ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

けらいのひとりもいない王様/友部正人&たま


連休も何となく終わり,昨日はあんまり金曜日という感じがしなかったのですが,まぁ今日は土曜日だったのですが,子供が登校日兼参観日だったので,一応朝6時に起きたので,少し眠いです。まぁ今日は早く寝ることにしましょうかね。しかし,連休初日の3日の朝,起きたらいきなり腰が痛くなって,歩くのも辛かったりして,その状態がほぼ連休中続いて,仕事でこんな感じだったらちょっと困るなぁ・・・と思っていたのですが,仕事に行ったらなぜか治ってしまいましたですよ。連休を心(又は身体)が拒否していたっていうことですか?そんなことはないとは思うので,多分,それまで仕事で無理をしていたので,休みになってどっとその負担が身体にでたんでしょうね。
 話は変わって,先週スパムメールソフトの話をしましたが,またスパムメールソフトにひっかかっていました。今回は,実はノートン先生のおまけでCPU使用率をデスクトップ上に表示するものがあるのですが,なんかよく分からないうちに「使用中」の表示から動かなくなったので,シマンテックに質問していたのですが,その回答メールがひっかかっていたようでした。で,削除されたメールの履歴で確認して内容を読んでみたのですが,dllファイルの破損らしいのですが,どのdllファイルなのか書いてなくて,結局はOSの再インストールをするか(XPのバージョンがSP3なので,上書きインストールができないのでダメでした。),あきらめるかの2択の回答だったのですが,仕方ないのであきらめることにして,NT-CPUモニターっていうフリーソフトに切り替えたのですが,これが大正解。マルチコア対応で2本のピークメーターっぽい(Core2Duoなもんで)のがデスクトップ上でチカチカ動いているのは,機械フェチにはたまらんですな。うん,なんかイイ感じです。

 で,今回は前回の予告通り友部正人&たまの「けらいのひとりもいない王様」を紹介したいと思います。このアルバムは友部正人ファンにもたまファンにも楽しめるアルバムになっているのですが,友部正人ファンとしては友部正人といえばシリアスなイメージがあるのですが,たまと組んでいるせいかコミカルな感じが楽しめますし,なによりたまの友部正人へのリスペクトが感じられて,なんともいいアルバムになっています。個人的にはTHE GROOVERSと組んだときよりもこっちの方が似合っているような感じがしましたね,音的には。
 まず1曲目の“夢のカリフォルニア”から音的にはたまワールド全開で,ゆったりとしたリズムに乗っかって友部正人が元歌よりもゆったりと歌っていて,元歌よりも拡がりを感じるアレンジになっています。知久寿焼のコーラスとマンドリンが非常に私好みです。もともとこの歌は好きな歌だったのですが,より好きになってしまいましたです。
 2曲目の“ガーディナーさん”は最初から反則です。いきなりたまのメンバーのコーラスで「ガディナさん,ガディ,ガディナさん・・・」で始まるんだもんなぁ。笑ってしまったですよ。この曲は滝本晃司の浮遊感のあるベースラインがいいですよねぇ。控えめな柳原幼一郎のオルガンもいいです。途中でどう聞いてもたまっていうアレンジを挟んでいたりしますが,基本的には友部正人の唄を引き立てる演奏をしているのは流石ですね。
 3曲目の“空が落ちてくる”は元歌はちょっとシリアスな歌なのですが,たまがどう料理するかと思っていたら,結構シリアスな演奏をしています。途中で不協和音的な演奏をしつつ,きちんと元に収めたりと,変幻自在の演奏をこの歌ではしています。しかし,友部正人の声とたまのメンバーの声って重なるとイイ感じで面白いのなって思いましたです(特に知久寿焼の声とは相性が良いです。)。
 4曲目の“あいてるドアから失礼しますよ”は,本当にたまでないと出せない音で友部正人の歌をバックアップしています。シンプルな音の繰り返しから徐々に盛り上げてくれるのですが,滝本晃司のベースと石川浩司のパーカッションの絡みがなかなか面白い曲です。
 5曲目の“金もないが悩みもない”はこのアルバムで始めて聴いたのですが,タイトルも凄いですが,歌詞も凄いです。しかし,何より凄いのはアレンジだと思います。なんてったって,アコギ1本以外はたまのメンバーのコーラスだけで,それをバックに友部正人が「金もないが悩みもない。」って唄うんだもんなぁ。サビの「あ〜また働かなくっちゃならないってことさ。」のたまのコーラスも思いっきり嫌な気持ちにさせてくれる素晴らしいコーラスだと思いますです。ある意味,本当に凄い曲です。
 6曲目の“反復”は元歌では歌い始めに友部正人が笑いながら唄っているという,そもそもとんでもない歌なんですけど,たまは軽やかなたまらしいアレンジで,この曲のチャーミングな部分をふくらませてくれています。この曲でも滝本晃司石川浩司のリズム体がいい仕事をしています。思わず首を横に振りながら聴いてしまいましたです。
 7曲目の“けらいのひとりもいない王様”はイントロのアコピのコード弾きの響きがどうしようもないくらい美しい曲なので,柳原幼一郎がどういうキーボードプレイをするのかと思っていたら,オルガンでアルペジオっぽい弾き方で始まり,友部正人も唄うのではなく語りながら始まり,滝本晃司のベースと石川浩司のパーカッションが入るのと同時にメロディーつけるという感じなのですが,非常にカッコイイです。ブルースハープ知久寿焼の吹いているのだと思うのですが,バックの音とブルースハープの音が非常に気持ちよく絡み合っています。「私は聴く,あなたは誰?」っていうオリジナルにはないたまのコーラスもイイ感じです。
 最後の曲の“ぼくの猫さん”はたまとの共作の書き下ろしなのですが,友部正人らしさとたまっぽさが微妙にミックスされた曲です。まぁ,このアルバムでしか聴くことができない曲ですし,なんと言っても猫好きの私としてはそのタイトルと歌い出しの「散歩しましょう,ぼくの猫さん」という歌詞だけでやられてしまうんですけどね。
 
 実は連休ではひなびた温泉地に泊まったのですが,そこで履いた下駄のようなものが非常に履きやすくて,宿の売店を除いてみたら売っていました。昨年の夏に買った下駄もどきは土踏まずの部分にゴムがなく,滑るため,本屋の階段からフライングしてしまったという苦い過去があるため,これはそこそこの値段なら自分のおみやげとして買ってしまえ!と思ったのですが,値段が2100円だったので躊躇していたところ,子供に「お父さん,いくらだったら買うの?」と聞かれ,「1500円ぐらいかなぁ。」と答えたところ,「じゃあ1800円なら?」と聞かれたので,「それならまだ買うかも・・・」と答えると,「あと300円足すだけなら買ったら?」と言われ,それはそのとおりだよなぁと納得して買ってしまいました。老いては子に従えだよなぁ・・・とちょっとシミジミしてしまいましたですよ。えぇ,家に帰って早速履きましたが,本当にイイ感じでございますよ。買って良かったでございます(というかネットで似たようなのを調べたら2800円もしたので,本当に買って帰って良かったですよ。)。で,危険な下駄もどきはベランダ用にして,ほとんど履かなかったクロックスもどきはこそっと処分しましたです。今年の夏は温泉下駄(勝手に名前を付けた。)でGO!だよ。