,2巻は後のお友達等々力潤(以下「トドロー」という。)との最低な出会いから,ヒロインの織田輪(以下「リン」という。)の母親(以下「リンママ」という。)の陰謀により,1週間御に等々力との勝負をすることになるのですが,ノリの「1週間で勝てる方法を教えて欲しい。」という言葉に対して,輪ママはあっさりと「あるわけないでしょ,そんなの。」と言い放つのですが,そこがまたリアリティがあって素晴らしいなぁと。これがレース系のマンガだったら主人公に特殊な能力があったり,なんかスペシャルな秘策があったりするのですが,輪ママはあっさり「2年間トレーニングしてる人間に,たった1週間で勝てるようになるわけないでしょ。」と当たり前といえば当たり前のことを告げるだけなんですよね。それからノリはリンと一緒に通勤時にロードで走り,ロードでの走り方を教えてもらったり,嬉し恥ずかしレーパンデビューしたりしながら,トドローとの勝負の朝を迎えるところで2巻は終わってしまいます。
 3巻はノリのために輪ママが組んだ空力フレームのCATチータでトドローとの勝負に望みますが,一進一退ありながらも勝負を制したのはリンでしたというありがちなパターンで終わるのですが,4巻はみんな(この時点でクロスバイクを買っていた杏真理子(以下「カラモモ」という。)以外)でロードを買うことになるのですが,ノリが650C規格のホイールにしたいということで,結局,中古のLitespeedのブレードというチタンフレームを格安で手に入れるところで4巻は終わりということで(というか,チタンフレームとフォークで5万だなんて,羨ましすぎですよね。)。
 5巻からは,輪ママのピットでブレードを組むのですが,パーツはフルアルテグラ!いきなりフルアルテですか。まぁ,最初はノリもティアグラでいいやって感じだったのですが,トドローからフレームの正規の値段を聞かされるとともに,このフレームなら最低でも105と言われ,アルテグラにしてしまうんですけどね。しかし,いきなりフルアルテもそうですけど,自転車を組めるピットと工具を貸してもらえるなんて羨ましいなぁと思ってしまいましたです。正直,私の部屋はどこにロードを置こうか状態ですのでね。で,ノリの自転車も組み上がり,みんなでツーリングのスタートというところで5巻は終わってしまいます。6巻は何事もなく平穏なツーリングで終わるわけはなく,リンが道を間違えたため,ノリがいきなり峠を登ることになるのですが,上着を着ていたために暑さでバテバテになってしまうのは分かるなぁという気がします。最初はそんなに暑くなるなんて思わないから少し多めに着てしまうんですけど,慣れてくると,本当,冬でも上はそんなに着なくても大丈夫ですもんねぇ(手と足は除く。)。で,そこに免許を取ったカラモモが颯爽と現れ,ノリの上着を預かってくれるのですが,それでも初の峠でヘロヘロになってしまうのはお約束ということで6巻は終わります。
 7巻はノリがビンディングにするかどうかで始まるのですが,SPD-SLではなくあえてSPDにしているところがシブイなぁと思ってしまいましたです。で,再度ノリ達は峠を登り,カラモモ達も別の峠を登るのですが,カラモモがノリに告白することを決め,ノリとリンが言葉(ノリの言葉遣いが悪いことと,リンの博多弁)のことで喧嘩をしてしまい,7巻は終わってしまいます。8巻はカラモモがノリに告白するはずがロード買うよ宣言となってしまい,ノリの巻き込まれ体質で,今度はレースに参加することになり,ノリ,リン,トドロー,カラモモの4人で埠頭(多分,晴海)で練習したりしながら,レース場に到着するところで終わります。この巻にはモーニングの食特集のときに掲載されたリンパパが主役の話も番外編で載っているので,少しお得感があったりもします。
 さあ,9巻からはレースがスタートして,まずはチームタイムトライアルからなんですが,これはあっさり完敗し,4時間エンデューロに勝負は持ち越されるのですが,レースが始まり,トドローが逃げ集団に入ったところで9巻は終わり,10巻はレースの駆け引きをいろいろと描きながら,最後はトドローとリンが勝つ(ノリは負けちゃうんですけどね。)ということで,レース編は終わります。で,ノリはランドナーに乗るリンの友人と出会うのですが,個人的にはここでランドナーが出てくるということは,次はロングライドか?と思っていると,10巻は終わってしまいます。
 最終巻の11巻はどうまとめるのかと思っていると,ノリが自転車嫌いになった原因の過去の友人とリンが何か関係があるのではということになったのですが,実はノリがその友人と自転車に乗っていたとき,まだ小さかったリンがパンクした上,道に迷っていたのをノリが助けてあげたことをきっかけに,リンがノリに恋してしまったということが判明し,リンの友人が九州へ帰る前にノリとリンがレースをして,リンが負けたら好きな人を言うということになったのですが,レースの途中でノリの独白が入るのですが,これが本当,自転車乗りの気持ちを思いっきり代弁しているんですよね。「自転車で走る。競技用自転車で走る。ただ,それだけのことなのに不思議な高揚感がある。他ではなかなか置き換えられないこの感覚。自分の体を動かしていることによる充実感と,それに伴うスピードによる満足感。この2つの相乗効果。それを併せ持つものは日常にはほぼ存在しない。自転車を除いて。近距離異動だけが目的の自転車とロード,競技用自転車、その一番の違いは快感だ。競技用自転車は快感も与えてくれる。個人個人の速い遅いにかかわらず,等しく与えられるごほうび。それは普通に流しているだけでも十分に味わうことが出来る。もちろん速度を上げれば上げた分だけ,それに見合う快感をもたらしてくれる。」本当,そのとおりだと思います。レースの方は結局,リンが勝って,ノリに告白することはなく,日常の繰り返しで終わるのですが,その何気ない日常感がこのマンガのよいところなのかなぁと思ってしまいましたです。
 で,コミックス派にはうれしい話があって,連載の方では輪ママがどんな自動車に乗っているのか話を畳まないまま終わってしまいましたが,コミックスでは2ページが追加され,この話もきちんと畳んでいます。
 しかし,こんな何気ない日常に自転車を絡めながら淡々と大人の自転車趣味について描くマンガなんてもう出てこないだろうと思いますが,鬼頭莫宏の気が向けば番外編でも良いので,この後,みんながどうなったのかも描いて欲しいなぁと思ったりしています。

 ところで,単身赴任してもうすぐ1か月が過ぎようかというところですが,大分,この生活パターンにも慣れてきた感じですかね。まぁ4月は休みの度に雨が降るし,自転車はないしで,どうにもならない感じがありましたが,これからは天気も良くなるでしょうし,パナモリもやっとできあがったので,単身赴任先でも楽しい休日が過ごせるのではないかと思っていますです。正直,自転車がなければ,本当,生活に必要な事以外は休日に特にやることがないので,これからは休日に余った時間はパナモリで走りまくる予定ですので,そういう意味でも本当,楽しみにしていますです。
 とはいえ,来週はもうゴールデンウィークなんですよねぇ。自宅に戻らず単身赴任先で走り回るわけにはいかないので,プレオにパナモリを積んで,こちらで走れたら良いなぁと思っていますです。プレオの後ろはフルフラットにしていますので,フロントホイールを外せばパナモリが積めないことはないでしょうし,可能であればフロントホイールを外さなくても積めれば良いなぁと思っていますです。まぁ,プレオにはパナモリと荷物以外は自分しか乗らないので,そこは助手席を前に出すとかいろいろ工夫すれば大丈夫なんでないかい?とは思っていますけどね。
 とにかく,水曜日の祝日にパナモリを受け取ってからですよねぇ。天気が良ければ初乗りもできればなぁと思っていますです。