ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

ライヴ辺野古/SOUL FLOWER UNION/MONONOKE SUMMIT


 体がガタガタでございます。多分,疲れが溜まっているんだろうなぁ。先週の金曜日から鼻水でグダグダでございますよ。先々週に週に2回飲んで,飲んだ次の日に夜勤をしてから,先週は飲み会はなかったものの,毎日,9時過ぎの新幹線で家に帰って,おまけに昨日は結婚式で,全然からだが休まる暇がないんですけど。とはいえ,なんかよく分からないのですが,通常の4月異動ではなくなんか今月の25日付けで異動することになってしまったようなので,ふと気がつくと異動まで実質9日しかないのね。仕事が片付くのか不安はあるのですが何とかするしかないよなぁ・・・と思いつつ,今週から送別会ラッシュでまた週に2回飲み会が入ったり,今週の土曜日は夜勤が入ったりと,果たして体が持つのか・・・まぁ,何とかするし,するしかないんでしょうけどね。仕事もそうだけど,片付けもしないと行けないのに,本当,どうなることやら。

 で,憂鬱で体はグダグダなんですけど,そんな気持ちを少し吹き飛ばしてくれるDVDが手に入ったので,今回はそれを紹介したいと思いますです。このDVDはSOUL FLOWER UNIONとMONONOKE SUMMIT初のライヴDVDで昨年の2月24日にMONONOKE SUMMITが翌25日にUNIONが辺野古の米軍基地反対イベントで行ったライヴ映像です。実際,MONONOKEもUNIONもライヴバンドでライヴ音源はこれまでもありましたが,ライヴ映像はこれが初なので非常に楽しみに見ましたです。
 1曲目から8曲目まではMONONOKE SUMMITの演奏でMONONOKE演奏する映像は初めてなんですけど,これが本当によかったです。
 まず1曲目は“聞け万国の労働者”で始まるのですが,最近は舞踏家の歌舞伎昌三が参加しているとのことで,このうさんくさい舞踏はMONONOKEにピッタリですね。しかし,今のこの時代にこんな唄ができるのはMONONOKEぐらいだろうなぁ。
 2曲目は私の大好きな“アリラン”なんですけど,「除隊しなくなるような音楽を・・・」でゆったりとしたリズムで始まり,途中から肉声と非電気系の楽器でこれでもかと盛り上げてしまうのは流石だなぁと思いましたです。うつみようこさんのコーラスもカッコイイですし,なによりも久しぶりに伊丹英子さんの画像を見ましたが,少し丸くなった以外はあまり変わっていなくてちょっとビックリしましたですね。夕暮れの日が沈む中での“アリラン”だなんて本当に似合いすぎていますです。
 続いて3曲目は“魂花トゥルルンテン”なんですけど,元歌は照屋政雄さんなのですが,ご本人もステージ上で踊るは,3番目は少し位置の高い中川敬のマイクに上を向いたまま歌う様はカッコヨイです。
 4曲目の“ヒヤミカチ節”は仲村奈月をメインボーカルにした登川誠仁などが作った沖縄民謡なのですが,三線の指使いが凄いです。っていうかこんなフレーズを弾きながら歌うんですが?恐るべし沖縄。メロディーラインも好みですし,囃子の入り方も本当にカッコイイです。
 5曲目は,もう名曲と言ってもだれも文句はないと思う曲で“満月の夕”で,UNIONで演らずに,あえてMONONOKEで演るところが中川敬らしいというか。でもこの曲はシンプルな構成で声や楽器の質感を感じながら聴きたい曲なので,個人的にはMONONOKEで演ってくれてうれしいですけどね。
 6曲目はうってかわって“インターナショナル”ですが,本当になんでこの曲をMONONOKEが演るとこんなにポップな曲になるんでしょかね。少なくとも私が知っているこの曲は,暗くて重くて,あんまり聴きたいと思わない曲なんですけどね,MONONOKEが演るとポップで一緒に「インターナショナル!」とか唄ってしまいそうになるな(というか,その場にいたらきっと一緒に歌っていると思います。),うんグルーヴ感も凄いしね。
 7曲目は,私の大好きな添田さつきの東京節の歌詞を中川敬が書き換えた“新世紀平和節”ですが,やっぱいいよね,壮士演歌。壮士演歌だけをMONONOKEが採録してくれたら,5000円までなら出す・・・もう少し出さないといけないですか?しかし。「愛してくれと政治家のストーカー」なんて愛国心を皮肉った強烈な歌詞は流石中川敬だよなぁと思わずにはいられないです。
 7曲目で終わるのかと思いきや,8曲目の“さよなら港”でMONONOKEは終わりなんですけど,どうしようもない懐メロなんですけど,それをどうしてここまでポップに演って古さを感じさせないのか,本当に凄いです。しかし,こうやってMONONOKEを見てみると,肉声と生系楽器による強靱なグルーヴは凄いと思います。特にメインヴォーカルと囃子の相乗効果によるグルーヴ感はMONONOKEならではという感じですよね。決して歪んだ大音量でなければロケンロールではないっていうのは嘘であることがMONONOKEの音を聴いていればよく分かります。しかし,三線でロケンロール的なエンディングを弾いてしまう中川敬は,流石パンク三線弾きだなぁと思ってしまったです。
 9曲目から14曲目まではUNIONの演奏で新旧取り混ぜてということですが,大熊亘クラリネットうつみようこのコーラス等が聴けるだけでも豪華な感じになっていますです。
 9曲目は“松葉杖の男”から始まるのですが,最初モニターの調子が悪いようなのですが,昔なら怒ってしまうんだろうけど「もっと音楽を,そして俺のモニターにもっと俺の声を」と笑わせながらモニター調整の指示をしてしまうなんて成長したなぁ・・・って思ったりして。しかし,改めてベースのJIGENのグイグイリズムを引っ張る演奏とうつみようこのパワフルなコーラスはカッコイイ!と思ってしまったです。やっぱうつみようこさんはUNIONを抜けてソロをやりつつ,サポートするっていう今の形の方がいいんだろうなと思ってしまったです。
 10曲目の“荒れ地にて”も個人的にはもの凄く好きな曲で,河村博のアコギと伊丹英子の部ズーキーの絡み合うカッティングが最高です。そこに大熊亘クラリネットが前に後ろにと絡みつき,間奏では思いっきり泣きのフレーズを中川敬が弾いて(昔は泣きのフレーズなんて弾かないって言っていたけどね。),最後まで大きなグルーヴで押し通しつつ,最後はロケンロールバンドらしくコール&レスポンスなんてやってみたりして,うんカッコイイです。
 11曲目も大好きな“風の市”サビを中川敬が1フレーズ歌ってから,怒濤の演奏が始まるのですが,これで盛り上がらない訳はないよね。モニターの前で見ている私でさえ盛り上がって居るんだから。「あぁここは笑いと涙の舞台。さびしすぎて笑いながら毒を吐いている。」なって歌詞は本当,中川敬にしか書けないよなぁ。
 12曲目の大好きな曲で“神頼みより安上がり”で,これも盛り上がらない訳がない。イントロのシンセの音を聴いただけで,心がウキウキしちゃうよね。この曲も歌詞がよくて大好きなんですよね。自分でやることきめてできることをやるんだよね,結局は。「旅の途中でふらついたりしても,夢はずっと踊っている,神頼みより安上がり!」なんですよね。
 13曲目はこの流れで,この曲が来るかと思いつつ“エエジャナイカ”でございます。最初の中川敬の「ちんたまぶらりでええじゃないか!」のシャウトもイカしていますが,この曲は奥野真哉のシンセの音がものすごく格好いいんですよね。中川敬が間違えて早く歌い始めたりしますが,みんな全く気にすることなく合わせてしまうのは,流石長年やっているバンドだなぁと思ってしまいましたですよ。
 ラストもこのままのノリで,“海行かば山行かば踊るかばね”でございます。中川敬三線のようなギターのリフも狂わしく,ノリノリのロケンロールで最後まで突っ走りますです。最後に女性ボーカルで歌うところがあるのですが誰が歌っているのかこれまで分からなかったのですが,今回のDVDで伊丹英子だと分かりました(っていうかメスカリンの時の伊丹英子のヴォーカルは結構可愛い声だったので,ちょっとイメージが変わったです。)。で,1回終わったかと思ったら,再度中川敬のギターから再度始まり「踊る阿呆に見る阿呆・・・」と演ってしまうところは本当にロケンロールバンドなんだなぁと思ってしまったです。

 で,このDVDには辺野古アメリカ基地建設に反対している人達の映像が入っているのですが,この辺はまぁ,興味のない人はみないでも全く問題はないと思いますが,やはりこういった背景を知った上でなぜSOUL FLOWERがこのような活動や曲(辺野古節とか)を演っているのか分かった方が理解も深まるかと思いますので,できれば1回は見た方が良いと思いますですね(決して面白い映像ではないのですが。)。

 あ〜しかし鼻水が止まらないよぉ。今日も早く寝たら明日の朝には少しは良くなるかしら?それとも,やっぱり愛用の漢方鼻炎薬のお世話にならないといけないのかな?しかし,眠くならない漢方鼻炎薬とはいえ,少し頭がボーッとしてしまうので,仕事には辛いんだけどなぁ。まぁ,明日の朝の自分に期待するしかないか・・・
 で,最初に書いたとおり,今週末はちょっとハードなので,書けなければちょっと更新がずれ込むかもしれませんので,定期的に読んでいる人がいたらすいません。努力はしようとは思うのですが・・・