ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

遠くの友達/栗コーダーカルテット


 先々週にプレシジョントレッキングの増し締めをリアルあさひでやってもらったときに,チェーンカバーの増し締めもキッチリとやってもらったはずなのに,なんか既にガタついてきたので,昨日はちょっと仕事が早く片付いたので仕事帰りにリアルあさひに持って行って直してもらったです。直してもらっている間,ボーッとプレシジョンスポーツ(24段のクロスバイク)とかシェボーアルミ(21段のクロスバイク)とかジャイアントのR3とか見ていたのですが,乗ったら早いんだろうけど,ママチャリユースには使えないなぁ(プレシジョンスポーツ以外は泥よけが付いていますが,カゴとライトは別装備。プレシジョンスポーツは泥よけすらない。)と思いつつ,日常乗り以外の自転車が買えるようになったらプレシジョンスポーツを買うのも手かなぁなんて思いつつ,そんなことは単身赴任でもしないと買うような状況は訪れないだろうと思うので,まぁあんまり考えないようにしましょうかね。で,リアルあさひの店員さんの言うことには,今回は思いっきり締め上げてみたので,これでもし,また2週間程度でガタ付くようなら新品に替えた方が良いので,そのときは預からせてくださいとのことでした。一瞬新品の言葉に過剰反応して,ようするに不良品だから新品の自転車に替えてくれるってことかぁ?それなら今はMサイズ(適正身長175センチ以下)なので,Lサイズ(適正身長185センチ以下)に替えてもらうかぁ?と一瞬考えたのですが,よくよく考えればチェーンカバーを留めるパーツとかを新品に替えるってことなんだろうなぁと思い直し,少し自分に反省しましたです(しかし,いつリアルあさひに行っても,プレシジョントレッキングのマルーンはMサイズしかないので,多分,女性用カラーっていうことになっているんだろうなぁと思いましたです。それ以外のカラーはLサイズになっていましたので。)。で,私がボーッと修理してもらうのを見ていると,私よりも多分少し年が上と思われる人がジャイアントのR3をお買い上げで,店員さんが詳しく詳しく説明してあげているところでした。私がプレシジョントレッキングを買ったときにはこんなに詳しく説明はなかったと思うのですが,まぁ,値段が違うから仕方ないかと思いつつ,家までの帰り道,結構高そうなクロスバイクを何台も見かけましたが,えぇ気持ちよく追い抜かせていただきましたです。2ちゃんで「原動機無自転車」というそのまんまの言葉があって,今,何気にお気に入りなのですが,やはり原動機無自転車は乗っている人のエンジンパワーによるところが大きいので,個人的にはプレシジョントレッキングでも十分(というか,夜にダイナモライトを付けても仕事帰りに30キロで走れるってどういう足なんだよ!)って思っていますけどね。

 で,今回からはまた音楽ブログに戻り,梅雨入りしてちょっとジメジメした気分を吹き飛ばすにちょうど良い,栗コーダーカルテットのスタジオ盤としては最新作(と言っても昨年の11月に発売になったものですけど。)の遠くの友達を紹介したいと思いますです。栗コーダーカルテットについては,これまでも何度も取り上げていますので,プロフィールは省略しますが,今回は田中亜矢(実はよく知らない),湯川潮音(湯川トーベンの娘さん),鈴木博文ムーンライダース),UA(有名な人ですけど,私はよく知らない),松本素生(GOING UNDER GROUNDっていうバンドの人らしい),そして原マスミ(おぉ!)という6人のヴォーカリストが16曲中6曲でヴォーカルを取るという,インストものの栗コーダーカルテットにしては珍しいアルバムになっていますが,こだわりのない活動スタイルからすれば,こういうのもアリかと思いますです。
 1曲目の“アパオの海外出張”はウクレレの軽快なカッティングから始まる,オープニングに相応しいナンバーで,なんか聴いているだけでもウキウキしてしまいますです。
 2曲目の“ポルカ”は,1コーラス目はピアニカが,2コーラス目からはリコーダー等,いろいろな楽器がメロディーを唄っている,これも楽しいナンバーです。特に2コーラス目からのおもちゃ箱をひっくり返した様な(本当にそういう感じです。)音は楽しいと言わざるを得ませんです。
 3曲目は,ここでいきなりタイトルチューンの“遠くの友達”でアコギのアルペジオの上をリコーダーが優しい音を聞かせてくれています。タイトルとも相俟ってなんとなくシミジミしてしまいましたです。う〜ん,いい曲です。
 4曲目の“海をめざす道”は田中亜矢とのコラボで,イントロのアコギがイイ感じで,その上に田中亜矢の柔らかい声が乗っかると,フォーキーなんだけどちょっとフォーキーの一言では片付けられない音になっていますです。風景を淡々と唄っているところがなんか栗コーダーカルテットの音と合っていて非常によいです。
 5曲目の“夕景”はアコギのスライドを取り入れたフレーズがいいなぁと思っていたら,やわらかで,ちょっと不安定(これはリコーダーの性質からしてそうなるんでしょうけど)な音色が非常に素敵で,本当に夕暮れ時の景色が頭の中に浮かんできましたです。
 6曲目の“ネーデルランドの二つの舞曲”はクラシックのアレンジなんですけど,こういうのをアレンジさせると本当に栗コーダーカルテットって本当にいい雰囲気を出してくれますよね。クラシックとポップの融合を何のことはなく軽々と心地よくやってくれるその技量には頭が下がりますです。
 7曲目の“溜め息の橋”は湯川潮音とのコラボで,湯川潮音自体は湯川トーベンの娘さんという程度の認識しかなくて,いったいどんな唄を聴かせてくれるのだろうと思っていたのですが,イントロのリコーダーとアコギだけのシンプルな音の上に神々しいまでに美しく拡がりのある唄声が流れたとき,正直やられた!って思いました。子供ばんどのトーベンのアル中ロックンローラーとかそんなイメージがはっきり言って,ぶっ飛んでしまいました。個人的にはロケンローラーなので,こういうタイプの曲を長い時間聴きたいとは思わないのですが,こういうアルバムの中で1曲,さりげなく入っていると本当やられた!って思ってしまうヴォーカリストですね。
 8曲目の“夏から秋へ渡る橋”は栗コーダーカルテットお得意の裏打ち系の軽快なナンバーです。こういう曲は本当にうまいよなぁ〜と思ってしまいますね。本当にシンプルな構成を逆手に取って,なおかつポップ(私の思うポップですので,そこはお間違いなく)に昇華させてしまうところは,インストユニットなのに私が引きつけられてしまうところなんでしょうね。
 9曲目の“時の列車”はムーンライダース鈴木博文とのコラボで,鈴木博文の唄と相俟って,フォークロックっていうか,ムーンライダース臭というか鈴木節というか,そういう感じ。あんまり栗コーダーカルテット臭がしないですよね。それはそれで割り切って聴いてしまえば,良い曲です。
 10曲目の“北北東の小さな村”はこれも栗コーダーカルテットお得意の反復メロディーをいろいろな楽器で重ねていくっていうやつで,聴きながら曲の中に引きずり込まれて行く感じがします。多分,これをシンセサイザーとかの電子楽器でやるとテクノと呼ばれるものになるんでしょうね。
 11曲目の“PoPo Loouise(album version)はUAとのコラボで,NHKみんなのうたでも流れたらしいのですが,個人的には,こういうエキセントリック系の声とか歌詞って好きじゃないんですよね。しかし,このコテコテのエキセントリックな世界とがっぷり組んで,しかも負けない栗コーダーカルテットは改めて凄いなぁと思いましたです。アレンジは歌詞に合わせてアンデス民謡っぽいアレンジなっていますです。
 12曲目の“ヴィーニョ・ヴェルデとフラミンゴ”は,珍しくチューバが最初にメインのメロディーをやさしく吹いていて,こういうのを聴いていると,あぁ〜金管楽器の音もいいよなぁ〜って思ってしまいますよね。ブラスバンド部経験者としては。というか全体としてチューバの音が珍しく前に出ていて,アレンジがブラスバンド風味なのもちょっと心をくすぐられましたです。
 13曲目の“お手伝いのテーマ”はタイトルどおり,アコギが軽快なリズムを刻む中,リコーダーがこれまた軽快なメロディーを吹いてくれて,掃除をしながら聴いたら,掃除がはかどるんでないかい?なんて思ってしまいましたです。これも基本的には楽器の構成はものすごくシンプルなのに,なんでこんな質感なのかなぁと感動してしまいましたです。
 14曲目の“サヨナラのおまじない”はGOING UNDER GROUND(よく知らない)っていうバンドの松本素生とのコラボなんですが,これも栗コーダーカルテットというよりか,松本素生のバックバンドに徹していますね。っていうか,栗コーダーカルテットの8ビートの曲なんてあんまり考えられないしねぇ。しかし,普通のロックバンドのバックにリコーダーも入っていますよという感じで,これはこれでありかと。
 15曲目の“January”は原マスミとのコラボなんですけど,ハッキリ言ってよければ,個人的にはこの1曲を聴くためだけにこのアルバムを買っても後悔しないというくらいとんでもなく素晴らしい曲です。栗コーダーカルテットらしさと原マスミらしさが少しも譲り合うことなく,にも関わらず,両者の相乗効果が凄いんですよね。また,相変わらず原マスミの歌詞も冴えています。「よるおそくまでにてれびをみて,おなかをこわすまであいすをたべて・・・だってぼくはごじゅっさいだから,もうだれにもしかられない,もうだれもしかってくれない・・・」だなんて素晴らしすぎます。本当,原マスミの再発CDをいぬん堂で一気買いしてしまいたくなってしまう(だいたいユピテルレコードなんて今はもう存在しないしね。),ある意味私的には非常に危険な曲になでございます。
 ラストナンバーの“グリーンビーチ(short edit)”はフェイドインで始まるほのぼの系のナンバーで,なんとなく最近のビールのコマソンに使われてもおかしくないような曲なんですけど,ショートエディットとなっているとおり1分ちょっとで終わってしまいますです。

 しかし,今日か明日には,THE GROOVERSの新作ROUTE 09が届く予定なので,非常に楽しみでございます。とかなんとか言っていると月末にはつしまみれのフルアルバムも届く予定ですし,ソウルフラワーの新しいシングル(とか言いながら,いつもライヴ音源とかが沢山入っているのですが)も出るし,音楽的には楽しい初夏を迎えられそうな私でございます。しかも,予想よりもちょっと早く山本直樹のレッドの3巻も今月末発売ですしね。
 で,話は全く変わるのですが,Top Hatenaっていうランキングを見てみると,ブックマーク数は2人と相変わらず(とはいえ,こんなブログをブックマークに入れてくれていることに感謝!)なんですけど,なんと購読者が4人から1人増えて5人になっているじゃぁありませんか。どこのだれかは知りませんが,どうもありがとうございますです。しかし,こんなの読んで面白いですか?私はいいんですけどね,言いたいことを垂れ流しているだけでも十分楽しいので。いやいや,せっかく読んでくれる人にそんな失礼なことは書くもんじゃないですよね。本当にありがとうございますです,励みにしています。でもだれも見ていなくても,相変わらずの雑文を書き連ねていますのでご容赦をm(_ _)m