ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

はっぴいえんど/はっぴいえんど


 前回,THE SLUDGEのThe Brain Kept A Rollin'について書きまくったところですが,さっそく菅原さんご本人からコメントをいただきましたです。チェックしていただきましてありがとうございました。コメントの最後に「今日、東京でライブあります。いつかお見せしたいですな。」と書いていただいたものを読んだとき,地方都市在住の悲しさを思い知らされましたです。ネットのおかげでパッケージされたものについては,比較的格差を感じることはないのですが,やはり生ものはそこでないと味わえないわけで・・・う〜ん,東京本社に異動になれば生ものも堪能できるかもしれないですが,東京本社は忙しいのでそんな暇があるかどうか分かりませんし,そもそも単身赴任は面倒な上,あまりにも距離がありすぎてちょっとなぁという感じなので,そこは我慢するしかないんだろうなぁ。まぁ,地方支社の中でも異動先によっては単身赴任を余儀なくはされますが,それでもまぁ自動車で帰れる距離なので,何かあったときのことを考えると,まだ気が楽ですね。というか,そのうち,そういう場所での勤務もあるでしょうし。

 などと書きながら,今週は寒かったよなというわけで,寒くなるとなぜか聴きたくなるのが,はっぴいえんどの“はっぴいえんど”だったりするので,今回ははっぴいえんどを取り上げてみたいと思いますです。はっぴいえんどのような偉大なバンドのことは私風情が偉そうなことを述べなくても,すでに様々な方が論じていると思いますので,詳細はそちらに任せて,私は淡々と個人的な感想を書き連ねていきたいと思いますです。
 1曲目の“春よ来い”は,鈴木茂の重ためのギターから始まる,大瀧詠一のこれまた粘っこいヴォーカルが絡む,濃いめの曲なんですが,多分,この1曲目のイメージが私にとってはこのアルバムは冬のイメージなんだろうなぁと思いますです。1970年代のあまり録音設備が良くない時代の録音なのに音の分離がものすごくよくて,左右のチャンネルで弾きまくっている鈴木茂のギターも松本隆のスネアの音もうねるような細野晴臣のベースも,全てが気持ちよく絡み合っていますです。最後の大瀧詠一の「春よ来い!」のシャウトも胸を打ちますね。
 2曲目の“かくれんぼ”もゆったりめのダークな感じの曲で「曇った空の浅い夕暮れ」と叙情的なフレーズで始まり,私的にはこれも冬の唄なんですね。鈴木茂の叙情的なフレーズもいいのですが,多分,大瀧詠一のハイトーンなコーラスも気持ちよいです。
 3曲目の“しんしんしん”はアコースティックギターのカッティングから始まる,細野晴臣ヴォーカルの曲なんですが,やはり雪がテーマになっていて,これも冬の唄ですねぇ。この曲は松本隆がドラムを叩きまくって,今の作詞家のイメージとはほど遠いなぁなんて思ってしまいましたです。「街につもる雪なんて汚れて当たり前という,そんな馬鹿な,誰が汚した?」っていう問いかけは深読みすれば,松本隆なりのメッセージではないかと思ってしまいましたです。
 4曲目の“飛べない空”は逆回転ギターの音から始まり,ピアノとオルガンで宗教曲のような荘厳さを感じさせるようなアレンジになっていますです。これもカラっと晴れた感じではなく,ちょっと冬の夕暮れのあの薄暗い感じを私的には感じてしまいますです。この曲はやはりキーボードのコード感が凄い好きですね。
 5曲目の“敵タナトスを想起せよ!”ですが,ここに来てハードなロケンロール路線の曲です。鈴木茂の焦燥感を感じさせる前のめりなギターがひたすらカッコヨイです。しかし,ハードなロケンロール路線なんですが,音の感じがウエットなので,やはり私にとっては冬のイメージですね。
 6曲目の“あやか市の動物園”もハードなロケンロール路線なんですが,これは少しカラっと晴れた感じですね。大瀧詠一のヴォーカルもドライヴ感があり,言葉遊びのような松本隆の歌詞も最高です。何か言いたそうで,何も言っていない歌詞,バンドの音が前向きで鈴木茂のとんがったギター,最後のカズーの音も含め,大好きな曲です。この曲は冬のイメージがないなぁ。
 7曲目の“12月の雨の日”はタイトルからもおもいっきり冬の曲でございますが,音が比較的乾いた感じがするので,“春よ来い”や“かくれんぼ”のようにおもいっきり冬を感じないですね。それともこの曲はドライな東京の冬を想定しているのかなぁなんて思ったりもしました。割とフォーキーな感じの曲なので,冬感が薄れているのかなぁ。
 8曲目の“いらいら”は,イントロのオルガンの音が非常に印象的な曲で,鈴木茂のコード中心にギターが珍しい曲です(ほかの曲では,唄の合間も弾きまくっているので。)。とはいえ,感想では思いっきり,これでもか!とギターソロを弾きまくってくれていますけどね。CDプレイヤーが壊れたかと思うような,ぶった切りのエンディングも素晴らしいです。
 9曲目の“朝”はアコースティックギターのフィンガリングの音を中心にした曲で,大瀧詠一のヴォーカルの素晴らしさが光る曲です。アコースティックギターのフィンガリング中心の音なのにあまりフォーキーな感じがしないのは,多分,メロディーライン大瀧詠一の唄い方なんだろうと思いますです。
 10曲目の“はっぴいえんど”はCSN&Yのようなアコースティックなロケンロールで始まったと思ったら,サビでは思いっきりバンドの音になるという非常に音の落差も楽しめる曲になっています。はっぴいえんどにしては非常にメッセージ性の高い歌詞で,やはりそういう時代だったのかなぁなんて思ってもみますが,しかりバンドの名前と同じ曲名なんて,大胆なことをするなぁなんて思ってしまいましたです。
 ラストの“続はっぴーいいえーんど”はまさにCSN&Yのアコースティックなロケンロールでギターの音の後ろでメンバーが何かごにょごにょと話をしているのですが,よく聞こえないのですが,途中で台詞(松本隆ですか?)を話して,その後ろでほかのメンバーが鈴を鳴らしながら「はっぴーいいえーんど」とつぶやくという,何か日本の宗教(お遍路さん?)を感じさせるような曲になっています。
 全体を通して聴いてみて,やはり冬のイメージだなぁと思ってしまいましたが,歌詞が冬をテーマにした曲が多かったり,音色がちょっと重ためで暗めだったりするのが,その原因なんだろうなと思いましたが,今から40年前にこういうバンドが日本にあったこと自体が素晴らしいことなので,これ以上でも以下でもないですよね。というか,私的にはほぼ全曲好きな曲ですし。暖房を入れない寒々とした部屋でポチポチとキーボードを叩きながら聴いていると,本当に心に染み入りますよね。
 しかし,1枚目は冬で2枚目の“風街ろまん”は思いっきり夏のイメージ(私的に)になってしまうところも,このバンドの凄いところなんですけどね。というわけで,普段の私であれば続けてはっぴいえんどネタに行きたいところなんですが,“風街ろまん”は夏までとっておこうと思いますです。

 しかし,今日はちょっとショックなことがありましたです。午前中,近所のスーパーにプレトレで買い物に行ったところ,駐輪場があまりにも雑に自転車が止められていて,プレトレが止められなかったので,しかたなくプレトレから降りて,駐輪されている自転車を整理していたのですが,後ろでガシャーンと音がしたので,おそるおそる後ろを振り返ってみると,なんとプレトレがひっくり返っているではありませんか。うひょ〜と思って,プレトレを確認すると,ブレーキレバーが少し曲がり,グリップのエンドが外れていましたです。グリップエンドはすぐ見つかったので,速やかに装着したのですが,ブレーキレバーが曲がっているのはどうしたもんかなぁと思いつつ,家に帰ってから,どうせ後ろのタイヤに空気を入れないといけないし,ここのところ天気が良くないときに乗ったのでチェーンのオイルとか拭き掃除とかするついでに直してみるかということで頑張ってみたのですが,思っていたとおりアルミのレバーなのでポッキリ逝ってしまいましたです。そういえばバイクに乗っていたときも同じことをやったよなぁと思いつつ,仕方がないので,これをアップしたらリアルあさひまで行って直してこようかと思いますです。ついでにこの際だから,ブレーキシューも交換しておいてもらいましょうかね。前回,少し走ったら交換した方がいいですよと言われてから多分300キロ以上は走っているので,ブレーキの効きも少し甘いみたいなので,怪我をする前に交換しておくのもいいかもしれないですね。というわけで今から行ってきますです。