ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

生きる悪知恵−正しくないけど役に立つ60のヒント/西原理恵子


 ここのところ2週間にわたって,日曜日が家庭関係の行事で潰れてしまったため,プレトレで走れていなかったので,いい加減,プレトレに乗りたい病に罹っていたのですが,火曜日に休暇が取れることになったので,これは走るしかないというわけで,ゴリゴリと走らせていただきましたです。夏休みも子供が家に居たので,午後からしか走れなかったのですが,学校が始まっているので子供らも午前8時までには家を出て行くので,これは久しぶりに8時間ライドができるなぁとほくそ笑みつつ,多分,貧相な朝ご飯だけでは走りきれないと思い,前日の月曜日の夜,家に帰る前にスーパーに寄って,メイプルシロップが挟み込んであるサンライズを買って帰りましたです。で,火曜日の朝は嫁さんが仕事に出てから,インスタントコーヒーを飲みつつ,サンライズをワシワシと食べてから午前8時に家を出発しました。東方面海岸コースで8時間ライドはしましたので,今回は西方面海岸コースで8時間ライドをすることにしたのですが,往路は風もイイ感じで非常に気持ちよく走らせてもらったのですが,2時間走っての休憩時にアンパンとミルクティーを補給したのですが,さすがにまだ暑いので,ミルクティーで少し胸焼けになってしまいましたです。う〜ん,次の休憩のときはレモンティーぐらいにしておこうかなぁと思いつつ,ゴリゴリと引き続き走り,丁度片道85キロを走ったところでコンビニがあったので,麦茶とおにぎり2個の昼ご飯を食べて,さてUターンをするかと思ったら,少し向かい風が吹き始めて(往路は対象は追い風だったんでしょうね。),緩めの昇り+向かい風でどうにもならないよぉ〜と思いつつ,来た以上は帰らないといけないので,ゴリゴリとペダルを回し,とりあえず2時間走って,コンビニでクリームパンと午前中の反省を込めてレモンティーを飲んで補給し,さぁ,あと2時間だねというわけで走っていたのですが,休憩後1時間を走り,残り20キロというところで,右のふくらはぎに異変というか,あからさまに「これは足が吊りそうだな。」という感じがあり,ひょっとして糖分が足りないのではと思ってしまいましたです。確かに家を出る前にサンライズを食べ,休憩時にはアンパンとクリームパンを食べたものの,昼ご飯としてはおにぎり2個では少なかったかも?と思いつつ,そろそろ水分補給もしないといけないしなぁと思いながら,手頃な自動販売機を通り過ぎてしまったので,こうなれば最後の塩飴で!というわけで4粒持って出た塩飴の最後の1粒を口に放り込んで走ること10分で,多少は糖分が補給できたのか,右足のふくらはぎの異変は解消されたので,後は水分補給だけだなぁと思いつつ,ふと気づくと,残り10キロを切っていたので,久しぶりに炭酸系でも飲むかなぁと思い,通りに面してあったコンビニで懐かしのスコールのペットボトルを発見し,ゴキュゴキュと飲んだのですが,最近はビール以外は炭酸を飲まない上,走るときには水しか飲んでいなかったこともあり,なんか体が一気にだるくなってしまいましたです。失敗したかなぁと思いつつ,まぁのこりの距離は少ないですし,市街地なので,そんなに飛ばせないこともあり,午後5時には無事に帰宅することができましたです。休憩を入れて9時間で170キロならまぁまぁでないかい?と自己満足しつつ,今回の反省点としては,夏場は体力の消耗が激しいので,昼はおにぎり2個では少ないので,3個にするか,少しおかずが入っている小さい弁当系の方が良いかなぁと思いましたです。次回,1日がっつりと走れるのは,多分,もう少し涼しくなってからだと思いますので,来年まできちんと覚えておくようにしたいと思いますが,多分,きっと忘れてしまうので,同じ事を繰り返してしまうのではないかと思ってはいますが。
 しかし,さすがにプレトレで150キロ以上走ると,少し右膝に痛みが出てしまいましたです。多分,フロント3枚(主には2枚ですけど。)を組み合わせながら,ケイデンスをあまり落とさないように走っているのはいいんですけど,まぁ,元々そういう長距離を走るために作られた自転車ではないので仕方ないかなぁと思いつつ,この程度の痛みなら仕事(特に通勤)にも特に支障はないので,まぁいいかと思ってみたりも。実際,痛みは木曜日までしか残らず,金曜日からは全く問題なかったですしね。

 で,前回は荒岱介さんの本を紹介させてもらったのですが,今回も私にしては珍しく本(といっても文庫ですけど。)をまた買ったので,サイバラこと西原理恵子の“生きる悪知恵−正しくないけど役に立つ60のヒント”という本を紹介させていただきます。西原理恵子といえば,今更私があれこれ書くまでもなく,独特の絵柄でマンガからエッセイまでこなすマルチな方なんですが,基本的にたたき上げの人間の私には,西原理恵子の言うことは「しごくごもっとも」と感じられるところが多く,どちらかと言えば,何不自由なく育ってきた自分の子供に読ませたい(えぇ,私の育った家庭は金がなくて不自由(まぁ,日本そのものが高度成長とか言いながらそんなに裕福な時代でもなかったですしね。高度成長ということは,成長していない部分があるわけで。)し,西原理恵子は子供も嫌いではないので読んだようですが。
 この本は仕事編,家庭編,男と女編,性格編,トラブル編の5章からなっているのですが,各章とも相談者からの相談に西原理恵子が答える形になっているのですが,正にバッサバッサと西原理恵子の論理で切り捨てていっているところが,非常に気持ちよいですね。まぁ,西原理恵子の考えに共鳴できない(というか理解できない)人には何言ってんだこいつはになるんでしょうけどね。多分,「はじめに」で西原理恵子が書いている「生きるって,みっともないことだし,みっともなくていい。」という言葉に集約されるんだとは思うんですけどね。
 第1章の「仕事編」は,「世間で一流と呼ばれる部類の私大生」の就活が上手くいかないという相談に,西原理恵子がバッサリと「一流と呼ばれる大学」を外したときに,自分に何が残るかがないと無理と言い切っているところが素晴らしいですよね。結局は「そこで何ができるか。」だもんなぁ。一流の学校を出ていたとしても,何にもできないシオシオのパーじゃあ話になりませんものねぇ。あと,ブラック企業に就職して疲れ切っている相談者に対して,あっさりと心と体を壊す前に辞めた方が良いとか,使えない部下はネジだと思えとか,本当,そのとおり!ということばかりでございます。
 第2章の「家庭編」は,結婚して5年,妻が太っていくという相談に,妻にやせてほしいなら,ダンナの家事・育児サポートアップと収入アップ,共働きそれしかないとバッサリと切り捨てた後,妻のメシがマズイという相談の結論として,焼いてポン酢をかければ何でもうましという名言(迷言?)を書いてみたり,夫の携帯を見て浮気を疑っている相談に対して携帯を勝手に見たアンタが悪いだの,夫が脱サラして田舎でそば屋をしたいと言っているという相談に対してあんまりお金をかけずに小さく失敗してみようという素晴らしいアドバイスをしています。実際,商売って難しいですよね,自分の親を見ていると。サラリーマンみたいに休みはきっちりとしていないし,働いた分だけ金が入るということは,仕事がなければ一銭も入らないということで。なんとなくサラリーマンが嫌になったからといって,自営業に走ったところで上手くいくことは少ないですし,残ったものは借金だけというのが現実でしょうしね。愛では金は買えないけれど,金があれば愛は長持ちできるというのが私の持論ですので,そういう意味でも全くぶれ無しですね。
 第3章の「男と女編」は,彼女のアソコが臭いというどうでもいい相談は軽くうっちゃって,48歳独身男性からの20歳以上も年下の部下を好きになってしまったという相談に対して,可愛らしい恋バナとバッサリと言い切った後で,独身なんだからシラフのときにキチンと聞けばといいつつ,好意は持っていますけど,お父さんみたいな感じで,全然そんなふうには考えていませんでしたっていうのが,多分,7〜8割はないかと思いますけどと,これまたバッサリ切り捨てつつ,50も近くなって,こんな恋ができるなんてすてきじゃないですか。最後の恋かもしれませんから,ここはひとつ思い切って当たって砕けて(砕けるのが前提なのね。)みてくださいと後押しをしているところは素晴らしいかと。実際,職場の若い女の娘と話をしていると,お父さんとそんなに年が変わらない自分に愕然としたりもしますが,そういう歳なんですよね,もう,ということは自覚しないといけないのではないかと。また,妻子ある男性との関係を辞めるべきか続けるべきかという相談に対しては,無効は二股かけているんだから,こっちが二股かけていけないことはないですよね。恋愛はフェアじゃないといけないと諭しつつ,とりあえずバックアップ(サブの男)の用意を進めたり,彼と食べ物の嗜好が合わないという相談に対しては,子供舌で酒を飲まないダンナは最高と言い切ったり(そういう意味では子供舌ではあるけれど,酒を飲む私は中の下ということでしょうか?),もう,おっしゃるとおりですということで。
 最終章の第4章の「性格編」は,最近,涙もろくて困るという50歳男性の相談に対して,大人の涙は,いろんなことを経験したから出る涙なんだよね,「いろんな人生にお疲れさま」という涙。という素晴らしいアドバイスをしています。その後,やっぱり今までがまんしてきたことがたくさんあるわけで,そろそろ体の中の我慢の箱がいっぱいなんですよ。だから溢れてきてるわけで,それを無理に止めるとホントに心の病気になってしまう。だから,よく泣いて,よく笑って,よく飲んで,よく食べて,外に出て体を動かして日の光を浴びると,という素敵な言葉も書いてあります。本当,正直,自分も昔に比べて涙腺が緩くなったなぁと思うときがあるのですが,西原理恵子のこの言葉を読んで,非常に納得しましたです。また,震災や原発のことを考えると無力感で落ち込むという30歳のフリーターに対しては,甘えるな,自分で調べろ,自分で決めろ,それだけですと一言で片付けていて,こういう人はいつもこういうふうに思い悩んで「どうしましょう」って言ってるんじゃないですかとこれまたバッサリと。でも,多分,そうなんだろうと思いますね,そういう人は。でも,ここで一番西原理恵子が言いたかったのは,海外援助のNPOの人から言われる「どんな邪な気持ちでもいいです,ないよりマシです。そのお金がきれいか汚いかは,綿失態は考えません。どんな援助でもないよりはあったほうがいいです。」という,一見すると身も蓋もないような言葉なのではないかと思います。そうなんだよ,愛じゃ地球は救えないんだよ。どんな邪な気持ちで汚い金でもないよりはあった方がいろいろできるんだよ,そういうことですよね。本当,しごく真っ当な意見だと思います。その他,いろいろな相談もしごくごもっともと私には思えるような意見ばかりですので,楽しく最後まで,あっという間に読み切ってしまいましたです。
 多分,小さいときからあんまり苦労をしていなくて,そのまま大きくなったような人には多分ピンとこないんでしょうけど,まぁ,それなりの(自分としては)荒波を乗り越えながら生きてきたからこそ,同意できる部分も多いのかなと思ったりもします。多分,あまり苦労をしていない人が読めば暴論だとか,DQNの思考だとか言われてしまうんでしょうけど,人生そんなに甘くないぜ,とオジサンは思うのよね。

 ところで,先日はネット通販の偉大さを思い知りましたね。というのも私の住んでいるマンションにはBSアンテナも共用で付いていたのですが,BSはオプション契約だから,別に金を払ってまで見るような番組もないしなぁというわけで,地デジのテレビもブルーレイも地上波デジタルだけ接続していたのですが,マンションの郵便ポストにNHKから「あなたのマンションはBSが見られるので,BSを見ることができるテレビがあれば,契約をする必要がありますので,金曜日か土曜日に伺います(要約)。」という通知があり,そうなの?と思いつつ,調べてみると,放送法ではNHKの電波(BSを含む。)の受信設備がある場合には契約しなければいけないことになっているみたいで,仕方ないなぁと思いつつ,そうすると,分波器を買って,BSを見られるようにしないといけないなぁというわけで,いったい幾らなの?というわけでアマゾンで調べてみると,とりあえず分波器を買っても2000円あればテレビとブルーレイにBSを繋げることができるので,日曜日の午前中,時間が取れたので近所の家電量販店に行ったところ,なんてこったい,2セット買うと5000円以上になってしまうでないかい。とはいえ,家電量販店に行く前にポストにNHKにBSを視聴する申込書を入れたので,買わないわけにはいかず,カードの一括払いで買わせていただきましたです。ちくしょう〜5000円あれば,セライタリアのシートが買い換えられるのに・・・と思いつつ,たまには家に必要なものも買わないとね(買うのを先延ばしにしたら,契約したのがもったいないですしね。)。やはり,分波器なんてそんなに数が出るものではないので,通常の家電量販店で買うとこの程度の値段になるんだろうなぁというか,ネット通販,安すぎ。計画的に買うのであればアマゾンで買ったんだけど,今回は急な話だったので仕方ないかと思いつつ,朝,新聞を読むとき,BSのテレビ欄もチェックするようになった(面白そうなのがあればブルーレイで録画しておきたいので。)のですが,見られるようになって1週間,BSを見たことがないなぁ・・・自転車関係の番組とかやってくれないかなぁNHK BSで。そうしたら本当,契約した甲斐があるのになぁと少しもったいない気持ちになっているフルカワですが,まぁそのうち自転車か音楽関係で見たい番組もあるだろうと,少しだけ期待するフルカワだったりします。