ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Original Album Classics Disc 2 Dance to the Music/Sly & The Family Stone


 家で使っているデスクトップのメモリーを増設しようとしたけれど,相性なのかマザボの問題なのか,使えませんでした〜!という話は以前書いたと思うのですが,アマゾンに返品したところ,返品受付メールがなかなか届かないので,アマゾン指定の方法で送らずに普通郵便で送ったからかなぁと思っていたのですが,ひょっとして・・・と思い,スパムメールキラーの削除ログを見てみると,あるじゃないですが,アマゾンからの返金メールが。しかも,そこには驚愕の内容が。なんと全額返金に加え,返送料の郵便切手代も返金してくれているではありませんか。さすがアマゾンでございます。やることが違うなぁと思いつつ,目の前から失敗した買い物の品がなくなっただけでも気持ちがスッキリしたのに,開封している(まぁパルク品の毛の生えた程度のパッケージでしたけどね。)ので,半額で十分だよねと思っていたのに,全額返金はやはりうれしいですよね。とはいえ,ハッキリ言ってCDのみならず,買いに行くのが急がない商品については,基本的にアマゾンで買い物をしているので,そういう意味では(高額商品は買わないとはいえ。),結構な金額をアマゾンに支払っているのではないかと思いますので,たまにはこういううれしいこともないとやってられないですよね。とはいえ,アマゾンのない生活なんて考えられない(アマゾンでカートの精算をしようとするとIEが落ちまくってどうにもならないので,ブラウザをFire Foxに変えたくらいですし。)ので,これからもお願いしますよということで。
 
 で,前回に引き続き,Sly & The Family Stoneのボックスセットの話をということで,今回は2枚目の“Dance to the Music”を紹介したいと思いますです。このアルバムは1968年に発売された2作目のアルバムですが,1作目があまり売れなかったことから,レコード会社からもっとポップに!というオーダーがあり,その意向にある程度沿ったことで,タイトル曲である“Dance to the Music”は結構売れたということです。まぁ前置きであんまり書くこともないので,曲に紹介に入ります。
 1曲目の“Dance to the Music”という曲は,いきなりポップなアレンジで始まるんですけど,何となくフリーキーな臭いがするというか,直球ストレートなポップではなく,ねじれてねじれて1回転した結果,ポップになったという感じでしょうか。基本的なリズムはシンプルな8ビートなんですが,楽器もヴォーカルもコーラスも自由に音を重ねていき,最後まで突っ走って行くという感じで,ストレートには踊れそうにないのですが,そんな曲にこのタイトルを付けるところが素晴らしいと思いましたです。
 2曲目の“Higher”という曲は,軽快なドラムに軽薄なキーボードの音で始まり,「Higher!」というシャウトを繰り返しながらサビを盛り上げていくところはカッコヨイなぁと思いましたです。間奏のブルースハープとホーンセクションの絡みもカッコヨイです。というか,ホーンセクションが入っているのに,ブルースハープを入れるアイディアが凄いなと。
 3曲目の“I Ain't Got Nobody (For Real)”という曲は,イントロから徐々にテンポアップしていき,唄の途中で少しテンポダウンしますが,そこが曲のフックとなって,その後の展開を盛り上げてくれます。基本的には「I Ain't Got Nobody!」を繰り返しながら,ラストに向かって突っ走っているという感じですが,この感じがロケンロールだなぁと思ってしまいましたです。
 4曲目の“Dance To The Medley”という曲は,“Music Is Alive”,“Dance In”,“Music Lover”の3曲をメドレーで演奏しているのですが,,“Music Is Alive”がギターとベースのひずんだ音で始まり,男の子のような女性のハイトーンのコーラスがただ者ではない感じを醸し出していますが,基本的にはファンクなんですけど,テンポが速いので横ノリというよりも縦ノリになってしまうのかなぁ。そういう意味ではパンクな音だなぁと思いながら聴いていると,“Dance In”に切り替わり,これは正統派なファンクナンバーだなぁと思いながら聴いていると,最後の“Music Lover”に突入していくのですが,パワフルな8ビートでこれは踊れるなぁという曲に仕上がっています。というか,ブイブイ鳴らされているベースがメチャカッコヨイなぁと思ってしまいましたです。しかし,それだけでは終わらず,ラストではノイジーになって終わっていくところがこれまた凄いなぁと思ってしまいましたです。
 5曲目の“Ride the Rhythm”という曲は,タイトルどおり「リズムに乗れ!」っていう感じの速いテンポでたたみかけるように演奏されているのですが,ワウを効かせまくったギターにシンプルなリフを吹きまくるホーンセクションの絡みがメチャカッコイイです。
 6曲目の“Color Me True”という曲は,最初のホーンセクションの音からただ者ではない感が漂ってくるのですが,これにヴォーカルとコーラスが加わると,本当にただ者ではないっていう感じの曲になっています。踊れるんだけど,それだけじゃないぞというか,ストレートなロケンロールではなく,何となくねじれたファンク感がもの凄くカッコヨイです。基本的なリズムはそんなに速くないんですけど,ドラム以外が細かく音を刻み,不思議なスピード感を醸し出しています。
 7曲目の“Are You Ready”という曲は,正にファンクというようなイントロで始まり,ドラムとベースが裏打ちでリズムをキメる中,ヴォーカルとコーラスが「Are you ready」と繰り返し繰り返しシャウトしながら終わっていくんですけど,もう少し他の展開があればという中途半端感というか物足りなさ感が逆に曲に引き込まれてしまうのは,何とも不思議な感じがしたりします。
 8曲目の“Don't Burn Baby”という曲は,ファンクとは思えないハイスピードの曲で,私の感じでは正にパンク・ファンク!って感じの曲になっています。パンクといってもいかにもな縦ノリパンクではなく,そこはきちんと横ノリなんですけど,結果として速くて横ノリにならないというか。横ノリなのにたたみかける性急感がたまらなくカッコヨイ曲です。
 9曲目の“I'll Never Fall in Love Again”という曲は,オリジナルアルバムではラストナンバーになるのですが,ラストナンバーに相応しい,ミドルテンポの今ならばレゲエっぽいノリを醸し出してる曲です。とはいえ,1968年にレゲエなんてなかったのに,レゲエを感じさせるたり,エンディングではソウルっぽかったりと,本当,懐が深いなぁと思ってしまいましたです。
 10曲目の“Dance to the Music(Single Version)”という曲からはボーナストラックですが,1曲目のシングルバージョンということできっちり3分台でまとめているので,フリーキーなところがカットされ,ポップな感じが強調されているなぁと思いましたです。
 11曲目の“Higher(Unissued Single Version)”という曲は,未発売シングルバージョンというよく分からない付記がされているのですが,シングル向けに構成されているので,これまたフリーキーなところがなく,ポップな部分のみを切り取っていて,これなら売れるよねぇというような曲になっています。 
 12曲目の“Soul Clappin'”という曲は,タイトルどおり盛り上がらなければ嘘になってしまうような熱いファンクナンバーになっています。タイトルどおり随所でハンドクラップが鳴らされ,ライヴだと観客がハンドクラップしまくりだったんだろうなぁと思ってしまいましたです。
 13曲目の“We Love All”という曲は,キーボードとコーラスを中心に始まったと思ったら,うねりまくるベースラインに裏打ちで入るホーンセクションがなぜかレゲエっぽいリズムを感じさせる重厚な感じの曲なんですが,後半,ホーンセクションがリフを繰り返す中,リズムが一定になっていき,最後はまとまっていくところがカッコヨイです。
 14曲目の“I Can't Turn You Loose”という曲はオーティス・レディングのカバーなんですが,最初は抑え気味で演奏しているのですが,おなじみのホーンのリフが始まると,ソウルナンバー!っていう感じでノリノリの演奏になります。やっぱ定番のノリというのも素晴らしいなぁと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“Never Do Your Woman Wrong(Instrumental)“という曲は,インストだけあってホーンセクションが大活躍って感じですが,各楽器が自己主張を繰り広げながら,曲を展開していくのですが,これがカッコイイんですよ。インスト曲が苦手な私ですが,素直にグイグイと曲に引き込まれていってしまいましたです。
 こういうのを聴くと,やっぱり本物は凄いなぁと思わざるを得ないんですけど,言葉の壁は高いなぁといつもながら思ってしまうフルカワでございました。

 今日で5月も終わるんですが,昨日からやたら暑くなったなぁという感じで,今日からはさすがに半袖Tシャツで過ごしていますです。半袖Tシャツにジーンズ,雪駄でペッタンペッタン言わせながらスーパーに買い物に行くどう見ても変なオッサンですが,それはやむを得ないであろうということで。まぁ,暑くても天気が良ければ良いので,明日は天気も良く気温も30度まで上がると,天気予報メールが届きましたので,明日は汗をガンガンかきながらプレトレで走りたいなぁと思っていますです。そうすると,今年初のグローブの塩ふきが見られるかなぁと思っていますです。まぁ,暑いのはきちんと水分と塩分を補給してやれば走れるので,明日は久しぶりに往路でVAAMを飲みきって,追加で水を買わないといけないかなぁと思っていますが,それも夏の楽しみということで。
 問題は6月になるということは,梅雨入りはいつからかということですかねぇ。暑いのは大丈夫でも,雨が降ると走れませんからねぇ。とはいえ雨が降らずに水不足というのも困りますし,まぁ程々に降ってくれることを祈るだけでしょうかね。