ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

頭脳警察1/頭脳警察


 8月も後半戦になって,ようやく朝夕は涼しい感じになってきて,フローリングにタオルケットを敷いて寝ていても,朝方,敷いていたタオルケットを体に掛けて寝てしまって,ちょっと体が痛かったりもしますが,まぁそれはそれでいいことにしよう。昨日の夜から雨が降ったりやんだりしているので,今日の午前中は昨晩の雨で職場に置いて帰った自転車を取りに行ったのですが,ムシムシしていて,ちょっとバテてしましまいましたです。でも,自転車に乗ると,風が涼しくて,かいた汗と相俟って,非常に気持ちよかったです。やっぱり自転車はいいなぁ。

 などと,どうでもよいことをウダウダと書いてしまいましたが,今回は一部では有名な頭脳警察1のことを書こうかと思いますです。というのも,今年の夏は私的には連合赤軍ネタが多かったのですが,それならば今まで買おう買おうと思いつつ買っていなかった頭脳警察1を買ってしまえ!とアマゾンでカートに入れるボタンをポチっとしてしまいましたです。やっぱ時代背景を知っていると,このアルバムは10倍楽しめますよね。このアルバムは1972年のライヴアルバムなんですけど,いろいろとあって発売禁止となり伝説のレコードになっていたのですが,なぜか2002年にCDであっさり再リリース(とはいえ,メジャーレーベルではないですけど。)されたため,「伝説の」という冠はもうなくなりましたが,それでも名盤であることは間違いないと思います。このアルバムは,T.REX好きのパンタらしい,パンタのアコギとトシのパーカッションというまさにティラノサウルスレックスと同じ構成なんですけど,私にとってはロックとしか言いようのない音になっています。
 1曲目の“イントロダクション〜世界革命戦争宣言”なんですけど,冒頭の「試験,試験,期末試験,実施事件,中間試験,入試阻止」というマイクテストの後,パンタのザックリ(本当にザックリとしか言いようがない)としたアコギ(多分,ギターアンプに繋いでいるんじゃないかなぁ。)のカッティングに赤軍派の檄文をシャウトする“世界革命戦戦争宣言”が始まります。音的にはアコギとパーカッションだけなのでショボイのですが,パンタのリズム感や熱さがロックとしか言いようがない音世界になっています 2曲目はそのまま引き続き,“赤軍兵士の詩”が始まります。最初の「俺達の地球が食い荒らされて,疲れた太陽が昇るから」なんて歌詞は,今でも十分に通用する歌詞だと思いますです。多分,この曲もパンタ以外の人がやると変なフォークになってしまうんでしょうけど,ロックとしか言いようのない曲になっています。
 3曲目の“銃をとれ(Part 1)”までの3曲がいわゆる革命3部作と言われている曲なんですけど,この銃をとれはセカンドなどで聴いていたので,あのうねるようなベースラインが印象的でカッコイイこの曲をアコギとパーカッションだけでどうやってやるんだろうか?と思っていたのですが,パンタのガシャガシャとかき鳴らされるアコギとトシの叩きまくりパーカッションだけで十分,うねりを作り出しています。銃をとれは赤軍派の思想なんですけど,「銃」っていう言葉を別の言葉に置き換えても十分成り立つ歌詞だと思います。。「人の為に死ぬなんて真平ごめんさ!」,正にそのとおりでございます。
 4曲目は,これも名曲ですよねぇ,“さようなら世界夫人よ”。「世界はガラクタの中に横たわり,かつてはとても愛していたのに。」なんて歌詞を抜き出してみても,ふーんという感じなんですけど,あのメロディーとパンタが歌うと,どうしようもないくらい心に染み入って来るんですよねぇ。本当に,この曲は好きですねぇ。
 5曲目の“暗闇の人生”はポップなメロディーに明るい展開のギターカッティングがタイトルとは正反対なんですけど,「道なき道をがむしゃらに手探りで走ってきた今まで。暗くて何も見えなかった,涙で何も見えなかった。」なんていう普通のアーティストならバラードにでもしてしまいそうな歌詞をポップに演ってしまうところはさすがパンタという感じですね。
 6曲目の“彼女は革命家”なんですけど,これも本当に彼女が革命家であることを除けば,本当に可愛いポップなラブソングです。「ぼくのとなりに座っている,マルクス片手にブルージーン」だなんて今では書けない歌詞だよなぁって思ってしまいました。で,やっぱり彼女は赤軍派なんですね。
 7曲目の“戦争しか知らない子供たち”はジローズ戦争を知らない子供たちの替え歌なんですけど,これも本当に凄いですよ,歌詞が。ぜひ買って聴いてほしいんですが,「平和にあこがれボクらは育った,ゲバ棒,竹ヤリ,ヘルメット,パイプ爆弾,ダイナマイト」とか,う〜ん時代を感じるなぁ。若い人にゲバ棒とか言っても「何それ?」なんだろうなぁ。
 8曲目の“お前が望むなら”はパンタのアコギのカッティングが大きなリズムを作っているラブソングなんですが,これがまた,歌詞がストレートでいいですねぇ。若さ爆発という感じで。最近の若手バンドにもこれぐらいストレートな歌詞を書いてみろって言いたいですな。「お前が望むなら,いつでもいれてやるぜ!」だなんてなかなか書けない,というか,もう少し言葉を考えてしまうが故に陳腐になってしまうんだろうなぁ。それならここまでストレートな方が気持ちいいですね。
 9曲目の“言い訳なんか要らねぇよ”もメチャストレートな曲で,端的に書けば,好きな女の娘が他の男に浮気をしていたので,怒り狂っているという内容なんですけど,サビが凄すぎる,本当に凄すぎる「言い訳なんか要らねぇよ,てめえのマンコに聞いてみな!」だもんなぁ。ハッキリ言って,多分,革命三部作よりもこの曲で発禁になったのではないかと思いますです。多分,今ならピー音で処理してしまうんだろうけど,そのまま出そうとしたところが正に黎明期のロックを感じさせますね。
 ラストはもう一度“銃をとれ(Part 2)”です。一応「Part 2」と入っていますが,「Part 1」と変わっているところは最後にアドリブでよく分からないことを言っているくらいですかねぇ。このアドリブ部分はなんて言っているのかなぁ。私の耳には「今投げるんだ,ニップル爆弾」って聞こえるんですけどね。多分,時代的にニップル爆弾なんだと思うんですけどね。

 しかし,今週,人間ドックに行ったのですが,どうも今年から胃カメラを飲んで,ポリープとかあったらとにかく取って生検をするようになったみたいで,2か所にポリープがあった関係で,一方方向へ胃カメラを入られれるだけでもかなり辛いのに,生検の関係で行ったり来たりするもんだから,もう勘弁して・・・ってなってしまいましたよ。来年も人間ドックで胃カメラ飲むのが嫌になっちゃったなぁ・・・と思うのですが,普段が不摂生な生活なので,きちんと検査はしないとなぁ。発見が遅れて末期ですとか言われても困るもんねぇ。
 ところで,前回,ジョッキの滴でJORNADAがご機嫌斜めになってしまったと書きましたが,液晶が逝ってしまった710のキーボードと換装して,今はご機嫌でございます。というわけで,これからもJORNADAと当分は仲良くやっていけそうでございます。