ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

流路謝客/花田裕之


 今年は10月になってから沢山台風が来ますねぇ。遠距離通勤者にとってはダイヤの乱れは致命傷なので,あんまり来てくれない方がいいんですけどね。しかも,台風が接近中だっていうのに海岸方面へ出張があったりとかしてヒヤヒヤしましたが,なんとか台風には巻き込まれずに出張が終わったので良かったでございますよ。まあ,ダイヤが乱れない程度なら平日なら雨が降ってもいいんですけどね。というわけで,この間の日曜日は何とか午前中に雨があがり,昼前にはなんとか路面も乾いたので,プレトレで西方面海岸コースを走らさせてもらいましたです。今回の目的は懲りもせず自分でカスタマイズしたトップチューブバッグがきちんと固定できるかだったのですが,結論から言うと,カスタマイズ成功でございましたです。トップチューブバックの底面がトップチューブに合わせて曲がるのを考慮して,固定用のベルクロの長さを決めたのですが,少しベルクロの力が弱いかなぁと思っていたのですが,トップチューブに固定してみると,ベルクロの上からベルクロを縫い付けたことが功を奏し,ベルクロで厚みが出た部分が丁度ベルクロの折り返し部分のプラスチックで引っかかって固定されるような感じになったので,きっちり固定されましたです。ウンウン,当分はこのトップチューブバッグでやっていけるなぁと思いましたです。で,この日は午後1時30分出発で,3時間30分ほど西方面海岸線コースを走ったのですが,風もそれほど強くなく,イイ感じで往復70キロを走れましたです。しかし,復路の家まであと5キロというところもちょっとした坂道の信号待ちで、信号が青に変わったので発進しようと思ったら,リアのクイックの締めが甘かったのか,リアホイールがずれてしまい,ブレーキシューに当たり,ロックしてしまったのには困ってしまいましたです。仕方がないので締め直すと,今後はセンターの位置が若干変わってしまいブレーキシューがホイールに当たるようになってしまったので,トップチューブバッグから携帯工具を取り出して,ブレーキ調整をさせていただきましたです。道路の端っこでブレーキ調整をしていると,自動車に乗ったアベックにこいつは何をやっているんだという感じで笑いながら見られていたのですが,まぁ,ママチャリしか乗らないような人は自分で自転車を弄ったり、調整したりすることはないでしょうから,そういう目で見られても仕方ないかなぁと思ってしまいましたです。実際私も,昔は道ばたでチューブ交換をしている人を見たりすると,大変なのに何をやっているんだろう,そこまでしなくてもいいんじゃないのと思ったこともありますしね。それが今となっては,逆の立場になってしまうとは,本当,思えば遠くへ来たもんだなぁと

 で,今回は長かった夏がやっと終わって,アコースティックなロケンロールもいいよねぇと思っていると,メールで発売のお知らせが届いたのでイソイソと買わせていただいた花田裕之の“流路謝客”を紹介したいと思いますです。発売自体は今年の2月だったらしいのですが,発売のお知らせメールが遅かったのでご愛敬というか,まぁ丁度良い時期に買わせてもらったのではないかということで。このCDは昨年の12月にRocker Room 池尻で行われたライヴの実況録音盤なんですが,前作のライヴ音源が2007年の“NAGARE at SOAP 2007”でしたので,もう5年以上前なのねぇと思いつつ,相変わらずの花田裕之のクールというか投げやりというかそんなたたずまいがロケンロールだなぁというアルバムになっていますです。
 1曲目の“LADY COOL”という曲は,シンプルなカッティングにブルースハープが絡むイントロがフォーキーなんだけど,そこに花田裕之のヴォイスが乗っかるだけで,あぁロケンロールだねぇと思ってしまいますです。
 2曲目の“汽車はただ駅をすぎる”という曲は,タイトルからしてブルースなのですが,軽やかなギターカッティングに吐き捨てるような花田裕之がヴォーカルで「汽車はだた駅を過ぎる,雨はやみそうもないのに。」とロードムービーのような歌詞を唄われると,なんか一人で汽車に乗って,フラッとどこかへ行きたくなる曲です。
 3曲目の“UNHAPPY GIRL”という曲も軽やかなギターカッティングの曲で,柴山俊之の少し軽薄な歌詞がカッコヨシです。「世間の風が冷たすぎるなら,オレのベッドにおいで。」なんて歌詞は柴山俊之らしい歌詞だなぁと思ってしまいましたです。
 4曲目の“DOWN DOWN”という曲は,オリジナルのギターの感じを残しながらもギター1本で十分聴かせてくれるナンバーに仕上がっています。ギター1本なので,オリジナルよりも少しゆっくりしたテンポなんですけど,これはこれでカッコヨシです。っていうか,本当,その時の気分でやりたい曲をやりたいように演っているところがカッコヨシですねぇ。
 5曲目の“FOOL FOR YOU”という曲は,初期ルースターズの曲を演るなんて思っていなかったので,おぉ!という感じなんですが,バンドでの畳みかけるような演奏ではなく淡々とした感じなんですけど,淡々としているからそこ,ブルージーな感じがアップしていてカッコヨシです。「オイラを愛してくれるなら,何でもオマエの意のままに」という最後の歌詞が染みますねぇ。
 6曲目の“泣くだけ泣いたら”という曲はショーケン萩原健一)のカバーなんですけど,ところどころショーケン臭さはあるのですが,花田裕之が唄うとやっぱり花田裕之の唄になるところが素晴らしいですねぇ。しかし,この曲をセレクトした趣旨はよく分からないのですが,「夢のない二人よりも夢のある一人がいい」なんていう歌詞は花田裕之っぽくて良いですねぇ。
 7曲目の“祭りばやしが聞こえる”という曲は,ショーケンが主演のドラマの主題歌で柳ジョージのカバーなんですが,花田裕之にしてはメジャー7th系のコードを多用した曲で,なんか雰囲気がいつもと違うなぁと思ってしまうのですが,歌詞の中でBabyと唄うところの投げやり感はやはり花田裕之だなぁと思ってしまいましたです。
 8曲目の“黄昏のビギン”という曲は,オリジナルはちあきなおみなんですが,コード感とかメロディーラインはあぁ確かにちあきなおみだ!と思うのですが,花田裕之が唄うとどうしようもなく花田裕之になってしまうんですよねぇ。そんなところにカッコヨサを感じてしまいますです。原曲のボサノヴァ歌謡を彷彿とさせるギターのリフもカッコヨシです。
 9曲目の“SADNESS CITY”という曲は,オリジナルではハードなギターがガツンと響く曲でしたが,ギター1本ですもの,サラっと弾いていますがきっちりロケンロールになっていますです。しかも,オリジナルの雰囲気を壊すことなく演っているところはサスガだなぁと思ってしまいましたです。
 10曲目の“IT'S MY ELEGY”という曲もサラっと流しているのですが,サビの「It's my elegy,Lonely snergy,Drives me crazy」っていうところは花田裕之の唄だなぁという感じがヒシヒシとしました。
 11曲目の“時の過ぎゆくままに”という曲は沢田研二のカバーなんですが,シブイ。普通,これだけ有名な曲だとオリジナルどおりに唄うのだろうと思うのですが,さすが花田裕之,オリジナルどおりには唄ってくれません。あくまでも花田裕之のメロディーラインを織り交ぜながら唄っているので,沢田研二の方を知らなければ,花田裕之の持ち歌だと思ってしまうのではないかと思いますです。
 12曲目の“シルクの夜”という曲は,最近の花田ソロの曲なので,ギター1本でも全く違和感なく,サラッと聴かせてもらいましたです。というか,最近の花田ソロの曲はギター1本で演ることを意識しているのか,バンドだろうとギター1本だろうと遜色ない感じで聴けるのが素晴らしいなぁと思ってしまいましたです。
  12曲目の“DAY AFTER DAY”という曲は,初期花田ソロの曲なのですが,時代のせいなのか歌詞に英語が多いのですが,「狂いだしてるNature,気づき始めたPeople,Oh Blue Earth」という歌詞は,最近の地震だの台風だのを見ていると,なんか今の方がピッタリするなぁと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“決めかねて”という曲も最近の花田ソロの曲なので,ギター1本で全く違和感がありません。というか,この曲大好きなんですよねぇ。齢40歳を過ぎ,こういう生き方をしたいなぁと思わせてくれる曲ですよ,うん。「決めかねて,今夜も過ぎてゆく」んだけど,それでいいやというか,そんなもんさというか,実際,正直な気持ちはそんなところなんですよね,私も。
 正直,今回は1曲1曲へのコメントが短いような気がしないでもないのですが,このアルバムは私風情がダラダラと書くよりも,サクっとCDを買ってもらって,夜に酒でも飲みながら聴くと,それぞれに違う受け取り方ができてよろしいのではないでしょうか。というか,隙間の多い音(ギター1本なんだから当然ですけど。)なので,聴いてそれぞれに感じてもらえれば良いのではないかと思いますです。

 台風も通過して,なんか明日は非常に良い天気みたいなのですが,明日は残念ながら久しぶりの家族サービスでプレオに乗らないといけないのさぁ。しかし,ここで家族サービスを無視してプレトレで走りに行ったりしたら,家庭内で冷たくあしらわれてしまうことは間違いないので,明日は大人しくプレオの運転をしようと思っていますです。来週は車検ですしね,プレオのトリップメーターの数字も少しは伸ばしておかないとね。今月はまだ月目標の50キロ走っていないので,明日走れば月目標はクリアできるでしょうから。
 とはいえ,台風が去って,一気に涼しいというよりも肌寒くなってきたので,北方面峠コースが走れなくなる前に,あと2,3回は走りに行きたいもんだなぁと思っているのですが,さて,どうなることやら。とりあえず,11月の三連休と代休取得日が天気が良ければいいのになぁと思っていますが,そういえば人間ドックの時に2か月後の再検査を受けるように言われていたのでそろそろ受けに行かないといけないんですけどね。どうしたもんかなぁ。とはいえ,自分の体は自分できちんとしないと誰も守ってはくれないので,そろそろ病院に行かないとねぇ。