ようこそ!このプログは,地方都市在中の私ことフルカワヒロミという腐れ外道が,これまで音楽活動等をする際に使っていた自己オフィスが有名無実化していることを嘆き,個人的な情報発信(というか,音楽を中心に好きなモノを好き勝手に語る)の場として,皆様のお目汚しを気にせず,書き殴っているものです。これを読んで同調してもらえたり,興味を示してもらえれば光栄ですが,なにせ不親切きまわりない内容ですので,更に深く調べたい方はリンク先やGoogle等の検索サイトでお願いしますm(_ _)m

アンラッキーヤングメン/藤原カムイ×大塚英志


 いや〜しかし,仕事が回らないときは本当に仕事が回らないのね。先々週はブロック研修を受けて楽勝!とか言っていたのに,帰ってみたら仕事が山積み状態でした。でもまぁ,なんとかなるだろうといつものように考えていたら,月曜日に郵便物の誤配を受け取って開封してしまったたという連絡が入り,結構急ぎの書類だったので,取りに行くことにしたのですが,その電話を受けた人の連絡先を確認していなかったため,家の前で午後8時30分まで待ったのですが帰ってこなかったので,とりあえず,もし居なかった場合の連絡用のお手紙を持って行っていたので,それを郵便受けに入れて,翌日の連絡を待ったのですが,運の良いことに火曜日の夕方に連絡が入り,どうもその人が飲み屋の店長なので店まで取りに来てもらえると助かるということでしたので,さっそく取りに行きましたです。その店に行ってみたら焼き鳥と焼酎の店で,仕事でなければちょっと一杯やって帰りたかったですね。で,木曜日からは金曜日はブロック監査でジタバタするのに,水曜日は監査担当者との懇親会,金曜日は別の飲み会と全く仕事にならない状態でしたです。
 しかも,昨日も休日勤務の指示があったので,仕事を終わらせてさっさと帰ろうと思っていたのに,なぜか家に着いたら午後8時を過ぎていましたです。少しは体を休めたいよ〜。
 
 まあ,そんなこんなで,今回もマンガでいきたいなと思いますです(意味不明でスマソ。)。以前,買った藤原カムイ・画,大塚英志・作のアンラッキーヤングメンですが,若手の同僚に貸していたのですが,やはりあんまり面白くなかったらしいです(時代背景がよく分からないため。)。が私としては最高に面白かったので,1,2巻合計734ページの大作なのですが,一気に読んでしまいましたですよ。
 元々藤原カムイ大塚英志のコンビについては,私的には「まんがブリッコ」のときの組み合わせ(漫画家×編集者)で,名作でありかつデビュー作のde ja vuが1983年なんだから,もう20年以上前なんだぁ・・・と思いつつ,今回はあの頃の絵柄ではなく,60年代末のガロ系の絵を意識したと言うとおり,黒っぽい絵で70年代初頭のイメージを醸し出しています。
 ストーリーそのものは,まだ単行本が出てそんなに時間が経っていないのでネタバレは止めておこうと思うのですが,基本的には60年代末から70年代初頭の実在の人物と事件をモデルにしながら虚構の世界を描ききっています。だからこそ,70年代初頭の人物や事件を知らないと面白くないんだろうなと思います。
 主人公のNは連続射殺魔で死刑になった永山則夫,同じく主人公のTは北野(ビート)たけし,ヨーコ(大学生の方)は連合赤軍永田洋子(もうひとりのヨーコのモデルは分かりません。),作家のMは三島由紀夫極左グループのKは多分赤軍派の人なんだろうけど,不勉強で分かりませんです。
 で,こういうメンツが複線を張りまくりながら,あの時代を突っ走って行くのですが,やはり圧巻なのは最後に逮捕されたNが裁判の中で石川啄木の詩を読んで,裁判官らから解釈が間違っていると言われても自己の解釈を変えることなく納得するシーンと,拘置所に編集者がNに詩集を出さないかと話を持ちかけたけれど,Nは自分の言葉を理解してくれるTやヨーコ等と知り合えたことで,詩を書く必要はないと自分の運命を受け入れる(そういう意味では現実の永山則夫のように「自分の無知が犯罪の原因だ」と言わなかっただけ,非常に往生際が良いと思います。無知であっても人を殺してはいけないという道徳的な規範は持っているとは思うのですが・・・そのうち永山則夫無知の涙でも読んでみますかね。)ところは藤原カムイの表現力に乾杯でございますよ。
 しかし,このマンガを一番印象づけているのは主人公達のモノローグ代わりに挿入される石川啄木の詩ですかね。これが絵柄やストーリーと合っていて,非常に胸に染みるんですよね。こういうところは大塚英志は上手いなと思いますです。
 はっきり言って,60年代末から70年代初頭のあの時代を知っている(もしくは私のように追体験した)人にとっては,このマンガはとてつもなく面白い(笑えるおもしろさではなく,深く考え込むという意味で)と思いますので,ぜひ何らかの機会があれば読んでほしいなと思います。ビートたけしがモデルのTはやはりトリックスターですので,ビートたけしのファンの人であればそういう時代に興味がなくても読んだら面白いと思いますです(無理矢理読ませようとしているな。)。
 まぁ,所詮マンガとはいえ,2冊で2400円なので勢いで買うにはちょっと高いかなという気もしますのでマンガ喫茶なんかで見つけたら,ぜひ手にとってもらって,そんで気に入ったら買ってじっくり読むことをお勧めしますです。

 しかし,ふと気がつくともう12月なんですよね。そろそろ年賀状を買わなくちゃと思いつつ,今年こそはプリンターをどうしようかな・・・と思っていたのですが,私の大好きなHEWLETT PACKARDのプリンターのモニターもどうやらはずれたようですし,やっぱ買うしかないか?と思いまして。いろいろと調べてみたら,HEWLETT PACKARD無線LAN付きの複合機が1万5000円程度であったので,無銭LANなら好きなところに置けるので,大きさにこだわらなくていいかと思い,アマゾンでポチっとカートに入れるボタンを押してしまったです。
 まぁ,今使っているHEWLETT PACKARDのプリンターも7年以上使っているので,まぁよく頑張ってくれたよなと思いつつ,今度はスキャナもコピーも使えるので,何かと便利ではあるよなと思ってしまいました。それと,HEWLETT PACKARDのプリンターに付いているホームページをちょうどいいサイズでプリントアウトするソフトも楽しみなんですよね。結構,ホームページをプリントアウトするのって,微妙に大きさが入りきらなかったりして不便なことが多いので,このソフトには期待していますです。