ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

IN THE MOTION/THE ROOSTERS


 日本全国,ゴールデンウィークが終わってしまったですよ。私的には4日に家族で1回食事に行っただけ(というか,子供らは友達と遊びに行くので,今更家族でどこかにという話がなかったし,嫁さんも実家に帰らず,自宅でダラダラしたいということだったので,願ったりかなったりでございましたです。)だったので,これ幸いにと走りまくらせていただきましたです。前回,30日の100キロライドの話を書きましたが,1日休みを取って,2日は軽く3時間強で65キロを走らせてもらいましたです。ここでもリブモS&新ボトムブラケットの威力を発揮し,これまで少しでも登りになるとギアを落とさないと走れなかったところがそのままグイグイ走れましたです。で,その翌日の3日は山の方へ100キロライドだ!というか,自分の目標として県北の市まで走ってみたいという想いがあって,そこまでは絶対走るぜ!と意気込んで,午前9時30分にスタートし,往路は予定どおり60キロ強を3時間で走り,目的の市にたどり着き峠のそば屋でそばとおにぎりを食べて,さぁ復路だ!というところで,思いっきり逆風に遭ってしまい,ひどい目にあいました。行きは登りだから速度が出ない(とはいえ,さすがリブモS&新ブラケットのおかげでグイグイ走りましたけど。)のは当たり前として,帰りは下りなのに3速で15キロぐらいしか出ない・・・これまで海での向かい風はさんざん経験してきましたが,海より山の向かい風の方が全然走れないことがよく分かりましたです。海の向かい風はどんなに強くても風が吹いている(暴風のときは別ですけど。)という感じなのですが,山の向かい風は吹き付けるという感じで,全然進まないんですねぇ。とは言え,足への負担があまりにも大きいので1時間ごとに休憩を入れたものの,なんとか30分遅れ(要するに4時間だな。)で往復125キロを走り抜きましたです。おぉ,自己最高距離だ!というわけで,翌日の4日は足を休め,連休最終日の5日は,夕方から知人のライヴを見に行きたいので,私の住んでいる市内なんだけどフェリーで渡る島を1度走ってみたいということで走ってみました。出発前にネットで調べたところ,普通の男性なら島内1周が約2時間ですということだったので,普通でなければ1時間で1周できるなと思い,フェリーの時間に合わせて出発したのですが,結果としては,1周1時間どころか,2周(北回りコースと南回りコースの両方を走って。)で50分でしたよ。なんてこったい。で,ここで失敗したのは,島とはいえ,一応市内なので,昼ご飯を食べるところぐらいあるだろうと思っていたのですが,なんと開いているのは個人経営の小さいスーパーだけ。しかも中に入るとおにぎりとかお弁当とかは一切なし。食べられそうなのは缶詰と店外のカップラーメンの自動販売機ぐらい。仕方ないので,いわしの蒲焼きの缶詰を買って,カップうどんを自動販売機で買い,食べましたが,連休中(というより普段でもここまでは・・・)もっとも寂しい食事になってしまいましたです。まぁ,それも良い経験というか,その島にはもう二度と走りに行くことはないだろうしね。

 で,話は変わって,今回は4月に発売になって,いつ書こうかと思いつつ,内容があまりにも濃いDVDなので,じっくり見て,書く時間が取れるときにと思っていた,THE ROOSTRESの“IN THE MOTION”を紹介したいと思いますです。THE ROOSTERSについては,私が今更書くことは何もないのですが,大江,花田,池畑,井上のオリジナルメンバー4人で昨年12月29日に一夜限りの復活ライヴを行ったONE NIGHT THE ROOSTERSっていうライヴの模様とその前後のオフショットで構成されており,はっきり言って,昔,THE ROOSTERSが好きだった人にはぜひ見てもらいたいなぁと思える作品です。
 DVDは,ライヴ終了後のメンバーの挨拶から始まり,満席の会場から声援の熱さがやはり地元博多だなぁと思っていると,メンバーの当日の会場入りのシーンに切り替わり,相変わらずお茶目な池畑さんの映像に笑わせてもらいながら,リハーサルのちょっと緊張した映像に切り替わり,嫌が追うにも盛り上がったところで,車内での大江さんのインタビューに切り替わります。インタビューの大江さんの声を聴いていると,いかにも太った声(実際,太っているし。)になっているので,本番は大丈夫なのかと心配になったのですが,インタビューの後,練習スタジオの映像に切り替わり,“新型キャデラック”を演ってくれたのですが,まぁまぁ声が出ているかも?という感じでした。この練習風景ではいろいろな曲を演ってくれているので,なんかいい感じかも?と思わせてくれていますです。
 それから,映像は当日の会場に切り替わるのですが,会場ロビーでパネル展だとか昔の楽器が飾ってあったりと,これでもかとファンの思いを盛り上げまくってくれているようでした。楽屋ではメンバーが黒のレザーの上下の衣装に着替え,リハーサルに順次入っていくのですが,相変わらず池畑さんのドラムはすげぇなぁと思ってしまいましたです。
 そんなこんなで,約30分近く,本編のライヴに入るまで,なんやかんやの映像が流れるのですが,これが無駄に感じるのか,それともそういたものも含めて当日のライヴと考えるのかで,この部分の評価は変わってくると思うのですが,個人的には,少し長いかなぁ?と思いつつも,こういうオフショットも交えて,その日のライヴだと思っているので,これはこれで満足です(というか,見たくなければ早送りするなり,DVDなので見たいところから見ればいいしね。)。
 というわけで,S.Eの撃沈魚雷が鳴り響く中,メンバーがステージ上に現れ,1曲目の“I'M A KING BEE”が始まるのですが,いきなり大江さんがギターを弾きまくりでカッコエエ!と思っていると,池畑さんのドラムから,各楽器が入り,ゴリゴリのブルーズナンバーをキメてくれていますです。大江さんの声もブルーズっていう感じで非常にグッドでございます。ES-335を抱えた花田さんもメチャセクシーでございます。
 雷雨のS.Eが入り,2曲目の“THE SILENT MIDNIGHT”が始まるのですが,ちょっとメロディアスな曲なので,大江さんの声が厳しいかな?と思いましたが,花田さんの優しい音色のギターに救われたという感じでしょうか。しかし,最初から2曲続けてカバーというのも少し複雑な気持ちだなぁ。しかし,ライヴをする上で,自分たちが影響を受けた曲を最初に演るというのも有りかな?と思いましたです。
 3曲目の“ROSIE”でやっとTHE ROOSTERSナンバーだよ!と思っていると,メチャハイテンポなROSIEでこのテンポで最後まで大丈夫なのかよ?と思ってしまいましたが,さすが,男池畑,なんのことはなく飛ばしまくってくれましたし,フロントの大江,花田,井上の3人が並んでコーラスを取るところなんて,あぁロックバンドと思ってしまいましたです。
 4曲目の“GIRL FRIEND”は,最初に大江さんのギターのチューニングが狂っていて「Sorry」って言ってやり直すのもカワイイのですが,花田さんのトレモロ系のエフェクトをかけまくったギターの音がこれがまたいい感じでございます。
 5曲目の“SAD SONG”はイントロのスピーディーなギターソロで,おぉカッコエエと思ったのですが,大江さんの声が明らかに出ていない・・・ちょっと辛いなぁと思っていたのですが,サビで花田さんと井上さんのシャウトとしか言いようのないカッコイイコーラスでそんな不安を吹き飛ばしてくれましたです。
 6曲目の“I'M SWAYIN' IN THE AIR”では,大江さんのヴォーカルも復活し,よし!THE ROOSTERSという感じで,安心して聴ける感じになっていますです。
 7曲目は私の大好きな“ニュ-ルンベルグでささやいて”なんですが,この曲はキーボードとサックスが印象的な曲だったので,果たして4人だけでどういう音になるんだろうかと思っていたのですが,はっきり言って,この4人だけでとんでもなくカッコイイ“ニュ-ルンベルグでささやいて”を演ってくれましたです。池畑さんのドラムソロから始まり,そこに井上さんのベースが絡みつき,大江さんと花田さんのギターが入り,ひたすら疾走していく,めちゃカッコイイロケンロールナンバーになっていますです。っていうか,池畑さんのドラムが凄すぎる!叩きまくりなんですけど,メロディアスでリズミカルで,もうこれは見ていただくしかないと思いますです。
 メンバー紹介の後,クラクションのS.Eが入った後,8曲目の“新型セドリック”に入るのですが,これもまた,ロケンロール色の強いアレンジになっていて,花田さんのロケンローなギターが炸裂していますです。メチャカッコヨシ。
 9曲目の“SHE DOES IT RIGHT”は,花田さんがギターをES-335からテレキャスターに持ち替えて,メインヴォーカルでキメてくれる,ロケンロールナンバーでございます。ES-335以外のギターを弾く花田さんというのも久しぶりに見ましたが,テレキャスターを抱えている姿を見ると,思いっきりロケンローラーだなぁと感じてしまいましたです。
 10曲目の“CASE OF INSANITY”はキーボードが印象的な曲だったので,果たしてこの4人ではと思いましたが,えぇ,この4人で十分でしたですよ。花田さんは今度はストラトキャスターに持ち替えて,シングルコイルらしいクリアーなトーンでキーボードの替わりをしていますです。少し残念なのは,大江さんのヴォーカルがシャウトしすぎていて,この唄の少しデリケートなところ(淡々とした狂気っていう感じのところ。)がなくなってしまっているところでしょうかね。
 11曲目の“GET EVERYTHING”は思いっきり,大江さんが走ってしまって間違えてしまっているのですが,そこはバックの3人がプロでございます,なんのことはなく元に戻してくれていますです。ちっとも焦らず組み直す池畑さんと花田さんはさすがだなぁと思ってしまいましたです。
 12曲目は,そんな池畑さんのドラムを大フューチャーした“TEQUILA”でございますが,いつ聴いても,池畑さんのドラムは素晴らしいと再認識させていただきましたです。
 13曲目の“GO FOR THE PARTY”は,シンプルなロケンロールなんですけど,大江さん,声が出なかったのかもしれないけど,無茶なシャウトがちょっと台無しですよっていうところが残念ですかねぇ。でも,この4人がTHE ROOSTERSとしてステージの上に現れること自体が奇跡のようなもんだからなぁ。
 14曲目の“HIPPY HIPPY SHAKE”はご機嫌でシンプルなロケンロールナンバーで,大江さんのヴォーカルも持ち直したみたいで,非常によろしいです。花田さんのギターソロも非常にロケンロールでカッコヨシです。この曲が終わるとメンバーはいったん楽屋に戻り,休憩しながらアンコールの声を聴いているのですが,楽屋でアンコールの声を聴いているミュージシャンってこういう感じなのねっていうのがよく分かって面白かったです。
 で,アンコールに応えての15曲目は“IN AND OUT”で,この曲でアンコールかい!って思わせる,本当に思わせぶりな感じがたまんないですね。アルバムに入っていたシンプルな構成と違って,花田さんが途中でギターを弾きまくっていたりして,なかなか面白いです。
 16曲目の“LITTLE RED ROOSTER”は,またもや大江さんの弾きまくりのギターソロで始まるブルーズナンバーで,THE ROOSERSっていうとテンポの速いロケンロールバンドっていうイメージが強かったんですけど,結構ヘヴィなブルーズを演っていたんだなぁと思ってしまいましたです。ちなみにこの曲では,なんと花田さんはレスポールスペシャル(多分)を弾いていますです。ちょっとびっくり。
 ラストナンバーの“LEATHER BOOTS”の前に大江さんのM.Cが少しだけ入ったと思うと,いきなりイントロが始まり,この曲がラストナンバーっていうのも悪くないなぁって思ってしまいました。テンポも早くもなく遅くもなく,シャウトでもなくかといってメロディアスというわけでもなく,淡々と流れていくロケンロールナンバーというんでしょうかね。そんな曲がラストナンバーに相応しいというか,黒のレザーブーツとメンバーのロケンロールに対する想いはきっと一緒なんだろうなぁと思ったりもしました。
 その後の最初の挨拶のシーンに繋がる前で本編は終わり,B.G.MでC.M.Cが流れる中エンドロールが流れ,客のインタビューや,パネルを買った人へのサイン,打ち上げの様子が流されるのですが,本当にライヴの全てをパッケージしたという感じですね。この辺は監督の渡辺(地獄)圭一のTHE ROOSTERSへの愛を感じますねぇ。
 で,海辺で大江さんが一言言って,海岸線の向こうへ歩いて行くシーンで終わったかと思ったら,約5分後に海岸線の向こうから大江さんが戻ってきて,オマケのメンバー撮影の映像(多分,二次会?とか)が流されるのですが,なんか裏方のサポートも含めて今回のライヴということを監督の渡辺(地獄)圭一は言いたかったんだろうなぁと思いましたです。
 やはり,大江さんの脱退から最後の解散までいろいろな人の思いがあり,そして大江さんの体調不良から,あの4人のTHE ROOSTERSはもう見ることができないのではないかという想いが,ファンの中にはあったと思うので,そういう意味ではこれが映像作品として世に出るだけで,凄いことなんだろうなぁと思ってしまいましたです。

 というわけで連休中も自転車にどっぷり(というか,よく考えると330キロは走っているよ・・・)浸っていましたが,また,新しいグッズを手に入れましたです。それは夏用のグローブでございまして,これまで夏は寒くないし素手で良いよなぁと思っていたのですが,30日に雨に降られたとき,コンフォートグリップが力を発揮し,手が滑ることはなかったのですが,グリップシフトは相変わらず滑ることが判明しました。これではいかんと思い,リアのチューブをリアルあさひで取り換えてもらっている間に夏用グローブを見ていたのですが,3000円オーバーだったのでどうしようかなぁと思いつつ,ビッグカメラとかでもいろいろ見てみたのですが,やはりピンと来る物がなく,そうすると得意のホムセンに行くか!ということで行ってみたのですが,ちょっと良い軍手だったり,軍手でなくても手首よりも下の方まであるような奴だったりでこれでは暑いよなぁと思っていると,あるじゃありませんか,390円で手首はベルクロ留めで,手の平の方は滑らないようになっていて,甲の方は通気性のよさそうな奴が。390円なら失敗しても惜しくないということで早速買って帰って,指の第1間接から先をチョキチョキと切り落とし,完成!となりました。で,2日に付けて走ったところ,非常に良かったのですが,切ったところがほつれて裂けてきたので,家に帰ったらしっかりと縫わせていただきましたです。これで3日も5日も走ったのですが,非常にいい感じで走れました。というわけで,今年の春から秋はこのDo It My selfグローブでガンガン行くことにしたいと思いますが,これが案外早く駄目になった場合には,3000円程度のきちんとしたグローブをやっぱり買わないといけないかなぁと思ってはいますです。