ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

脳みそショートケーキ/つしまみれ


 ほえほえ,昨日は仕事でしたので,本日ブログを書いておりますが,嫁さんとかが出かけたら掃除でもしましょうかね・・・とか思っています。しかし,先週はやっとつしまみれの新しいCDがアマゾンから届いたので,さっそくリッピングして聞きまくっているところですが,mf247にアップされている曲が既発のCDに入っていないバージョンのやつだったので,これもダウンロードして,MP3をWMAに変換して(うちのMUVOは容量と音質の関係で96kのWMAにしているもので)デモっぽい音を楽しんでします。というよりも,これまでに発売されたCDがミニアルバムなので,3枚まとめて流して聞くとイイ感じですよね。

 と,実はここまで書いたところで,嫁さんとかが出かけたので,掃除をして,昼ご飯を食べて,Far East Loungeという知人のライヴを見に行って,帰ってから再度,書いております。
 で,前回からつしまみれの話をしていますが,今回は2枚目のミニアルバム「脳みそショートケーキ」を紹介したいと思いますです。実は私がつしまみれにはまったのは,このミニアルバムを聴いてからなんですよねぇ。それまではmf247で“エアコンのリモコン”を聴いたことはあったのですが,コーラスとかはキレイだけど,なんかバンド名からして女の娘のフォークロックっぽいグループなのかな?と聞き流していたのですが,時々やっているレンタルCD屋さんの廃棄処分CD漁りをしていると,なぜか昨年発売のこのCDが廃棄処分になっているではありませんか。で,まぁ100円なら失敗してもいいやとばかりに買って帰って,家で聴いてみたらぶっ飛んだですよ,はい。私の第一印象はSuper Junky Monkeyをバックに唄う川本真琴(これだけでもかなりイメージが限定されてしまう気がするが・・・)でございましたです。うねりのあるリズムを生み出すリズム体に女の娘にしか書けない歌詞をキュートな声で歌い叫ぶヴォーカル,女性グループらしいキレイなコーラス等々,本当にやられた〜!って感じでしたです(ちなみに,その後,You Tubeつしまみれの動画を見て,踊り狂いながらピックではなく指で弾きまくるベースのやよいにもやられてしまいましたです。)。で,このアルバムは前作がいかにもインディーズっぽい一発取り的なモコモコしか感じの音だったのが,ギターをオーバーダヴして左右に振って,センターにリズム体を配置し,全体的にクリアな音質てポップ感が思いっきりたかくなっていますです。
 1曲目の“エアコンのリモコン”はキレイなコーラスで始まり,軽めのディストーションのかかったギターのカッティングが入り,タメの効いたドラムに動き回るベースラインと,そんじょそこらの女の娘バンドの演奏とは一線を画しています。はっきり言ってカッコイイです。しかし,この曲の最後に「あの人と寝て汚れたあたしを全て舐め尽くしてきれいにしてくれる。あなたを失ってあたしはまた恋におちていく,イカれてるわ。」なんて歌詞は本当にカッコイイというかなんというか,まぁともかくやられた!って感じですね。
 2曲目の“バカ元カレー”は重ためのメタル系のリフで始まったと思ったら,ウネウネとシャウトしまくるまりのヴォーカルがメチャカッコイイです。「昔話ばかり綺麗すぎて虚しくなるだけなのにねえ。」って台詞がグッときたと思ったら,最後にポップな曲展開になったと思ったら「あたしはあなたを踏み台にして生きていくね!」ってあっさり言われると,やっぱ女の娘って上書きなんだなぁと思ってしまったです。
 3曲目の“脳みそショートケーキ”はイントロのドラムリフを聴いた瞬間,Super Junky MonkeyのBukking The Boltを思い出してしまったのですが,それに負けず劣らずのグルーブナンバーになっていますです。歌詞は聴いてのお楽しみなんですけ,韻を踏むのとダジャレのギリギリの限界(まぁ,これはほとんどの曲に当てはまるのですが・・・)の歌詞で突っ走ってくれています。リズム体だけの上にひたすらシャウトしまくるまりのヴォーカルもカッコイイのですが,やっぱりそれを支えるドラムのみずえとベースのやよいがカッコヨスギです。これを聴いて気に入らなければ,つしまみれをは聴かない方がいいかもしれませんね,と私は思ってしまいましたです。
 4曲目の“良いテンポです。”はギターのペナペナなリフもいいのですが,変化していくリズムがカッコイイです。ドラムのみずえの叩きまくりのドラミングがいいですよね。しかし,タイトルは“良いテンポです。”なのですが,You Tubeでライヴ映像を見ると,どうも「良いチ○ポです!」ってシャウトしてんのな。さすがホームページの物販で珍歩くんなんて売ってるんだもんなぁ。下ネタギリギリというか,直球ストレートの下ネタというかいやはや。
 5曲目の“キューティービューティーキューピー”はスピード感のある曲もいいんですけど,キューピー体型の女の娘の嘆きの唄なんですけど,全く嘆きに聞こえないところが凄いです。が,しっかり「キューピー体型,ビューティー体型,なれますように。」なんていう歌詞には涙ぐんだりして。しかし,曲間のブレイクもキチッと決めてくるし,本当,リズム体がしっかりしていて気持ちよく聞けますです。
 6曲目の“ママのうた”はオルゴールっぽい音で始まる,ちょっと毛色の変わったバラード系ナンバーで,母親のことが好きで,ほめてもらいたいのに,母親との溝を感じてしまうという歌詞は,私には理解できない感覚なんですけど,女の娘の成長過程ってこういう感じなのかなぁと思ってしまいました。バラード系の曲なので,各楽器のアンサンブルが耳に付くのですが,きっちり各楽器がその役割を全うしつつ曲の最後まで盛り上げていってくれています。
 ラストナンバーの“パンクさん”は1分22秒の短い曲なのですが,「1,2,3,4!」のカウントで始まったかと思うと,タイトルどおりパンキッシュなナンバーであっという間に疾走して演奏が終わってしまいますが,「1人,部屋で聴いたラモーンズ」なんて歌詞は,自分の胸に手を当ててちょっと涙ぐんでしまいましたです。「パンパンパパパン,パパパパンク,オイオイ!」ってところには笑ってしまいましたけど。

 で,途中で書いたFar East Loungeのライヴなんですが,ヴォーカル兼リーダーの“三代目春駒”小林一彦さんの姿が見えないので,ベースプレイヤーの梶山シュウさんに聴いたところ,ギックリ腰で今日のライヴは急遽,しーなとシュウに変更になったとのこと。自分も含め,年齢を感じてしまいましたですね。とはいえ,しーなとシュウのねじれポップ(今日はお客さんとの関係かえせニックテイストは薄かったのですが。)感や梶山シュウさんの弾くベースラインと椎名まさ子さんのヴォイスは個人的に大好きなのでそれはそれで大満足でした。最後は客にパーカッションを叩かせて,アドリブでしーなとシュウの二人が演奏を乗せていくところは,本当,アドリブでここまでやってしまえるんだなぁって思ってしまったです。時間が取れればまた見に行きたいなぁ,結構,しーなとシュウは精力的に演っているみたいですので。
 そういえば,今日から6月になっちゃったんだね。本当に年を取ると日々があっという間だなぁ。大事にしないといけないねっと,たまには真面目なことをつぶやいてみる・・・