ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

GYMNOPEDIA/LIZARD


 いや〜,この間の日曜日は本当によく雨が降ったなぁ。まぁ,子供の学校の文化祭に見に行くのはいいんだけど,雨の中,野外のステージで踊っている子供を見るのはなぁ。見ている人(もちろん自分も含みますが・・・)はみんな傘をさしているので,みんな,他人の傘を避けながら,あっちに行ったり,こっちに行ったりしている自分の子供の姿を見ていましたです。しかし,自分が学生のころには学校の文化祭を見に行ったらいろいろなところを見て,結構楽しめていたと思うのですが,さすがに自分の子供の暮らすの発表を見たら,もう見るところはないかなぁという感じになってしまいますね。というわけで,子供のクラスの展示とステージを見たら,もういいやというわけで,イソイソと学校を出て,せっかくなのでg.uで見たかった服でも見てみるかなぁ(さすがにユニクロとかg.uの服は実物を見なければ恐ろしくて買えないので。)と思い,嫁さんと別れて別の電車に乗り,g.uが入っているというテナントビルに行ってみたのですが,ユニクロしかない・・・ひょっとして別の所かなぁと思い,徒歩で20分ぐらい歩いて別のテナントビルに行ってみたのですが,そこにもユニクロしかありませんでした。仕方がないので,嫁さんにg.uって○○に入っていなかったっけ?とメールと打ったところ,嫁さんから同じところ入っているということだったので,最初のテナントビルに戻り,探してみたのですが,やはりそこにはユニクロしかなく,どうしたもんかなぁと思いつつも,いい加減腹も減ったし,家に帰って昼寝もしたい(子供が早めに家を出たので,起きるつもりはなかったのですが,玄関を開け閉めする音で目が覚めてしまったので。)ので,昼ご飯を食べてから家に帰りましたです。
 で,家に帰ってから嫁さんに確認すると,何とユニクロとは違うフロアにg.uは入っているということでした。う〜ん,なんてこったい!と思いつつ,まぁ今度の土曜日に雑多な用事を済ませて,行けばいいさというわけで,昼寝を少ししてから,まずはプレトレのフロントブレーキの片効き調整をして(ブレーキシューが当たっていることはなかったのですが,左右のクリアランスの差があまりにもあったので,なんか治しておきたかったんですよね。),これでブレーキ周りはバッチリという感じになりましたです。ちなみに,ブログをアップする前にg.uへ行ったのですが,う〜ん,生地とか値段なりだなぁという当たり前の感想となってしまいましたです。

 前回はLIZARDのファーストアルバムを紹介しましたが,2枚目の“BABYLON ROCKER”は過去に紹介したので,今回は1981年に発表されたラストアルバム“GIMNOPEDIA”を紹介したいと思いますです。このころのリザードはメンバーの脱退,またモモヨのヘロイン使用による逮捕(この辺の経緯については,次回に紹介する“彼岸の王国”のブックレットに詳しく書かれているので,今回は省略します。)により原形をとどめていない状態だったのですが,解散を前提としてこのアルバムはレコーディングされ,の“BABYLON ROCKER”のような弾けた感じはないのですが,ドラムとベースの音を基本にしてモモヨの唄を聴かせる音になっていて,個人的にはこのアルバムも非常に好きなアルバムです。
 1曲目の“CELEBRATION”という曲は,インストがフェイドインされたのに引き続き,硬質なベースペナペナした音のギター(ひょっとしたらキーボードかも?),フェイザーフランジャーか?)のかかったシンバルが刻むリズムが非常に私的には気持ちよい音なんですが,全体的にクールな音になっており(多分,このクールさはベースの音の印象が強いと思うのですが。),モモヨが「たいまつに火を灯すよ。俺の神殿,光で満たせ。CELEBRATIOM」とサビの最後で唄うのですが,モモヨの神殿はLIZARDであったのか,そうでなかったのか,私には分かりませんが,なんとなく終わりを感じさせられてしまいましたです。
 2曲目の“THE LAND”という曲は,ドラムのロータムとベースラインが基本的なリズムを引っ張り,ギターは本当,うっすらと音が入っている程度なんですけど,そこに比較的素直な声で淡々と唄っているモモヨが非常に印象的な曲です。また,感想のギターソロも盛り上げる!というよりも,これまた淡々と弾いていて,非常にクールな感じになっています。
 3曲目の“GYMNOPEDIA”という曲は,ドラムのゆったりとしたリズムにエフェクトをかけまくったベース,民族楽器のようなキーボード,深めのリバーブをかけたヴォーカルと,なんか洞窟の中でバンドがたいまつを灯して演奏しているような感じの雰囲気なんですけど,ストレートなロケンロールが多かったLIZARDがスローなリズムでたたみ込むような曲を演るとは思っていなかったので,この曲には少し驚いてしまいましたです。しかし,スローではあるのですが,バラードではないので,誤解のないように。ひたすら重たいだけです。
 4曲目の“放蕩息子の逆襲”という曲は,3曲目と打って変わって,キャッチーなリズムにギターが良い意味で弾きまくりのロケンロールナンバーになっています。イントロのマンドリン奏法からノンディストーションでリフを弾きまくっているギターがモモヨのヴォーカルと一緒になって唄っています。また,間奏ではスネアの連打に合わせてシンセパーカッションの音が時代を感じさせます。モモヨの歌詞も内省的で「俺はただ愛されたかったのですか。水爆なんて欲しがりはしない。母親は息子にスカートをはかせ,父親は息子の恋人を盗む。黄色い息子よ斧を振り上げろ。俺は火事場で生まれ,悲しい工場で育ち,あわれ酒場で溺れ。トーテムに祈れ。」という歌詞がその頃のモモヨの状況を表しているような気がしますね。
 5曲目の“ガレキとガラス”という曲は,「叩け!」とシャウトするヴォコーダーヴォイスとガラスの割れる音で始まり,スネアの変わりにシンセドラムの音を入れ,シンプルなリズムを叩くドラムと動きまくるベースを音の骨にして,その上でモモヨが淡々と唄っているのですが,「因数分解された僕らのほほえみが,悲しみのガラスだなんて許せない。セメダインが必要なのさ,ボンドでも構わない,ガラスの音楽食べて生き残る。」という歌詞には,LIZARDは終わってしまうけれど,音楽を続けていくという意思が感じれるような気がしますが,実際は,この後,モモヨの音楽活動はストップしてしまうんですけどね。
 6曲目の“BABYLONIA”という曲は,ミドルテンポの曲なんですが,重厚なキーボードの音が音に厚みを与え,モモヨはシャウトすることはなく,淡々と唄っているのですが,淡々と唄っているからこそ「俺は黄金を手に入れる。金メッキだって構わない。」という歌詞には何となくグッときてしまったのは,他人から見ればたわいのないもの(ロケンロールとかさ・・・)であったとしても,自分にとって確かなものを手に入れることがでいれば,それでいいじゃないかというふうに受け取らせてもらいましたです。多分,勝手な解釈なんでしょうけどね。
 7曲目の“亡命者”という曲は,基本的にシンプルなドラムにシンプルなベースのリズム,そこにまた淡々と唄うモモヨのヴォーカルが入っているのですが,多分,このアルバムの中で最も重い曲なのではないかと。「政治家どもに恋人を奪われて1人の音楽家は世界を捨て去った。」と絶望を唄いつつ,「赤の広場で別れた子供達。待ってておくれ,いつか帰るよ。世界を僕の喜びに溢れたきらめく音で満たせるその時に。あぁ子供達,君の世界を照らし出すために僕は地球へと舞い戻る。」と再生の唄も入っているのですが,子供が出てくるところは,初期の名作“NEW KIDS IN THE CITY”に通じるところかあるかなぁと。しかし,この曲のハイライトは間奏のベースソロではないかと。本当にシンプルなんですけど,非常にカッコヨシです。
 8曲目の“DANCE”という曲は,タイトルどおり,このアルバムの中では踊れるナンバーになっているのではないかと思いますが,それでも盛り上がるというよりも,うつむいて踊るという感じの曲なんですけどね。しかし,「誰かを殴ることがあなたの愛だから,とっても僕とあなた,こんなに一人ぼっち。」という歌詞が出てくるのですが,今の児童虐待だとかD.Vとかにそのまま当てはまってしまうのではないかと思ってしまいましたですが,やっぱりこれも深読みなのかなぁと思ってしまいましたが,いいんですよ,どうせそんなに読んでいる人なんていないので。
 9曲目の“牧神の午後”という曲は,,民族音楽っぽい音を繰り返すキーボードの音が印象的なゆったりとした曲なんですが,本当,前作の激しいロケンロールから,この諦観の果てのような楽曲への移行は,この間にどれだけのことがあったのかということが反映されているのではないかと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“POPIES”という曲は,硬質なベースのソロで始まり,「さぁおいでよ,僕の王国へ。さぁおいでよ,僕のジャングルへ。」とモモヨが唄いだし,ギターはクリアなトーンでアルペジオのようなリフを弾き,静かに曲を盛り上げるのですが,間奏ではギターがクールながらもこのアルバムの中では結構熱さを感じるソロを弾いているのが印象的です。モモヨの王国はいったいなんだったのか。LIZARDというバンドは多分,モモヨにとって1つの王国だったとは思うのですが,解散を決意したモモヨにとって次の王国が何だったのかは分からないままです。そして,1曲目の最初に挿入されていたインストがクロスインされ,アルバムが終わっていくのですが,最後に鐘の音だけが鳴り響く様は,本当,1つのバンドの終わりを感じてしまいましたです。
  オリジナルアルバムとしては,この作品で終わりなのですが,次回に紹介する予定の“彼岸の王国”という資料的な意味で素晴らしいアルバムがありますので,次回もLIZARDネタでいきたいと思っていますが,場合によっては中華パッドネタになるかもしれませんので,その辺は来週のお楽しみということで。

 話は変わって,長年(多分,20歳前後の時に買ったので,20年も着たのか?)愛用していたどてらがいい加減ボロボロになり,今年の春に処分したのですが,11月も中旬だし,買っておいた方がいいのかなぁと思い,ショッピングセンターに行ったときなんかに探していたのですが,時代なのかぁ,ないんですよね。あったとしても異常に安くて,全体的にいかにも化繊でできていますという感じなので欲しくならない(やはり買うなら面100パーセントがほしいなぁと。)物ばかりで,どうしようかなぁと思っていたのですが,困ったときのアマゾン頼みで探してみたらありましたです,面100パーセントのヤツが(中綿はポリエステルが30パーセントですけどね。)。しかも値段が3995円で久留米はんてんっていうのが。えぇ,これを逃したら買えなくなると思いますので,サクっと買わせていただきました。本当,アマゾンにはお世話になっているなぁという感じですね。しかし,その商品説明に「人気の男性用はんてん!★久留米紬織★・還暦祝い・ちゃんちゃんこ・丹前・どてら。男性用のフリーサイズはんてんです。軽くて暖かく、陽に干せば何度でもふっくらと膨らむのが特徴です。贈物やプレゼントにも大変人気の商品となっています。 」とあったのですが,還暦祝いにどてらって貰う物なの?と思ってしまいましたが,多分,このどてらも20年は着られると思うので,そうすると,還暦まで間違いなく着られるなぁ・・・おいおいそんなに遠い話じゃないじゃないかとシミジミと思ってしまいましたです。まぁ,今年の冬もどてらとボアスリッパでGO!というわけで。