ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

PUNK ROCK LIBERATION RIGHT NOW/LOUDS


 しかし,本当にすっかり暖かくを通り越して暑くなってしまったでございますね。今日なんて長袖Tシャツで自転車を乗り回していたら,走っている間は風邪が爽やかなんだけど,信号待ちではジトッと汗をかくような感じで,まだ4月だってのにもう少ししたら半袖Tシャツでいいんないかいなどと思ったりもします。でも,まぁ毎年5月の連休のころはもう長袖Tシャツでも暑いかなぁという感じだったような気もしますので,そんなもんかなぁと思いつつ,自転車でフルに走るにはちょうど良い季節になってきたのではないかと思っています。まぁ確かに自転車で走り回れば汗はかきますが,汗が冷えて風邪をひくようなことがなくなるので,思いっきり汗をかいて,グイグイとよく冷えたアイソトニック系の500mlのペットボトルをグイグイ飲んで,プハーっていう感じ(ビールならなおさらなんでしょうけど,ビールを飲むと帰れなくなると困るので。)は,やっぱり私的には夏の醍醐味ですかね。んで,ガシガシ走って,今の自転車が潰れたら,今度はクロスバイクを手に入れて,更にガンガン走りましょうかね。

 で,そんな与太話も楽しいのですが,やはりそろそろ本題に入りましょうかねということで,今回はLOUDSのDVD“PUNK ROCK LIBERATION RIGHT”を紹介させていただきますです。LOUDSについては,既に“PUNK ROCK LIBERATION”が発売になったときに語りましたが,今回はそのCDのライヴの完全版+αであり,何しろ地方都市在住の私でも動くLOUDSを見ることができるということになれば,これはもう買うしかないでしょうということで,いぬん堂でサクッとカートに入れさせていただきましたです。で,届いたのですが,もうね,ジャケットからイカスんですよ。迷彩柄バックに西村茂樹が愛用している黄色いトラメガが1つあるだけで,後は赤い字でタイトルとバンド名が書いてあるだけというシンプルかつカッコイイジャケットになっています。で,DVDをかけるとまず,亀戸HARD COREのステージの床をバックにコンテンツが並べられ,多分,イスラエルハマス攻撃に対するハマスのニュースの音声が流れるようになっていますです。
 PLAY ALLを選択すると,“PROLOGUE”として,2008年9月27日のライヴ映像(P.R.L.)が流れ,モノクロの映像にP.R.L.の歌詞が赤文字で流れるんですけど,本当にP.R.L.は最高の曲だなぁと感じてしまいましたです。
 1曲目の“SCARS 08”はわざとブレブレにした画像がスピード感と圧倒感を出していて,メチャカッコイイ画像になっています。
 2曲目の“THEME”はヤマジカズヒデのザックリとしたカッティングに伊藤秀孝のギターが絡み,怒濤の迫力で始まるんですけど,西村茂樹ヤマジカズヒデ,伊藤秀孝のフロント3人ぐむのカッコよさがビシビシと伝わってきますです。
 3曲目の“BROKEN FLAG”は須藤俊明が本当に楽しそうにドラムを叩いているのと対照的にサワサキヨシヒロの修行僧のような黙々としたプレイの対比が,これもまたカッコヨシです。
 4曲目の“LORD OF NOTHING PT.1”は伊藤秀孝のレスポールジュニアを叩きつけるようにカッティングしながら,踊りながらギターを弾く様は最高にカッコヨイです。ここまで,あんまり西村茂樹のことが話に出てこないのですが,もちろん西村茂樹の言葉とシャウトにはやられまくっているんですけどね。
 5曲目の“REVENGE”は須藤俊明の重たいドラムソロから始まり,サワサキヨシヒロのこれまた重いベースが絡み,このままどこへ行ってしまうんだろうと思っていると,ヤマジカズヒデのノイジーなギターが絡み(エピフォンカッコヨシ!),「時代が猿ぐつわ,未来に猿ぐつわ}からヒートアップしていくところはどうしようもなくパンクですよねえ,本当。
 6曲目の“SO ALONE”では,須藤俊明の笑顔のメチャ速いドラミングが本当にカッコヨイです。なんで,あんなに笑顔で叩けるの?って感じですけど,楽しいんだろうなぁ。
 7曲目の“SOCIAL FOOL”はタメ気味のリズムで,グイグイ引き込まれる感じなんですけど,それよりもなによりも「GO! GO!俗世間でGO!倒れるまでGO!」っていう歌詞が本当にたまんねえよなぁ。
 8曲目の“HUH?”はジッポーで画像に火を付けるエフェクトが加えられているのですが,なぜにこの曲だけにこういうエフェクトが重ねられているのかよく分からないのですが,大好きな曲だしカッコイイから,まぁいいか。
 9曲目の“TERRORIST”はCDには入っていなかったのですが,ヤマジカズヒデと伊藤秀孝の綺麗な2台のギターの絡みから,このままどうやって曲に入るのだろうと思っていたら,須藤俊明のスネア連打で,えぇあのTHE LOODSの不屈の名曲が始まりましたです。しかし,さすがに伊藤秀孝はヴォーカリストだったので,西村茂樹のメインヴォーカルを喰ってしまいそうな勢いのコーラスを聴かせてくれていますが,これもカッコヨシです。
 10曲目の“HUNG THE KING”は須藤俊明のスネア連打で始まるスピーディーなナンバーで,黙々と動き回るベースラインを弾いているサワサキヨシロが渋いです。
 11曲目の“HOW FAR FROM THE GROUND ZERO? (SPOT CHECK 2)”は「現場検証,被爆地,原爆症」というシンプルな歌詞をただただ叩きつけるように歌い,演奏しているので,一丸となったLOUDSのバンドサウンドがTHE LOODSとはまた少し違っていてカッコヨシです。
 12曲目の“STRANGE FACT”は,いかにもパンクのギターという感じで伊藤秀孝がギターを弾きまくっていますです。その横でほぼ直立不動で重たい歌詞を叩きつけるように歌う西村茂樹,その後ろで叩きまくりの須藤俊明・・・う〜ん男のパンクだねぇ,いや大人のパンクというか。
 13曲目の“GAK”は問答無用のパンクナンバーですね。コメントはなし。見てくださいっていうしかないよねぇ。
 14曲目の“P.R.L.”は伊藤秀孝がノンエフェクトのレスポールジュニアをアコギのようにガシャガシャとかき鳴らす中,西村茂樹が黄色いトラメガを持つと映像はモノクロになり,西村茂樹の「パンクロックを解放せよ!」というシャウトともにカラー映像にバンドサウンドになるのですが,本当,この瞬間はいつ見ても,いつ聴いてもゾクゾクしてしまいますです。
 アンコールのコールを挟んで,15曲目の,これも名曲ですね“LOUD MACHINE”が始まるのですが,この始まり方がまたすごいんですよ,チューニングをしているのかと思ったら,そのまんま始まってしまうんだもんなぁ。しかし,LOUD MACHINEに揺れ気味の映像がこれまたカッコイイのなんのって。見ないとこのカッコヨサはワカンネエだろうなぁ。間奏のヤマジカズヒデのノイジーなギターソロもカッコイイですし,西村茂樹は伊藤秀孝のマイクを奪い取り,得意技のマイク2本使いの技を見せてくれますし,エンディングではサワサキヨシヒロのベースソロもものすごくかっこよいですし,ラストの西村茂樹の無理矢理2本のギターのネックこすり合わせ技だの,ヤマジカズヒデがギターをドラムに投げ込んだら,西村茂樹もドラムに飛び込んだりと,正にパンクという形で終わりますです。
 “EPILOGUE”では,2008年12月20日のライヴでの“P.R.L.”が流れるのですが,ヤマジカズヒデの右手が多分ギターの弦の関係で切れていて,赤いエピフォンの白いピックガードが血塗れの状態になっていて,これもまた気合いの入った演奏でございますというか,ここまでやるか?本気のパンクだからやるのか?まぁカッコイイからいいです。須藤俊明の笑顔のドラミングも本当に素敵です。
 おまけの“BONUS STATEMENT 2009.1.18”は,このためだけにこのDVDを買っても惜しくないっていうぐらいの映像で,まずイスラエルハマスに対する攻撃のニュース映像から始まり,いきなり名前も知らない新曲(「虐殺は自衛ではない!」だなんて,そんじょそこらのお子様パンクバンドにゃ歌えないよねぇ。)で始まり,サワサキヨシヒロの少し表情が豊かになったベースプレイもいいですね。次に“SCARS 08”になり「空爆を止めろ,子供を殺すな!」とシャウトし,その次の“BROKEN FLAG”では「反故が前提の公約を並べ立てて選挙に臨む。方や共和党,こなた民主党,よく見りゃ同じ。汚れて敗れた星条旗!」とかって,こんなにダイレクトでいいの?って感じなんですけど。その次の“TERRORIST”では「アメリカ公認テロリスト!,国連黙認とろりスト!」ってやっちゃってくれていますです。最後の“R.P.L”のエンディングではイスラエルのガザの攻撃を報道する新聞を読み上げた上,「イスラエルはガザから出て行け!パレスチナから出て行け!」とシャウトし,その記事をちぎって客席に投げ入れるのですが,本当にゾクゾクしましたです。というか,ここまで社会的に足を踏み入れていいのか?変な連中に利用されてしまうのではないか?という心配がないではないのですが,もう西村茂樹もイイ歳なので,若い頃みたいに誰かに利用されて消耗することはない・・・と信じたい。

 しかし,前回,mf247に音源をアップしましたと書きましたが,mf247事務局から「このたびご申請いただきました作品は、残念ながらmF247の求めている作品ではありませんでした。今回は見送らせていただきます。ご了承ください。ぜひまたご参加いただきますようお待ちしております。」というメールが送られてきましたです。う〜ん,結構間口が狭いのね。しかし,どういう基準で,どういう傾向なのか,現在アップされている作品をじっくり聴いて,傾向と対策を練るべきか,それとも審査の不要なMy Spaceに手を出すべきか迷うところですが,せっかくなのでmf247の傾向と対策を検討してから最終的な結論を出しましょうかね。