ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

floating pupa/pupa


 しかし,毎日暑いよねぇ〜。扇風機は毎日フル稼働だし,飲料用の水(近所のスーパーで4リットルを100円で買っているもの)はなんかあっと言う間になくなるし,ビール(注:発泡酒)は美味いし,夏本番という感じですよねぇ。
 暑いのは嫌いではないのですが,夜中に子供に蹴られて目が覚めたりして,ついでに水分補給をしたりしているので,ちょっと寝不足気味かなぁという感じで,今日からせっかくの休みなのに,上の子供が朝7時過ぎに起こしてくれということで,なんでかなぁと思いつつ,朝7時に起きたので,昼ご飯を食べた後は爆睡してしまいましたです。まぁ,昼寝も夏の楽しみということで。

 本当,暑いとハードなナンバーをガンガン聴きながら(最近は通勤時はつしまみれ相対性理論をヘヴィローテーションしていますです。)でないとやっていけないのですが,のんびりと部屋でネットサーフィンしているときにはクールな曲もいいよねっというわけで,高橋幸宏の新しいバンドであるpupaを愛聴しています。しかし,このバンドはメンバーがなんか知らないけど凄いというかバラバラというか,バンマスが高橋幸宏,ヴォーカルが原田知世,ギターが高野寛,ラップスティールギターなどで高田漣,キーボードが堀江博久,管楽器兼サウンドコンポーザーの権藤知彦(っていうか,堀江博久権藤知彦のことはこのバンドで知ったのですけどね。)というメンバーで一体どんな曲になるのやら(特に最近の原田知世はアコースティック系の音作りだったので,これがいわゆるテクノ系の音と相容れることができるのか?)という疑問はあったのですが,これが電子音と生音,それと肉声がいい感じでミックスされた非常に気持ちの良い音に仕上がっています。
 まず,1曲目の“Jargon〜What's pupa〜”は,女性ヴォイス(原田知世ではない)のラップっぽいヴォイスと電子音の組み合わせのカッコイイ短めのインストナンバーです。
 それに引き続くように2曲目の“At Dawn”が始まるのですが,これがイントロの打ち込み系の電子音による音の拡がり感がもの凄く気持ちよいんですよね。で,ちょっとエフェクト処理された原田知世のヴォイスが絡むと,更に音に拡がりが出るというか。音は最新型なのに肉声を含めた曲メロは暖かい感じの曲でこういう展開もあるのねと思ってしまいましたです。
 3曲目の“Creaks”はイントロの逆回転のようなキーボードとかの音もなんかいい感じなんですが,多分,高橋幸宏が歌っていると思うのですが,そのヴォイスが気持ち良いです。また,この曲ではクリアなトーンのエレキギターとアコギ,ラップスティールギターが絶妙に絡み合っていて,そのアレンジも素晴らしいです。
 4曲目の“Anywhere”はオルゴールのような音色で少しずつ音が集まり,集まったところに原田知世が絶妙なタイミングと雰囲気でヴォイスを入れているのですが,これもメチャ気持ちよいです。メロディーラインはフォーキーなんですけど,バックの打ち込み系の音とアコギや管楽器がもの凄く気持ちよく重なっていて,それも聴き所ですかね。
 5曲目の“Tameiki”もユラユラ揺れているキーボードの音で始まったと思ったら,ギターメインの曲構成になって,高野寛の少しずつ昂揚していくような繰り返すメロディーが歌い方に合っていて良いです。で,溜めるだけ溜めて,サビでほんの少し盛り上げるところもいいですね(アコギのスライドギターの絡みももの凄く好みです。)。
 6曲目の“Unfixed Stars”は左右に飛ばした電子音から始まるシンプルなリフが繰り返される中,S.E的に女性ヴォイスが入ったり,管楽器の音が入ったり,とテクノというかミニマルな感じのするインストナンバーです。しかし,リズムの跳ね方や最後のエレキのスイッチングもいかにも生っぽくてカッコヨイです。
 7曲目の“Glass”なんですが,リズムはボサノヴァっぽいのですが,私的にはファンクなんですよね。なんかリズムが粘りのある裏打ちですし。多分,ギターのカッティングも関係していると思うんですけど,ハードに踊るというのではなく,静かに腰から体を揺らすという感じですかね。うん,これもカッコイイ曲です。ヴォーカルは多分,高田漣かな?
 8曲目の“How?”はアコギのアルペジオがメインの綺麗な曲です。電子音は本当さりげなく入る程度でほとんど弾き語り的に流れていき,アコギにラップスティールギターや管楽器が気持ちよく絡む,静かなナンバーです。こういう曲をさりげなく入れるところが凄い懐の深さを感じますです。
 9曲目の“Laika”は打って変わって,踏切の警告音を軽くしたような音が鳴り続く中,ともかくラップスティールギターとクリーンな音のエレキギターの音が絡みつきあいがなら,各メンバーのヴォイスが重ねられていくところが気持ちよいですね。
 10曲目の“floating pupa”は,これもミニマルな感じのインストナンバーです。淡々としたリズムにクリーンな音のエレキギターや管楽器っぽい音や空港のアナウンスのようなS.Eが絡むかわいい感じの曲です。
 11曲目の“marimo”はちょっとフレンチポップっぽいイントロで始まり,キラキラした感じ電子音に管楽器の暖かい音が非常に合っていて,気持ちよいです。左右に振られたアコギの音と片チャンに振られた男性コーラスがなんともいえないですね。メインヴォーカルは原田知世なんですけど,marimoはマリモのことなのね。うん,まぁフレンチポップぽい曲でマリモもよいのではないかい。
 12曲目の“Sunny Day Blue”は音の重ね方がテクノな感じでバックにコード弾きのシンセを流しっぱなしにして,パーカッシヴな短音を組み合わせていて,隙間があるようなないようなクールな音空間を作っています(でも多分,かなりの音が鳴らされているんだろうけど,短い音でパーカッシヴなので,そんなに感じないんでしょうね。)。
 13曲目の“New Order”はアコースティックっぽいアコギをメインにフィーチャーした気持ちの良い曲です。というかクレジットを見ると作詞が原田知世なので,てっきり原田知世がメインヴォーカルかと思いきや,多分,高野寛高橋幸宏が交互に歌っているというビックリのナンバーです(でも,コーラスは原田知世がやっていますけどね。)。アコピ(多分)のコードプレイも気持ちよいですし,そこに管楽器が絡みと,まさにpupaの全てのメンバーが体を張って自己紹介という感じの曲です。
 14曲目の“Home Of My Heart”は打って変わってテクノ風味のアイリッシュ?な音で,これを山口洋だの中川敬だのならボロクソにけなすのかもしれませんが,私的にはpupaならこういう音もありでないかいというか,そこは高橋幸宏のなせる技なのかなぁと思ったりもして。
 ラストナンバーの“Cicada”は非常に音の拡がり感が気持ちよい,インストナンバーなっています。ちょっとアラビアっぽいメロディーラインがあったりするのですが,バックの音はモロにテクノでございます。ラップスティールギターの絡みもこんなのもアリ?っていう感じでこれはこれでよかったり。メインは管楽器の吹くメロディーラインなんですけど,このバンドなのでサンプリングかも?と思ったりもして。

 しかし,今日から3連休なんですけど,見事に予定がないので,久しぶりに暑いながらもウダウダしていたいと思っています。掃除は今日やってしまいましたし,後はアイロンかけたり,自転車に乗ってフラフラと走り回ったりもしたいなぁ・・・と思いつつ,今日のように昼寝パターンになってしまうのか?と思いつつ,それはそれで体が休めてよいかなぁ・・・なんて思ったりもします。
 まぁ,もう若くないし,いろいろあったけど無事に来月に人間ドックの予約も取れたので,酒とタバコはやめられないにしても,少しずつ体調を整えていかないとなぁ。引っかかって再検査をするのは本当にめんどくさいしね。