ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Original Album Classics Disc 5 There's a Riot Goin' On/Sly & The Family Stone


 この土日は梅雨らしく雨が降るので,プレトレは乗れませんが,明日は子供のエレクトーンの発表会を聴きに行かないといけないので,どちらにしても走れませんので,丁度良いかなぁと思っていますです。とはいえ,この間の日曜日は天気が良かったので,プレトレで西方面海岸コースをしっかりと走らさせてもらいましたです。しかし,5月はあんなにスポーツ系自転車が走っていたのに,さすがに6月になると暑いから走ってられないやという人が多いのか,本当に好きな人しか走っていないという感じで,ローディーがチラホラと走っている感じですかねぇ。暑いからいいんだけどなぁと思いながら,相変わらず自分のペースでプレトレを走らせている私としては思ってしまうのですが,まぁ自転車ブームという奴も去ってしまいましたし,本当にはまってしまった人しか残っていないんだろうなぁと思いつつ,この日は往路は向かい風で走れねぇなぁと思いながら走っていたのですが,往路が向かい風なら復路は追い風さ!ということで,足を使い切らないようにボチボチと走らさせてもらい,復路は追い風で楽しく走らさせてもらいましたです。日も長くなりましたので,きっちり往復で80キロ超え走らせてもらったのですが,少し困った問題が。私はフロント用のライトとしてアクスレンのダブルアイを愛用させてもらっているのですが,どうも裏ぶたが振動で外れやすくなっているようで,家の近所を足代わりでノンビリ走っているときならライトが落ちてもどうにでもできるのですが,車道をガッツリ走っているときにライトが落ちると,はいさようならということになってしまうので,途中で2回ほど,手ではめ直しながら走ったのですが,こんな感じではちょっとなぁと思っていると,販売元のユニコのサイトでナンと裏ぶただけ販売を開始したとのこと。買ってみるかなぁと思い,アマゾンで検索してみたのですが,アマゾンでは売っていなくて,どうしたもんかなぁと思っていたのですが,今日の午前中に眼科へ定期検診と視力検査に行くのにプレトレで行ったのですが,ダブルアイを台座から外して手で裏ぶたを外そうとすると簡単に外れたので,う〜ん,これじゃぁなぁ・・・と思っていたのですが,よく考えると何となく裏ぶたの押し込みが足らないような気がして,こうなれば思いっきり押し込んでみるか!というわけで,グイグイ力任せに裏ぶたを本体に押し込んだところ,なんとなくイイ感じになり,そんなに簡単に外れないような感じになったので,当分,これで様子を見てみようかなぁと思っていますです。これで駄目なら本気で新しい裏ぶたを探してみようとは思っていますけどね。多分,大丈夫だろうというか,大丈夫だと信じたいんですけどね。デザイン的にも好きなライトなのでできれば長く使いたいとは思っていますので。
 眼科の話が出たのですが,視神経の端っこの方が壊れているので定期的に検診に来て下さいということにはなっているものの,面倒だなぁということで半年に1回行っているのですが,最近,メガネをかけたままだと少し小さい字が見えにくいなぁということもあり,場合によってはメガネの処方箋を書いてもらおうかなぁという思いもあって午前中に眼科へ行ったのですが,医者からは視神経の関係は問題はありませんということで,メガネの関係はこれで見にくければ,もう少し遠方視力を落としたメガネを作ることになるけれど,近接視力は問題ないので,メガネを外してみれば足りると思いますよということでした。で,どうしてもということであれば,下の方を矯正しないレンズ(要するに老眼鏡ですね。)にすれば1つで足りるけど,結構見えにくいですよということでしたので,それなら見にくければメガネを外してみるしかないかなぁということで,レンズを変えずに行くことにしましたです。とは言え,そういうことをしていると,また酒を飲んで新幹線の中でメガネを無くしてしまうので,こうなればメガネチェーンでも買おうかなぁと思い,アマゾンで見てみるとステンレス製のボールチェーンの奴が500円程度であったので,これなら失敗してもまぁ惜しくはないかということで,カートにインさせていただきましたですが,果たしてどうなることやら。

 というわけで,Sly & The Family StoneのOriginal Album Classicsもとうとう最後になり,5枚目は問題作というか革命的な作品というか,1971年に発表されたSly & The Family Stoneの代表作と呼ばれている“There's a Riot Goin' On”(日本語タイトルは“暴動”) を紹介したいと思います。スライ・ストーンのドラッグ使用でバンド自体はほぼ崩壊状態だったということなんですが,これまでの作品とは思いっきり異質な音になっているのですが,だからこそスライ・ストーンのセンスが爆発したアルバムということになるんでしょうかね。
 1曲目の“Luv N' Haight”という曲は重ためのリズムにワウを効かせまくったギターがメチャカッコヨイ曲になっています。リズムは重たいのですが,メロディーラインはそこそこポップでその辺が救われる感じがするのですが,ホーンセクションの出番もほとんどなく,ファンクというよりも硬質なロケンロールという感じで,とうとうここまで来たかぁという感じにさせてくれる曲になっています。
 2曲目の“Just Like a Baby”という曲は,なんとリズムボックスのリズムに乗って,ペナペナというか硬質な音のキーボードが鳴らされるダウナーな曲で,1971年にもうこんなニューウェイヴな音を出していたのかと思うと,本当,驚きとしか言えないえです。しかも機材は1971年ですから,今みたいに音が良いわけではないのですが,そのペナペナな音が逆にスライの押し殺したようなヴォーカルにピッタリ合っているところが凄いです。というか,リズムボックスの音がキックとスネアとハイハットしかないのに,こんな音ができるなんて,スゲエなぁと本当に思ってしまいましたです。
 3曲目の“Poet”という曲は,これもリズムボックスのリズムに乗って,ワウの効いたギターと硬質な音のキーボードが鳴らされる(本当に硬質すぎて,最初にじゃら〜んと鳴らされたときはアコースティックギターの音かと思ってしまいましたです。)ダウナーな音で,ハッキリ言って激しくダンスすることは放棄した音になっています。あくまでもクールに少しうつむき加減でダンスする感じのダンスミュージックですが,カッコヨシです。
 4曲目の“Family Affair”という曲は,これまたチャカポコしたリズムボックスのリズムに少しくぐもったヴォーカルがカッコヨイです。非常にその後のニューウェイヴに与えた影響は大きいんじゃなかろうかと思うのですが,知らずに聴いたら,70年初頭のアルバムではなく,80年前後のアルバムと言われても信じてしまうのではないかと思いますです。日本ではやっとフォークソングが認知され始めた時代に,既にこんな革新的な音が鳴らされていたかと思うと,本当に驚きです。
 5曲目の“Africa Talks to You ("The Asphalt Jungle")”という曲は,なんとなく揺れているように聴こえるリズムボックスのリズムにペナペナのギターソロ,そして1人多重録音ではないかと思われるヴォーカルと,宅録派であったフルカワとしては,どうしてこんな音が出せるのか?,そして作れるのか?と思ってしまいましたです。基本的にダウナーな音なのですが,1フレーズを繰り返すというファンクの手法は使っているのですが,熱さは全くなく,あくまでもクールに迫ってくる音の塊にやられてしまいましたです。
 6曲目の“There's a Riot Goin' On”という曲はタイトルナンバーですが,シンプルなリズムパターンのリズムボックスに,ホーンセクションとベースが絡み,くぐもった声でヴォーカルが唄うという感じなのですが,パワフルなホーンセクションがクールなリズムマシーンと合体するとこんな音になるのねという音になっています。そこをカッコヨイとみるかどうかが別れ目だと思いますが,私は非常にカッコヨイと思いましたです。
 7曲目の“Brave & Strong”という曲は,久しぶりの生ドラムなんですが,ハイハットの音がメインで,ベースラインは動き回っているんですけど,一聴するとスカスカな音の中で自由に音とリズムを打ち出しているような感じがしないでもないのですが,う〜ん,なんだろう凄く不思議な感じの曲になっています。
 8曲目の“(You Caught Me) Smilin'”という曲は,生のドラムが鳴らされ,なんとなく憂いを帯びたヴォーカルがシャウトしながらも,ちょっと違うなという感じを醸し出しています。メロディーラインはポップなんですけどね,何かが違う感じがするんですよね,何かが。でも,何となく引っかかりながらも演奏自体がクールな感じなので,すぅーっと流れて行ってしまう曲になっています。
 9曲目の“Time”という曲は,リズムボックスとダウナーなキーボードソロで始まり,ヴォーカルもこれでもかというくらいダウナーな感じで,もはやこれはファンクではないというか,この暗さはU.Kニュウウェイヴの音だよねぇと思ってしまいましたです。ひょっとしたら,U.Kニュウウェイヴの皆さんはこの音からヒントをもらったのではないか?なんて思ってもみたりしました。
 10曲目の“Spaced Cowboy”という曲は,リズムボックスの音を前面に出し,チャカポコしたリズムにフリーキーなベースラインと,いったいどこまで行くんだろうという気にさせる曲になっています。インストかと思っていると,小さな声でカントリーではお得意の「ヨーレイヒ〜!」というシャウトが入り,タイトルに合わせてこう来たか!という気持ちになりますが,ちっともカントリーでない音に「ヨーレイヒ〜!」が組み合わされると非常になんとも不思議な感じがします。
 11曲目の“Runnin' Away”という曲は,女性ヴォーカルが心地良い,唯一バンド的な音を聴かせてくれる曲になっています。ホーンもトランペットだけでシンプルに爽やかなメロディーを吹いているのですが,それまでの曲との落差がありすぎて,本当に同じアルバムに入っている曲なのか?と思ってしまえるほど素直にポップな曲になっていますが,この振り幅の大きさをどう受け止めるかで評価が違うんだろうなぁと思いましたが,私は正直,ニュウウェイヴ好きなのに,ポップソングも好きなので,こういうのもありだと思いましたけどね。
 12曲目の“Thank You for Talkin' to Me, Africa”という曲はオリジナルのラストナンバーなのですが,バンドの音なんですけど,ダークな感じがたまらないというか,ベースが前面に出ていて,ベースのループする感じはファンクのマナーに則っているのですが,踊ろうぜ!というようなダンスチューンではなく,あくまでもクールに体を揺らす感じの音になっています。というか,基本,ループしているベースなんですが,ところどころで短いソロを入れてくるのがもの凄くカッコヨイです。ヴォーカルも入っているのですが,音量が少し小さいのかベースの音にかき消されながら一楽器のような感じでつぶやくようなシャウト(矛盾するのですが,私にはこう聴こえましたです。)がカッコヨイです。もちろんサビのところではコーラスも入るのですが,ハイテンションなコーラスではなく,静かに波打つようなコーラスなんですけど,それがまた曲の雰囲気を盛り上げてくれていますです(盛り上げるといっても,あくまでも静かにですけどね。)。
 13曲目からはボーナストラックで“Runnin' Away(Single Version)”という曲は,11曲目よりももう少しヴォーカルが前に出ている感じかなぁという感じで,高音が強調されているかなぁというミックスになっています。
 14曲目の“My Gorilla Is My Butler(Instrumental)”という曲は,リズムボックスが鳴らされる中,ギターとベースとキーボードが自由に音をならしている感じの音になっているのですが,スピーカーで聴いているとなんか不思議な音の拡がりを感じたりもして,非常に不思議な曲になっています。というか目の前でリズムボックスを鳴らされているような感じが,リズムボックスの音が大好きなフルカワにはたまらないんですけどね。
 15曲目の“Do You Know What?(Instrumental)”という曲は,これまたリズムボックスのチャカポコした音にベースとギターとキーボードが鳴らされているのですが,思わずニュウウェイヴよのうと思ってしまいましたが,正直カッコヨイです。
 ラストナンバーの“That's Pretty Clean(Instrumental)”という曲は,リズムボックスを前面に打ち出し,ギターとベースとキーボードはくぐもった感じのミックスになっているのですが,それが逆に宅録感が出ていて,なんかええなぁという感じで聴いてしまいましたです。
 というわけで,これでSly & The Family Stoneは終わりになるのですが,正直,ポップさのあった初期から,ファンクな中期,そしてもはやニュウウェイヴとしか呼びようのない後期まで,それがたったの4年間で駆け抜けたっていうのが凄いなぁと思ってしまいましたです。激動の60年代後期から70年代初期と言われるけど,本当,革命だよなぁとSly & The Family Stoneの5枚のアルバムを聴いて思いましたです。

 で,話は変わり,いい加減壊れたら電波ソーラーがほしいなぁと思いつつも,ちっとも壊れないので長年愛用しているアルバのアクアギアっていう私の腕時計ですが,今週の月曜日から秒針が不穏な動きを始めまして,これは多分,電池切れだなというわけで火曜日が営業所へ出張だったのでその帰りに駅前のビッグカメラへ行き,電池交換を頼みましたです。で,職場に出張関係の資料を置いてから帰りに受け取って帰る予定にしていたのですが,そういえば腕時計のバンドがきついなぁということを思い出して,この際,バンドも替えてやるということで,バンドも替えてもらいましたです。というか,オリジナルのバンドが壊れてしまい,社外品のバンドを着けていたのですが,バンドの駒を止めるパーツが結構外れるので,そのパーツが無くなる度に駒を詰めてごまかしてきたのですが,さすがに限界になってしまったんですよね。で,新しいバンドはどんなのにしようかなぁと思ったのですが,まぁ使い慣れているし,デザインがシンプルなのが良いので,同じバンドにしましたです。で,待つこと10分,電池も交換してもらい,バンドも新しくなった腕時計を受け取ったのですが,その際,店員から長さは同じようにしておきましたという言葉が・・・馬鹿野郎!バンドが短いから新しいのにしたのにこれじゃあ意味がないじゃないのよと思いつつも,自分でバンドの調節ができるからまぁいいかということで腕時計と交換前のバンドを受け取って帰り(長さ調整のために外した駒も受け取りましたです。),家に帰ってから自分で調整させてもらいましたです。ついでに古いバンドからは駒と駒を固定するパーツを外してストックしておくことにしましたです。これで駒を止めるパーツが6つできたので,6回パーツを無くしてもなんとかなるか(そんなに無くしては困るんですけど。)という気持ちになったので,これはこれで良いかと。
 同じバンドなので雰囲気は全く変わらないのですが,バンドがきつくなくなったので,これはこれで良かったのではないかと思っていますです。特にこれからの時期,腕時計のバンドがギュウギュウなのも結構辛いのでね。