ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

静かでいいな/谷山浩子


 ゴールデンウィークも前半戦が終了しましたが,このアホウなブログをお読みの皆様はいかがお過ごしでしょうか。フルカワは,まずは日曜日は天気が良かったので,プレトレで北方面峠コースをゴリゴリ走らせてもらいましたです。前日にプレトレの掃除&整備をしていたので,プレトレも絶好調だったのですが,春は風がどうしてこんなに強いの〜♪という感じで行きは良い良い,帰りはヨイヨイという感じだったでしょうか。でも,往路は結構気持ち良く走らさせてもらいましたし,復路は峠も含めて下りが多いので,向かい風でもそこそこ楽しめたのですが,峠の終盤でどうして下っているのに25キロまで速度が落ちてしまうの?というくらい向かい風が強くて閉口したのですが,まぁ,雨が降らずにノートラブルならOKということで。この日は昼食が嫁さんの都合で遅かったので,出発がいつもより遅くなったのですが,どうせ翌日も休みだからというわけで,片道40キロきっちり走らさせてもらいましたです。しかし,さすがに向かい風で40キロを走ったので,結構,足に負担が掛かってしまったことや,久しぶりにグローブとかを洗っておこうかなということで,翌日の月曜日はプレトレでは走らないことにしました(午後6時以降の降水確率が上がっていることもありましたしね。)。
 で,月曜日は特にやることもないので,どうしたもんかなぁと思っていたのですが,そういえば通勤定期で行けるところの博物館が気になっていたので,行ってみようという気になり,午後から博物館へ行ったのですが,現在の勤務地って,自動車を利用する人が多いのですが,それがよく分かったような気がしました。なんと,駅からその博物館まで片道6キロ近くあるのですが,バスが1時間に1本もないという状態なんですね。仕方ないので,博物館まで歩いて行くことにし,45分くらい歩いたら到着したんですけど,小さい博物館だったので15分で見終わってしまい,また45分歩いて駅まで戻りましたですよ。今回は,新幹線と在来線を併用したのですが,新幹線だとトンネルが多いので,モバイルルーターが使えないのですが,在来線だとモバイルルーターって問題なく使えるんだなぁということでした。まぁ,家族にも気持ちだけお土産を買って帰ったし,運動にはなったし,自分的には少しは収穫があったので良いことにしましょうかね。
 火曜日は会社の上からの指導で連休中はどこかで1日休暇を取得しなさいということで,休暇を取得したのですが,前夜から雨が降って,朝は天気が悪かったものの,午後からは晴れるという予報でしたので,プレトレで走りに行くしかあるまいと,朝ご飯を食べてから,できるだけ速やかに出発できるように昼ご飯の仕込みもしておき,午後から晴れ,降水確率10パーセントろいうことだったのですが,アレ?どうみても空はドンヨリしているよ。でもまぁ,降水確率10パーセントだから途中で晴れるさ!と西方面海岸コースを楽しく80キロ走ったのですが,まぁ,晴れませんでしたね。ドンヨリと曇ったままでした。えぇ,どうせ雨男です。でも,そのせいか久しぶりに風があんまり強くなかったので,それはそれで良かったのではないかということにしておきましょうかね。
 で,水曜日,木曜日は仕事で,ついでに木曜日は夜勤だったのですが,まぁ,そんなこんなで連休の前半戦が終わりましたです。しかし,連休に新幹線に乗るとバカ親が目について疲れるなぁと。今日は夜勤明けの帰りに,MOMO9で2ちゃんを読んでいると,新幹線のデッキに父親と小学校中学年くらいの男の子がやってきて体を動かし出したので,長時間乗って,体を伸ばしに来たのね。お疲れ様ですと思っていると,10分経っても,20分経っても,その親子はデッキを思いっきり使って飛び跳ねたり,エアーテニスをやったりしているわけです。むしろ,父親の方がこれができる?みたいな感じで子供を煽っている感じもあったので,さすがに30分を過ぎた辺りで父親に「差し出がましいようですが,公共交通機関での所作を教えるのも親の役目だと思うのですが・・・」と言ってあげると,一応父親は謝って,子供は席に帰したようですが,父親はそのままデッキにいたので,多分,私が降りていったら,また同じことをするんだろうなぁと思ってしまいましたです。最近は父親の方が頭が湧いているという話をよく聴きますが,こういうのを見てしまうと頷けるのですが,なんか悲しいですね。家に帰ってから嫁さんに話すと,「アンタ,いつか刺されるよ。」と言われてしまいましたが,言わないといけないことを我慢してストレスを溜めるぐらいなら,あっさり刺された方がマシかなぁと思うフルカワでした。
 それはともかく,今日から連休の後半戦ですので,とりあえずいつもより1日早くブログはアップしておいて(というか,さすがに夜勤明けでプレトレで走りに行く元気もないので・・・),後は天気が良ければ,プレトレで走りに行きたいなぁと。できれば1日フルにプレトレで走りに行けたらいいなぁと思っていますです。

 今回からなぜか谷山浩子シリーズに入りたいと思いますです。途中で溺愛とかつしまみれとかも挟みつつ,初期の谷山浩子のアルバムについて,縷々語っていきたいと思いますです。まず,手始めに紹介するのは,谷山浩子が正式にデビューする前に企画盤的な扱いで1971年4月に発売され,私が10代のころは幻のアルバム(プレス枚数もかなり少なかったらしい。)だったのですが,1983年12月に再発された“静かでいいな”を紹介したいと思います。サブタイトルに「谷山浩子・15の世界」と入っているとおり,当時中学生だった本当に初期の谷山浩子の唄と声が聴けるという意味では貴重なものなんだろうと思います。しかし,その4年後には正式にデビューしてしまうんだから,才能のある人ってやっぱり凄いなぁと思ってしまいました。例えそれが一般受けすることなく,一部の熱狂的なファンを生み出すような才能(私的には,こっちの才能の方が凄いと思いますが。)だったとしてもですけど。全体的には当時作っていた曲をそのまま並べてみましたという感じは否めないのですが,逆にコンセプチュアルでないだけに素の幼い(曲のタイトルも含めて。),当時の等身大の谷山浩子を聴くことができるのではないかと思いますです。
 1曲目の“銀河系はやっぱりまわってる”という曲は,その後の谷山浩子では聴くことのできない70年代初期歌謡曲チックなアレンジに,その後とあまり変わらないというか,素のままの声で唄っているのが新鮮ですねぇ。かしも「自由,自由と歌ってさわいでいるうちに。何のために生きていくのと考え込んでいるうちに,疲れた人がうっかりボタンを押してしまったら。」などという,70年代初頭ぽく,かつティーンエイジャーな歌詞だねぇと微笑ましく思っていると「地球ひとつが消えてなくなっても,銀河系はやっぱりまわっている。」と締めくくるところは,既に後の谷山浩子のあの歌詞世界の萌芽が読み取れるなぁと思ってしまいましたです。
 2曲目の“天使のつぶやき”という曲は,これも70年代初期歌謡曲チックなアレンジに,70年代フォーク系女性シンガー系のメロディーラインの曲で,こういう曲を量産していれば,谷山浩子もメジャーになれたのではないかと思いますですね。歌詞も普通,本当,普通の70年代フォーク系女性シンガーの歌詞です。これがどうして,ああなってしまったのか私には分かりませんが,私的にはああなってしまった谷山浩子の歌詞世界の方が好きなので,別にいいんですけどね。
 3曲目の”風船”という曲は,これはあれだな,70年代フォーク系女性シンガー(ただしピアノの弾き語り)の王道的なメロディーにアレンジの曲ですね。歌詞も,70年代フォーク系女性シンガーとだけ聴けば,あぁそうですねと言ってしまいそうな,ストレートな歌詞ですね。吸い込まれそうな奥行きのある歌詞ではないのですが,逆にそこが初々しかったりします。
 4曲目の“ひとりになりたい”という曲は,イントロのブルースハープの音からして「これは,みんなの歌の“北風小僧の寒太郎”だ!(笑)」と思ったりしましたが,えぇ,70年代テイスト溢れるアレンジとメロディーライン,そして歌詞は中学生だなぁと思ってしまう言葉使い(最後の「もうすぐ朝が来るよ。夜とはこれでお別れ。さよなら,さよなら,わたしのきのう。」というところなんて特に!)にニンマリとさせていただきましたです。
 5曲目の“時の流れの中に”という曲は,まずはタイトルだけ見て,ニンマリしてしまいましたです。そういえば私も14,5歳のころ,“時の流れのほとりで”なんていう曲を書いたことがあるよなぁ。っていうか,こういうタイトルは厨二病のならではなんだろうか?と少し思ってしまいましたです。イントロのアコピのルームエコー(かな?)のかかった音やメロディーラインや唄い方が,何となく教育テレビの小学校の道徳の時間に見ていた番組の唄を思い出してしまったのは,きっと私の思い違いなんでしょう。「時の流れの中にたった一つだけ,決して変わらない,すばらしいものを僕らは見つけた。」で唄は終わるのですが,こういうところが教育テレビというか,うんうん若いよねと感じてしまうところなんだろうなぁ。
 6曲目の“こんな素敵な夜なのに”という曲は,イントロのギターの短いパッセージやストリングスの入り方,アイドル歌謡を意識したメロディーライン,う〜ん,70年代歌謡曲ですねぇ。モノクロ(またはパートカラー)の青春映画(又は青春ドラマ)でバックで流れているとピッタリという感じの曲なんですが,今,この感じを敢えて狙ってやったら結構ウケるんじゃないかと思ってもみたりして。70年代歌謡曲を知らない世代には多分,新鮮に感じるのではないと思うんですけどね。
 7曲目の“今,始まる”という曲は,アコギ1本で始まり,そのまま谷山浩子が唄い始めるのですが,みんなの歌テイストが満載でいいですねぇ。「真っ直ぐに明るい未来を信じる僕ら」というテーマなので,本当,このまま、あの当時のみんなのうたで流れていても違和感がないのではないかなぁ。少しモコモコしたイコライジングも70年代テイスト満載でいいですねぇ。ちなみにこの曲はアコギとストリングスがメインでドラムレスのバックなんですが,そこがまた70年代テイストをより感じたりしますねぇ。
 8曲目の“静かでいいな”という曲は,谷山浩子自身もこれまでの唄と違って,唄には形(フォーク系女性シンガーだの,歌謡曲だの,みんなの歌だの)がなくていいんだという思いで作った初めての曲とインタビューで応えていましたが,本当そのとおりの曲で,イントロのピアノのコード感からして,それまでの曲とは一線を画している気がします。この曲からその後の谷山浩子に繋がるのかなぁと思ってしまいました。「静かでいいな。だれもいなくていいな。世界に僕ひとり。」という世界観は,なんとなく初期(どこまでを谷山浩子の初期というのかは難しいのですが,現在を基準とすれば,少なくともたんぽぽサラダまでは初期と読んで良いのではないかと個人的には思っています。)の名(迷)作である“テングサの唄”に繋がるのではないかと思ってしまいました。
 9曲目の“天使の子守歌”という曲は,またもや70年代歌謡曲テイスト満載のアレンジになっていて,メロディーラインもいいねぇ,70年代歌謡曲テイスト満載で。だから,1曲前との整合性がないんですけどと思ってしまいましたが,そこはそれ,別にコンセプチュアルに作ったアルバムではないのでね。うん,仕方ないよね。
 10曲目の“教えて下さい〜加瀬クンのために〜”という曲は,「タイトルに個人名が入っているのはラブソングの法則」どおり,片想い系ラブソングですねぇ。10代前半の初恋は片想いというか,「あなたと歩いてる,それだけのことなのに,何もかも輝いているわ,私には。」という歌詞が全てを物語っているのではないかと思いますです。
 11曲目の“どこかで小さな”という曲は,ギロの音で始まり,「ひょっとしてここでラテン系?」と思ってしまいましたが,そんなことはなく,やはり70年代アイドル歌謡系のアレンジになっています。おぉ,この曲では谷山浩子のヴォーカルをオーバーダブしていますね。少しポップ感が高まっていますね。そういえば,このアルバムではコーラスがない曲が多い(というか,この曲でのセルフコーラスのみ。)ので,新鮮に聞こえますね。まぁ,この辺は録音チャンネル数が少ないので,仕方ないんだろうと思います。
 12曲目の“夜明けまで”という曲は,これも後の谷山浩子に繋がる曲かなぁと思ってしまいました。こうやって聴いてみると,シンプルにピアノ1本で唄っている唄にそういう傾向があるのかなぁと思ってしまいました。しかし「おやすみ僕の恋人」と唄われると,私の大好きな初期谷山浩子のラブソングの“おやすみ”を思い出してしまいましたです。“おやすみ”では「おやすみ僕の大切な人」でしたので,ひょっとしたら,谷山浩子なりにこの曲を焼き直して,”おやすみ”に昇華させたのではないかと思ってしまいました。
 ラストナンバーの“今,どうしたら”という曲は,ピアノのアルペジオで始まり,そこにアコギのアルペジオが重ねられ,効果音的にトランペットが効果的に短い音を挟み込みながら,淡々と唄われているのですが,一言で言えば,「うん,若いよね。」と「「うん,70年代だよね。」(おいおい,二言になっているじゃないの。)ということでしょうか。少し字余りな歌詞が70年代フォークテイストを醸し出していたり,「わたしのまわりで世界中が苦しみあえいでいる」なんていう歌詞は,非常に70年代世界観だなぁと思ってみたり,「わたしは知らないふりをして,横目でながめていたくない。でもその為に何をすれば,わたしは生きられるの。」で終わる歌詞は,10代だよねぇと思ってしまいますし,まぁ,そこは実際若いわけだし。
 このアルバムの感想としては,マニアの方以外にはオススメしませんというのが正直なところでしょうか。70年代昭和歌謡マニアだったり,そもそも谷山浩子のファン(というよりもマニア)であれば,コレクターズアイテムの1つとして持っておいても損はないかと思いますが,一般的には音は古いし,正式デビュー後の谷山浩子の音や世界観と全くことなるので,結構辛いかもしれません。私ですか,どちらの方面もマニアですので,そこそこ楽しませてもらいましたけどね。

 ところで,私はこれまで長いことLunascapeというブラウザを使ってきたのですが,どうもこのブラウザがご機嫌が悪いことが多く,ネットサーフィンしている途中でフリーズしたり,この間のクリエイティブのサイトみたいに途中で止まって,エラーが出まくってみたりと,少し考えた方がいいのかなぁと思っていたところ,決定的な出来事が起こってしまいましたです。先日,Lunascapeのバージョンアップの通知が来たので,素直にバージョンアップしたのですが,これで困ったことになってしまいましたです。私はこのブログでも書いているとおり,アマゾンでポチっとネタを購入することが多いのですが,アマゾンで購入していると,途中で画面が真っ白になって,進めなくなってしまったんですね。これは,もうどないもこないもならん,というわけで,今回,Lunascapeには引退していただき(というか,アンインストールし。),次に何を使おうかなぁと思っていたのですが,あっさりIE10を使う事にさせてもらいましたです。そもそも私がLunascapeを使い始めたのも,当時(10年以上前ですね。)のIEタブブラウザではなく,サイトを開けば開くだけIEが立ち上がるため,非常にうざったかったからなんですが,その後はIEタブブラウザ化し,いつでも乗り換えても良い感じにはなっていたのですが,ブラウザってやはり慣れた操作の方が良いので,Lunascapeを使ってきたのですが,これだけ固まったり,挙げ句の果てにそもそも表示されないではお話にならないので,仕方がないかなぁと。まぁ,IEも昔と違ってサクサク動きますし(というか,LunascapeでもレンダリングエンジンはIEのものを使っていましたし。),これから使い方に慣れていけばなんとかなるだろうと。むしろ,ネットサーフィンをしている途中で固まったり,アマゾンとかでお買い物をしている途中で固まったらシャレになりませんしねぇ。特にネット上で買い物途中で固まって二重課金とかになった日には目も当てられないでございますよ。確認メールが届くとはいえ,スパムメールソフトで削除されてしまい気づかなかったらどうにもならないですしね。
 とはいえ,IEに切り替えて数日なんですけど,結構,サクサク動くのね。というか,セキュリティにひっかかるサイトは固まるときがあるんだけど,Lunascapeみたいに全部が落ちるのではなくて,そのサイトを読み直す形でブラウザ自体は落ちないので,そういう意味でも便利かなぁと思っています。まぁ,当面はIE10を使わせてもらうことにしますです。
 で,IE10に切り替えたら,これまでパスワード管理に使っていたRoboFormっていうソフトが上手く動かなくなってしまったので,これもそろそろバージョンアップするしかないかなぁと思い,バージョンアップをしたところ,英語サイトに飛んでしまったので,う〜ん,よく分からんがとりあえずエブリウェアというのでいいのかな?というわけでポチっと購入したところ,なんと,エブリウェアは,1250円の1年契約で台数制限なしというものでした。ハッキリ言って,デスクトップでしたRoboFormを使うことはないので,どうしたもんかなぁということで,サポートに「英語サイトで間違って契約してしまいました。1台でしか使わないのでデスクトップ契約で良いのですが,契約変更できますか。できない場合は1年後に契約変更という理解で良いですか?」というメールを送ったところ,翌日,メールが返ってきて,「エブリウェアは解約扱いにしたので,デスクトップ契約を再度お願いしたい。」とのこと,また,「バージョンアップ対象なので,ライセンス料も3500円ではなく2400円で良い。」ということでしたので,ここまで良心的に対応してもらえると再契約しないわけにはいかないということで,サクっとデスクトップライセンスで再契約させていただきましたです。やはり,良心的に対応してもらえると,こっちも気持ち良くお金が払えるよねぇというわけで,自分の仕事(いや,特にあくどい仕事をしているわけではないのですが・・・)も良心的と受け止められるようにしないといけないなぁと思いましたです。