ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

エクイロジュ/A-Musik


 日本全国集中豪雨の1週間が終わって,雨もあがり,窓の外は正に夏の空なんですが,プレトレの修理完了の連絡がまだリアルあさひからないのさぁ。これはやはり体をしっかりといたわりなさいということなのでしょうか。正直,昨日,病院代の支払いと抜糸を済ませたものの,肋骨はあいかわらず痛いので,腕立て伏せと腹筋はお休みしたままなのですが,いったいいつになったら治ることやら。まぁ薬屋さんでローション系の痛み止めでも買って,時が経つのを待つことにしましょうかね。でも,自転車に乗る分には多分,峠を登らなければそんなに影響はないと思うので,もしプレトレの修理が今日明日で完了(パーツが今日までに入っていなければ無理ですけど・・・)すれば,少なくとも1日は慣らし運転でとりあえず40キロか50キロは走りたいなぁなどと思っていますです(おいおい,体を休めるのではなかったのかい?)。
 しかし,夏本番を前に一日も早く完全復帰させるためにはしっかり休養した方が良いのか?と思いつつ,肋骨のひびは痛みがなくなるまで放っておくしかないということなので,プレトレがもし復活したら,まぁ,無理のない程度に走りに行きたいなということで。

 さて,今回は1984年に発売された,A-Musikの“エクイロジュ”というアルバムを紹介したいと思います。A-Musikは大正琴奏者の竹田賢一を中心としたユニットで,世界の反抗(抵抗)唄を中心に演奏するというコンセプトだったと思うのですが,実際に発売されたときにレコードを手には取ってみたものの,当時はこういう音源は自分的には今ひとつだったので買わなかった思い出があります。そして,時を経ること20年以上,SOUL FLOWER UNIONツイッターを読んでいると,以前,中川敬大熊亘繋がりでA-Musikのレコーディングに参加していたときの音源(生きてるうちに見られなかった夢を)がネット上で公開されているというつぶやきがあり(レコーディングは終わったが何らかの事情でCDとして流通されることはなかったもの。),どれどれとリンクをたどってみると,フリーでダウンロードできて,しかも更にリンク先をたどっていくと,“エクイロジュ”もあるじゃないですか。さすが,“エクイロジュ”の裏ジャケットに「このレコードを権利者の許諾なく、テープその他に録音・複製し、あるいは演奏することは、われわれの歓迎するところです。」と書いてあるだけあるよなぁと思いつつ,本当にいい時代になったもんだと思いましたです。
 で,本論に入るのですが,このアルバムは1984年制作ということで,やはり全体的に当時のフリージャズというか,そういった系統の音になっていますが,今の私であれば,十分に楽しめる音になっています。で,注意しないといけないのは,“生きてるうちに見られなかった夢を”はマスター音源をMP3等にしていると思われるのですが,“エクイロジュ”はレコードの音を取り込んでMP3にしている(レコードのスクラッチノイズがあったりするので,多分,そうだと思いますです。)ので,少し音が悪いのですが,それでも今では手に入れることがでいないものをこうやってフリーで配布してもらっているということに,本当に感謝したいと思っていますです。
 1曲目の“不屈の民”はチリの第二の国歌らしいのですが,いきなり大正琴とピアノの切ない音で始まり,淡々と同じメロディーを繰り返していたかと思うと,ドラムが入るとともに,フリーキーなサックス(というか,あの豚の鳴き声のようなサックスの音)が延々と挿入され,テンポアップしつつ,フリーキーなサックスが切ないメロディーを切り裂きながら曲が進んでいく,いかにも80年代アンダーグラウンド!な音になっていますです。
 2曲目の“前進〜統一戦線の唄〜プリパ”はドイツと韓国の曲らしいのですが,最初の“前進”は正しくマーチっぽくて,カッカッと靴音を響かせながら行進していくイメージの曲ですね。多分,“統一戦線の唄”に入る前にまたもやフリーキーなサックスが暴れ回り,“統一戦線の唄”に入っていると思うのですが(原曲を知らないので,こういう書き方で勘弁を。),これもやはり行進曲(というか,なぜか“蒲田行進曲”が脳裏に浮かんでしまいましたです。)で,最後に段々テンポアップしていって壊れてしまうところがカッコイイです。しかし,あれ?そういえば“プリハ”という曲はいったいどこにいってしまったんでしょうか?どうもすいません。
 3曲目の“自殺について”はドイツの曲らしいのですが,陰鬱なアレンジに陰鬱な女性ヴォーカル,その後ろで痙攣するように鳴り響くサックスと,これも正に80年代アンダーグラウンドを感じさせる音になっていますです。
 4曲目の“There Will Neveer Be Another You”という曲はアメリカのスタンダードナンバーらしいのですが,そう言われれば,ポップですよねと思いつつ,サックスも破壊的な音ではなく,比較的メロディラインのキレイな,正統派のジャジーなアレンジになっています。まぁ,基本的に皆さんテクニックがあるので,こういう芸当ができるんだと思いますけど。
 5曲目の“I Dance”は天注組を率いていた石渡明廣の曲で,やはりそれまでの各国の反抗唄と違って,いかにもジャス系の曲になっていますが,イイ感じでスパイスになっていると思いますです。やはり,入っている曲が濃すぎますので。
 6曲目の“反日ラップ”は東アジア反日武装戦線の詩に曲を付けたというか,バックの演奏を付けたというか,やはりこれは自主制作ならではではないかと思いますです。音的には中期じゃがたら(クニナマシェとか?)に近いファンクなんですけど,やはりさすが東アジア反日武装戦線の歌詞でございます。割愛して掲載しますが「さらば日本。呪わしき日本よ。オマエへの精神的隷属を拒絶し,オマエへの文化的同化を返上し,オマエの思想的磁場から脱出し,オマエの民族的呪縛を喰い破り,オマエへの国家的帰属を否定し,階級的しがらみをも脱ぎ捨てて,オレは友を募りて旅に出る。」でございますよ。素晴らしい,まさしく新左翼でございますってな言葉をちょっとどもりぎみに,シャウトするわけでもなく,淡々と言葉をはき出している感じも歌詞に合っていると思いますです。
 7曲目の“El Vito”はアンダルシア民謡らしいのですが,いいですねぇ,思いっきりスペインなイメージの曲で。それをぶち壊すかのように後半からはフリーキーなサックスがなんか当たり前のように思いっきり入っていますし。もうここまでくると,どういう構成であっても驚かないよっていう感じですね。
 8曲目の“ぬかるみの兵士たち”はドイツの曲らしいのですが,大正琴の切ない音色で始まることもあって,あんまりドイツっぽくないなぁと思っていたのですが,ドラムが入るとともにドイツ語で唄が始まると,やはりドイツっぽくなってしまうのはなんなんでしょうかね?やはり言葉の力は強いんだなぁと思ってしまいましたです。
 ラストナンバーの“ニルリリヤ”は韓国民謡らしいのですが,イントロの管楽器のアンサンブルも素晴らしいのですが,それに負けていない唄も素晴らしいです。どうも,ハングルではなく「マイムルグに存続していた蜜月氏国の言語(対訳は不可能)」ということなのですが,それでもやっぱり韓国っぽい曲だなぁというか,そういう雰囲気がプンプン出ている曲になっています。
 通して聴いてみると,あぁ80年代アンダーグラウンドっていう感じですよねぇ,本当。今の私だからこういう音も結構楽しめたりするのですが,当時の私であればレコードを買って失敗した・・・と思うんだろうなぁという感じでしょうか。分かったような分からなかったような話ですいません。気になったかたは,ぜひA-musikでググればダウンロードできるサイトが見つかると思いますで,ぜひ!

 しかし,月曜日は痰が絡むし,なんか熱っぽいなぁと思っていたのですが,打撲の範囲が広いと熱が出るのね。初めて知りましたです。まぁ熱っぽいのも月曜日だけでしたし,後は痛み止めを飲み飲みだったので,なんと,私的には5日も断酒してしまいました。すばらしい,やればできるじゃんと思ってしまいました(と言いつつ,アルコール0パーセントのキリンのフリーは毎日飲んでいたんですけどね。)。で薬も飲み終わったので,木曜日に飲み会があったので久しぶりに飲んだビールのおいしかったこと,おいしかったこと。やっぱりやめられまへんな!と思ってしまいましたです。
 え〜,このブログをアップしている時点で,まだリアルあさひから連絡がないので,まぁ,この3連休の間にはプレトレは直らないんだろうということで。実は,8月からまた新幹線通勤をしなくてはいけなくなってしまったため,仕事の面ででジタバタしているところがあるので,ちょっと仕事に出て片付けられるモノは片付けて,来週や再来週の土日に何とか走る時間を作っておいた方がいいかなぁなどと考えてもみたりしますです。
 その前に,仕事用のワイシャツの襟になぜか血のシミが付いていて,午前中に一所懸命洗濯しても取れなかったので,新しいワイシャツを買いに行かないといけないので,とりあえず,今日はワイシャツを買いに行くことにしましょうかね。で,ついでにネクタイピンで気に入った奴があったら買おうかなぁ。今,使っているネクタイピンも15年選手でそろそろくたびれてきたしね。