ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

Sea Breeze/角松敏生


 前回,オウム真理教のことをテレテレと書いた翌日,菊池直子が逮捕されたというニュース速報が流れ,こういう偶然ってあるんだなぁと思いながら,すっかり変わっていた菊池直子の写真を見て時の流れを感じつつ,香山リカにそっくりだと思って笑ってしまったのは,きっと私だけではないはず。しかし,これだけ顔が変わっているのに,今更逮捕っていうのもなんだかなぁですし,そもそもNHKの特番とリンクするような形で逮捕があったというのも何だかなぁという感じですが,オウム真理教の一連の裁判が確定したし,ああ言えば上祐は思いっきりNHKの特番で組織批判をするしで,正直,疲れてしまったのかなという気がしないでもないですね。信じているうちは我慢できるんだと思うんですけどね,疑いが出てくれば我慢するのは無理でしょう。それは組織にかかわらず,人間関係でもそうだと思うんですけど。しかし,本当,17年間も(疑念を抱いていたかどうかは分かりませんが)よく信じられたなぁという気がしますね(もっとも,信じなければ,それまでの事故を全批判するようになるので,信じなければいけなかったのでしょうけど。)。裁判の過程で嫌でも明らかになった麻原彰晃のクズさ加減を見て(聴いて)いれば,どうしてこんなどうしようもない人間の戯言を信じてしまったのかと思っても普通だと思うのですが(むしろ救済計画として理念を持ってやったのであれば,それを堂々と述べるべきであったと思いますし,本当に宗教家であったのであれば,そうすべきだったと思います。そういう意味では全共闘新左翼各派の法廷闘争の方が指示は通っていたと思います。),どっぷりと浸かってしまっていたってことなんでしょうかね。今後の裁判である程度は明らかになってくると思いますが,現在の罪名だと裁判員裁判対象事件なので,まだまだ先は長いかなぁと思っていますです。

 さて,話は変わって6月になって,そろそろ雨が降ってムシムシという時期になるので,少しはスカっとする音楽を久しぶりに聴くか!ということで,角松敏生の初期作品を取り上げてみたいと思います。角松敏生本人は初期作品(本人は凍結前と言っていますが。)は気に入らないようですが,私的には若さ故の勢いや荒っぽさ,時代背景なんかが読み取れるところが好きなので,実は初期作品しか持っていない(ようするにCDでは一切持っていない。)んですね。そもそも私が角松敏生を知ったのは,シティFM誌に収録されていた記事なんですが,そのときは「ふ〜ん。」という感じで読んでいたのですが,就職直前にFMラジオから流れてきた角松敏生のスタジオライヴの“AFTER 5 CRUSH”を聴いたとき,そのときの気分に凄くマッチしたので,それからは角松敏生のアルバムを買い漁り,ライヴにも行っていたのですが,7枚目のアルバム“Before The Daylight”を聴いて,なんか違うなぁと感じてしまい,それ以降は聴いていないのですが,なんか久しぶりに聴きたくなってシコシコとレコードからCDに焼き直し,Windows Media Playerに取り込んで,ポータブルプレイヤーに取り込んで通勤のときなんかに楽しませてもらっていますです。というわけで,今回は1981年6月に発売された1作目の“Sea Breeze”を紹介させていただきます。
 ジャケットはバルコニーで潮風(多分)に吹かれている角松敏生となっており,どういう売り方をしたいのかということが明確に伝わってくるジャケットになっています。まぁ,あの頃は山下達郎とかが流行っていたので,そういう感じで売り出しつつ,本人の顔も出せますよ(山下達郎のように音楽と顔のギャップがないので。)ということなのかなぁなどと思ってもみたりして。 
 1曲目の“Dancing Shower”という曲は,エレベーターの開く音とヒールで歩く音から始まり,いかにもファンキーなホーンセクションのリフとシンプルながら跳ねたリズム,そして若々しい角松敏生の声で「あなたにはほらブギウギいつもお似合いだから」などと唄われると,懐かしさ全開ですね。しかし,今時「ブギウギ」なんて言われても,なんですか?っていう感じなんだろうなぁ(もしくは「東京ブギウギですか(笑)?」とか。)。間奏でベースがチョッパー(今でいうスラップですね。)しまくっているのもカッコヨシです。
 2曲目の“Elena”という曲は,エレピのコード弾きから始まり,ミディアムテンポのラブソングなんですが,ベースがいたるところでスラップしまくっているのが,今聴いてみると少しおかしいような気もするのですが,当時はこれがカッコヨカッタんだろうなぁと思ってしまいましたが,そういうところを除けば,曲もポップで爽やかですし,湿度の高い梅雨に聴くのであれば非常に心地よいです。しかし,歌詞で「小粋な一時を今,君と過ごせたらなら」という言葉が出てくるのですが,「小粋」なんて言葉はもう死んでしまっているよなぁと少し遠い目になってしまいましたです。あの頃は十二分に生きていた言葉なんでしょうけどね(ちなみのATOKでは変換できました。)。
 3曲目の“Summer Babe”という曲は,ノンディストーションのエレクトリックギターの軽やかなカッティングとドラムとベースのリズム体が作る心地よいリズムにエレピの爽やかな音が,いかにも夏!っという感じで,タイトルどおりの曲です。ラジオ(FM),波に乗り(サーフィン)とあの頃の神奈川というか湘南の夏!というイメージが沸々と沸き上がってきますね。歌詞の中に「栗色のLeiyered Cut」っていう言葉が出てくるのですが,レイヤードカットなんて,これも死語だなぁと思いつつ,そういう時代だったよねと納得してしまいました。ちなみにこの曲にも「陽射しを背に受け二人きり小粋なシルエット」という歌詞があり,2曲続けて「小粋」という言葉が出てくるとは,どんんだけ「小粋」という言葉が好きなんだよと思ってしまいましたです。
 4曲目の“Surf Break”という曲は,ロッカバラードで角松敏生が淡々と夏の海(というかサーファーの男女の風景)を唄っているのですが,BGMとして気持ちよく聞き流せる曲になっています。というか,私的にはサーファーとは全く無縁のドロドロした青春を送ったので,こういう爽やか過ぎる曲は聞き流すしかないかなぁと。
 5曲目の“YOKOHAMA Twilight Time”という曲は,片想いをしている男の子が女の娘に告白するかどうか1曲をかけて悩んでいるという曲なんですが,オシャレな音でポップに唄われると,こうも爽やかになるものかと思ってしまいますね。多分,昔の私がこういうテーマで曲を作ったら,ドロドロの曲になっていることだろうと思ってしまいましたです。しかし「暮れかかる空,紅く染まる高速道路。港の街は粋な台詞がよく似合う。」という歌詞でこの曲は始まるのですが,歌詞だけ読んでいると歌謡曲チックだなぁと思いつつ,まぁデビュー盤だしなぁとシミジミしつつ,そういえば昔,角松敏生がDJをやっていたラジオでこの曲をかけたとき,今となっては恥ずかしいと自ら語っていたよなぁと,これまたシミジミと思い出してしまいましたです。
 6曲目の“City Nights”という曲は,ちょっとファンキーさは影を潜めて,ちょっとダークな歌詞を少しヘヴィーに角松敏生が唄っているのですが,バックコーラスの女性の声も含めて,今聴いてみると歌謡曲チックかなぁ?と思いながら,でもまぁあの当時の音ならこんな感じになるのかなぁと思ってしまいましたです。
 7曲目の“Still, I'm In Love With You”という曲は,角松敏生といえばバラードと言うくらい,角松敏生のバラードは素晴らしいのですが,デビュー盤でこれだけ素晴らしいバラードが入っているのは凄いです。最初の「夏が今年も街包み出す。何もなかったように,何もなかったかのように。」という歌詞から,グイグイと曲の世界に引き込まれていきますです。曲としては付き合っていた二人が別れてしまうんだけど,ちょっと男の子の方が未練があるんだけどという内容なのですが,いや〜こういう感情は手に取るように分かりますねぇ。というか,何度,こういう気持ちになったんだろうか?2コーラス目の「二人密かに会った思い出。今は色あせた写真を見るようだ。いつかは終わる恋だと知って,こらえてきたけれど,やっぱり忘れられない。」っていう歌詞もジャストミートですねぇ。しかし,この曲にも「あの日の君は薄化粧,小粋に」なんて,またもや「小粋」という言葉が使われているのですが,あの頃ってひょっとしたら私の知らないところで「小粋」という言葉が流行っていたのかもしれないと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“Wave”という曲も,別れをテーマにしたバラードなんですけど,この曲も風景が目に浮かんでくる素晴らしい曲です。最初,波のS.Eで始まり,アコピの音だけで「夕日が沈みだす。夏を連れ去って行く。浜辺に二人だけ,潮風が髪にまつわる」というところから,もう頭の中には曲のシチュエーションが浮かんできてしまいますね。「また出会うため,別れがある」なんていう言葉はよく使われると思うのですが,それを「波はいつまでも変わらずに打ち寄せる。出会いの時と同じ。」という歌詞とかけると,人の出会いも別れも波のように尽きることなく繰り返されていくという諸行無常な気持ちにさせていただきましたです。しかし,角松敏生の甘く少しハスキーな声でラヴソング(特にバラード)を唄われると効くなぁと改めて思ってしまいましたです。
 しかし,このアルバムタイトルは“Sea Breeze”なんですが,ジャケットには一切海が出てこないので,どうだったっけ?と思い,歌詞カードを取り出してみると,そこには晴れた空,青い水平線,白い砂浜,そして砂浜には
ビーチベッド・・・と思いっきりアルバムタイトルどおりの写真になっていて,思わずニンマリさせていただきましたです。

 先週は金曜日に休暇を取ってプレトレで走りに行ったので,日曜日は天気が悪くてもやむなしなどと書きましたが,結局は降水確率が20パーセントまで下がったので,走りに行くしかない!というわけでプレトレで走りに行きましたです。前日に整備&掃除をしたので,非常に調子も良く,西方面海岸線中心コースを相変わらず向かい風に泣きながら走らさせていただきましたです。しかし,本当,今年は風がよく吹くなぁと思いながら,帰りがご褒美の追い風だ!というわけで片道40キロを走り,峠の頂上にあるコンビニで海を見ながら休憩&栄養補給をし,お願いですから帰りは風向きが変わらないでくださいと祈りつつ,走り出したところ,最初は少し向かい風でしたが,徐々に追い風になり,えぇ,もう気持ちよく30キロオーバーで信号の少ない海岸線を気持ちよく走らさせてもらいましたです。しかし,やはりプレトレに乗ると,自分の好みにするために弄ったかわいさがあるので,此奴はやっぱり最高だなぁと思ってしまうのは,やはり親馬鹿みたいなもんなんでしょうかね。というわけで,金曜日と日曜日で気持ちよく180キロ走ったのは良いのですが,結構腕が日に焼けてしまったみたいで,今,ブログネタを作りながら腕を見てみると,少し皮がむけ始めているので,おいおいと思いつつも,まぁ明日も天気が良ければプレトレで走りに行くだけなので,また日に焼けば良いかぁと思っていますです。
 ところで,2回にわたり,カネカ食品のキムチもやし又は七味もやしネタを書いてきましたが,とうとうキレイに開けることに成功しましたです。前回書いたとおり,下から爪楊枝で穴を開け,若干,中の液体を少しだしてから,ハサミでザックリ時って取り出せば,中の液体が飛び散ることなく,ウマウマとつまみにさせていただきましたです。というわけで,コンビニの割り箸に付いている爪楊枝がなくなるまでこの方法でおいしくいだくのは良いのですが,コンビニの爪楊枝を使い切ったらどうしようかなぁと思っていますが,まぁ100均でプラスチック製の爪楊枝みたいな奴を買って,それを洗って使い回そうかなぁなどと思っていますです。