ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Y〜naive Collection/大沢誉志幸


 夏にプレトレのタイヤ関係を一式交換したところなんですが,愛用しているselle italiaのX0-FLOWサドルがいい加減ボロボロになってしまい,ミシミシ言ったりもするので,どうしたもんかなぁと思いつつ,アマゾンでX0-FLOWの値段を調べてみると,なんとビッグカメラで買ったときは3000円しなかったはずなのに,今は5000円もするではありませんか。どうしたもんかなぁと探していると,X0-FLOWよりも廉価版のQ-Bik FLOWが比較的安かったので,1年でダメになるのなら廉価版でも買うかなぁというわけで,仕事帰りにビックカメラに寄ったところ,1つだけQ-Bik FLOWがあり,しかも2180円だったのでサクっと買わせていただきましたです。デザインは変わらないので,あとは尻へのダメージがどの程度かなぁというところですが,まぁ,走ってみてからでしょうかね。で,実はチェーンもオイルが切れてくると非常に軋み音がするようになり,ときどきギア抜けがするようになったので,チェーンもそろそろ交換かなぁと思い,よく考えてみると,フロント3枚にするよりも前に交換しているし,フロント3枚にしてからはアウター48tで発進するときにダンシングをしたりもしているので,もう限界なんだろうなぁというわけで,久しぶりにリアルあさひのお世話になろうかとも考えたのですが,多分,リアルあさひで交換するとシマノのHG-40っていう一番安いグレードに交換なんだろうなぁというわけで,この際,チェーンカッターを買って,自分で交換するか!というわけでまずはアマゾンでチェーンを探したところ,KMC(KMC自体はシマノOEM供給していますし。)のZ7っていう奴が伸び防止構造&静音構造ということなので,買ってみるかということで1701円でカートにインさせていただきましたです。で,チェーンカッターなんですが,実店舗で安いのがあればそれでいいやというわけでイオンサイクル(ここもビックカメラ同様,結構安いパーツとかが充実しているので,よく見に行ったりします。)に行ってみると,シマノのチェーンカッターしかなく,2600円というお値段でしたので,翌日,仕事帰りにビックカメラでも見てみたのですが,同様にシマノの奴しかなかったので,再度,家でアマゾンで調べてみると,GIZAというメーカーのチェーンカッターが1272円であるではありませんか。レビューでもそんなに酷評されていませんし,買い!というわけでサクっとカートにインさせていただき,無事にコンビニ配達で受領させてもらいましたです。で,今日,ブログを書く前に先に交換作業をしたので,その感想等を。
 まずはシートの交換から始めることにしたのですが,せっかくシートを交換するんだから,シートポストのグリスアップもしておこうというわけで,シートポストをシートチューブから抜くと,ジャリジャリという音が聞こえるではありませんか。どうもシートポストをシートチューブに入れるためのシートチューブの切れ込みから砂が入っていたようですね。こういうこともあろうかと駅前でもらいまくっているポケットティッシュを持って行っていたので,シートポストとシートチューブをしっかりと拭き取って,シートポストにデュラグリスを塗って,シートチューブに入れ,シートポストの掃除は完成と。で,次はシートの交換なんですが,シートチューブがこういう状態になっているということは多分,シートポストのやぐらもジャリジャリなんだろうなぁというわけで,やぐら自体を取り外し,しっかりと汚れを拭き取ってからQ-Bik FLOWを取り付けさせていただきましたです。うん,表面4か所が剥げたサドルよりも廉価版でも新品のサドルの方が気持ちよいなぁと自己満足に浸りながら,さて次は初のチェーン交換ということで,まずは今付いているチェーンを外すことから始めたのですが,チェーンカッターの使い方がパッケージになかったので,どうやって使うのかと5分程度悩みましたが,無事にチェーンを外し終えることができ,次はKMC Z7の取り付けです。私の持っているメンテ本にはロード系とMTB系とで異なるチェーンの長さの合わせ方が書いてあり,どちらの方法を採ろうかと思ったのですが,メンテ本のロード系の写真を見ているとリアディレイラーが何か小さいことに気がついたので,MTB系の方法で長さを決めることにしました(ちなみにMTB系は,リアディレイラーにチェーンを通さずにフロントアウター,リアローでチェーンを通し,丁度の長さから1コマ分足すとのこと。)。で,チェーンの長さを合わせてみると,なんとチェーンを切らなくてもそのままで丁度良い長さでしたので,これまたラッキーでしたね。というわけでチェーンをリアディレイラーを通して,ミッシングリングで止め,できたぁ!と喜びながらシフトはきちんとできるかな?と確認してみると,なんかシャリシャリ音がするのでおかしいなぁと思って,音のするリアディレイラーを見てみると,あ〜,リアディレーラーのチェーンガイドを通し忘れていたじゃないですか。しかし,ミッシングリングの良いところは,再度チェーンを切らなくてもミッシングリングで簡単にチェーンを外すことができるところですよねぇ。で,ミッシングリングの場所を見つけてチェーンを再度外し,今度はきちんとリアディレイラーのチェーンガイドを通し,再度,ミッシングリングでチェーンを固定すると,完成しましたです。チェーンのパッケージを開けるのにハサミが必要だったのですが,家に取りに戻った時間を含めても,作業時間としては30分程度でしょうか。これなら,今後は自分で好きなチェーンを買って(と言っても,多分,次もKMC Z7にするんだろうと思いますけど。),サクっと交換できるなぁと内心ほくそ笑んでしまいましたです。
 で,空模様が台風のせいで非常にあやしいのですが,少し試走することにして近所を走ってみたのですが(作業スタンドとかを駐輪場に置きっぱなしにしているので,本当に少しですけど。),これが非常にイイ感じです。まずシートですが,なんかX0 FLOWよりも一回り小さいような感じですが,軽く足が回るので,よろしいのではないかと。多分,Q-Bik FLOWが270グラムでXO FLOWは310グラムなんですが,40グラムの差はサイズの差なのかなぁと思ってみたりしますが,シートの評価は少なくとも午後半日ライドをやってみてからかなぁと思っています。で,チェーンの方なんですが,驚きですね。チェーンを換えるだけでもこんなに違うの?という感じです。というのも,これまでのチェーンはフロントアウター,リア5速でスタートなんて少し重くてちょっとね・・・という感じだったのですが,知らずにスタートさせたらフロントアウターリア5速だったのですが,そんなに苦もなくスタートできてしまいましたです(でもまぁ,リア4速の方が足に負担を掛けないので,フロントがアウターならリア4速でスタートしますけどね。)。で,チェーンのレビューでよく「ヌルヌル回る。」という表現があったりして,今ひとつピンと来ていなかったのですが,今回,初めて分かりました。本当,ヌルヌル回るんですよねぇ。当然,チェーンの軋みなんて全くないので,静かにヌルヌル回るとしか表現しようがないんですけど,本当,交換して正解!という感じですねぇ。次の順番では北方面峠コースなので,チェーン交換の効果がどれだけ出るか楽しみにしておこうと思いますです。
 しかし,これで後はワイヤー交換を自分でやったら,ホイールの触れ取り以外は全部自分でできることになるなぁというわけで,そろそろワイヤー交換の時期でもあるし,ワイヤーカッターを買って自分でワイヤー交換をしようかなぁと思ったので,アマゾンで評価が高く,しかもお手頃価格(1314円)のKing TTC ワイヤーロープカッター WC-150を早速カートにインさせていただきましたです。あとは交換したくなったら,仕事帰りにビッグカメラに行くか,休みの日にイオンバイクに行くかしてワイヤーを買うだけですね。しかし,作業スタンドは買って本当に大正解でしたね。これがあるおかげで自分でプレトレを弄ることに対するハードルがメチャ下がったもんなぁ。普段のメンテも含め,これだけ使わせてもらえば十分元は取ったのではないかと思いますです。

 前振りの自転車ネタが非常に長かったのですが,今回は唐突に大沢誉志幸の“Y〜naive Collection”を紹介させてもらいますです。なんでまたいきなり大沢誉志幸なのかということなのですが,プレトレで走っているとき,何気なく大沢誉志幸のスクープを口ずさんでいると,出るわ出るわ大沢ナンバーが。で,”1枚目のまずいリズムでベルが鳴る”と2枚目の“Scoop”が欲しくなってしまったので,家に帰ってからアマゾンで探したのですが,どうも廃盤になっているようだったので,どうしたもんかなぁと思いつつ,シングルセレクションを買ってしまったので聴いてみると,なんかええなぁという感じになってしまったので,“SCRAP STORIES”は過去に紹介していたことがブログのネタリストで確認できたので,とりあえず今回は“Y〜naive Collection”を紹介して,次回はシングルセレクションである“Traxx”を紹介しようかと。 しかし,この“Y〜naive Collection”は1992年発売なので,そうするともう20年前のアルバムになるんだなぁと思いつつ,比較的大人しめの曲がセレクトされているので,夜に聴くにもイイ感じなんですよねぇ。
 1曲目の“虹を越えて”という曲は,1992年にシングルリリースされた“naive”のカップリング曲なんですが,スローなテンポに甘めのアコースティックギターのリフが心地よいイントロで始まり,大沢誉志幸がハスキーな声を少し甘めな声にして,メロディアスな唄をゆったりと唄うのですが,ゆったりながら,静かに体が揺れるようなビート感のある曲なので,まさに1曲目に相応しい曲かと。
 2曲目の“そして僕は,途方に暮れる(1992“naive”version)”という曲は大沢誉志幸最大のヒット曲で1984年発売のアルバム“CONFUSION”に収録されていたものをこのアルバムでリアレンジしたものですが,あの大ヒット曲を8年後にどういうアレンジでという感じなんですが,リズム系のアタック感がアップしているかなぁという感じで聴いていると,バックで静かに流れている浮遊感のあるキーボードの音が音に厚みを与え,オリジナルバージョンも好きなのですが,こっちのアレンジも好きですね。
 3曲目の“naive”という曲は,1992年に発売されたアルバム“naive”からの曲なんですが,イントロのストリングス系のキーボードと(多分)生のストリングの音の重なりがいいなぁと思っていると,大沢誉志幸の唄が始まると,シンプル打ち込み系の音をバックに大沢誉志幸ががっつりと唄い,唄がない部分はフィドルがメロディーを重ね,徐々に大沢誉志幸の唄とフィドルのメロディが相乗効果的にメロディーラインの美しさを際立たせていく様を聴いていると,本当,ファンキーなナンバーも良いけど,バラードもね!と感じてしまいましたです。
 4曲目の“スロウダンス(1992“naive”version)”という曲は1984年に発売されたアルバム“SCOOP”に収録されていたものをこのアルバムでリアレンジしたものですが,オリジナルバージョンは発売されたのが1984年という
こともあり,どちらかというと打ち込み系の音が強調されていましたが,8年後のアレンジはギターのシャープなカッティングが強調され,浮遊感のあるギターソロが印象的な曲になっています。クールな感じのオリジナルバージョンも嫌いではないのですが,個人的にはギターの音が好きなのでこっちのバージョンの方が好みですね。 
 5曲目の“遠い約束”という曲は1990年に発売されたアルバム“楽園 Serious Barbarian?”からの曲なんですが,イントロのアコースティック(ガット?)ギターの優しい音のアルペジオから始まり,そこに管楽器やS.Eっぽい音がちりばめられ,大沢誉志幸の唄が始まるとベースとギターだけになるのですが,その音の落差というか抜き方が非常に良いです。音数を増やさなくても,音の拡がりで十分勝負できるというか,多分,大沢誉志幸の唄のせいもあるんだと思いますけど心静かに最後まで聴ける曲になっていますです。
 6曲目の“フランス海岸”という曲は1987年に発売されたアルバム“SCRAP STORIES”からの曲なんですが,この曲は銀色夏生の歌詞が素晴らしくて,本当に大好きな曲なんですよね。特に終盤の「ところでおまえの夢はすごくよく変わったよな。オレはいつもそんなところにあこがれてたぜ。今ではそのこと人に知られてバカな奴だと言われるのがオチさ。風が逆に吹きぬける。」という歌詞は,大沢誉志幸の唄うメロディーと相まって,本当,大好きですね。音も生っぽい音を中心として,ブラスにアコーディオン,それからギターが隠し味的に彩りを添えて,ハスキーな大沢誉志幸の唄に色気を足しているところもいいなぁと思ってしまいましたです。
 7曲目の“Wink of Destiny”という曲は1989年に発売されたアルバム“Serious Barbarian”からの曲なんですが,これまではスローながらも可愛らしさとかやさしさを感じさせる曲でしたが,この曲だけはダークな感じで,ひたすら重苦しい曲になっていますです。イントロのサックスの音からして,もう重い。そこにスキャットで入る女声コーラスも重い。吐き捨てるのとつぶやくのと中間の唄い方をする大沢誉志幸の唄い方も重い。まぁ,テーマが愛のないセックスなので,こういう曲になるのも致し方ないかと。でも,こういう唄って,歳を取ったから分かるっていうのもあるんですけどね。
 8曲目の“ずっと甘い口唇(1992“naive”version)”という曲は,1990年に発売されたアルバム“楽園 Serious Barbarian?”からの曲なんですが,打って変わって深いリバーブの効いた大沢誉志幸の唄から始まり,ラテン系の軽やかなリズムに気持ちよいスチールパンの音,かすかにきこえるスライドギターの音,そしてアコースティックギターの軽やかなバッキングと,もう言うことなしで,まさにアルバムのタイトルである“楽園”を曲にしました!という感じの曲になっていますです。
 9曲目の“宵闇にまかせて〜KISS&KISS(1992“naive”version)”という曲は1983年に発売されたアルバム“まずいリズムでベルが鳴る”からの曲なんですが,オリジナルバージョンは発売された1983年という時代のとおり,打ち込み系のクールな音になっているのですが,9年後のリアレンジでは,チープなリズムボックスのキックの音を強調しながら,CHARAのなまめかしいコーラスが大沢誉志幸の唄に絡みつくバージョンになっています。基本的な音は変わらないのですが,80年代当初のクールな打ち込み系の音も悪くないなぁと思ってしまいましたです。
 10曲目の“天使の微笑”という曲は1989年に発売されたアルバム“Serious Barbarian?”からの曲なんですが,タイトルどおりの優しいメロディーの曲で,イントロなしで大沢誉志幸が唄い始めるのですが,それがまたイイ感じです。生楽器(ギターのシャープなカッティングや暖かみのあるストリングスの音とか。)の音ってやっぱりいいなぁと思ってしまいましたです。
 11曲目の“君の住む街角(1992“naive”version)”という曲は1988年に発売されたシングル曲なんですが,打ち込み系の音と生楽器(ギター)の音のコントラストが丁度良い感じでしょうか。この曲は確かスズキのアドレスっていうスクーターのコマーシャルソングだったよなぁと思いながら聴いていたのですが,歌詞の世界観とスクーターって全然合わないなぁと思ってしまいましたです。多分,サビに「adress in my life」って入っているので使われたのかなぁ(商品名に合わせて歌詞を書くということもあるけれど,銀色夏生ってそんなに器用な作詞家とも思えないので。)と思いつつ,この片思い感はいいねぇ。「何もかもわからないけど,永遠の片思いです,心から君を大切に思う。」っていう歌詞は45歳のオッサンの胸にも染み入りますですよ。まぁ,大沢誉志幸の声質もあるんでしょうけどね。
 ラストナンバーの“Little Wing”という曲は1989年に発売されたアルバム“Serious Barbarian”からの曲なんですが,大沢誉志幸の声だけで1コーラス唄い,そこにオルガンの音が加わり2コーラス目が始まり,オルガンと大沢誉志幸の声だけで2コーラス目を歌い終わり,そのまま終わるのかと思いきや,ストリングスが入り,ギターが入り,徐々に音に厚みを加え,ひょっとしたらもう1回,大沢誉志幸が唄うのではないかと思っていると,カノンっぽいメロディーをストリングスが奏でながら,そのままフェイドアウトしていくという思わせぶりなのに,スカっと終わる曲なんですが,本当,この曲っ大好きなんですよね。オリジナルアルバムのラストナンバーだったんですが,最初にこの曲を聴いたときはぶっ飛びましたもん。あぁ,こういうアレンジもあるんだって。そういう意味ではこのアルバムがこの曲で終わることは,私的には非常に正しいと思っていますです。
 久しぶりにじっくりと大沢誉志幸を聴くと,やっぱりいいなぁというか,同時代に生きて,リアルタイムに聴いた音楽って,古くなることがないというか,自分の中ではスタンダードな唄になっているんだなぁって思ってしまいましたです。

 しかし,本当,月曜日から10月ということで涼しくなりましたねぇ。この間の日曜日も午後からプレトレで走りに行ってきたのですが,それまでは家を出るときに持って出ていたVAAMが片道でなくなるわ,休憩&補給のコンビニでは500ミリリットルの紙パック紅茶を飲むわ,水を買い足すわで水分取らないとやってられませんという感じだったのですが,休憩&補給のコンビニでカフェオレの300ミリリットル紙パックを飲んだだけで,あとは家を出るときに持って出たVAAMだけで走れるようになったもんねぇ。まぁ,財布に優しく走れる(半日遊んで200円でお釣りがくる。)のは給料日前には本当にありがたいですし,給料日前に向けて,少しずつ蓄えておけるので,気持ちも楽ですしね。まぁ,本当に寒くなるまでの短い期間なので,楽しませてもらおうかなぁと思っているのですが,今週は台風接近中ということで,明日は天気が悪くてどうにもならないみたいなので,家で大人しくしているか,プレオで走りに行くかなぁと思っていますが,ただの雨ではなく台風なんだから家で大人しくしているしかないかとは思っていますです。まぁ,仕事に行く日で台風で新幹線が大混乱というよりもまだましあかなぁと思っていますけどね。しかし,シートとチェーンが新しくなったプレトレで走りに行きたいのですが,この天気じゃあ仕方ないよなぁと思いつつ,台風が微妙に進路をずらしつつあるので,このまま進路をずらしてくれたら,明日は走りに行けるかもしれないなぁと往生際の悪いことを考えていますです。