ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

AUTOMATIC/THE JESUS AND MARY CHAIN


 いや〜,本当,冬ですね,クリスマスだというのに(というかクリスマスだからか?)寒い。この間の日曜日は手と足は完全冬仕様で,上はイオンのヒートファクト1枚で何とか走れたのですが,そろそろ限界かなぁと思いつつプレトレで走っていたのですが,ふと,そういえば,ヒートファクトは12月から4月まで,半袖ドライメッシュTシャツは6月から10月までということは,七分袖ドライメッシュTシャツは5月と11月しか着ないのかぁ。バイク用の夏用ジャケットを着ても,前はフルオープンで,どちらかというと,腕とかが寒くないようにしているだけだもんなぁ。それなら,バイク用ジャケットは着ずに,ヒートファクトの下に七分丈ドライメッシュを着ればいいんでないかい?というわけで,次にプレトレに乗るときは七分丈ドライメッシュの上にヒートファクトで走ってみるかぁと思ってしまいましたです。果たしてどうなるのやら?という感じですが,ヒートファクトは汗をかくとけっこうペタペタしますし,なにせ1枚しか着ていないと,信号待ちなんかで停車したときに思いっきり冷えるもんなぁ。そういう意味では七分丈ドライメッシュを有効活用しつつ,体を冷やして風邪をひかないようにできればそれでOKなのではないかと。まぁ,手と足をきちんと保温しておけば走っているときは体は温まるので,なんとかなるのではないかと思っていますし,七分丈ドライメッシュも厚みはそこそこあるし,ヒートファクトの下に着ておくことで汗をかいてもあまりペタペタしないだろうしね。ついでに言えば,バイク用の夏用ジャケットは洗濯するときにけっこうかさばるので,着なくていいのであれば,洗濯するのも楽になるしね。
 話は変わって,寒くなったと言えば,昨年末から今年の春までバームを買う量を間違えて消費期限がやばい(要するに冬は寒いのでそんなに喉が渇かないし,水分を取りすぎて途中でトイレに行きたくなっても困るので,飲まなかったので。)ことになっていたのですが,今年は無事,寒くなるまでにバームを消費しましたです。プレトレが1か月入院したので,また今年も余るのかなぁ?と思っていたのですが,12月初旬までは結構暖かかった(のは私だけでしょうか?)ので,無事に飲みきることができましたです。はっきりいって貧乏性なので,モノを捨てるということができないんですよねぇ。

 で,今回はTHE JESUS AND MARY CHAINの“AUTOMATIC”という1989年に発売されたアルバムを紹介したいと思いますです。前作の“DARKLANDS ”からリード兄弟だけになったものの,比較的穏やかな曲がメインだったのですが,本作では,リズムボックスの打ち込みでどこまでロケンロールができるのか?という感じの音で,リズムボックスの音が大好きな私にとってはゴキゲンなアルバムになっています。
 1曲目の“Here Comes Alice”という曲は,ミディアムテンポの8ビートの曲で,時折不安定なリズムをわざと刻むリズムボックスの音がたまらなくカッコヨイです。今回のギターはディストーションをかけて歪ませているのですが,フィードバックノイズは全くないので,ギターのリフもきっちり楽しむことができます。しかし,ギターをそんなに弾いていないのに,非常に効果的な音を選択しているよなぁと改めて思ってしまいましたです。
 2曲目の“Coast To Coast”という曲は,1曲目よりも少しテンポアップして,ギターもジャラーンとロングトーンで弾いていることが多いのですが,それもまたカッコヨシで。しかし,フィルが基本スネアだけなのは相変わらずなんですけど,スネアの音を入れる位置が絶妙なので,非常に気持ちよいです。
 3曲目の“Blues From A Gun”という曲は,重たいギターのリフがいきなり気持ちよいぞと思っていると,スネア打ちまくりのリズムボックスの音も私的には気持ちよいですし,THE JESUS AND MARY CHAINにしては,珍しくシャウト系統の声(しかし,決してシャウトはしていないんですけど。)でリード兄弟がうめくように唄っているのもカッコヨイ曲です。間奏のギターソロも珍しく弾いているなぁという感じですし,タイトルにBluesって入っているのが影響しているんでしょうか。
 4曲目の“Between Planets”という曲は,小気味よいスネアの連打で始まり,ギターのカッティングもきちんと8ビートでカッティングするという,THE JESUS AND MARY CHAINにしては非常に珍しい展開なのですが,曲もポップなので,これはライヴでやったら結構盛り上がったりするのかな?と思ってしまいました。しかし,この曲のリズムボックスの打ち込みは非常に気持ちよいなぁと思ってしまいましたです
 5曲目の“UV Ray”という曲は,テクノ?と思ってしまいそうになるリズムボックスのパターンに歪んでいるんだけど,汚くないギターのカッティングが,これまでのTHE JESUS AND MARY CHAINとは違う印象を与えてくれます。テクノ?っぽいということは当然,ダンサブルなわけで,この曲が今は亡きディスコで大音量でかかっていたら,非常に気持ちよく踊らせてもらうんだろうなぁと思ってしまいました。
 6曲目の“Her Way Of Praying”という曲は,ミディアムテンポのロケンロールナンバーで,リード兄弟がけっこうメロディアスな曲を相変わらずウネウネと唄っているので,あぁTHE JESUS AND MARY CHAINらしいなぁと思っていると,途中でブギっぽいギターリフが出てきたりしておぉ!っと思ったりもしました。
 7曲目の“Head On”という曲は,タイトなリズムのリズムボックスの音(リズムボックスなんだからタイトなのは当たり前なんですけど・・・)に,クールにつぶやくように唄うリード兄弟がメチャカッコヨイ曲です。曲もTHE JESUS AND MARY CHAINお得意のストレートでポップな曲で,素直に膝が動いてしまいます。簡単なんだけど印象的かつ効果的なリフはこの曲でも大活躍ですし,サビではなんとシャウトしてくれていますし,前作から本作までの間にどのような心境の変化があったのかは分かりませんが,1枚ごとに違いすぎるところも面白いなぁと思ったりもして。
 8曲目の“Take It”という曲は,16ビートの後乗りっぽいリズムボックスのパターンに腰が揺れるねぇと思いつつ聴いていると,ロングトーンのギターは淡々と弾かれ,途中でノイズ(フィードバックノイズではない)っぽく歪みまくったギターのブレイクが入ったり,そのまま歪みまくったギターでソロが弾かれたりするのですが,これがまたカッコヨイです。本当,こんな後乗りの気持ちよりリズムパターンのリズムボックスで,こんなに淡々と唄うリード兄弟もスゲエなぁと思いつつ,このヴォーカルスタイルだからこそ,THE JESUS AND MARY CHAINなんだろうなぁとも思ったり。しかし,このリズムパターンは好きすぎて私的にはやばすぎですね。
 9曲目の“Halfway To Crazy”という曲は,ミディアムテンポのシンプルな8ビートをリズムボックスが鳴らしながら,ポップなコード感のギターが鳴らされる中,ポップなメロディーを淡々と唄うリード兄弟という,これもまた定番な展開なんですけど,曲が妙に爽やかでなんか笑ってしまいそうになってしまいました。特に間奏のギターソロはあまり音を歪ませずにこれまたシンプルなフレーズを淡々と弾いているのですが,多重録音肉体派(リズムボックス以外は手弾きだったので・・・)としては非常に好感が持てるというか,大好きな音ですねぇ。
 10曲目の“Gimme Hell”という曲は,重たいギターのリフから始まり,重たいけれど後乗りのリズムボックスのリズムが跳ねたノリを作りだし,リード兄弟も呪文を吐き出すように「Gimme Hell...」と唄い,このアルバムの中では結構重たい部類の曲になるんですが,やはり全体の音としてはドロドロというよりもやはりクールな印象を受けてしまう(多分,リズムボックスのパターンのせいだと思いますけど。)不思議な曲に仕上がっていますです(が,普通の人が聴いたら,ドロドロかもしれないな。)。
 11曲目の“Drop”という曲は,リード兄弟のヴォーカルから始まり,アコギのひんやりとしたコードカッティングにリズムボックスはハイハットとブラシの音だけで,キレイなメロディーが引き立つように,本当に控えめな音で鳴らされてます。これがラストナンバーだったとしてもおかしくないような曲なんですけどねぇ。そう言えば,このアルバムで唯一のアコギを前面に使った曲ですね。
 ラストナンバーの“Sunray”という曲は, ダンサブルなリズムボックスをループさせつつ,若干フィードバックノイズをかぶせながらギターをギャーンって弾いているだけのインストなんですけど,これをラストナンバーに持ってくるということは次作はこういう感じになるのかしらと思ってしまいましたが,それは次回(次の土曜日が31日なのでLooking Back 2011を書いた場合には次々回ですけど。)に書きたいと思いますです。
 しかし,このアルバムを聴いて,自分が本当にリズムボックスの音(というか,リズムボックスをバックにギターを弾いている音)が好きなんだなぁと思ってしまいましたです。やはり,自分がやっていたスタイルと同じスタイル(もちろん作品の質とかアイディアとかは足元にも及ばないくらい下ですけど。)の音は耳になじみやすいなぁと。というか,やっぱり私的にはTHE JESUS AND MARY CHAINはドストライクな音なんだなぁと思ってしまいましたです。

 冒頭でモノが捨てられないと書きましたが,モノが捨てられないといえば,先日,子供がプレイヤー用に使っているヘッドフォンの片側が聴こえにくいと言ってきたので,確認したところ,ジャックの辺で断線しているようでした。多分,ヘッドフォンをプレイヤーから外すときにジャックではなくケーブルを引っ張ったんだろうなぁと思いつつ,仕方ないかというわけで新しいヘッドフォンをアマゾンで買ってやったのですが,しかし,ジャック部分で断線したヘッドフォンもそんなに古いモノではないし,予備ヘッドフォンをそう言えば持っていないよなぁというわけで,金曜日が休みだったので電気パーツの店でジャックのみを買って,久しぶりに半田付けをして治しましたです。私はAKGのオープン型のヘッドフォンを使っていることもあり,カナル型はどちらかと言えば低音が弱い(というか,低音が出ないと楽しくない音楽ばかりきいているということもある)ので,あまり好きではないのですが,まぁ予備機だからこんなもんでいいやと。しかし,私のAKGのヘッドフォンは本当,壊れないなぁというか,多分,MUVOをネックストラップに付けて使っているのですが,そのネックストラップに余ったヘッドフォンのケーブルをジャックに余裕を持たせてベルクロで巻き付けているので,壊れにくいんだろうなぁと思いますです。まぁAKGのヘッドフォンの音はお気に入りなので,壊れないに越したことはないんですけどね。