ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

タイムラグ/つしまみれ


 本来であれば,一昨日又は昨日にアップしたかったのですが,本日,夜勤がある関係でちょっと家族サービスをしていたので,今日までアップがずれ込んでしまいましたです。日本中で連休ど真ん中の今日ですが,なんでまた今日に夜勤なのかとおもいつつ,仕事だし仕方ないかと思っていますです。まぁ,夜勤の合間に少し片付けておきたい仕事をしておこうかなぁなんて思っていますけど。
 しかし,昨晩は何となくパソコンのワンセグのビデオ機能で録画しておいた,香取慎吾主演の黒部の太陽っていうドラマ(やっぱりこういう昭和初期ネタ兼プロジェクトエーックス!的なものが好きなもんで・・・)を見てしまったのが運の尽きで,結局寝たのが午前2時(前後編4時間ものなので)になってしまいましたが,こんなグダグダの生活ができるのも連休の醍醐味ということで,これはこれでいいことにしておこう。で,大好きなブルースブラザースのDVDがどうも2000円以下で売っているようなので(これまではスペシャル版とかで5000円近くしていたので。)サクッと近所の大型書店で購入して連休中にじっくりと見ましょうかね。

 で,今回は4月22日にとうとうメジャーでニューしてしまった(というか,まさかメジャーデビューするとは思いもよらなかった)つしまみれのデビューシングルを紹介したいと思いますです。このシングルは限定3000枚の300円(妥当な枚数だと思うが,将来的にプレミアが付いたら面白いかもしれない。実際,すでにアマゾンで980円で売られているし。マジですか?)で発売されたものですが,まぁ値段設定については多分配信に対抗してみたんだろうなぁと思いますが,ジャケットの内容からすると,多分,売れば売るだけ赤字になると思うし,なにより3000枚以上売れるのか?という疑問がなきにしもあらずなので,まぁ,宣伝効果としてはよいのでないかと思いますです。
 まず,1曲目の“タイムラグ”はつしまみれらしい,シンプルでハードでポップで歌詞がコミカルという,メジャーデビューシングルとしてはまずまずのできではないかと思いますです(やっぱり“創造妊娠”とか“マンホール”とかのドロドロバージョンがデビューシングルではねぇ・・・)。音的には歌謡曲メロのオルタナサウンドっていう感じですかね。これもつしまみれらしい。基本的にはあまり(ほとんど?)オーバーダヴはしていなくて,つしまみれのバンドとしての力を感じさせる構成になっていますです。
 2曲目の“ご挨拶と曲解説”なんですけど,これは凄い!いいのか,ロックバンドがこんなの録音して。本当につしまみれの3人が6分弱にわたって,ウダウダと内輪話をしているだけなんですよね。まぁ,ファンにとってはいいんでしょうし,まぁ300円だからいいかぁというか遊びすぎでしょ?メジャーデビュー盤なのに。
 と,思っていたら3曲目の“タイムラグ(楽器練習用)”は更に凄かったです。楽器練習用と称して,ドンカマのクリック音に合わせて,つしまみれの3人がこれまたウダウダやっているという,ここまで遊ばれるとあっぱれというか何というか。ようするに300円は1曲分の値段なのね。
 最後の“タイムラグ(歌練習用)”は俗に言うカラオケバージョンなんですけど,やっぱこういう形で聴くと,リズム体の2人がうまいよなぁと思ってしまいますです。特にブレイクの後の入り方とか。タイムラグのコピーバンドを募集しているけれど,女の娘だけでこの音を出すのはよっぽどしっかりしたリズム体のバンドでないと難しいと思うので,そういう意味ではかなりハードルが高い(女の娘バンドっていうと,あまりリズム体がしっかりしたバンド(特にアマチュア)は少ないので。)のではないかと思ってしまうのですが?果たしてどのようなバンドが応募してくるのかも楽しみにしていましょうかね。
 しかし,6月17日にはさっさとファーストアルバム(これまではミニアルバムというかマキシっぽい作りだったので)の“あっ,海だ”(これもまた,なんていうタイトルなんだろうかと思ったりしますが。)が発売されるということなので,アマゾンでサクッと予約させていただきましたです。これもまた,楽しみでございます。

 話は変わって,忌野清志郎がお亡くなりになってしまいましたね。いろいろなアーティストが追悼の言葉をいろいろな形で発信していますが,やはり私もRCサクセションを熱心にではないですが(というよりも,売れてだれもが知るようになってから段々離れていったという,昔からひねくれていたというか,素直でない人間だったもので・・・)聴いて育った世代ですので,1つの時代が終わったのかなと思いましたね。80年代初頭,いまだロックバンドがロックバンドとして機能できなかった時代に,アコースティックな形態からエレクトリックなロックバンドとして新生RCサクセションが出発し,初めてラジオで“ようこそ”や“雨上がりの夜空に”を聴いた時の衝撃はいまだ忘れられませんし,“スローバラード”や“多摩蘭坂”のめちゃ叙情的な側面,タイマーズで炸裂した精神的パンクスとしての反抗性(っていうよりもそんじょそこらのパンクスでは書けないパンクな歌詞が炸裂していましたですよねぇ。で,それをアコースティックな構成ですっ飛ばすところも素敵!),いろいろな面を持ちながら,その全ての面が素晴らしかった。全ての曲を聴いた訳ではないのですが,やはり忘れられないバンドであり,人であり,曲であり・・・天国のサイクリングロードを大好きな自転車で突っ走ってね,忌野さん,合掌。