ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

ネコじゃないモン!/サウンド・コミック・シリーズ


 ハードディスクがお亡くなりになった関係でWindowsXPが壊れたので,Windows7が発売されようかというときにWindowsVistaに乗り換えるという,何考えてんの?状態のフルカワでございますが,7へのアップデート権が付いていたのをいいことに,Vistaよりは動作が軽いと評判の7を注文(というかアップデート権に基づくものなので無料なんですけど。)しましたでございます。しかし,せっかくVistaにしたので,7が届いても当分はVistaで遊んでみようかなぁと思っています。というよりも,せっかくシコシコと環境を整えたのに,7に入れ替えたばっかりに,また最初から構築するのもバカバカしいですし,年末には子供用のソートパソコンを買うし(前に住んでいたところの敷金が思ったよりも返ってきたので,この際だから買うことにしました。というか,ノートパソコンを思いっきり子供用の設定にしておけば,私のデスクトップが完全に私専用になるしね。),ドライバの関係でもう少し導入は待った方がいいだろうしということで,少なくとも年末まではVistaのままでいこうと思っていますです。
 話は変わって,Vistaにした関係でMedia Playerが最新の奴に変わってしまい,私の嫌いなジャケットが表示されるようになり,登録されていないと聞きたいアルバムを探しにくいので,今日はこの際,画像をネットで見つけて(というか,結局はメジャーなアルバムを持っていないので,自動で対応してくれないんですよね。)貼り付けてみることにしてみました。そうすると,あるもんですねぇ,探してみると。で,あれやこれやと探しているうちに,Bisinessっていうバンドのアルバムが再発されるというのをアマゾンで見つけてしまいましたです。うぉ〜とうとう再発されるのかぁ・・・もう入手することは不可能だと思っていましたが,アマゾンでも予約販売で買えるようなので,興味のある人は買ってやってください。音は今でも通用するカッコイイ音ですので。

 で,シコシコとアルバム画像を探す作業をしていると,こんなアルバムがあったよなぁ・・・っていうのがたくさん出てきて,今回はその中の1つ,サウンド・コミック・シリーズの“ネコじゃないモン!”を紹介したいと思いますです。
 このアルバムは,昔,昔,そのまた昔,矢野健太郎という漫画家がヤングジャンプで連載していた(連載開始当時の私は中学生でした。)漫画を元に,谷山浩子が全曲書き下ろして,プロデュースしたというというものです。私は元々は漫画のファンだったのですが,矢野健太郎がファンであった谷山浩子にも後にのめり込んでしまったり,あの漫画の世界観をレコードというか音でどう表現するのかに興味があったので,しっかり買わせていただきましたです。え〜っと,漫画自体は5年前のブログ(2004年8月29日)で書いていますので,気になった方はそちらもお読みください。
 アルバムの構成としては,曲の合間合間に小ドラマみたいなものを挟んで,曲のイメージを高めるという手法を取っていますが,その小ドラマも結構お気に入りなんですよね。
 冒頭の“Introduction”は,宮本尚子役の小島由美が,ひたすら「ネコじゃないモン!」とつぶやくだけなんですけど,これが,またいい感じなんですよね。それで,ネコ(ボテ)の声が入って,1曲目の“ネコじゃないモン!”が始まるのですが,既存の谷山浩子作品とうって変わって,めちゃポップなんですよね。アップテンポな曲に,昔ながらのアニメソング(昔のアニメソングは作品タイトルをもじって歌詞を書いてたのさ!)チックな歌詞で,いや〜いいものを聴かせてもらいましたですって感じでございます。
 2曲目の入る前に“Interlude#1”が挟まれるのですが,宮本尚子役の小島由美と横川修一役の松代真(以下,面倒なので,キャラクターの名前だけで書きます。)の絡みがなかなか恋人っぽくてよろしいと思っていると,2曲目の“Feel so Nyan-Nyan”が始まるのですが,これが私の高校時代に身内で大ヒットしまして,というか私がコピーして音楽室で唄っていると,なかなかいい唄じゃないというわけで,音楽準備室のステレオのカセットデッキで流したところ,この曲と漫画のファンになってしまったというエピソードがありまして。この曲は少女から女性へ変わる頃の女の娘の揺れがちな気持ちを揺れるメロディーでポップかつ切なく唄ってくれていて,本当に今聴いても,少し胸がときめいたりします。
 3曲目に入る前に“Interlude#2”が挟まれ,尚子の辛辣な台詞がビシバシと修一に突き刺さり,二人は喧嘩をしてしまうというエピソードの後に3曲目の“尚子”という唄が入るのですが,えぇ,修一が切々と尚子への思いを唄っている唄で,漫画の愛読者としては,微妙なこの二人の関係に悩んでいる修一の姿がそのまま投影されていて,非常に切ないですね。というか,やはりこのアルバムが出たときは私も高校生でいろいろ多感な時期でしたし,えぇ,女の娘に翻弄されていましたので,非常に胸に染みましたです。
 4曲目に入る前にも“Interlude#3”が入り,ここでは尚子と修一が意味のない会話(というか言い合い)をしているのですが,それはそれでほほえましいなぁと思いつつ,4曲目の“Pastel Weather”に入るのですが,この曲は後に谷山浩子本人のアルバムにも入ったのですが,個人的には先に小島由美バージョンを聴いたので,小島由美バージョンが染みついてしまい,ちょっと谷山浩子バージョンには違和感を感じてしまいましたです。アレンジは基本的には一緒なんですけどね,やはり声の質が違うので,その辺ではないかと。
 5曲目に入る前にも“Interlude#4”が入り,ちょっとHっぽい会話でちょっといい感じと思っていると,最後は修一がはたかれてしまい,そのまま5曲目の“Instrumental〜ネコじゃないモン!〜”が始まるのですが,これがなかなかテクノでいい感じでございます。ドラムマシンのタムの振り方とか,メインメロディーを弾く,キラキラとしたシンセとか時代を感じたりましますが,それはそれ,80年代ですから・・・
 レコードではここでA面が終わり,次の曲からB面になり,B面はなんかクラスコンパの設定のようでございます。
 6曲目の“ふり向けば青春”は漫画の中では結構いい男キャラの飯塚克也が昔の女性遍歴を唄う唄なんですけど,青春歌謡というか当時存在したニューミュージックとやらの音楽っぽいイントロのギターが泣かせますなぁ。ちなみに唄っているのは斉藤克也という人なんですけど,確かこの人は当時の谷山浩子のマネージャーだったと思いますが,芸達者なマネージャだなぁ。というか,確かマネージャーになる前は自分でもバンドをやっていたんだっけ?まぁ,昔の話なので,結構あやふやですけど。
 7曲目は漫画のキャラクターとしては若林春菜,勝江美亜,横川由佳(修一の妹)が唄う“あたしの好きなLonely Boy”なんですけど,この曲は唯一漫画とはあまり関係ない曲ですが,なんせこの曲で,このアルバムでは唯一谷山浩子が1コーラス唄うのですが,みんなのうたと歌謡曲をミックスしたような唄を作らせて唄わせると,やっぱいいね,谷山浩子は。しかし,一番年上の谷山浩子が一番年下の横川由佳役をやったということで,いろいろと物議をかもしだした(というほどのものではないが・・・)というのは,まぁ後日談で。
 8曲目に入る前に久しぶりに“Interlude#5”が入り,参加声優の皆さんがネコじゃないモン!と叫んでいる中,尚子が修一に「好きよ」と一言言うんですけど,いいよなぁ,青春だなぁと今聴くと思ってしまいましたです。で,その雰囲気のまま,尚子と修一のデュエットで8曲目の“ふたり”が入るのですが,本当,青春だよねぇ。うんうん,いい曲です。本当,漫画の流れを知っている人にはたまらない曲だと思いますです。
 9曲目の前の“Interlude#6”は尚子とボテの絡みを入れて,9曲目の“ネコじゃないモン!フィナーレ”が始まるのですが,これは参加声優全員が交代交代に唄っているのですが,もちろん1曲目とは歌詞は全く変えてあるうえに,アニメ(というかOVA)でありそうなエンディングテーマになっていますです。しかも,楽屋落ち的なネタもあり,こういうところもアニメ好きには心優しい配慮ですね。
 そして,ラストナンバーの“おやすみなさい”はこれもいい唄ですねぇ。アニメ本編のエンディングが終わってからタイトルロールが流れているときにこんな唄が流れるといいですねぇ。というか,この曲を聴いていると,このアルバムのタイトルロールが勝手に頭の中で流れてしまうんですけど。しかし,「明日もきっとネコは,ネコ」とかネコ好きには何とも言えない歌詞を書くなぁ,谷山浩子は。
 その後,なぜか入っている“Ending”は,単音シンセでネコが右から左へ歩いているようなS.Eを流しているのですが,これで終わり!みたいな感じで楽しいです。
 なんか,久しぶりに聴いてみると,やっぱいいよなぁネコじゃないモン!は。そうなると少しずつ読み直してみようかなぁと思ってもみたり,こっそりリイド社の復刻版もほしいなぁと思いつつ,コミックスにするときに飯塚のドロドロ話がちょっとイイ話に変えられてたことがあったので,そこが直されていない完全連載バージョンだった欲しいなぁとは思いつつ,もはや店頭に並ぶことはないので,ネットでエイヤっと買うしかないので,ちょっと同じ物だと悲しいので,買う踏ん切りが付かないですね。

 とかなんとかグダグタと書いていると,さっき佐川急便がWindows7のアップグレードパッケージを届けてくれましたです。う〜ん,冒頭では年末まではこのままでと書いたものの,こうして現物を目の当たりにすると,新しもの好きの私としては速攻で入れたくもあり・・・というわけで当分は目に付かないように隠しておいて,存在自体を忘れるようにしましょうかね。
 今日は1日Media Playerと格闘したり,ブログを書いたりで,クリーニングに出しに行く程度しか自転車に乗らなかったので,明日は午前中に掃除だとかアイロンがけだとかの雑用をすませて,午後から2,3時間は自転車で走りたいしね。あっ走る前に自転車のエア圧をパンパンにして,久しぶりにキレイに拭いておかないといけないなぁ。しかも,11月になったから,リアルあさひに半年点検に持っていかないといけないしなぁと思いつつ,来週はプレオの車検だし,なんだかんだで結構11月はバタバタしそうな感じでございますが,ブログの方はグダグダと毎週書く予定にはしていますです。