ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

哀欲/溺愛


 いや〜梅雨ですよね。この間の日曜日は午後から雨があがるという予報だったのですが,夕方までしっかりと降ってくれたので,プレトレに乗るのはあきらめて,久しぶりにプレオのエンジンを回すことにしました。走りに行く前にガソリンスタンドでガソリンを久しぶり(前回は1月だったような気がする。月に50キロ走りなさいとディーラーに言われているので,満タンで大体300キロ程度は走れるので,そんなもんでしょう。)に満タンにし,カーステレオで音楽を聴きながら,50キロちょい走らさせてもらいましたです。う〜ん,自動車で走るのって,やっぱり義務感があるなぁというのが正直なところでしょうかね。家でウダウダしているのよりかは楽しいんでしょうけど,プレトレで走っているときの高揚感はないよねぇ。そういう意味では,体がすっかり自転車乗りになってしまったっていうことなのかなぁと思いつつ,明日は降水確率が30パーセントなので,プレトレで走りにいけるといいなぁと思っていますです。その次の週は土曜日に夜勤が入っているので,日曜日に走りに行くことはできない(というかしない。走りに行ったら,多分,途中で倒れるかもしれないので,天気が良ければ,プレトレの整備をしようと思っていますです。)ので,明日,走れないと3週続けて走れなくなってしまいますので,本当,お願いしますという感じでございます。
 正直,家の周りでずっと道路工事をやっていて土埃が凄くてプレトレが汚れているのですが,まぁ土埃なので,サッと拭けば取れるのでいいんですけど,そろそろチェーンのオイルアップもしないといけない時期なので,明日は走らせてもらって,来週はプレトレの掃除&整備をしつつ体を休めるという感じでいきたいんですけどね。

 今回も谷山浩子関係はお休みにして,元あざらしのメグ子の新しいプロジェクトの溺愛(というか,単独は溺哀で,ユニットのときは溺愛なんですけどね。)のファーストアルバム“哀欲”が届きましたので,そっちのレビューをしたいなぁと思います。前作(というかデモですかね。)のCD-R“私に溺れなさい”では,メグ子のアコースティックギターを中心にした音でしたが,ピアノに幼子幼児を迎え,メグ子の唄と幼子幼児のアコースティックピアノだけというシンプルな構成ですが,ギターだとどうしてもダイナミクスに限界があるので,そういう意味ではピアノのダイナミクスをフルに生かして緩急自在にメグ子の唄に寄り添うピアノが非常にイイ感じなので,メグ子がピアノ弾きを探していたのがよく分かるような気がします。ついでですが,あざらしのときは強迫観念友の会からリリースしていましたが,今回か報復社からのリリースになっていますが,どちらにしてもメグ子の個人レーベルなんだろうから,まぁどっちでもいいと言ってしまえばそれまでなんですけど,個人的には強迫観念友の会よりは,報復社の方がなんかよく分からなくて良いかと(というか,強迫観念友の会っていう名前はちょっとパンクっぽいかなぁと思うので,今のメグ子のスタイルには合わないのではないかと思ったりもします。)。
 1曲目の“弔歌”という曲は,幼子幼児の美しくも重いピアノソロにメグ子のハミングが静かに乗る曲で,歌詞がない分,いろんな意味でイメージが膨らんだりしますが,やはりメグ子の声はいいなぁと思ってしまいました。
 2曲目の“火葬の鳥”という曲は,1曲目からそのまま切れ目なく入ってくるのですが,少し跳ねたリズムのピアノに強弱をしっかりつけてメグ子が唄うのですが,メグ子が唄えばバックがピアノだけだろうと関係ないですねぇ。すでにメグ子の世界という感じです。テーマとしては愛する男を生きたまま燃やすという,どうしようもなく救いようのない唄なんですが,それが故に美しく感じてしまうのはなぜなんでしょうかね。
 3曲目の“黒よりも黒い赤”という曲は,結構,激しい曲なんですけど,その激しい感じを幼子幼児のピアノがダイナミックに演奏し,それに乗ってメグ子が叩きつけるように唄っているのですが,聴き手にグイグイ迫ってくる感じが素晴らしいです。テーマとしては堕胎なので,やはり救いようのないテーマなんですが,情念タップリに唄うメグ子にただただ圧倒されてしまいます。
 4曲目の“千の大罪”という曲は,イントロのピアノの音の重たさからして,まさにテーマどおりかと思っていると,結構パンキーな唄い方をメグ子がしているので,驚いてしまうのですが,パンキーな唄い方とキレイに唄い方を1つの曲でうまく使い分けているので,唄自体のダイナミクスが半端ないという感じです。テーマは捨てた男に対する恨みなのかな?どちらにしても,これまた救いようのないテーマなんですけど,このテーマ,そして内容をグイグイと唄われると,本当,圧倒されてしまいます。
 5曲目の“溺哀”という曲は,少しもの悲しい幼子幼児のピアノで始まり,つぶやくようにメグ子が唄うのですが,こういう曲もいいよねぇと思ってしまいましたです。メグ子自身の独白のような唄なんですけど,「私は何も捨てくれずに満たされるものを探していた。私は誰も許せないのに,泣き縋る足を探していた。」とか,「私は私を許せないのに,頭を撫でて欲しかった。」とか「私はずっと飢えていた。心が。他人で埋まる筈なんて無いのに。」というメグ子のアンビバレンツな感情がそのまま言葉になった歌詞が素晴らしいというか,男には絶対に書けないよね,こういう歌詞は。だから私は強烈に引かれてしまうんだと思いますです。
 6曲目の“赤い蜜”という曲は,幼子幼児の練習曲のようなピアノがメグ子の唄を引き立てているなぁと思ってしまいましたです。「私はこんな風でしか貴方を愛せないの。私はこんな風でしか貴方を愛せない。」と唄いながら、その内容はハードSMなんですけどね。私が受け入れることができるか?と聴かれたら,ごめんなさい,無理ですとしか言いようがないんですけど,これも1つの究極の愛だと思うので,受け入れることができる人は認めるしかないんですけどね。
 7曲目の“永子の花”という曲は,メグ子が時々テーマにしている薄痴(ATOKでは変換できませんでした・・・)の遊女の唄なんですけど,幼子幼児の淡々としたピアノが逆にドラマチックに唄うメグ子を引き立てています。短い曲なんですけど,切ないというよりも生き様を感じさせてくれますです。
 8曲目の“エリナと父”という曲は,重ための幼子幼児のピアノに森本在臣のギターが絡みつくアレンジになっており,シンプルにコードを弾くピアノに淡々と抑えめに唄うメグ子が哀しみを深めてくれるのですが,サビの怒号のような歌声が,より哀しさ(というよりもやるせなさか?)を強めてくれています。というのも曲のタイトルからは分からないと思うのですが,曲のテーマは父に絞殺される娘の最後の時なんですよね。最後の息絶えるまでをメグ子がこれでもかと唄っているのですが,えぇ,私的には素晴らしい曲です。
 ラストナンバーの“躯”という曲は,本当に美しい曲です。メグ子の唄も爽やかさを感じるくらい清々しいです。なのに,唄われている内容は愛する男を殺して喰らうというカニバリズムがテーマなんですよねぇ。しかし「闇に召される二つの眼球。私の姿を最後に映す。」とか「飲み込まれていくその肉体は,私の肉になるのです。」とか,「やっと一つになれたのね。貴方の躯を愛でながら。」とか,まさしく愛なんですよね。だから,聴いていてもグロではなく,爽やかに感じてしまうんだと思いますです。
 私の個人的な考えなんですけど,唄を作る人間は2つに分かれると思っています。1つは「他人の埋まらない想いを埋めるために唄を作る人」。まぁ,はっきり言ってプロですよね。こういう人の作る唄は売れるし,まぁメジャーになっていくんでしょうけど,私の心には響かないし,届かない。もう1つは「自分の埋まらない想いを埋めるために唄を作る人。」。はっきり言って売れないし,メジャーになんてなれないんですけど,私の心には響くし,届くんですよね。メグ子の作る唄は圧倒的に後者だと想っています。メグ子の望む愛で想い埋められることはないのだろうと想うけれど,もし,埋まることがあったらメグ子がどういう唄を書くのか聴いてみたい気がしますが,メグ子の望む愛を実現するとなると間違いなく犯罪(しかも猟奇犯罪にされてしまう。)になってしまうので,埋まることはないんだろうと思いますが。
 しかし,このアルバムの音は本当に美しい(音がキレイという意味ではないので,誤解のないように。)んですけど,個人的には無理だと想うのですが,JOJO広重のノイズギターをゴリゴリに入れたら,更に素晴らしくなるのではないかと思ってしまった私は,正直言って腐れ外道です。

 久しぶりにMOMO9ネタを。まずファイラーなんですが,私はESファイルエクスプローラーを愛用しているのですが,バージョンが上がって,非常に使いやすくなったとネット上では評判なのに,なぜかMOMO9では設定画面の左端が切れてしまい,設定ができない状態でした。う〜ん,どうしたもんかなぁと思いつつ,ネットで調べても同じような不具合が出ている人がいないので,困ったなぁと思いつつパソコンのディスプレイを眺めていると,そういえばどのサイトを見ても,縦長で画面を使用しているなぁということに気がつきました。私はキーボード付きケースに繋ぎっぱなしにしていることもあり,常時横長で画面を使っていたのですが,もしかして?と思い,縦長の画面にしてESファイルエクスプローラーを起動させてみると,無事に設定画面が全て表示されるようになりましたです。というわけで,自分の好きなように設定を変更(トップで表示されるフォルダをSDカードにしたりとか。)して,気持ち良く使わせてもらっていますです。あ〜気づいて良かったねという感じでございます。
 2つめのネタですが,セキュリティソフトはノートンを使いたかったのですが,MOMO9にインストールすることがでいなかったので,トレンドマイクロウイルスバスターモバイルを使っていたのですが,実は子供に使わせているタブレット端末には最初からノートンのモバイルセキュリティが入っていたのですが,新しいバージョンになったのでアップデートしますか?という連絡が来たので,基本的にアップデート大好き人間なので,アップデートをしたところ,どうも新しいノートンモバイルセキュリティは1ライセンスで複数台が使えるという,最近のノートンの主流のソフト設定になっていました。複数台で使えるとあってもMOMO9はダメなんだろうなぁと思っていると,なんと翌日ニョロニョロとMOMO9にもノートンモバイルセキュリティがインストールされたではありませんか。動くのかなぁと思いつつ,起動させてみると普通に動いたので,やるじゃんノートンと思ったのもつかの間,そうするとトレンドマイクロの奴は要らないよなぁ。2年ライセンスで半年しか使ってないけど,解約とかできるんだろうか,せめて1年に変更できればと思ってネットで調べてみたのですが,出るわ出るわ,トレンドマイクロユーザだった人の罵詈雑言が。ようするに使えなくてキャンセルしたくても一切キャンセルに応じないということらしいです。ノートンは使えなかったらサクっと返金してくれたのになぁと思い,ダメ元で聴いてみるかと問い合わせをしたのですが,やはり解約等はできないので,引き続きモバイルバスターを使えということでした。しかし,セキュリティソフトを2つ入れていても意味がないし,ノートンはアンインストールしても,また自動でインストールされるだろうし,そもそもノートンが好きだし。ということで,5480円で買ったものの,モバイルバスターをアンインストールさせてもらいましたです。こんなことなら,とりあえずフリーのセキュリティソフトを入れておいて待っていても良かったかもしれませんが,ノートンがこんなに早く対応できるようになるとは思ってもいませんでしたしね。まぁ,個人的にはこれで二度とトレンドマイクロ製品を買うことはないですということで。