ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

銀河のほとり,路上の花/中川敬


 前回のブログで電話機が壊れて・・・という話を書きましたが,翌日の日曜日はパソコンのDVDドライブが逝ってしまいましたです。そもそも,日曜日は午後から雨だし,どうしたもんかなぁと思いつつ,午前中は洗濯したワイシャツにアイロンをかけてから,アマゾンから届いたDVDをパソコンで見ていたのですが,残り10分できちんと再生しなくなり,DVDドライブかDVDのどちらかの問題だなぁというわけで,とりあえず他のDVDをドライブに入れてみたのですが,やはり妙に読み込みまで時間がかかってしまうので,これはDVDドライブが逝ってしまったかなというわけで,午後からDVDドライブの交換をすることにさせていただきましたです。子供に昼ご飯を食べさせてから,プレオでパソコンパーツの店へ行き物色すると,最近は安いねぇ,DVDドライブって3000円しないんだ。LITEONとかというよく分からないメーカーなんですが,2980円と2480円のヤツがあって,500円の差はなんだろうと思って,箱の裏を見比べてみると,対応ディスクであれば,ドライブで直接文字が書けるというだけでした。う〜ん,別にそんな機能は要らない(名前ペンで書けば良いので。)し,いちいち対応ディスクを買うのも面倒なので,あっさりと2480円のドライブを買わせていただきましたです。で,家に帰ってからイソイソとパソコンをばらし,古いドライブを外して,新しいドライブを取り付けて,ついでに溜まっていた埃を掃除してから組み直して,よし,スイッチオン・・・あれ?途中で電源が落ちてしまったよ。というわけで再度バラして,電源関係の配線を確認したのですが,特に不具合はないし,どうしたもんかなぁと思いつつ,CPUクーラー付近が緩んでいたのを締め直して,念のため電源の取り方を変えて組み直してみたところ,問題なく起動するようになりましたです。白いケースに黒いドライブなので,ちょっと違和感はありますが,色だけで高いのを買ってもねぇ,ドライブなんて本当,消耗品だし。正直,テレビのチャンネル権がないので,パソコンでテレビを録画したものとかも見ていますし,CD-Rも焼きまくるしで,かなりDVDドライブは酷使しているので,確か逝ってしまったドライブも3年程度の寿命,というか,これまでも大体3年周期でドライブが逝っていると思うので,まぁ,またそのうち交換するだろうというというわけで。しかし,新しいドライブはいいねぇ,これまでDVDを再生していると,ドライブの音がうるさかったのですが,ほとんどドライブの音がしなくなったです。これで,夜に酒を飲みながらぼちぼちとDVDを見るのが楽しくなりましたね。

 ここのところ,音楽関係については古めの音源を紹介していましたが,今回はつい先日発売されたSOUL FLOWER UNIONの中川敬のアコースティックソロアルバム第二弾“銀河のほとり,路上の花”を紹介させていただきます。中川敬のアコースティックソロアルバムについては,前作の“街道筋の着地しないブルース”から1年後という早いペースで作成されましたが,前作は東日本大震災への鎮魂というか,しみじみと唄う唄が多かったのですが,本作では東日本大震災後,今を、この場で生きていくしかないとばかりに前向きな感じの唄がメインになっていますです。
 1曲目の“それでも私は海が好き”という曲は,被災地で耳にした現地の人たちの言葉から生まれた曲らしいのですが,軽やかなアコースティックギターのカッティングにフィドルが絡み,中川敬も決して重たくなることなく軽やかに唄っているのですが,その歌詞は「小さな体を寄せ合って,痛む足を引きずって。」と正にあの津波の後の避難所又はその後のことであり,でも暮らしている人は「それでも私は海が好き。小さく笑った。」とあくまでもこれまでの生活(というか生活の中心にあった海)を肯定し,生きていくこの力強さを感じる,前向きな唄にしないと唄えない唄になっています。こういう切り口は中川敬らしいなぁと思ってしまいましたです。
 2曲目の“世界はお前を待っている”という曲は,6月に配信限定の先行シングルとして発売された曲ですが,私としてはアルバムが出るまで待っていたのですが,タイトルからしてドカンとくるような曲なのかと思っていると,少し憂いを含んだメロディーで淡々と唄っているのですが,「涙は流れるままに,胸の痛みは止まらない。網膜に焼き付く影,世界はお前を待っている」と「お前」が自分の信じることを今やるべきではないかと,静かに,しかし確かなメッセージをこちらに投げかけています。中川敬にしてはシンプルな曲構成なんですが,シンプルが故に歌詞のメッセージがしっかりとこちらに伝わってきます。
 3曲目の“そら・この空はあの空につながっている”という曲はSOUL FLOWER UNIONのセルフカバーですが,もともとのアレンジがアコースティック系なので,違和感がないというか,SOUL FLOWER UNIONよりも音数が少ないため,ちょっとしっとりとしたメロディーがよけいにこちらに届いえいるような気が私にはします。
 4曲目の“海へゆく”という曲もSOUL FLOWER UNIONのセルフカバーなんですが,この曲は本当に大好きなので,セレクトしてくれてありがとう,中川敬いう感じですかね。しかし,サビの「明日のために本日も祝杯を。あまたの悲しみを天空へ放つ。過ぎ去りし唄,来たるべき唄達よ。女は決意込め,また海へ行く。」という歌詞は本当好きなんですよねぇ。フルバンドアレンジよりも少しゆったりしているアレンジのせいか,本当,シミジミとこの歌詞が染み込んでくるので,通勤で歩きながら聴いていると,つい口パクで口ずさんでしまうので,少し困っています。
 5曲目の“銘記せよ,その鼓動を”という曲は新曲なんですが,フォーキーとチンドンの中間のような感じで,あえて硬質で古くさい言葉を使っているので,壮士演歌を意識しているのかしら?と思いながら「銘記しよう君の鼓動と宙づりにされた思い。」という歌詞から,静かな曲なんですけど,静かな怒りをヒシヒシと感じてしまいましたです。「プラカードの余白が空に溶ける。」という歌詞から,多分反原発デモのことも含めて歌詞にしているのかなぁと思いますが,そこをストレートに出していないところが,昔のパンクバンドだったころとは一味も二味も違うところだなぁと思ってしまいましたです。
 6曲目の“女はつらいよ”という曲は二階堂和美のカバーで曲調からすれば,イントロの泣きのギターも含めて正に演歌なんですけど,モノノケ・サミットで中川敬がこういう唄を唄ってきたこともあって,全く違和感がないですねぇ。「悔やんでも,このバカは同じ過ち繰り返す。」と唄われていますが,いや〜同じ過ち繰り返すのは男も女も変わらないです,というか,私もおんなじ気持ちなんですけどね。このバカは同じ過ちを繰り返しまくりなんでね。「悔やんでもバカだから,何度でも繰り返すのね。」,はい,そのとおりでございます。
 7曲目の“銀河のほとり”という曲はインストの新曲ですが,前作でも“いちばんぼし”というインストがありましたが,それとは違い,爽やかさを感じさせるような曲調になっています。アコースティックギターの音色のせいか,明るい曲調の中に少し哀愁感が漂っているところも良いでございます。
 8曲目の“こぼれ花”という曲も新曲ですが,イントロのアルペジオからほのぼのした感じで,ええなぁと思っていると,中川敬がやさしく唄っているのですが,本当,こういうやさしい唄を唄っても似合うようになったなぁというか,年相応に表現の幅を拡げていっているなぁと思ってしまいました。昔はレコードレビューで「ビルの街でガオーというような中川敬のヴォーカルが・・・」とか書かれていたことをシミジミと思い出してしまいましたです。
 9曲目の“平和に生きる権利”という曲はSOUL FLOWER UNIONでもカバーしていますが,バンドアレンジではイントロの重たいベースラインが印象的でしたが,こちらでは軽やかなアコースティックギターアルペジオではじまり,少し驚いてしまいましたが,唄が入れば,はい,あの曲でございますという感じですかね。しかし,バンドでは分厚い音(特にベースライン)で作られるうねりが強力だったのですが,こちらはアコースティックギターとヴォーカルで曲全体のうねりを生み出しているところがカッコイイなぁと思ってしまいましたです。
 10曲目の“生活の柄”という曲は今は亡き高田渡のカバーですが,高田渡とはかなり雰囲気が変わり,あくまでも中川敬の“生活に柄”になっています。というか,この曲に三線の音がこんなに合うなんてねぇという感じでしょうか。あまりに偉大な先人の,あまりに有名な曲ですので,コメントはこの辺で。
 11曲目の“もぐらと祭“という曲はNEWEST MODELのセルフカバーですが,NEWEST MODELのナンバーにしては,元々アコースティックになじみやすい曲だったのですが,ここまで薄い音になじむとは思いませんでした。このアレンジもカッコヨイです。印象的なギターのリフがアコースティックギターで穏やかに繰り返されるのですが,それがまたなんともイイ感じを醸し出しています。
 12曲目の“ホレホレ節“という曲はハワイに移民した日本人が作った民謡のカバーですが,こういう曲ならモノノケ・サミットだよねぇと思いつつ,チンドンは入っていないのですが,アコースティックギター三線でモノノケ感を出しながら,少ししっとりとしたお囃子もイイ感じで,全体的にしっとりとしていて,モノノケ・サミットとは違って,中川敬の民謡になっていますです。
 13曲目の“不屈の民“という曲はチリの抵抗歌のカバーでA-Musikもカバーしていたインストナンバーですが,A-Musikの方はサックスがバリバリと鳴り響く重厚感がある演奏だったのですが,こちらはアコースティックギターであっさり,サックリと演奏していますです。
 ラストナンバーの“潮の路“という曲はソウル・シャリスト・エスケイプのセルフカバーですが,これもあっさりと演奏しているのですが,それがいかにもソロという感じで良いです。しかし,今回のアルバムでは海に関する曲が多いような気がするのですが,それはやはり東日本大震災中川敬が出会った人達の海に対する思いがそうさせているのかなぁと思ったりもしました。
 しかし,本当アコースティックソロとはいえ,中川敬の音が聴けるのは本当にうれしいのですが,そろそろロックバンドとしてのSOUL FLOWER UNIONの音も聴きたいなぁというのが正直な本音なんですが,バンドはやはりレコーディングに予算が伴うので,なかなか難しいんだろうなぁと思います。今回のソロアルバムもそうですが,アコースティックソロであれば,プライベートスタジオの魂花神社でできるもんなぁ。

 しかし,今年は本当に秋がなかったというか,いきなり冬になってしまった感じですよねぇ。今週はまだ12月も頭なので,仕事用のスラックスはまだ夏用でもいいかぁと思ったのが間違いでしたね。いや・冗談抜きで寒かったですよ。しかも,そういう時に限って,この海沿いの町へ出張に行ったり,朝の通勤で乗っている新幹線が5分遅れになったりと。朝の早い時間の新幹線ホームは風が吹き抜けまくるので,新幹線がホームに入ってくるまで,本当に涙目でしたね。昨日は夜勤だったので知らなかったのですが,今日,夜勤明けで家に帰って,ちょっと一息という感じでタバコを吸いながら,山の方へ目をやってみると,もう山の方がうっすらと白くなっているではありませんか。こりゃあ寒いはずだはというわけで,夜勤明けのヨレヨレの体で掃除と選択を済ませ,ブログをアップする前にレンタル倉庫へ行き,暖房機器を引っ張り出させてもらいましたです。仕事で履くスラックスも来週からは冬用のスラックスに切り替えて,寒さ対策をしっかりとしておかないといけなとなぁと思っていますです。
 それはそうと,明日の降水確率は今朝の新聞では50%で,しかも雪マークなので,明日もプレトレで走りに行けないかもしれないのですか。このままでは3週連続で走りに行けないことになるというか,来週の日曜日は親族関係の予定が入ってしまったため,このままでは12月は走りにいけないままに半分が終わってしまうことになるのではないですか。こうなれば,無理無理にお休暇を取って,プレトレで走りに行くしかないかなぁなどと思ったりもしていますが,さてどうしたもんかなぁ。そろそろ年賀状の準備もしないといけないしね。意味もなく忙しかったりするのが何となく年末だなぁという感じがしないでもないですが,やはり,プレトレに乗りたいなぁとシミジミ思っていますが,北方面峠コースは春まで封印だなぁと思っていますです。