ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

創造妊娠/つしまみれ


 なんかジタバタと毎日が過ぎていると,あっという間に5月も終わってしまいそうでございますです。今日は雨が日がな一日降っているのですが,明日はプレオを定期点検に出すので,雨がやめばいいなぁと思っています。しかし,5月の連休で結構走ったので,プレオもやっと2万キロを超えましたです。買ってから10年になるのに,こんな走行距離数でいいのか?と思いつつ,子供のエレクトーンの教室が徒歩で行けるところで,しかも自動車を駐めるところがないところになったので,はっきり言ってほとんどプレオに乗っていないことに気づいたりして。まぁ,ガソリンも高いし,無駄に乗ることもないかなぁ・・・と思っています。

 実は最近,つしまみれという女性3人組のバンドが気に入っていまして,ちょうど5月21日に3枚目のミニアルバム「つしまみれとロックとビアで」が発売された(しかし,アマゾンから発送メールはもらったものの,まだ手元に届いてないんですよね・・・)が発売されたので,ちょうどいいから今回から続けて3枚御紹介したいと思いますです。
 で,今回は1枚目のミニアルバムの「創造妊娠」を紹介したいと思いますです。このアルバムは2004年にBENTEN Labelから発売されたものですが,パンク系のバンドが多いBENTEN Labelらしい音になっています。というよりも,基本的にオーバーダビングはなくて,センターにみずえのドラムとまりのヴォーカル,左にやよいのベース,右にまりのギターという非常にシンプルな音の構成になっています。しかし,音数が少ないだけに各メンバーのテクニックが問われるのですが,これが上手いんですわ,この3人は。特にリズム体はイイ!私好みのリズム感でございます。
 1曲目の“うめうまいタネデカイ”はいきなり重ためのギターとベースのユニゾンから始まったと思ったら,和物っぽいメロディーで「うめうまいタネデカイ」とか唄ってくるんだもんなぁ,ハッキリ言ってやられたです。歌詞の内容には意味はほとんどなく,言葉の響き重視で言葉を紡いでいるのですが,まぁこういうのも有りということで。途中でかごめかごめが挟まれたりするのですが,その挟み方も絶妙でございますです。
 2曲目の“ランジェリーショップ”はガレージっぽいアレンジにアイドル歌謡曲っぽいメロディーでタイトルどおりの内容の曲でございます。まりのちょっとエロっぽい声と相まってたまらん曲になっています。しかし「裏返せば6回履ける。」っていうのはちょっと意味不明だなぁ。裏返せば4回履けるなら分かるんですけどね。
 3曲目の“海老原眞治”は凄い!パンクな曲でございますです。カッコイイ。まりの演歌っぽいギターソロから,「海老原眞治・・・」とつぶやいたあとやよいのハードなベースラインとみずえの叩きまくりのドラムに乗っかって,まりが柏駅前のホームレス,海老原眞治のことをシャウトするのですが,いや〜これライヴだったら盛り上がりまくりの曲ですよね。しかし,この曲でこの歌詞っていうのも凄いよなぁ。
 4曲目の“マンホール”はやよいのダウナー系のベースラインにみずえのシンプルな裏打ちドラムが入り,そこにつぶやくようなまりのヴォーカルが入り,途中から壊れていくのですが,この壊れ方がカッコイイです。しかし,このマンホールは多分ま●このことなんでしょうけど(っていうか途中のコーラスからどう聴いても「ま●こ!」としかシャウトしていない。),まぁそれはそれとして,歌詞に意味を求めなければカッコイイ曲です。
 5曲目の“おちゃっすか”はタイトルどおりスカの曲なのかと思ったのですが,裏打ちは裏打ちなんですけど,スカとは違う感じで始まり,彼氏が家に遊びに来るっていう内容なんですけど,娘と父親のやりとりが笑わせてもらいましたが,自分も数年後はこうなってしまうのかしら?って思ったりして。と思っていたら,サビはテンポアップしてきちんとスカになっていますです。父親が娘に「お茶いれてくれるなんてうれしい」言ったら「パパにいれてない」ってあっさり落とされたりして,うんうん。しかし,まりのデス声は個人的にはあまり好きではないですねぇ。せっかく可愛い声をしているんだから,そちらで生かせばと思ってみたりもします。
 6曲目の“ケダマ”は闘牛の音楽みたいな感じで始まり,このままいってしまうのかと思っていたら,途中から重ためのファンクっぽい曲になって,セーターの毛玉のことをただ単に唄っているのですが,だからなんなの?っていう内容の曲なんですけど,それはとにかくみずえのドラムとやよいのベースのリズム体の作り出すリズムがただ者ではないです。カッコイイです。こういうリズムは好きなんですよね。
 7曲目の“CAMABOCO”は,ブレイクを入れた音に練り物の名前をひたすら連呼しつつ,おでんにはきゃまぼ子(かまぼこ)だけは入れないから仲間はずれと唄っている,これもまたこれでとんでもない唄になっていますが,うちのおでんにはきゃまぼ子は入っていたので,仲間はずれではなかったと思うのですが,まぁおでんなんで家庭と地域の数だけ入れる物が違うので,まぁいいか。
 ラストの“創造妊娠”は“CAMABOCO”と続くように始まるのですが,重い・・・ひたすた重い曲です。しかし,いきなり最初から「ヒッヒッフー彼の子じゃないかもしれない。」で始まるのはなんなんですか。子供の名前は「ま●こ」だし,結局,子供は森に編んだ靴下履かせて捨てちゃうし,捨てられた子供は「なんで生んだの?生まなきゃよかったのにねぇ・・・」とバンドの音がだんだんと壊れていく中,まりのシャウトが凄いです。最後のつぶやきはちょっと怖い感じがしますです。しかし,そういえばあざらしも“想像妊娠”って曲を演っていましたし,このテーマは女の娘は避けて通れないのかなぁ?私は男だから分かりませんけど。
 てなかんじで,あっという間に33分間が終わってしまうのですが,もう少し聴きたいナァと思わせつつ,次のアルバムまで待つっていうのがいいんでしょうね。

 しかし,アマゾンからは昨日発送のメールが来たのに,さっきタバコを買うついでに郵便受けをのぞいてみたら,まだつしまみれの新譜が届いていなかったです。普通は家でメールチェックをするときには既に届いているんだけどなぁ・・・まあ,もう少しおとなしく待ってみましょうかね。待てば待つだけ楽しみも増えるだろうしね(と現実から逃避するようなことを考えてもみたりして。)。