ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

プロポーズ/加川良


 この間の日曜日は休日出勤のため,プレトレに乗れなかったばかりか,ひどい目に遭ってしまいました。普段は平日の通勤時間帯にしか乗らないので,お年寄りってそんなに居ないのですが,日曜日ともなれば,お年寄りも新幹線に沢山乗っているわけで。まぁ,そんなことは構わずに,いつものようにデッキに立って,じょるでもってぽけギコで2ちゃんのログを読んでいたのですが,トイレに行きたくなっったので,トイレの表示が使用中になっていないのを確認して「開く」ボタンを押したところ,おばあちゃんが便器に座り込んでいるではありませんか。向こうも焦っただろうけど,朝からあんなものを見せられたこっちも被害甚大でございますよ。きちんと使い方を読んで使ってほしいなぁと思いつつ,洋式便器だったのが,せめてもの救いと言えば救いかもしれませんです。
 まぁ,実際,この日は電動ドアを無理矢理こじ開けようとしている何人ものお年寄りに使い方を教えてあげたり,多目的室をトイレと勘違いして,これまた無理矢理こじ開けようとしている何人ものお年寄りにそこはトイレではありませんと教えてあげたりと,ゆっくり2ちゃんのログを読むどころではありませんでしたです。帰りは少しは老人率が下がるかと思いきや,あんまり変わらなかった。変わらなかったというよりも,ビールを飲んでほろ酔い気分のじいちゃん達がトイレを破壊せんかとばかりに無理矢理ドアをこじ開けようとするので,それを制止して,理解できるまで使い方を教えてあげるのに疲れてしまいましたです。私は新幹線のトイレ当番ではないってば!と思いつつ,トイレのドアを壊されると(実際,誰かが無理矢理ドアをこじ開けたため,その後ドアが閉まらなくなったことがありましたし。)こっちも少し嫌な気分になるので,仕方ないかと思ってしまいましたです。

 さて,今回はとうとうCD化されてしまって,私的には非常にうれしい,加川良の“プロポーズ”を紹介いたします。このアルバムは1981年,松山千春が立ち上げたNEWSレコードからのリリースで,なぜに加川良松山千春と?と思いつつ,とにかく加川良のアルバムが発売されるならいいかぁと思いつつ,当時,中学生だった私が買うタイミングを逃がしているうちに廃盤となり,その後,いろいろなアーティストの旧譜が復刻されるなか,なぜか復刻されることなく,ひょっとしたらもう復刻されることはないのではないかと思っていたところ,今年になっていきなり復刻したというものです。
 このアルバムを発表したときに,加川良は村上律と2人でツアーをやっていて,私が住んでいる地方都市にも来たのですが,出入りしていた楽器店にプレイガイドがあって,タダでチケットをやるから(要は客があまり入っていないので)見に行かないかと言われ見に行き,非常にシンプルな構成加川良のアコギと,村上律のラップスティールギターだったと思う。)で,力強く唄う加川良に感動した覚えがあります。
 1曲目の“コスモス”という曲は,個人的にはメチャメチャ好きな曲で,アコースティックにしっとり演るのもいいですけど,バンドアレンジでポップに唄い上げるのも,またいいですねぇ。というか,バックの音の厚さにに加川良のヴォーカルが全然負けていないもんね。この曲はラスト近くの「もしも生まれ変われたら,春に咲く花たちを,この目でながめたい。これもまた運命でしょう。」っていう歌詞が最高なんですよね。ぜひ,聴いていただきたいです。
 2曲目の“HELP!”という曲も,本当,個人的には大好きな曲で,加川良meets Newwaveって感じのアレンジがまたいいんですよねぇ。しかしいきなり「おまわりさん早く来て。悪い奴らをつかまえて。ロックンロールがやめられないんだ,悪い奴らをつかまえて。」っていう歌詞にはハートをわしづかみされてしまいましたです。
 3曲目の“通りゃんせ”という曲は,うってかわって加川良のアコギの弾き語りナンバーで,街娼婦と泥棒のラブソングなんですけど,街娼婦の体温を感じるような歌詞にシンプルなギターの伴奏が最高です。というか,当時のニューミュージック(笑)全盛時代にあえて,アコギ1本の曲を入れてしまうところが加川良らしいというかなんというか。とにかく素晴らしいです。
 4曲目の“ラブソング“という曲は,加川良の曲ではなくいとうたかおという人の曲になっています。むせび泣くようなイントロのサックスから始まる曲なんですが,比較的さらっと加川良が唄っているのですが,歌詞や曲調からして,こういうさらっと唄った方がなんかしんみり来るなぁという感じです。「君が居てくれたらって唄えるよ。」っていう言葉に凝縮された彼女への思いがジンジンと伝わってきますです。
 5曲目の“道”という曲は,ちょっと重めのギターソロで始まったと思ったら,途中で前向きな音になり,加川良のヴォーカルが入るのですが,この曲もなんかいいですねぇ。というか歌詞がこの曲も素晴らしく,特にラストの「山の上でも暮らせる,海の底でも暮らせる。正しいものがほしい。君よ急げ,君よ急げ。」というところは,本当にグッときてしまいましたです。
 6曲目の“セリフ”という曲は,シンセのリフで始まり,シンプルなリズム体がタイトなリズムを刻む中,加川良の投げつける言葉が素晴らしい。この曲も街娼婦の唄なんですけど,最初の「あの路地裏のつきあたり,小雨の夜には立ってるわ。厚化粧のつもりじゃないの。四十女のたしなみ程度よ。」なんて歌詞に思いっきりやられてしまいましたです。
  7曲目の“HIGH-GEAR”という曲は,ギターの気持ちよいカッティングから始まる,軽快なロケンロールナンバーなんですが,加川良が非常に軽やかに唄っているのが非常に気持ちよいでございます。歌詞としてはハッキリとは書いていないのですが,多分ツアーのことを唄っているのではないかと私は聴かせていただきましたです。
 8曲目の“日本海が広がっている”という曲は,波の音のSEから始まり,ピアノがゆったりとしたメロディーを刻みながら,ベースが大きなリズムでメロディーを弾きながら雄大な感じを曲全体に与えています。その中を加川良が淡々と唄うのですが,これがまた良いんですよねぇ。歌詞もいきなり「見上げればおぼろ月夜。旅の人,なにを夢見る。濡れてゆこう,おぼろ月夜。命流れて,海までそそげ。」だなんて素晴らしい,素晴らしすぎると思ってしまいましたです。
 ここまでがオリジナルアルバムで,以下の2曲はボーナストラックで,シングルとして発売されたものを収録しています。
 9曲目の“ゴスペル ―嘘でもいいから―”という曲は,シンプルなエレクトリックギターのアルペジオハモンドオルガンの音,それから女性コーラスがゴスペル感を高めてくれていますです。「こんな夜はおたがいさまよ,嘘でもいいから私を救って。」という歌詞はなんか分かるような気がするなぁと思ってしまうオジサンのつぶやきでした。
 ラストナンバーの“誕生日”という曲は, キーボードの軽やかなリズムで始まるレゲエアレンジの曲で,レゲエのリズムに乗って,加川良が軽やかに唄ってくれています。サビの「働いて,働いて,こんなに曲がっちまってさ。でも,覚えてる,きょう,君の誕生日」っていう歌詞には本当,ジンと来てしまいましたです。
 加川良は現在も関西,なぜか四国を中心に精力的にライヴ活動を行っているようで,私の住む街(もしくは遠距離通勤先(に来ることがあれば,聴きにいきたいなぁなどと思ってしまいましたです。

 さて,話は変わって,今日は腹立たしくも悲しいことがありましたです。昼前にプレトレに乗ってスーパーへ買い物に行き,きちんとプレトレを止めて買い物をして,店を出たところ,なんか店に入ったときと違って,プレトレが店の壁に立てかけるように置いてあるではありませんか。まさかと思い,近寄ってみると,スタンドが内側に回ってしまいスタンドだけでは車体を支えられないような状態になっており,えぇ〜と思いつつ,自転車を確認すると左のバーエンドバーとペダル,それからシートの左側に傷が付いてしまっていました。自転車を倒してしまった犯人は自転車がスタンドで立てることができなくなった時点でプレトレが正常な状態ではないことに間違いなく気づいているにもかかわらず,そのまま逃げてしまったということに非常に腹が立ってしまいましたです。スタンドだけで車体が支えられない状態になっているということは,プレトレを壊してしまった可能性があることをプレトレを倒した犯人は知っているはずなので,せめて謝罪ぐらいはすべき(というか,腹は立つけど,謝罪をしてもらえれば,まぁ許せる範囲ではないかと・・・)でしょうし,見た目が明らかにママチャリではないので,壊れていたら相応に金が掛かる(逆に言えば,金が掛かるかもしれないから逃げたという可能性も高い。)ことだってあるので,責任はやはり取るべきでしょう。まぁ,スタンドはチェーンステイに固定するタイプなので,それが多分,倒れた衝撃で内側に回ってしまっただけですし,バーエンドバーの傷はタッチアップペンで塗れば,まぁ何とかなるし,ペダルの傷はまぁそんなに目立つものではないし,シートの傷は・・・まぁ自分でやったのならあきらめがつくレベルの傷なので,謝罪さえしてくれれば,それで少しは気が晴れるのに,黙って逃げられちゃあなぁ。しかし,スーパーの駐輪場なので犯人を見つけることができそうにないのは,非常に残念というか腹立たしく思っています。もし,これが人の親だとしたら(というか,スーパーなので,かなりの高確率で人の親なんでしょうけど。),子供にどういう教育をしているのかなぁと思ってしまいましたです。あぁ本当に嫌な世の中になっちゃったなぁとシミジミ思わされてしまいましたでございます。