ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

The Brain Kept A Rollin'/THE SLUDGE


 実は自分の部屋には,これまで時計というものが腕時計以外は存在していなくて,パソコンが立ち上がっていない時には結構不便だったりしたんですよね。で,先週の土曜日,ブログを書いてから靴を買いに行き(結局,プレーントゥの靴がなかったので,ユーチップとツーシームの2択だったため,ツーシームにしてみました。でもまぁ,買いに行った店が閉店するということで20パーセントオフで買えたので,まぁ良かったか?と思いつつ,MUVOを首から下げているストラップのひもが少し危ない感じになっていたので,ついでに100均で買おうと思い,靴屋さんの近所の某キャンドゥに行ったところ,磁石でくっつけられる時計があったので,やっぱり時計も必要だわなということで時計も買って帰りましたです(ストラップの方はストラップのひもだけが5セット1パックがあったので,それを買いましたです。こういうのは便利ですよね。)。で,家に帰って時計に電池を入れてみたところ,ピクリとも動きやしないじゃないですか。そういえば以前も某キャンドゥ(全然某ではないが。)で置き時計を買ったときもピクリとも動かなかったことを思い出し,返品するしかないと思い,某キャンドゥに戻り,「電池をきちんと入れましたか?」などというふざけた台詞はものともせず,きちんと返品してもらいましたです。某キャンドゥで時計なんて買うもんじゃないね。某ダイソーの時計は結構きちんと動いているのになぁ。どうしてなんでしょうかね。で,帰りに某ビックカメラへ行き,安い時計を探していたら,980円でデジタルでカレンダー機能があって,温度計もあって,しかも電波時計っていうのがあって,サクっと買わせていただきました。温度計があるとやっぱ便利ですね。寒いなぁと思いつつ,まだこれくらいなら暖房を入れなくていいかぁなんて思えて,無駄な電気を使わなくていいし。

 さて,話は変わって今回は,THE SLUDGEの“The Brain Kept A Rollin'”を紹介させていただきますです。実はTHE SLIDGEについては昨年の12月に“EARLY WORKS 1981→1985”を紹介したところ,なんと菅原さんご本人からコメントをいただきまして(というか,ほとんど読んでいる人がいないと思われるこのブログなのに,ご本人様書き込み率が高いのは,やはりマイナーネタが多いからなんでしょうか?),ぜひライブ盤の方も聴いてみてくださいとのことでしたので,ちょうどいぬん堂さんのところに4枚ほど入荷していたので,ポチっとカートに入れさせていただきましたです。実はこのアルバムのことは発売になったときから知ってはいたのですが,曲目を見ていただければ分かるとおり,かなりの曲がかぶって入っているので,買ってはみたいと思う反面,同じ曲を何度も聴いてもなぁという想いがあって,手を出していなかったのですが,今回,届いてから毎日通勤時も含めてヘヴィローテーションしていますが,はっきり言おう,曲は重なっているけれど,ほとんど全く別物の曲です。したがって,中身を聴かなければ19曲中,10曲が重なっているように見えますが(私が感じたように。),聴いてみればきちんと19曲入っているという,とてつもないアルバムになっていますです。しかし,この点については紹介してあるサイトでもあまり触れられていないので,こういった点で買うのを躊躇している人がいるのかも(まぁ,熱心なファンであれば,そんなことは全く気にせず買うんでしょうけど,私のような一見さんではちょっとハードルが高いです。)。私のこのブログがこういった誤解の解除の一助にでもなればと思いますが,こんなマイナーなブログを見てからTHE SLUDGEのアルバムを買う人なんているわけないだろうから,まぁ無駄な抵抗なんでしょうけどね。
 てな前書きはさておいて,本論に入りましょう。
 1曲目から6曲目までは西荻窪Wattsというライヴハウスでの1984年4月の演奏で,音は出音をカセットテープで録音したと思われるものですが,それでも十分に楽しめます(というか,全曲そういう音です。)。1曲目の“窓辺のアルルカン”はギターのカッティングがいきなりカッコイイ!と思ったら,“EARLY WORKS 1981→1985”に入っていたもの(以下,面倒なのでアルバムバージョンと言いますです。)よりも若干重ためのビートをリズム体が刻みつつ,ヴォーカルがアドリブで歌詞を入れているなぁと思っているとあっという間に駆け抜けていってしまいましたです。
 2曲目の“箱男”もアルバムバージョンはストレートな音だったのですが,ちょっと跳ねた感じのリズムとノイジーでフリーキーなギター,途中にブレイクを入れたりと,全然,別物になっています。はっきり言って,個人的にはこのバージョンの方が好きですね。しかし,このギターの音がテレキャスターだなんてちょっと信じられないなぁというか,凄すぎですよ。
 3曲目の“工事現場で見つかった死体”も重ためのドラムとルート音だけのベースから始まり(一瞬,スターリンの“メシ喰わせろ”を思い出してしまいましたです。),その後,1コードの繰り返しであることをおもいっきり感じさせるベースラインの上にこれまたフリーキーなギターが乗っかり,そこに重ための声で菅原さんが「工事現場で見つかった死体!」ってやるもんだから,こりゃあたまんないですね。というか,1コード感たっぷりのベースラインが延々繰り返されると,なんかこう徐々に盛り上がってきてしまうのは,私の性分なんでしょうかね。まぁ演奏が上手いということもあるんでしょうけど。
 4曲目はタイトルチューンの“The Brain Kept A Rollin'”なんですが,アルバムバージョンよりも重ためのビートでヴォーカルのシャウトの数も多くて,何を言っているのか分かるといいのになぁと思っているうちに思ってしまいました。
 5曲目の“La Vie”はこれもアルバムバージョンとは全く別物です。なんか最初の頃は微妙にさわやかなアレンジになっていますです。そのさわやかなアレンジの中で「犬の首を食いちぎれ!」とかシャウトするヴォーカルは凄すぎます。などと思っていると,フェイドアウトして終わってしまうんだもん。多分,録音しているテープが終わってしまったのかな?
 6曲目の“夜光少年”は比較的アルバムバージョンに近いアレンジで始まったと思ったら,いきなりノイジーでフリーキーなギターがそんな思いこみをぶち壊してくれましたです。音的にはあの当時流行っていたネオサイケデリックに近いのかなぁなどと思いつつ,多分,そんなこと意識していようがいまいがこういう音になってしまう必然性がこのバンド(というかギター)にはあったのではないかと思ってしまいましたです。というか,まともにメロディアスなギターソロもこの曲では弾いているのですが,そのソロがまたいいメロディーなんですよね。これはぜひ,多くの人に聴いて欲しいなぁと思ってしまいましたです。
 7曲目と8曲目は新宿Loftでも1986年1月の演奏で,7曲目の“Red Cross”はヴォーカルの「Red Cross!」のシャウトから始まり,アルバムバージョンに近いアレンジで演ってくれていますが,歌詞はところどころ変えて唄われています。この曲はわりとシンプルなロケンロールなんですけど,ヴォーカルがものすごくエキセントリックで直球ストレートな曲になっていないところが凄いなぁと思ってしまいましたです。
 8曲目の“Rumor”は初めて聴く曲なのですが,重たいリズムに裏打ちのギターカッティングがちょっと横ノリを出していて,こういう曲もあったのねと思ってしまいました。ヴォーカルが入るところではギターはわりと静かにアルペジオを弾いているのですが,ギターソロではこれでもかとばかりに弾きまくっているなぁと思ってしまいましたです。
 9曲目と10曲目は新宿Jamでの1985年11月の演奏で,9曲目はまたもや“窓辺のアルルカン”なんですけど,いきなりパンキッシュにテンポアップしていて,うぉ〜カッコイイぞお!と思ってしまいましたです。はっきり言って,これ1曲目とは全然別物です。サビの歌詞さえも変えてしまっていて,それもそれで潔しというか。はっきり言ってこの演奏もぜひ聴いて欲しいなぁ。というかこの演奏をライヴハウスで聴くことができた人がうらやましいなぁと思ってしまいましたです。
 10曲目もまたもや“工事現場で見つかった死体”なのですが,全体としてリズムが跳ねた感じになっていて,ギターがファンキーなカッティングになっていて,これはこれでカッコイイぞ,というかなんでこんなに極端に曲を別物にしてしまえるのか,その懐の深さに脱帽でございますが,多分,やりたいようにやったらこうなったということなんでしょうね。
 11曲目は下北沢屋根裏での1987年6月の演奏で,“お花が大好き ”という初めて聴く曲なんですが,タイトルからして深読みし放題なタイトルなので,さてどんな曲だろうかと楽しみに聴いてみたらミディアムテンポのなんか懐かしい感じのロケンロールなんですけど,このバックの音に「お花が大好き〜!」とシャウトしているのを聴いていると,THE SLUDGEのわけの分からなさが倍増してしまいましたです。このまま懐かしい感じのロケンロールで終わるのかなぁと思っていましたが,そんなわけはなく,きっちりギターソロで全てを切り裂いてしまいましたという感じでございます。
 12曲目は新宿Jamでの1986年4月の演奏で,またもや“夜光少年 ”なんですが,こちらは比較的アルバムバージョンに近い形で演奏されています。ヴォーカルもつぶやくように唄っていて,うんうんと思っているとやはり途中からメロディーが変わってきて,別の曲になってしまっています(歌詞は大きくは変わっていないのですけどね。)。なんとなくドアーズを感じてしまいましたが,私の気のせいでしょうか?
 13曲目と14曲目は新宿Jamでの1986年12月の演奏ですが,13曲目はまたもや“Rumor”なんですが,いきなり重い,重いぞ。そしてブルージーなギター(こういう展開もできるのかとちょっとびっくりしてしまいました。)。そして,「My Loverオマエハコジキミタイサ!」なんて歌詞がサビで炸裂するのは,やはりこのバンドだからなんでしょうかね。歌詞の感じからすると,泣きのブルージーなアレンジのこっちのバージョンの方が好みですね。この曲も多くの人に聴いて欲しいなぁ。
 14曲目の“+α”は初めて聴く曲なのですが,コード感というか空気感が当時のネオサイケデリックっぽい感じがしますが,なぜに“+α”なのか一所懸命聴いてみたのですが,やはり理解できませんでした。まぁそこはいいんですかね,THE SLUDGEなので。
 15曲目と16曲目は新宿Loftでの1987年6月の演奏なのですが,15曲目はまたもや“工事現場で見つかった死体”なんですが,ギターのカッティングがさらにファンキーでカッコよくなっている!と思っていたのですが,唄が始まると「早く家に帰れば,素敵な羽が生える。」って唄っていて,これは“工事現場で見つかった死体”とクレジットされているけれど,実は全く別の曲なのではないか?と思ってしまったのですが,そこの真偽は分からないものの,まぁカッコイイからいいんですけど。
 16曲目はまたもや“The Brain Kept A Rollin'”なんですけど,テンポアップしていてパンキッシュでちょっとフリクションっぽい感じがしますが,ヴォーカルがきちんと聞こえて,何を唄っているのかがよく分かるので素晴らしいです。演奏後,「ロッケンロール!」とシャウトしている人が一番ロッケンロールですよ。
 17曲目は新宿Jamでの1985年11月の演奏でまたもや“夜光少年”なのですが,ギターのシンプルなカッティングにベースが静かに絡み,そこにドラムが入ってくるという王道なアレンジにメロディーを唄うことを拒むかのようなヴォーカル,沈み込むようなギターのカッティングと,これまた全く別の曲になってしまっていますが,個人的には好きなアレンジなので全くもって構わないのですが,本当,凄いなぁと思ってしまいましたです。
 18曲目は新宿Jamでの1986年4月の演奏でまたもや“お花が大好き”なのですが,ちょっとテンポを落として,浮遊感のある演奏をしています。しかし「お花が大好き,Oh!シュガーパイ!」っていう意味不明の歌詞はひょっとしたら,当時のとりあえずそれらしい英語を歌詞に入れてやれ感のあった歌謡曲への強烈なアンチテーゼだったのかも?と深読みしてしまいましたです。
 ラストナンバーは新宿Jamでの1986年12月の演奏でまたもや“Red Cross”なんですが,これは録音の音質もなかなかよくて,ヴォーカルが何を唄っているのかがよく分かるのですが,演奏はアルバムバージョンとそれほど変わらないのですが,歌詞が全く別物になっています。ギターソロもなんか王道っぽいソロを弾いているので,このころのバンドがこういう音とこういう歌詞を求めていたのか,それともたまたまそういう気分だったのかは私には分かりませんが。しかし,最後の「シンパシー!オカモトコウゾウ!」がないのはちょっと残念ですが,この歌詞だとない方がよいと思いましたです。
 という訳で全19曲を私なりに語ってみましたが,はっきり言う,こんなブログを読んだってTHE SLUDGEの素晴らしさは伝わらないし,分からないのでYou Tubeとかでも動画はありますが,はっきり言って音が悪すぎるものが多いので,やはりこのアルバムか“EARLY WORKS 1981→1985”を買っていただきたいと思いますです(個人的にはこのアルバムの方が楽しめるし,THE SLUDGEっていうバンドの凄さを感じてもらえると思いますです。)。あとは,現在,After THE SLUGDEとして活動をしているので,本当に希望の域を出ることができないのですが,After THE SLUDGEの新しい音源が出るのを待つしかないですね(というか,新しい音源が出た場合,もちろんカートにインでございますです。)。

 しかし,話は変わって,前回,自分をコントロールしてノンビリ走るのもいいかもしれないなどと書きましたが,その翌日,走りに行ったのはいいものの,相変わらずゴリゴリと乗りまくり,親子でロードに乗っている人やお前どう見てもロードに乗る格好じゃねえだろという人たちをプレトレでガンガン追い抜いて走りまくってしまいましたです。車体の額は間違いなく彼らの方が高い(ジャイアントとかスコットだったので。)のですが,こちらの空冷シングルエンジンは鍛え上げてあるぜぇということで。って,おいおいノンビリ走るんじゃあなかったのかよと思いつつ,3時間30分で60キロ程度走ってしまいましたです。やはり,ノンビリ走るのは性格的に無理なのね。と思いつつ,明日は午前中に家の掃除をして午後から走りに行きたいなぁと思いつつ,窓から見える天気はあんまりよくなさそうなので,どうしたもんかなぁと思っていますです(天気予報メールではくもり時々雨だったしな。この時期に濡れて走るのは辛すぎる・・・)。