ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

LIZARD/LIZARD


 前回,「足が重くなったので,またパンク?と思い,信号待ちでタイヤを確認したところ,空気圧は全く問題がないので,足が疲れてしまって重くなっているんだということで」と書きましたが,原因が判明しましたです。えぇ,リアブレーキの片効きでしたです。ホイールを換えてから1年近くになるので,とりあえずリアルあさひで触れ取りの必要があればやってもらおうかなぁと思い,前回のブログをアップする前にリアルあさひに行ったのですが,土日はまだまだ新車購入の方が多く,触れ取りを頼めるような状態ではありませんでしたです。店員さんに「土日は難しいので,平日に持ってきてもらえると助かるんですが・・・」と言われてしまいましたが,触れ取りが必要かどうかだけチェックしましょうと(こういうところが,今行っているリアルあさひは好きなんですよね。)いうことで,見てもらったところ,触れ取りは必要ないので,リアブレーキの片効き調整だけで足りるのではないかということでしたので,それなら自分でやればいいやということで,いそいそと自分で片効き調整をやって,これで大丈夫だろうということで,ブログネタを書き,アップをして,日曜日は西方面海岸線コースを走ろうということで,日曜日の午前中にワイシャツのアイロンがけをしてからプレトレの空気圧のチェックをして,午後1時からスタートさせてもらいましたです。で,家の近所の線路のアンダーパスの昇りを登っていると,リアがロックしてしまったので,これはクイックレリーズが緩んでリアホイールがずれてしまったんだろうと思うと,案の定で,いそいそとクイックレリーズを締め直し,また走り出したのですが,やはり,なんとなくペダルが重いので,信号待ちでリアタイヤを手で回してみると,またもやリアブレーキが片効きしているではありませんか。仕方ないので再度,クイックレリーズを緩めてセンターを出しつつ締め込んだのですが,やはり片効きが治らないので,ヒップバッグから携帯工具を取り出して調整するとイイ感じになったので,再度出発ということで,結構,時間をロスしてしまったのですが,秋も深まり日も短くなってきたので,午後3時にはUターンしなくちゃというわけで,いそいそと走り,片道38キロ走らさせてもらいましたです。で,帰りもなんかペダルが重いなぁと思いつつも走ったのですが,家の駐輪場に停める前にリアを浮かして手で回してみると,ありゃ〜,またもや片効きしているではありませんか。というわけで,これは本気で片効きを治さないとダメだなぁというわけで,ブログをアップする前に作業スタンドを持って駐輪場へ行き,きっちりとリアのVブレーキを調整させていただきましたです。しかし,こういうとき本当にディオーレのブレーキにしておいて良かったなぁと思いますね。純正のテクトロのときは片効き調整をやれどもやれども全く調整できませんでしたからねぇ。そういう意味ではきちんと片効き調整ができるのは,本当にありがたいということで。ブレーキ調整もきっちりやったところなので,明日は走りに行きたいところですが,明日は降水確率が50パーセント以上なので,雨男のフルカワとしては走りに行くのは100パーセント無理ということになってしまいますが,まぁ明日は子供の学校の文化祭を見に行かないといけないので,自転車で走りに行くことは考えず,ゆっくりと文化祭を堪能させてもらおうと思いますです。

 というわけで,今回はLIZARDの“ LIZARD”を紹介したいと思います。このアルバムは私の記憶では「鋼鉄都市破壊指令」というようなタイトルで紹介していた本もあったように思いますが,アルバム自体にはそんなことは書いていないので,“LIZARD”というタイトルがきっと正しいのでしょう。LIZARDといえば,東京ロッカーズでFRICTIONと人気を二分したバンドですが,モモヨのヘロインの使用による逮捕で,バンドが最終的には空中分解し,アルバムを3枚発表しただけなんですが(その後,テレグラフレコードから出たライヴ盤や再結成後のアルバムは除く。),当時の空気感や状況が音を聴いているだけでも伝わってくるものになっています。今回のアルバムは1枚目のアルバムとして1979年に発売され,ストラングラーズのジャン・ジャック・バーネルのプロデュースによりロンドンでレコーディングされたことでも有名なアルバムです。
 1曲目の“NEW KIDS IN THE CITY”という曲は,クールなシンセのロングトーンから始まり,ベースが力強いリズムを刻み,そこにシンプルだけどパワフルなドラムとギターのカッティングが入り,モモヨが「子供達が遊んでいる,裏通りの陽だまりで。キラメク風に吹かれながら,子供達が駆けていく。」と唄い始めるのですが,全てはサビの「HELLO!NEW KIDS IN THE CITY.GOOD BY OLD WORLD」という言葉に集約されるのではないかと思います。本当のリアルタイムなロケンロールがない東京から,リアルなロケンロールを発信するという意気込みが感じらるとともに,後に続く連中への愛と希望を唄っているのではないかと思いましたです。
 2曲目の“プラスチックの夢”という曲は,スネアの一撃から始まり,ギターの裏打ちなカッティングが,そしてシンセはメロディーではなく,ノイズ的に使われている印象的な曲になっています。歌詞はモモヨの目から見た当時の東京なのかなぁと思いますが,「プラスチックの夢を探せ。コンビナートのため息を銀色のハンマーで砕け!」という歌詞からはどうしようもない閉塞感を感じましたです。
 3曲目の“RADIO CONTROLLED LIFE”という曲は,ドラムのシンプルな8ビートとブイブイ鳴っているベースがグイグイと曲を引っ張り,そこにシンセで色づけをしているのですが,モモヨの少し痙攣したような声にピッタリはまった曲になっています。歌詞は,胸ポケットに入る端末(歌詞どおりならラジオですかね。)でコントロールされるという内容なんですけど,これ,まさしく今の携帯電話とかスマホの現状ではないかと思ってしまうのですが,そう考えると全く古くさくないというか,30年前とそんなに問題は変わっていないということなんでしょうかね。
 4曲目の“ガイアナ”という曲は,モノシンセ(この言葉がスラッと出てくるだけでも歳を感じてしまうのですが・・・)の(多分)アルペジエーターを使った無機質なシンセのアルペジオ音が非常に気持ちよいイントロから始まり,攻撃的なベース,そしてシンプルなギターのカッティングにドラムが決してビートが早い(今の感覚ですけど。)わけではないのですが,切迫感がヒシヒシと伝わってきます。本当,無機質なモノシンセのソロが途中であるのですが,テクノポップではなく,ロケンロールとしてのシンセソロになっていて非常にカッコヨイです。
 5曲目の“記憶/AISA”という曲は,レコードではA面のラストナンバーなんですが,静かなシンセのロングトーンをバックにベースが鳴り始め,ギターとシンセが入ると,ゆったりめのビートでモモヨが唄い始めるのですが,攻撃的な歌詞というよりのモモヨのインナーワールドを言葉にしたような歌詞になっています。この曲でもモノシンセのアルペジエーターが私的には非常に気持ちよいアルペジオを聴かせてくれています。
 6曲目の“T.V.マジック”という曲は,今も昔も変わらない,マスゴミに対する敵意剥き出しの歌詞をスピード感のあるロケンロールで叩きつけてくる爽快なロケンロールナンバーになっています。「モラルを作るのは私だ。時代を作るのも私だ。VIVA TV。」という歌詞で始まるのですが,本当,真実という言葉でデコレートした偏向情報の垂れ流しは今も昔も変わらないということで。
 7曲目の“マーケット・リサーチ”という曲は,シンセノイズから始めり,強い意志を感じるベースラインにシンプルなドラムのビートに乗って,「高層ビルで作られるインチキプロジェクト。全てを支配しているマーケティングリサーチ」と唄われる,6曲目と同じ視点の曲なんですが,でリサーチされた情報に基づくエンドユーザが欲しがっている(もしくはエンドユーザの間で流行っている)と勝手にカテゴライズされたものをあてがわれていることに対するいらだちが非常に伝わってきます。ようするに「高層ビルで作られるインチキプロジェクト」に入れてもらえなければ,この国ではまともに取り扱われないということなんですけどね。今ならインチキプロジェクトの最たるモノはAKBになってしまうんでしょうけど。私の好きなロケンロールはインチキプロジェクトに入れてもらえることがないかわりに表舞台に立つこともないですけどね。
 8曲目の“そのスウィッチに触れないで”という曲は,硬質なのに弾んだベースから始まり,そこに「せーの!」という感じで他の楽器がなだれ込み,一気に加速していくロケンロールになっています。どちらかというと無機質な感じの音がこのアルバムでは多いんですけど,この曲はシンセの音も含めて肉体的というか,汗を振り乱してという感じが伝わってくる曲になっています。
 9曲目の“モダンビート”という曲は,打って変わってダウナーな裏打ちビートが気持ちよい曲になっています。ロケンロールというよりもスカっぽい曲なので,思いっきり踊るというより,うつむいて体を揺らすという感じのリズムなんですけど,こういう初期スペシャルズのようなリズムも好きなんですよねぇ。
 10曲目の“LOVE SONGという曲は,えぇ,もちろん普通のラヴソングであるはずがないですよね。叩きつけるようなドラムとベースのリズムに鳴りっぱなしのシンセノイズに乗って,「アンタの骨格がオレの好みなのさ。」と唄われるのですが,きれいだとかかわいいではなく,骨格だの筋肉だのに愛を感じるっていうのはどうよ?と思いつつも,表層的な面ではなく,その皮の下に愛を感じてしまうという歪んだ表現をすることで,本質的なものを見ろよというメッセージなのかなぁと斜めに見させてもらいましたです。
 ラストナンバーの“王国”という曲は,シンセの無機質な音に歪んだベース,ノイジーに弾きまくるギター,シンプルなリズムを刻むドラムがドンドンこちらを押してくるのですが,モモヨのインナーワールドを言葉にしたような歌詞が切迫感を持って唄われるのですが,途中の「死の国は近い。」と唄われるところから,ゆったりとしたリズムになり,終盤のベースとギターのユニゾンが非常に気持ちよい展開になっていますが,ギターではなくベースの方が雄弁に唄っているのは凄いなぁと思ってしまいましたです。そして鐘の音でこのアルバムは幕を閉じていきます。
 昔,このアルバムを聴いたとき,そのトーンの重さや暗さになんでこういう音なんだろうと思ったのですが(特に2枚目のバビロン・ロッカーの音が思いっきり前向きな音だったので。),ロッカーズという映画(のDVD)を見たときにやっとその理由が分かったような気がしました。この重さは当時のモモヨが感じた東京の空気感なんだと。若干色があせた映像で見る当時の東京は,スモッグのせいかどうか知りませんが,本当,「くすんだ」という言葉がぴったりの雰囲気で,街はただ忙しげに歩く人の波でごった返しているけれど,その人混み(当たり前の生活)に入っていけないロケンローラの思いなんだろうと。まぁ,私の勝手な思い込みなので,本当にそうなのかは分かりませんが,少なくとも私はそう感じました。(人間を感じさせる)町から(人工的な)街へ変わりつつあった当時の東京の空気感がこんな感じだったのだろうと。

 しかし,物が逝ってしまうときって,本当にあっけないものですね。今週の火曜日,とうとうジョルナダがとうとう逝ってしまいましたです。まず,職場の昼休みに2ちゃんのログでも落としておこうかと思い,ジョルナダに無線LANカードを差し込もうとしたところ,最後まできっちり入らないので,PCカードスロットをのぞき込んでみると,PCカードのピンが曲がっていましたです。まぁ,ジャンクパーツのPCカードスロットと交換すればいいかぁというわけで,仕事を終え,家に帰ってから,ジャンクパーツのカードスロットを外し,ジョルナダに組み込んだのですが,どうにもこうにもPCカードを認識してくれません。ネット接続できないジョルナダなんて意味がないので,こうなればディスプレイが壊れているものの,キーボード周りは特に壊れていないジャンクに今のディスプレイを組み込むかというわけで,いそいそと作業をしたのですが,そのジャンクはディスプレイの異常ではなく,ディスプレイ関係の基板の異常だったみたいで,バックライトは付くものの,画面が映ることはありませんでした。というわけで,ジャンク品を含め,1晩で3台のジョルナダが一気にお亡くなりとなり,10年以上愛用してきたジョルナダとお別れをすることになりましたです。Handheld PC難民の行き着く先としての選択肢の1つとしてのWindows RTはまだまだ様子見状態なので,やはりAndroidしかあるまいというわけで,そういえば最近アマゾンを開くとアマゾンキンドルがトップに出るよなぁ,どうせ買うのなら最新のヤツだよなぁというわけで,アマゾンのサイトを確認したところ,なんとまだ予約販売の状態で,販売開始は12月末とのこと。そんなに待てないよ〜というわけで,こうなると禁断の中華パッドに手を出すしかあるまい,中華パッドなら安いので壊れてもあきらめもつくし・・・というわけでアマゾンで調べてみると,結構評価が高い“MOMO9 加強版”を日本語化したものが7950円(もちろん7インチモデル)であったので,これを買ってみるかぁ,で中華パッドなので,中華キーボード付きケースも買うかぁというわけで,こちらは1150円で買わせていただきました。送料込みで合計9700円,えぇ,ジョルナダを買ったときは確か8万円弱だったのに,その8分の1の値段で買えるの?と思ってしまいましたです。木曜日に無事に本体もケースも届いたので,ボチボチ使っていますが,細かい感想はもう少し使い込んでから(とはいえ,普段はテキスト打ちと2ちゃんを読む程度なんですけどね。)書きたいと思いますが,今の段階では無事に使えているのでレビューを書くまで壊れないでねという感じでしょうか。