ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

連合赤軍“狼”たちの時代1967-1975なごり雪の季節/毎日ムック シリーズ20世紀の記録


 毎日,毎日,本当に暑いよなぁ。と言っても辛かったのは,火曜日の朝,仕事に行こうと愛用の自転車に乗ったら,なんか調子がおかしいのね。後輪を見てみると,空気がないじゃあありませんか。前日,週末の楽しみのハードランを終えて,ちょっと後輪のバルブが弛んでいるし,空気も抜けているようなので,バルブを締め直して,空気も入れたはずなのに・・・ひょっとしてパンクかなぁと思いつつ,その日は歩いていくことにしたのですが,よく考えると自転車屋が開いている時間に帰ることもできるような状態ではないので,毎日,毎日クソ暑い中テクテクと歩いて通勤しましたですよ。しかし,朝は朝で気温が上がっていく中を歩いて,溶けそうになるもの辛いですが,夜,よれよれの体でドロドロと歩いて帰るのも辛いなぁと思ってしまいましたですよ。
 で,今日は自転車屋に持って行ってパンク修理をしてもらおうと思ったのですが,まずはその前に刺さっているものがあれば抜いておかなきゃと思って,しっかりタイヤをチェックしてみたら何もないんですよ。何かが刺さったような痕跡もないし。これはもしかしてとバルブを抜いてみるとバルブの虫ゴムがボロボロでございましたですよ。原因はこれかぁと思い,なら修理に持って行かなくても100均で虫ゴムを買って,自分で直せばいいやということで,近所の100均に行ったら,虫ゴムを使わないバルブが売っていたので,こっちにしてみるかということで,バルブを交換してみました。で,午前中にバルブ交換をして,午後にクリーニング屋とかにも乗っていきましたが,特に空気が抜けている形跡がないので,多分,これでOKなんでしょうね。まぁ,明日の朝,確認して空気が抜けていれば,いつものいきつけの近所の自転車屋が休みなので,イオンの自転車屋に直してもらいつつ,CDでも漁ってみましょうかね,なんて思っています(しかし,これで直ればパンク修理代が1000円だから,105円で直ったので,かなりお得な気分ですね。)。

 今回は山本直樹のレッド第2巻発売記念として,こっそり学生運動マニア(いわゆる共産趣味者という奴ですか?)の私にとって,最近の某掲示板の連合赤軍スレで資料価値の高い本として紹介されていた“連合赤軍“狼”たちの時代”を御紹介したいと思います。この本はタイトルどおり,全学連による大学封鎖から東アジア反日武装戦線の連続企業爆破事件までの学生運動の盛り上がりから衰退までを報道写真を中心にした本で,あの時代の記憶が残っていない(東アジア反日武装戦線の連続企業爆破事件はリアルタイムな記憶はありますが。)私にとっては,正にヨダレものの資料です。が,この本は1999年に発売されたものなので,市立図書館で探して借りたものですので,興味のある方はぜひお近くの市立図書館で探してみてはどうでしょうかね。
 表紙をめくると,いきなり「ヤマザキ天皇を撃て!」という今は亡き奥崎謙三(神軍平等兵で,ゆきゆきて神軍や神様の愛い奴とかで一部で有名な方ですね。)の記事から始まり,18ページにわたって東大闘争,30ページにわたってその他の大学闘争が掲載されています。この写真の中で素晴らしいと思うのは,熱い,本当に熱すぎるとしか思えない落書きの数々が写されていることです。例えば,東大紛争では「力及ばずして倒れることは辞さないが,力尽くさずして挫けることは拒否する。」,日大闘争では「我々は死んで生きるより,生きて死にたい。」なんて,本当に当時の学生の本気度をよく表していると思います。自分が信じる正しいもののためにここまで熱くなることができることは本当に凄いことだと思いますよ。
 その後は,新宿西口フォークゲリラが載っていて,えぇ,70年代フォークファンの私にとってはこの言葉は当然に聞いたことはあるものの,画像としてみたことはなかったのですが,この本では画像があって,本当に当時は凄かったんだなぁと思ってしまうとともに,やっぱり東京は人が多いよなぁとも思ってしまいました(同じことをやっても多分,私の住んでいる地方都市ではこんなに人はいないと思うし・・・)。その後は当時の世相なんかがいろいろとあるのですが,そのまま読み進むと,上赤塚派出所襲撃が1ページ掲載され,三里塚闘争が挟まり,赤軍派M作戦,革命左派の真岡銃奪取事件と来て,あさま山荘事件とリンチ殺人事件が10ページにわたり掲載され,その後に連合赤軍服務規律が2ページ,連合赤軍年表が12ページにわたって掲載されています。写真(メンバーも含め。)24ページにわたって掲載されているものは,今比較的簡単に入手できるのはこの本ぐらいかもしれませんね。中でも各メンバーの写真は,永田洋子等の主要メンバーはネットでも見ることはできますが,その他の一般メンバーの写真も数多く掲載されており,資料的価値は本当に高いと思います。
で,その後はまた,その時々の世相ネタが掲載されているのですが,面白いなと思ったのが,外務省機密漏洩事件の記事で,ここにやっぱり新聞社というか報道機関のご都合主義的なところが丸見えになっているのですが,記事の内容としては国民の知る権利のために新聞記者が行った取材活動がねじ曲げられた云々とあるのですが,この事件は結局は毎日新聞(ようするにこの本の出版元だわな。)の記者が外務省の女性事務官を機密情報を入手するためだけにたらし込んで,離れられなくなった女性事務官から機密情報を入手したという,本当に下劣な事件なんですけど,こんな下劣な,というか1人の女性を踏み台にしておいて知る権利とか言っちゃってる新聞社に片腹痛いんですけどね。人としての倫理観なんかより大げさな理想の方が大事なんでしょうね,こういう連中は。しかし,この記事は多分,毎日新聞の記者だったからこういう書き方をしているけれど,朝日新聞や読売新聞の記者だったら多分,記者の取材姿勢を批判する内容になっていたと思うんですけどね。
で,そんな話の後にそれぞれの世相が入った後,東アジア反日武装戦線の有名な腹腹時計が1ページ掲載され,また世相が入った後に日本赤軍(「というかPFLPですね。)とかが3ページにわたって掲載された後,東アジア反日武装戦線の連続企業爆破事件関係の記事が9ページにわたって掲載されています。このころになると私にも記憶があって,こういう新聞記事は見たようなかすかな記憶がありますね。しかし,こうやって見直してみると本当に悲惨な事件だったんだなぁというか,高層ビル街での爆発の恐ろしさを改めて思い知りましたですね。で,この東アジア反日武装戦線でほぼ,反体制運動系の活動は収縮し,あとは革マルと中核の内ゲバで一般市民からは完全にそっぽを向かれてしまうんですよね。
 で,この後も1975年までの世相等が懐かしく(このころになると記憶があるので)掲載されていますが,私の目的が連合赤軍関係なので,まぁあとは読み飛ばしましたけどね。
 しかし,資料としては本当によくまとまった本だと思います。特に写真についてはこれだけまとまって見ることができ,比較的簡単に見ることができるのはこの本ぐらいではないかなぁ。私と同様にこの時代に興味のある方は,ぜひ図書館の検索用パソコンで検索してみてくださいです。
 
 と,ここまで書き終えて,さっき自転車の調子を見に行ったのですが,空気は抜けていないようだったので,やっぱりバルブ(というか虫ゴム)が原因だったみたいね。これで来週は自転車で通勤できるので,非常にうれしいです(というか,明日も暑そうなので,自転車を押してイオンの自転車屋へ持って行かなくてよいので,それがうれしいですね。)。
 しかし,あんまり暑いので,保冷剤が冷凍庫に入っているのをいいことに,それを額に巻くために用に100均でバンダナを買ってきましたです。いやぁやっぱ額が冷えると結構涼しいよね。今年の夏はこれで乗り切ろうかなぁ。