ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

吾ガ分裂ノ蟲裂ク時/あざらし


 出張が終わって昨日帰ってきましたです。宿泊先がテレビのないビジネスホテルのようなところで,JORNADAMUVOがなければ,とてもじゃありませんが過ごすことはできなかっただろうと思いますです。5泊のうち,3日は飲みに行って,2日は部屋でおとなしくしていたのですが,飲みに行けば夜はぐっする眠れるのですが次の日は体が重いし,飲みに行かなければ次の日は体は軽いのですが,空気が妙に乾燥しているせいか,午前3時ぐらいから1時間おきに目が覚めて,別の意味で体は辛いしと,けっこう大変な出張でしたね。で,やはり遠いので,昨日は午前6時に起きて朝食(といってもロールパン4個と野菜ジュースですけど)を取って,シャワーを浴びたりなんだかんだと片付けをして,午前8時に宿泊先を出て,徒歩と電車で新幹線にやっと乗って,帰ったら午後2時だもんなぁ。片道6時間の行程ですか?しかも朝早く起きているしね。さすがに昨日は体が重かったです。まぁ,今日はのんびりして体を休めて,また明日からの仕事・・・明日も出張じゃないか,しかも雪が降っているのに,う〜んどうしたものかと思いつつ,まぁ,明日のことは明日考えるかと。

 というわけで,今回は前回までのLOUDSに引き続き,パンク系というかいぬん堂系というか,まぁそんなことはどうでもいいんだよ,私が好きなんだからということで,あざらしの“吾ガ分裂ノ蟲裂ク時”を紹介したいと思いますです。あざらしは北海道で活動しているドロドロ系情念型ハードパンクバンドだったのですが,どうも今回はベースとドラムが抜け,ヴォイスの発狂木刀こと腐れメグ子,ギターの極彩色六弦こと満点星,パフォーマーの白痴玩具こと雌蕊菫で活動しているというか,音的には腐れメグ子と満点星の二人でレコーディングとミックスを行ったらしく,前作のアザラシイズムでは最近の自主盤っぽい比較的綺麗な音で録音されていましたが,本作では言うならば80年代初頭のパンクバンドのソノシートの質感の音になっています。が,その音の中から腐れメグ子のドロドロとした肉声が楽器のひずんだ音を切り裂いて喚いているのを聴いていると,ようするに音質云々ではなく,もうこの声があればあざらしなんだなと思ってしまったです。
 まず1曲目の“イスト”は水の流れるようなS.Eで始まり,ギターのフィードバックと共に腐れメグ子の叫びが,そして重たいギターのリフとともに腐れメグ子が歌うのですが,もう内容は省略しますが,女性チックな猟奇感たっぷりの歌詞で,あざらしここにありってな感じですかね。途中で奇妙に歪んだギターのコードワークがあったとおもったら,もうほとんどギターとヴォイスしか聞こえない状態になったりもしますが,腐れメグ子が歌っていれば,それだけであざらしなんだからそれでもういいです。ちなみにタイトルの“イスト”は多分,歌詞に出てくるヒューマニストの略だと思いますです。
 2曲目の“2.吾ガ分裂ノ蟲裂ク時”は重い,ひたすら重いイントロに腐れメグ子が呪うようにつぶやくように歌うという,とんでもなく重いナンバーですが,こういうのも良いです。というかひずんだ音の固まりの中から,シャウトする腐れメグ子とつぶやく腐れメグ子の2つのヴォイスが絡まるところなんて寒気がするくらいカッコヨシです。
 3曲目の“雌猫実録”はギターのフィードバックの後,ズンドコするドラムに絡みつくようにコードでギターが流されたと思ったら,パンクらしい早いテンポのドラムになったと思ったら,ブレイクしてここでベースが入ってくるのですが,スタジオ録音とは思えない音(多分,スタジオ録音と知っていなかったらライヴ録音(それもライブハウスでカセット録音したもの)だときっと思ってしまうような音)なんですけど,これがあざらしのパンクよっ!と腐れメグ子に引導を渡されているような曲でございます。
 4曲目の“青女椿”はアザラシイズムに入っていた”少女椿”の続編みたいな唄なのかな?と思っていたら,聴いてびっくり,アコギ(もしくはノンエフェクトのエレクトリックギター)とキーボード(アコーディオン系の音)だけによる“少女椿”のリメイクバージョンでした。しかし,この編成だとはっきり言って音圧はまったくないと言っても過言ではないのですが,そんなことは腐れメグ子のヴォイスの前にはなんてことはないな。というかこの曲をこういうアレンジで聴いて,須山公美子の“Les chansons qui filent du reve...”を思い出してしまいましたが,こんなことを書くのは多分私ぐらいなので,笑い飛ばして貰えればと思いますです。

 しかし,このCDを買って,笑わせてもらったのは,CD自体にTHE STALINの「S」マークに似せて「あ」って書いてあった(古くはコケシドールの「コ」がありましたが・・・)ことですかね。やっぱりTHE STALINの影響はとてつもなく大きいのねぇとちょっと感動してしまいましたです。それプラス,前作の“アザラシイズム”のジャケ写では腐れメグ子のメイクが濃すぎて顔がよく分からなかったのですが,今回,メイクが薄めになっていて顔の感じがかなりよく分かるのですが,結構かわいいのね,腐れメグ子って。この顔であの歌詞かよっ?とそのアンバランスさに更にファンになってしまいましたです。このまま,この路線で行き着くところまで行ってくれい!という感じですね,私的には。

 話は変わりますが,前回,JORNADAの予備機をヤフオクで落とせるか?っていう話を書きましたが,結論としてはその720は落とせませんでした。やっぱり4999円までの制限では無理なんでしょうね。で,更に探していると710が9800円で即落札で出ていたので,どうしようかなぁと悩んだ後,ここで予備機を1台キープしておけば,当分,困ることはない!と思い,とりあえず落札関係が終われば解約すればいいや!っとばかりにヤフープレミアム会員になって,9800円で無事にこちらは落とせました。しかし,720は結構な値段でそこそこ取引されているのに,710はあんまり人気がないのかなぁ?なんて思いつつ,720が1万円以上で取引されているのを横目にさっさと710を9800円で落とせたので,それはそれでラッキーだったのだろうということで,非常に喜んでいますです。さぁ,私はいったいいつまでJORNADAを使い続けるんでしょうかね?まぁ,大好きなマシンだからいいんですけどね。