ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

ドキュメンタリー頭脳警察第1部/頭脳警察


 9月に入ったのに相変わらず35度とかいう「いい加減にせいや!」というような気温ですが,風は少し涼しくなったかなぁとプレトレで走っていて感じますし,1時間で休憩を入れてアクエリアスロング缶一気のみ状態だったのが,1時間30分ぐらいは休憩なしで走れるようになったので,少しずつではあるけれど,秋になってきているのかなぁという感じでうれしいです(朝方,暑いのと,喉が渇いて目が変な時間に覚めるということもなくなりましたし。)。
 これからは,ゴリゴリ走れるかなぁと思いつつ(と言いながら,暑くてもゴリゴリ走っていましたけどね。でも,まぁ休憩の頻度が下がれば距離も伸びるしね。),暑さ寒さも彼岸までということで頑張りましょうかね。で,前回のヘルメットの話の中で,ローディーの視線が優しくなったような気がすると書きましたが,この間の日曜日も当然,暑い中ゴリゴリとプレトレで走っていたのですが,折り返して帰る道すがら,反対車線にローディー君が汗だくでまじめに走っていたので,「おぉ,やるなぁ」と思ってみていると,ローディー君もこっちに気づいて「頑張れよ!」という感じで手を振ってくれたり,また別のローディー君は,「お互い頑張ろ〜ぜ!」とシャウトしながら走り抜けてくれたりと,プレトレ乗りの私をスポーツライドしている自転車乗りとして認めてくれたようで,非常にうれしかったですね。こんなことは今までなかったので,ヘルメット効果絶大といった感じでしょうか。まぁ,今までもヘルメットはかぶっていないものの,やっていることは十二分にスポーツライド(というよりも,プレトレでよくこんな乗り方をしているという見方もある。)だったと思っているんですけど,やはり,それなりの格好は大切ということなんでしょうね。というか,キノコ仲間ということなんでしょうか?

 などという話はさておいて,前回,どうなるか?と書きましたが,なんとか間に合ったので今回は“ドキュメンタリー頭脳警察”の第1部を語りたいと思います。この映画はPANTAが新しいバンド陽炎を結成した2006年から頭脳警察を再始動させた2008年までの3年間のドキュメントということで,第1部107分,第2部103分,第3部104分という,PANTAファンにはたまらない映画となっています。合計300分約5時間ということでもあり,DVDでもきちんと三部作に分けられているので(なんと,各部が終わるごとに予告編のおまけ付き),1部ごとに紹介していきたいと思いますです。
 第1部は,PANTAとTOSHIが乗っている新幹線の映像から始まり,PANTAがインタビューを受けた週刊誌をTOSHIに見せ,その後,心斎橋クラブクワトロでのライヴから“戦慄のプレリュード”が始まるのですが,フロントのPANTAとTOSHIの見てくれは変わってしまいましたが,相変わらずの頭脳警察の音を聴かせてくれていますです。というか,2人とも60歳くらいなのに,なんでこんなにパワフルなの?って感じですよねぇ。
 PANTAのステージ上のトークが炸裂した後に“歴史から飛び出せ”をバックに写真をスライドしながら頭脳警察の歴史が流され,PANTAとTOSHIが頭脳警察結成までの話をするのですが,なかなかうんちくのある話でございました。
 その後,ライヴ映像で“悪たれ小僧”が流されるのですが,「ZK」のロゴTシャツもカッコヨイPANTAのシャウトと途中で客席にペットボトルの水をぶちまけつつ,パーカッションを叩きまくるTOSHIのカッコヨサにやられてしまったです。
 そして,またPANTAのインタビューが始まるのですが,頭脳警察PANTAのやりたいこととのギャップが語られ,TOSHIが三里塚(幻野祭)の話をしたところで,幻野祭での“銃をとれ”の映像が流され,アコギを弾くPANTAにパーカッションを叩きまくるTOSHIの二人が作り出すビートに踊りまくる聴衆という,とんでもない映像でした。
 そして,頭脳警察解散のテロップが流された後に,2006年夏にPANTAの新しいバンド不知火のリハーサル映像が流され,リハーサルらしく淡々と“マーラーズ・パーラー”を唄うPANTAもなかなかと思ってみたりしました。そしてライヴのリハーサルの映像を経て,ライヴでは相変わらずの「PANTA〜!」という男の叫び声が,うんうんPANTAのライヴだよねぇと思ってしまいました。そしてメンバー紹介から始まり,PANTAソロ時代の名曲“屋根の上の猫”が不知火のメンバーでよみがえりましたです。ちょっとHALの演奏よりもポップかなぁと思いましたが,これはこれでなかなか楽しめましたです。
 ライヴ映像が終わると,“マラッカ”等代表曲をバックに写真をスライドしながらPANTAソロから第3期頭脳警察までの歴史が説明されるのですが,第2期頭脳警察参加の藤井一彦が若くて笑ってしまいました。
 元日本赤軍重信房子との往復書簡から生まれた“ライラのバラード”をPANTAカワサキティーンズプロジェクトいうコンサートのゲストとしてアコギ1本で唄うのですが,ステージに座り込んで,10代の少年少女に日本赤軍のことを話すPANTAはとてもイカしていますが,どれだけの少年少女がその意味を理解してくれたのかは疑問ですけど。しかし,こういうしっとりしたバラードは“さようなら世界婦人よ”から脈々と流れる,PANTAのメロディアス路線はやっぱりいいなぁと思ってしまいましたです。
 “ライラのバラード”を選曲した理由をパンタが語った後,新宿の路上でのインタビューになるのですが,西口フォークゲリラのことをダサイ,かっこ悪い,バカじゃねえのなどと,こけおろしまくっているのには笑ってしまいましたです。しかし,PANTAの街のイメージが新宿というのもなんか分かるような気もしましたです。
 そして,頭脳警察の名曲“銃をとれ”のライヴ映像が流れるのですが,この曲はもう40年前の曲なのに,今でもリアリティを持って私に迫ってくるのは,多分,個別具体的なストーリーを歌詞に盛り込むのではなく,抽象的な感情をただ歌詞として叩きつけているから,少しも古くなることがないんだろうなと思いましたです。
 そして舞台は,2006年11月のCACAのレコーディングに移るのですが,新宿のキャバレー跡で一発録りレコーディングに挑むということで,不知火からギターが抜けて,菊池琢己が参加して陽炎が始動するのですが,この当時の菊池琢己の髪が短くてサラリーマンっぽいのには笑ってしまいましたです。
 そして,そのレコーディングの途中でPANTAの母親が亡くなってしまうのですが,通夜の席での供花の名前にいろいろと思うところがあったりしましたです。
 そして,TOSHIがCACAのレコーディング場所に現れ,レコーディング再開になるのですが,PANTAとTOSHIが馬鹿話をしながら,“新宿A子バックレブギ”のコーラスパートのレコーディングが行われるのですが,これが和気藹々としていて楽しそうでございました。
 そしてTOSHIのインタビューになるのですが,「自分たちのできなかったことを頭脳警察に託すという感じを,頭脳警察を演っているときに感じた。」という言葉にはあの当時を生きてきた重みがあるなぁと思ってしまいましたです。
 その流れで,遠藤ミチロウとのユニット,NOTALINSでのナンバー“先天性労働者”のライヴ映像が挟まれるのですが,遠藤ミチロウのアコギがリズムを刻み,TOSHIのドラムはリズムを刻むのではなく,唄うようなドラミングで非常にカッコヨシです。
 そうこうしていると,CACAのレコーディングも終わり,キャバレー跡でそのままシークレットライヴが行われるのですが,PANTA&HAL時代の遺産とも言うべき,あのハードナンバーの名曲“Melting Pot”から始まるのですが,本当,カッコイイです。ハードナンバーの次は,PANTAお得意の聴かせる系のナンバーで“朝を呼ぶ男”が始まるのですが,菊池琢己のギターアレンジがメチャキレイで切々と歌うPANTAを思いっきり後方支援していて非常に素晴らしいです。
 そうしているとTOSHIのインタビューで「頭脳警察を再始動させるかどうかはPANTAの判断だよ。僕はずっと待っているだけだよ。」っていう言葉は長年連れ添ってきているからこその言葉だと思ってしまいましたです。
 そしてシークレットライヴの映像に戻り,思いっきりファンサービスで,“つれなのふりや〜あやつり人形”が演奏されるのですが,PANTAもキャバレーの花道の上で唄うなど,ノリノリでサービスしてくれていますです。
 そして,演奏が終わると「頭脳警察1」とデカデカと表示され,若かりし頃の頭脳警察の音無映像が流された後,現在の頭脳警察での“万物流転”のライヴ映像が流され,エンドロールが入ってきます。しかし,第1部の最後にこの曲を持ってくるとはねぇ。でもこの曲は大好きなので,私的には満足です。
 そして画面には「頭脳警察 再始動まで あと2年」のテロップが流され,第2部の予告編が流されます。氷川丸エピソードから重信メイとの交流等,いかにもPANTAらしい内容だなぁと思ってしまいましたです。というわけで,第2部は次回に。

 秋になったということで,自転車も2011年モデルが発表されていますが,GIANTの2011年モデルがカッコイイという噂は聞いていたのですが,ESCAPE Rシリーズは3と3.1のみになって,上級グレードにRXシリーズっていう奴が1から3までラインアップされているのですが,RX1は30速でリアが10速化,RX2は27速で9速化しているということで,それなりのお値段はするのですが,これは速そうだ!と思いつつ,なんで赤いのがないのよ!と思ってしましましたが,RX3はMTBコンポ(RX1と2はロードコンポ)で24速ですが赤いのがあるじゃないですか。しかもフレームとフォークは赤で残りのパーツは黒という結構渋めな配色で私の物欲を非常に刺激してくれていますです。
 うんうん,プレトレが壊れたら(と言いつつ,当分壊れることはないんですけどね。)ESCAPE RX3の赤がいいかなぁなどと妄想を膨らませている私でございました。

 おぉ,なんとか結婚式に行くまでにブログがまとまったぞ。後は洗濯をして,掃除もしないとな。忙しいこった。でも,少しでも家事をかたづけておけば,明日はプレトレで走りに行けるしね。ぼちぼち頑張りましょう。