ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

GOLDEN☆BEST(Disc 2)/SPECTRUM


 やっと,怒濤の送別会ラッシュが昨日で終わり,今日は家の掃除をした後,墓参りをして,とうとうフロント3速化を果たしたプレトレの微調整をしていましたです。というのも,今回,グリップシフトではなくなるので,新たにグリップを購入したのは良いのですが,グリップが長すぎるため,どうにもこうにもハンドルの長さが足らないし,STIレバーの操作をしようとするとコンフォートグリップの美味しいところが使えなかったり,しかも右側のSTIレバーのギアのインジケーターがサイコンで隠れているため非常に使いづらい状態になっていました。また,グリップとは関係ないのですが,今まで使っていたバックミラーも使えない状態になっていましたです。それでミラーについてはアマゾンで非常に評判が良いBUSCH+MULLERの CYCLESTAR 901/3をサクッと購入し,グリップを4センチ切って組んでみると,なんとハンドルをあと1センチカットすることが可能になったので,ついでにハンドルもカットして,組み直し,バーエンドバーの先に新しいミラーを取り付け,私のプレトレができあがりましたです。しかし,今回ロックオンタイプのグリップを買ったのは大正解でしたね。これまでグリップを抜いたりはめたりするのが,結構一苦労という感じがあったのですが,ロックオンタイプならアーレンキー1本で簡単に抜いたりはめたり,角度を変えたりすることがでいるので,今回の作業は非常に楽でした。しかし,今回,ミラーを新しくするまでミラーなしで走っていたのですが,やはりミラーがあるのとないのとでは,安心感が違うなぁと思いました。やはり,ミラーなしでは車道は走れないなぁと思いましたです。しかもバーエンドバーの一番先端に付けたので,ミラーがこれまでよりも小さくなったのに,視認性は逆に向上していますです。次回は写真満載で新しくなったプレトレのことを書こうと思っていますです。

 というわけで,前回に引き続き,今回もSPECTRUMの“GOLDEN☆BEST”のDisc 2の紹介をしたいと思いますです。
 1曲目の“あがき“という曲はインストなんですが,イントロからブラスの非常にスリリングなコール&レスポンスがカッコヨイ曲です。このまま,コール&レスポンスで行くのかと思いきや,私好みのパーカッシブなベースラインが立ったリズムをキープしつつ,曲は進行し,ドラムとベースとキーボードとギターが複雑に絡み合うリズムで突き進む中,ブラスセクションがこれを切り裂くように挿入され,トランペットソロがグイグイ引っ張り,ベースがフリーキーなソロを弾きながら,裏打ちでブラスが絡んだりと,まさに日本屈指のブラス・ファンクバンドだなぁと思ってしまいましたです。
 2曲目の“NIGHT NIGHT KNIGHT“という曲は,静かな感じで始まったと思ったら,珍しくディストーションの効いたギターのカッティングからはうって変わって,珍しく8ビートのシンプルなロケンロールになっているのですが,このスピード感がたまらなくカッコヨイです。16ビートの腰に来るビートもたまらないんですけど,ストレートな8ビート(でも,シンコペーションはバリバリに効かせてくれているのですが。)で畳みかけてくるリズム体に,スピーディーなフレーズで更に加速感を増してくれるホーンセクションと,う〜ん,気持ち良くてカッコヨイ曲です。
 3曲目の“PARADISE“という曲は,ミディアムテンポのソウルナンバーになっていて,個人的には初期角松敏生が好きな人は,抵抗なくこの曲は好きになってしまうのでは?と思ってしまいましたです。ヴォーカルもこの曲では,SPECTRUMお得意のファルセットヴォイスではなく普通に唄っているところや,泣きのギターフレーズが全編に渡って挿入される等,一般受けするのでは?と思いながらも,もはや存在しないバンドにそんなことを言ってもなぁと思ってしまった私でした。
 4曲目の“なんとなくスペクタクル”という曲は,ギターの軽やかなカッティングから始まり,そこにバンドの音が乗っかり,気持ちの良いファンクナンバーになっているのですが,タイトルからも分かるとおり,あの小説に対するアンサーソングになっているのですが,ドラムとベースの作り出すリズムは正に腰に来るというやつで,踊り出したい気持ちになってしまいますです。しかし,出てくるブランド物の名前の羅列に,あぁそういうのもあったよなぁと思ってしまいましたが,個人的に何一つとして手に入れたことはないんですけどね。
 5曲目の“NEVER SAY GOOD-BY“という曲は,タイトルからも予想されるとおり静かなピアノのイントロで始まり,スローなラヴソングなんですが,割とスローなラヴソングを歌わさせると声量がなくて切れ切れになってしまうへたなヴォーカルも居なくはないのですが,さすがブラスをやっているだけあり声量はばっちりなので,十分聴かせてくれますし,間奏の思いっきり泣きの入ったギターソロも,やっぱこれだよねぇ,これ!という感じでツボにはまった演奏を聴かせてくれています。様式美という言葉を駄目な形で言う人もいますが,私は様式美というのはやはり大切だと思うので,アレンジも含め思いっきり様式美なこの曲もカッコヨイなぁと思いましたし,様式美を様式美で演るためには地味にその底にあるテクニックが必要なんですけどねぇと思いましたです。
 6曲目の“たじろぎの英語教師”という曲は,SPECTRUMにしては珍しくジャジーなナンバーで,タイトルどおりコミカルな歌詞に,コントっぽい会話が挿入されていたり(しかし「I am a pen」って何なんだよ?って思ってしまいましたが。)と,SPECTRUMの懐の深さを感じてしまいましたです。
 7曲目の“ファンキー身体検査”という曲も,いきなりのコント挿入でどうなることやらと思いつつ,偉大なるおむつに感謝しつつ,バカっぽいファンキーな曲で,いいですねぇこういうバカっぽさって,本当,黒っぽいですよねぇ。「身体検査の前の日は風呂に入って垢落とし,ピカピカパンツに履き替えIt's All Right!」なんて歌詞がサビに来るなんて,本当,イイ感じでバカっぽくて最高でございます。もちろん,それを支えるシャープな演奏,特にブラスセクションの切れの良さはカッコヨイです。
 8曲目の“コンクールが近いよ”という曲は,ブラスバンドの練習する音から始まり,その昔ブラスバンド部にいた私としては,非常に懐かしい感じがしましたです。歌詞も正にへたくそなブラスバンド部の部員が練習しても他のメンバーに追いつけなくて一所懸命練習している心情が非常によく表されていますです。分かるなぁ。分かるよ,その気持ちと思ってしまいましたです。間奏のブラスパートもタイトルを意識してか,ファンキーではなく非常にクラシック風味の演奏になっています。ヴォーカルがイコライジングされて電話の話し声のようにしてあるのも,思い出の中の1コマという感じなのかな?と思ってしまいましたです。
 9曲目の“F・L・Y(1991Mix)”という曲は,オリジナルとは異なりコーラスでしっとりと始まったかと思うと,当時の流行どおりにドラムにゲートリバーブをかけ,ドラムの音を前に出して1991年の音になっています。あぁ,こういう音が流行ったよねぇと思いつつ,懐かしく聴いていると,途中でジャジーな展開を挟みつつ,ラストのコーラスワークで終わらせるところもカッコヨイです。
 10曲目の“IN THE SPACE((Super Remix)”という曲は,オリジナルと異なり,パーカッションとブラスセクションのみで始まるという,これも当時,流行ったよなぁというアレンジで始まり,リズムを強調したダンサブルな曲に仕上がっていますです。元々,ファンキーなSPECTRUMなのによりダンサブルに仕上がっているところが素敵なのですが,1つ残念なのは,これも当時の流行だから仕方ないのですが,ブラスセクションにリバーブを掛けているせいで,あのシャープで切れの良いホーンセクションの持ち味が少し残念な音になっているかな?と思っていましたですが,途中の思いっ切りファンキーなベースソロは最高でございます。
 11曲目の“YOAKE(ALBA) (Dancing Mix)”という曲は,シチズンのALBAっていう安いグレードの腕時計のCMソングに使われていたよなぁと懐かしみつつ,オリジナルを通して聴いたことがないので,何とも言えないのですが,やはり1990年頃のRimixの王道という感じのパーカッションがリズムをキープするアレンジになっているので,よく聴くと,レゲエっぽいリズムに和物を感じさせるメロディーだったりと,面白い曲になっていますで。
 12曲目の“ACT-SHOW (Super Remix II)”という曲は,オリジナルも格好良かったですが,オリジナルの台風情報をカットし,台風のような演奏を挿入し,スピード感のあるベース(というか,本当に早いパッセージでベースが弾かれていて,感動してしまいましたです。)が曲全体のリズムをグイグイ引っ張っていて,あぁやっぱりリズム体のしっかりしたバンドは素晴らしいわと思ってしまいましたです。で,スピード感のあるベースに呼応するかのように,ブラスセクションのリフもスピーディにリフを決めてくれるは,間奏のトランペットソロはカッコイイわと,このRemixはメチャ格好良く仕上がっていて思いっきりダンサブルで,最後のドラムソロまで感動させていただきましたです。
 13曲目の“SUNRISE (Hyper Mix)”という曲は,イントロになんかポップなキーボードの音が入ったかと思いきや,やはり重厚なブラスの音から,オリジナルと同様に唄に入るのですが,ドラムにゲートエコーが掛けられている以外はそんなにオリジナルと変わらないかなぁと思っていると,ドラムとベースの音が全体的に太くなっているおかげで,途中でパーカッションが入ったりして遊んでいても,一貫してダンサブルでございます。間奏の繰り返されるブラスセクションのリフもメチャカッコイイです。オリジナルでは冒頭に入っているS.Eっぽいのがラストに入っていたりと,なかなか凝った作りになっていますです。
 ラストナンバーの“TOMATO IPPATSU (Live Power Mix)”という曲はライヴ音源で,ライヴでも変わることのないSPECTRUMのテクニックは凄いなぁと感動しつつ,やはりこのリズム体はただ者ではないと思わせてくれる演奏が素晴らしいです。聴いているだけで腰が動いてしまいますです。途中で“ミーチャンGOING TO THE HOIKUEN”が挟まれるのですが,そこで「ミーチャン,保育園面白い?」という問いかけに「私もう高校生だよ。」と返されてしまうところに時の流れを感じてしまいましたですが,怒濤のスラップベースの素晴らしさに驚愕したりと,本当,聞き所いっぱいのこの曲で終わりだなんてもったいないよなぁ,あと2,3曲聴きたいんですが,これ以上はCDに入らないので仕方ないかぁなどと思いつつ,名残惜しく聴き終えてしまいましたです。ワッチコン,ワッチコンコン!

 しかし,今日から3連休なんですが,明日,明後日はあんまり天気がよくないみたいですね。今日は天気が良かったのですが,いろいろと用事があったので走れなかったので,なんとか雨が降らなければ曇りでもいいので,なんとかならないかなぁと思っています。先週はプレトレを自転車屋で組んでもらっていたので走れませんでしたし,その前の週は雨だったので,いいかげん私の中のプレトレに乗りたいレベルが上がってきているんですけど。しかし,今回の地震で被災された方のことを考えると,そんなことは贅沢であることは分かっていますけど,被災を受けていない地域に済んでいる人間があんまり自粛ばかりしてもどうかなぁという気もしているのです。職場が全国規模の組織なので,義援金の案内があったので,自転車ばかりにつぎ込むのも人としていかがなものかという感じがあったので,ひとまず1万円を寄付させていただきましたです。東北方面にも社内の知り合いがいるので,少しでも足しになればいいなぁと思っています。まぁ,それはそれとして,新しくなったプレトレで走らないことにはレビューも書けないしなぁ。天気が少しでも良くなることを祈っておこうと思いますです。